2004年11月30日(火)

「魔法少女リリカルなのは」サウンドステージ01(キングレコード)感想

「ざんねんユーノくん、空飛ぶ魔法はまだ教わってない!」(高町なのは)

 DVDが待ちきれずに買ってしまいました。結論。めちゃめちゃ面白い! 思ったとおり、この作品世界との相性、すごく良さそうです。
 もう、他サイト様のアニメ感想を見てても、面白くないはずがないと思うわけですよ。それほど褒めてないところですら。「杖がネイティブスピーカ」なんて、めっちゃ楽しそうじゃないですか! 実際聴いてみてツボにはまりました。レイジングハート萌え。

 キャラ的には、なのは→う〜む田村ゆかりだなぁという感じ(笑)。田村ゆかり声で、「リリカル、マジカル……」なんて言われると、たしかにパロディっぽく聞こえますな。良いですが。そしてユーノくん@水橋かおりというキャスティングがまったく想像できなかったんですが、素晴らしい! これは思った以上に萌えます。あとはアリサ・バニングス@釘宮理恵もいいですねぇ。ジュエルシードに○○を○われるシーン(ネタばれ防止)では雅ちゃんかと思ってしまいましたけど(おい)。
 話は「2.5話 ドキ! 水着でプールで大ピンチなの?」ということでアニメ2話と3話の間に入るエピソードだそうですが、なんでこれアニメでやらなかったのーというか、むしろアニメじゃないからこそ出来た話でしょうか。まだ実際に動く映像を見てないんで想像するのが難しいですが、それでもいろいろと楽しめました。いちばん萌えるのはユーノくんなのですが(笑)。
 次回予告によると、次は「5.5話 風の向こうの記憶なの?」でフェイトの過去の話の様子。こうやって飛ばし気味アニメ本編の隙間のエピソードを埋めていくという感じなんでしょうか。まあ、1クールだとある程度展開が早いのは仕方ないところでしょうし、こういう試みも面白いと思います。日常的なこういう話も好きなんですが、後半のハードな展開も見応えありそうで個人的には期待です。
 ということでDVD1巻もすでに予約済み。Amazonだと20%引きですしね。ああ、発売日が待ち遠しい。
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2005年01月28日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第一話 それは不思議な出会いなの?(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD1「これからはじまるのは、そんなであいとふれあいのお話。魔法少女リリカルなのは、はじまります!」(高町なのは)

 ついについに、待望のDVD一巻発売です。昨年のTV放映は観られる環境になかった私ですが、各地の感想を見てDVD購入を決意して三ヶ月あまり。その期待以上に極上の第一話でした。なお、TV放映時に視聴された方への敬意を込めて、基本的に週に一話の視聴を予定しています(本当は本放送と日時をあわせられたら良かったんですが、土曜深夜はただでさえ他の放映が多いので)。

 さあしかし、どう感想を書くかというのが問題ですね。あらかたの筋立ては既に他所様感想で知ってしまってますし、それを諒解済みでこの一話を観ると、いろいろ判ることがあるんですが、それを書くのはちょっとずるっこい気もします。
 まあそれでも、ひとつだけ言うとすれば、高町なのは@田村ゆかりが魔法少女となる前提段階としての「平凡な日常」を描き出す手腕が素晴らしい。そしてそれを通して、「ごくごく普通の小学3年生」という彼女自身の立ち位置がしっかり規定されています。
 とにかく、各シーンが非常に印象的。なのはとユーノくんとが出逢う直前の場面をはじめとして、カメラワーク(と言っていいのか)が独特で観てて飽きないですね。今後、このクオリティが維持されるかどうかは定かでないんですが……。
 もはやお約束とも言える「仲良し三人組」のキャラ構成ですが、これもまた良い。月村すずか@清水愛の話は後のエピソードに譲るとして、アリサ・バニングス@釘宮理恵が素晴らしい。サウンドステージで聞いたときから気になってたんですが、登場してすぐさまキャラをつかませるその言動はお見事。三人で公園を歩いてるとき、すれちがう犬に吠えられてひとり「Be Quiet!」と怒鳴るシーンなんかも、すでにして「彼女らしい行動」と捉えられてしまいます。こういうとき、キャラ萌え属性の有用さというのを実感しますね。
 そんな同級生たちとの交流に加え、この時点でなのはが属しているもうひとつの枠組み、「家族」の描き方。これこそ、微妙に後の展開を知っているからこそだと思うんですが、ほんの少しの違和感が際立っています。例の超絶食卓シーンも、ひょっとしたらそれを暗示するものなのでは、と思ったり(しかし、本当にものすごい動きしてますなー)。
 そしてなにより変身シーンですよ! これはすごい。レイジングハートも印象的だし、微細なところまでめちゃくちゃ凝ってます。あー、実際に見てみてはっきり判りました。こりゃたしかに、こんなもんと比較対象にされた某まじかるなのが気の毒です。

 総合として、DVDシリーズ全5巻をコンプリートするのを決意するのに充分足る質の高さでした。いやー、これから毎月楽しみです。
 ところで、実はいちばん予想と違っていたのがEDだったり……。曲だけは聞き慣れてたからとくに。
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2005年02月04日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第二話 魔法の呪文はリリカルなの?(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD1「も、もしかしたら、私、ここにいるとたいへんアレなのでは……」(高町なのは)

 なのはDVD視聴第二週。今回も素晴らしいです。

 「平凡な小学三年生」であった高町なのはが魔法使いとなり、ジュエルシードという「敵」の存在を知り、ユーノくんの事情を知り、彼の手助けをするため闘っていくことを決意する。一話に引き続き、魔法少女もののフォーマットと呼べる手続き(ここは「プロシジャ」と言ったほうがいいかな?)をしっかり踏んでいます。そのひとつひとつの描写が実に丁寧で、観てて気持ちいいですね。
 なんといっても、この作品でもっとも魅力的なのが高町なのは@田村ゆかりのキャラ造形。顔のデザインとか声とか小学三年生とか、それがいいのももちろんだけど、それだけじゃありません(今、ひとつ変なことを言ったような……)。一緒に暮らすことになったユーノくんに、「名前で呼んで」(!)という約束を交わしたり、しっかり相手の話を聞こうとしたり、そしてそれを聞いたあと、ユーノくんひとりだけの問題にせず自ら手伝いを申し出る。他人のことを自分のことのように考えられるのが、彼女の特性なんでしょうね。レイジングハートが呪文(パスワード)無しで起動したのも、魔力が強いという表現に仮託して彼女の能力を描いているのだと思います。
 それにしてもユーノくん、いくら想いは遠く離れてても届くからって(違)、授業中に話しかけてくるなよ! 思わず話に聞き入っているなのはが先生に当てられて、あたふたするシーンを想像してしまったじゃないですか。ああいう展開で何が嫌かって、そのあとクラスメイトがどっと笑ったりするのが許せないのです。あと、人の噂を影でコソコソ言ってたりね(ふたつのスピカでも冒頭にそんなシーンがありましたけど……)。こう、見えざる悪意という存在を実感して、居心地が悪くなるのが嫌いなのです(現実でも物語の中でも)。だからまあ、今回はそういう展開にならなくて良かったねというお話。はい、横道に逸れてるようですが、「なのは」の世界には(すくなくとも今の時点で彼女がいる世界には)そういうものがあってはいけないという制作者の意図の現れなんじゃないかと。我ながら深読み・こじつけが過ぎるな……。

 次週は都合により視聴できる時間が取れないと思うので一回休み。第三話は2/17ごろ視聴&レビュー予定です。

2005年02月17日(木)

「魔法少女リリカルなのは」第三話 街は危険がいっぱいなの?(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD1「なのは……。なのはは、ちゃんとやってくれてる」(ユーノ・スクライア)

 DVD視聴第三弾です。そういえば、これを観る前にもう一度サウンドステージ01の「2.5話」を聴けば良かったなと後で気づきました。この位置に置かれることで、シリーズ構成の意図がいっそうはっきりします。

 さて、これでひととおりDVD1巻を観終わったのでやっと言えます。

「これのどこがCCさくらだ!」

 本放映時、あまりにもそこかしこで言われていたんで、あえてアンチテーゼを唱えたくて仕方ありませんでした。言えて良かった。
 まあたしかに、表面的には今回こそがもっとも「似てる」と言えなくもない。でも、物語に託されたものが全然違うでしょうよ。
 それは当然といえばあまりに当然のことで、向こうは全シリーズ合わせれば七十何話もある長期シリーズ。こちらはわずか一クール、13話の物語(第二期もあるという噂ですが、ひとまずのところは)。全体としての尺の違いがあるのですから、おのずと描かれるべき中心軸も変わってきます。CCさくらでは「守るべき、変わらない日常」を何十話もかけてくり返し描くことが可能だったのに対し、一クールの「なのは」ではそれは叶わぬ話。だから、そのエッセンスをぎゅっと凝縮して、ほとんど第二話と第三話だけで描こうとしてしまったということでしょう。それも無謀な話ですが、おそるべきことに、なんとか成功を収めているように見えます。
 二話でユーノくんの手助けをするために「魔法少女」になることを決断した高町なのは。その決意が今話で、さらに一段の深化を見せます。ジュエルシードの気配を感じていながら「気のせい」と思うことで被害が拡大してしまったことを悔やむ彼女。ユーノくんの「なのははちゃんとやってる」という言葉は、まさにその通り。結果だけ見れば、街を侵食したジュエルシードをしっかり封印している。被害は元通りになるわけではないけれど、普通の魔法少女としては充分な役割を果たしています。この結果を「めでたしめでたし」で締めてもおかしくない話なのに、逆になのはが「二度とこんなことにはしない」と決断する展開になっています。それが唐突に思えないのも、高町なのはという少女の性格設定が優れているからでしょうね。
 物語の中で、「日常を大事に」という物言いはよく出てきて、私も各種の感想でよく使ってしまうのですけど、よく考えるとそれには二種類あるのです。ひとつは、「日常」とは言っても、その作品の中だけでくり返される出来事。たとえば魔法少女もので、毎回敵が現れてそれを倒す……というのも「魔法少女としての日常」であって、こちらに分類されます。そしてもうひとつは、まったく事件も何も起こらない、つまりドラマになりえない「日常」。本質的にはこちらこそが本当に大切な「日常」なわけですが、これはそもそも、物語の中で描くことが非常に難しい。だから大抵の作品では、「日常が大切」と言いながら、それを前者の「日常」と微妙にすり替えているわけです。もちろん、それは作品作りの方法として有効なものであって非難すべきものではないですが。
 ところが、「リリカルなのは」においては、本質的に困難とされている方向を選択したわけです。すなわち、「魔法少女としての日常」を描くスケジュールが確保できないために、むしろ一足飛びに「本当の日常」のほうにより目を向ける結果となっています。これがおそらく、対比として次回での「ライバル魔法少女」・フェイトの登場にも効いてくることでしょう。
 また、それを補強するものとして、なのはと直接に交わらないモブキャラの描き方がとても丁寧で良い。具体的に言うと、サッカーの試合の審判をしてる男の子がすごくかわいかったです(あのな)。いや、冗談ではなくて。今回、ジュエルシードを手にしてしまい、被害者となった少年とその彼女。CVが久川綾さんと谷井あすかさんというのも、その存在感の大きさに力を貸しています。それにもかかわらずEDのキャストでも名前は与えられていない、というのも注目すべき点。最終回の展開を先に知ってしまっているおかげで、この作品で「名前」というのが非常に大きな比重を置かれているというのは既知の事実。今回も、冒頭でなのはを起こすシーンといい、ラストで落ち込むなのはを励ますシーンといい、ユーノくんがしつこいくらいに「なのは」と名前を呼んでいました。それに対し、名無しの彼らは「なのはの物語」とは一瞬しか交わらなかった。それでも、そんな彼らにも彼らの日常がある。それを感じ取ったからこそ、なのはは自らの責任の重さを自覚したのでしょう。

 ううむ。TV放映に遅れてのDVD視聴というのははじめてなので、他所と違ったことを書こうとすると、どうにも冗長な感想になってしまいますね。まあともかく、次回はDVD2巻が届けば24日ごろに視聴&レビュー予定。その日までに届かなかったら、まあ、今月末か来月頭くらいをめどに。
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2005年02月26日(土)

「魔法少女リリカルなのは」第四話 ライバル!? もうひとりの魔法少女なの!(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD2「申し訳ないけど、いただいていきます」(フェイト・テスタロッサ)

 本日はスペシャル五輪開会式とやらでMAJOR、CCさくらは休止。時間になってTVつけてはじめて知ってガッカリ。ということで空き時間が出来たので、先日延期した「リリカルなのは」DVD視聴を急遽行うことに。ところで、やっぱり1巻と同じくMacではVLCで観ると音声が出ませんね……。二層だから、というわけでもなさそう(同じく二層のD.C.はちゃんと再生される)。まあDVDプレーヤ(注:OSX純正のアプリ名です)を使えば良いんですけど。

 いよいよ今回から登場、フェイト@水樹奈々。とその前に、瀟洒な月村家の描写も楽しめました。この月村忍と恭也の絡みというのが、本家「とらいあんぐるハート」で描かれたところなのですね。そのうち、そっちまで手を出しそうな勢いですな自分。
 で、メイドのファリン@谷井あすかがかわいい! 1話でのアリサ@釘宮理恵同様、ほんのちょっとしか出番がないのに、完璧に観ているこっちの心をつかんでくれます。しかしDVD付録のキャラ表の説明書き、「(メイド長の)ノエルの妹」と書いたその一行あとに、わざわざ「ノエルを『おねーさま』と慕って尊敬している」なんて付け足してあります。なんつー余計な設定だ(笑)。最高。
 「相変わらず、すずかんちはネコ天国ねー」byアリサ・バニングス、フェイトが出てくるまでは今日のイチ押しセリフに認定しようかと思ってました。その言葉通り、ネコがいっぱい放し飼い。やーもーかーわーいーいー。しかしこの、ネコというとこがポイントですね。気まぐれで自由奔放で、こっちが注いだ愛情をそのまま返してくれるわけではない(ネコ飼ったことないんで一般論ですが)。それがそのまま、なのはが今いる世界の隠喩となって、このあとに登場するフェイトとの対比を強調しています。
 そして庭にジュエルシードを見つけたなのは。ユーノくんを追いかけるフリをして近づくも、その前にジュエルシードに触れたネコが巨大化。思わず「ビッグのカードが発動?」とか思ってしまいました(前回CCさくらとは似てないって言ったばっかのくせに!)。しかし、アイキャッチを挟んだこのほのぼのした雰囲気から一転、大マジメなフェイトの登場につなげていくところが絶妙です。
 このあとの展開はもう言葉も出ません。素晴らしすぎます。DVDですから、多少リテイクはあるのかもしれませんけど(多少じゃない可能性も)、フェイトが矢継ぎ早に繰り出す攻撃、その流麗さと苛烈さに目を奪われます。そしてフェイトの「魔法の杖」、バルディッシュは男声ですか! これまた楽しい。
 突如現れたライバル?魔法少女。その目的も、名前も謎のまま、ジュエルシードとともになのはの前から去っていく。ユーノくんも含めて、全員言葉少なというのがいいですね。こういうシーンは、変に言葉で表そうとしないほうが、感情がより伝わってきます。まして「ほぉーっほっほっ」とか叫ぶなんてもってのほか(何の話だ)。
 屋敷に戻ったなのは。やはりみんなに、「嘘をついている」ということに対する後ろめたさがあるようですね。そして、この段階では「彼女」との再会を望んでいないようなのが言外に読み取れます。ユーノくんとの邂逅とは違い、はじめから自分とは違う存在として意識の外に追いやりたい、という思いのようです。しかし、ここから幾度もの再会を経て、どのようになのはがフェイトと向き合おうとするのがが楽しみです。

 さて次回は、もっとも作画がアレだったという第5話ですが……次回予告を観てもけっこうそれは感じ取れます。本編でのリテイクはあるのかも気になるところですが、すみません、またまた多忙につき次週は視聴の時間が取れそうにありません。3/10ごろに視聴の予定。
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2005年03月11日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第五話 ここは湯のまち、海鳴温泉なの(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD2「温泉はいいよぉ〜」(高町なのは)

 週に一度のお楽しみ、なのはDVD視聴第五弾です。まあなんだ、作画なんて飾りですよ。アキハバラ電脳組だと思っておけばよろしいのです(おい)。そりゃまあ、すずかちゃんがいきなり「〜でございますですわよ」とか言い出したら驚きますが(一字違いですが言いません)。

 いやいや、頑張ってると思いますよ。止め絵とか多用して、視聴者の想像力を最大限喚起してくれます。脱衣場で耐えてるユーノくん@水橋かおり萌え(笑)。そんなユーノくんを弄ぶアリサちゃん@釘宮理恵も良い。アルフ@桑谷夏子がなのはに絡んできたときは、すぐに彼女の盾になってあげてますしね。

 そして、今回の肝は後半です。この後半の展開が前回にも増してすごく良くて、前半のことはほとんど吹っ飛んでしまいました。前半とあんまり話がつながってないようにも思えるんですが、もう何でも許せてしまいます。「なのは」の物語の全体の比重が、むしろ後半のフェイトとの関係にあるということを考えれば、作品のあり方として間違ってはいないでしょうね。
 使い魔アルフを擁し、圧倒的な力でなのはに相対するフェイト・テスタロッサ。その無表情な「敵」に、「話し合いでなんとかならない?」と話しかけるなのは。もちろん、この言葉が今の段階でまったく説得力を持って聞こえないのも織り込み済の構成でしょう。自らの名前を名乗ることもできずフェイトと別れてしまうラストシーン(アルフの去り方がやたらカッコいい)にも、なのはの無力感が募りますが、ここから、彼女の行動によって事態がどう動くのか、が見もの。これまでジュエルシードを集めてこれたのだって、なのはの強大な魔力という実体が伴ってのことだったのですから。

 あと、今回本格登場のアルフですが、よもやこんなふざけたキャラとは思いませんでした。ということで、第六話の前に、アルフとフェイトの過去を描いた「第5.5話」が収録されているサウンドステージ02を先に聴くことにいたしましょう。これは、うーん、来週のどこかで、ということで。第六話もなるべく18日くらいまでには観たいところですが。
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2005年03月21日(月)

「魔法少女リリカルなのは」第5.5話 風の向こうの記憶なの(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_SoundStage01「私とアルフは、きょうだいでも友達でもないけど、でも、きっと、最高のパートナーになれると思うんだ」(フェイト・テスタロッサ)

 ようやく聴けました。フェイト@水樹奈々の過去を描いた、サウンドステージ02。ってうわぁ〜。すごくいい話でしたよぅ。ドラマCDで泣かされそうになるとは……恐るべし都築真紀。

 いいですねぇ、この構成。アニメ本編では基本的に、高町なのはという視点から物語は紡がれています(まだ5話までしか観てないけど、たぶんこれ以降も)。だからこそ、この時点でフェイトという少女に感情移入は出来ない(させてはいけない)わけですが、それとは違う、ドラマCDという位置づけだからこそ出来る、フェイト視点の物語。さすが「もうひとりの魔法少女」という感じ。だから、5.5話というのは時系列上のものであって、発売のタイミングを考えても、本編をすべて視聴後に聴いても充分楽しめるものだと思います。どちらが先になるかで、6話以降のフェイトへの印象もずいぶん違ったものになるでしょう。もちろん私としては、この順序で接したことに満足しています。

 それにしても、フェイトの養育係・リニス@浅野真澄は素晴らしいですね。話の流れを考えるに、アニメ本編では出てこないのかもしれませんが。ある意味今回の中でいちばんリリカルです。彼女が○○○○で、フェイトに○を残して○○るとこなんか、思わず涙がこぼれそうになりましたよ(ネタばれ回避……にあんまりなってないかもしれない)。
 あ、それと、アルフ@桑谷夏子の幼少期も全然印象が違って驚きなのですが。これがどうしてあんなにやさぐれるのか。やっぱり育ってしまったら終わりだな(おい!)。

 次回予告によると、サウンドステージ03(4/6発売)は、「第14話 それから」とのこと。フェイトの「リリカルマジカルがんばります」がちょっとかわいい。しかしまあ、私が聴けるのはDVD5巻を観てからですな……。
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2005年03月27日(日)

「魔法少女リリカルなのは」第六話 わかりあえない気持ちなの?(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD2「これが、わたしの理由!」(高町なのは)

 今日も朝から晩までアニメ視聴三昧。MBSアニメシャワー枠が休止で逆に助かりました。まだ昨日の「アクビちゃん」最終回が残ってるんですけど、それを後回しにしても「なのは」DVD Vol.2の続きが観たくて仕方ありませんでした。

 いやぁ今回も満喫。本当に、これが毎週TV放映されていたことが信じられないくらいのクオリティ。
 とにかく、回想シーンの使い方が素晴らしい。ちっちゃいアリサ&すずか&なのは萌え〜とか言ってる場合じゃありませんよお兄さん(自分だよ)。最初からシーン全部を出さずに、断片的な映像でフラッシュバックする記憶。アリサとすずか、そしてなのは、三人が同じ想い出を共有していても、それぞれの捉え方、昇華の仕方はもちろん違う。これによって、一人で悩んでいるなのはを想うアリサとすずかの気持ちと、フェイトとわかりあいたいというなのはの気持ちが同時に語られるという超絶技巧。これ以降、本筋がフェイトとのことに移行していく分水嶺として素晴らしい出来の回です。また、なのはがアリサに言ったという「痛い? でも大事なものを取られちゃった人の心は、もっともっと痛いんだよ」という言葉だって、そのまま出せばちょっと浮きすぎるくらいのセリフなのに、それをアリサの口から語らせることで和らげています。もっと深読みすれば、ほんとはそんなことは言っていないという可能性だってあります。後の展開を見るように、なのは側の回想にはそのシーンは含まれてない上に、なのはは「想いを伝えられなかった」と言っています。すずかが憶えていないことからも、アリサが「いかにも彼女が言いそうなことだ」と、後から記憶を無意識的に改変した、ということも考えられるのですが、如何に(無意味な問いかけ口調は鬱陶しいからやめましょう)。
 そしてフェイトのシーン。おお、やはりサウンドステージ02の「第5.5話」を先に聴いたおかげで、ずいぶん印象が変わります。アルフがフェイトに言った「ちゃんと食べないと」ってのが、こう効いてくるとは。
 街中に潜むジュエルシードを求め、ふたたびめぐり逢うなのはとフェイト。しかし、この変身シーンは毎回良いですね〜。別に私がそう言う属性持ちだからというだけでなく(それもあるのかよ)、レイジングハートをかざすなのは自体が、またレイジングハートの中にあり……という入れ子状態が好きなのです。あと、いま気づきましたが、制服のときよりもリボンが大きくなっているのは、なのはの抑圧された心の解放を示している、とかエセ精神分析できそうな気も(戯言です)。
 そのあとの対決も極上セイトカイ(検索回避のためカナ表示……ってそこまでして書くネタでも)。アリサともすずかとも、最初は友達じゃなかったというなのは。想いを言葉で伝えられなかったせいで、気持ちが伝わらなかった。なるほど、話し合いたい、というなのはの想いを、こういう形で描き出すわけですね。こうやってきっちりやってくれれば、甘いとか幻想とか言う気はまったくありません。自分の名前と、ジュエルシードを集める理由を語るなのは。フェイトに逢って、いきなり最初からべらべらしゃべったら危ない人ですが、2話を経ているので充分共感できます。そして、それにつられて口を開こうとするフェイトですが、アルフに止められる。うお〜、これまた、サウンドステージを聴いている身としては、もう胸が締めつけられそうなシーン。
 同時にジュエルシードを捕獲しようとするなのはとフェイト。そして閃光。なのはを気にするすずかのシーンが挟まれた後、暗転、ED。うあー、続きが気になるー。もうDVD Vol.3は手に入れてるんで、こうなったら実家に持っていこう(笑)。4/2ごろには感想をUP予定。

 ところで、DVD特典について少々。ノンテロップEDはあんまありがたみがないですな(笑)。TVCM集は、放映開始前と開始後、局別に放映時間も変えて、5種類くらい似たようなCMを立て続けに流してくれて、田村ゆかりボイス満喫。出演者インタビューはフェイト@水樹奈々とアルフ@桑谷夏子。「役がアルフに決まって嬉しかった」という桑谷夏子の回答がどうしてこう嘘臭く聞こえるのか(おい)。
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2005年04月04日(月)

「魔法少女リリカルなのは」第七話 三人目の魔法使いなの!?(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD3「わからないけど……こういうのは、気持ちだから」(フェイト・テスタロッサ)

 松岡由貴まで出てくるのかー!! ででで、殿堂入り決定!(気ぃ早過ぎや)

 そんなこんなでDVD視聴第7弾。事前に知ってはいたものの、実際に「あのシーン」を観るのはやはり辛く。ああもう、フェイトもアルフもいとしいよぅ!
 物語の軸が、少しずつ、なのはのいる日常からずれていく。賛否両論のあった展開であることは承知ですし、私自身、他の作品(CCさくらとかプリキュアとか)では「日常シーンの描き方」をこそ評価しています。でも、この作品は、こういう作品なんですよね。第1話アバンの、なのはの独白がこの世界観をすべて表しています。この物語は、なのはにとっての異世界交流。TV放映時にも話題になった、場面転換ごとに日時と場所をテロップで出す今回の演出は、だから、たとえ異世界の住人であってもなのはたちと同じ時を共有しているということを表したかったのでしょう。と同時に、この物語が、いわゆる通常の「魔法少女もの」から逸脱をはじめていることを判りやすく示してもいます。たしか鳴茂さんがいつか、この作品を「魔法少女ものじゃなくてSF」と評されていたと思うんですが、まさにそのとおり。こういう手法ってSFではお馴染みのもの(さらに叙述トリックまで疑ってしまうのはミステリ読みの悪癖ですが)。
 で、私的に重要なのは、なのはにとっての異世界である「時空管理局」のキャラもけっこうみんな魅力的なこと(えー)。エイミィ@松岡由貴さんは言うに及ばず、三人目の魔法使い・クロノくん@高橋美佳子もかわいい。やー、あなたがいてくれるから、これからのハードな展開も安心ですね。なにしろ事前情報によるとこれ以降、クロノくんはフェイトの心の鎧をはがすためにいっしょに旅に出て、それを逆恨みしたなのははフェイトの母・プレシアと組んで、刺客を送り込むという、一話からは想像もつかない展開に(どこの偽情報だそれは)。

 と、そんな阿呆なことはともかく、本物の次回予告でも、やけに呑気ななのはがちょっと面白かったですな。次回の視聴は……って最近期日を守れていないんですが、4/8に観れたらイイナ!(おい)
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2005年04月08日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第八話 それは大いなる危機なの?(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD3「キミたちのあいだで、なにか見解の相違が……?」(クロノ・ハラオウン)

 おお、これが噂の緑茶に角砂糖(笑)。艦長のリンディ@久川綾、「ワイは京都が長かったさかい、緑茶に角砂糖いうんは許せても、コーヒーに角砂糖いうんは我慢ならんのや」ですか?(こんなネタが判る方はお一人くらいかもですが)

 なのはとフェイトの闘いに割って入った、時空管理局という存在。普通の魔法少女ものならすっ飛ばしてしまう大きな世界の枠組みというのが、しっかり意識されています。というか、普通の作品がそういうのを無視するのは、たかだか一クール程度の作品でそれを描いていたら、とてもじゃないが尺が足りないからでしょうけどね。その点でもこの作品は実にすごい。これだけのことを1話でやっても、ごちゃごちゃした感じを全く受けません。また、戦闘シーンや変身シーンがなくても、十分に興味を惹きつけられる作りになっているのもさすが。珍しい変身解除シーンも見られましたしね。そして、ユーノくん人間形態に、なのは大慌ての図。やっぱ事前に知っていても、実際に観るのはいいもんです。ほら、百分率はパーセントに如かず、と言いますし('='なんだから'>'ではない、という理系な理屈)。
 時空管理局のクロノくんとエイミィ・リミエッタ@松岡由貴のやりとりも楽しい。っていうか、相変わらず松岡由貴さんならそれだけで文句なしです(あのな)。劇中だけではよく判らなかった彼女の素性についてはDVD特典、カンペに頼りましょう(笑)。えーと、「時空管理局執務間補佐」……えーっと、このへんは飛ばして(おい)。「彼女にとってクロノは気の合う同僚であり、信頼する上司ではあるが、仲良しの友人・そして愛すべき弟分でもあるという複雑極まりない関係にある」だそーです。
 で、母親にこれまでのことを打ち明けるなのは。「魔法のことは除いて」って、いやホントにどういう説明をしたんだか。まあでも、実はこの母親も知らないふりをしてるだけで、判っちゃってたりして。だってゆめは(以下略)。

 第九話のレビュー予定は4/15。はいがんばりまーす(やめいっつーの)。
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2005年04月15日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第九話 決戦は海の上でなの(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD3「ユーノくん、いろいろ片づいたら、もっとたくさん、いろんな話、しようね」(高町なのは)

 今回はこちらでWeb拍手コメントのご紹介。
>CCさくら型のリリカル原作ではクロノは小狼的位置です。はい結ばれます。リンディさんはケロちゃんです。
>TV版はプリサミ型で原作の流れとは無関係ですが、知っておくと出番量や一部の描写に納得がいきますよ。

 ご鞭撻ありがとうございます。って、ほんとにリンディ@久川綾がケロちゃんだったとは(笑)。ということは、エイミィは苺鈴ちゃんなのでしょうか……あうー。

 それを踏まえて今回。なるほど〜、たしかにクロノくんの態度にそれっぽいものがありますね。といいつつ、メインで描かれるのは、ユーノくん人間形態との交流。これは当然フェイトに対するそれの前段階となっているわけですが、それを考えると、恋愛感情と言うよりは、まさに「信頼関係のえんちょー」(DVD特典のなのは@田村ゆかりインタビューより)と言えるレベルのものかもしれません。二期ではおそらく、このあたりの関係の進展も描かれていくことになるんでしょうね。個人的な趣味を言いますと、あんまり主人公の女の子が特定の男とくっつく展開は見たくないんですが(おい)。
 そんなことはともかく、ほんとに今回も演出が素晴らしい。アバンを観たときは、また作画が崩れ気味? と思ったのですが、これは語義上正しく確信犯なのかもしれません。ものすごく凝った構図が頻出していたり、あの伝説の一話のフルCGシーンを彷彿とさせる、駆けるなのはのシーンが出てきたり。かなり展開をはしょっている感じなのに、最初から最後まで一秒たりとも飽きさせません。そして何より戦闘シーンですよ。「決戦」というのが、まさかこういう形のものだとは。なのはがアースラ艦内から海上に転送されるシーン、あえて変身バンクを使わない演出には感動を覚えました。もう、これが最終回だと言われてもいいくらい、いいものを見させてもらいました。ちなみに、ここでいう「いいもの」というのは高町なのはのスカートの中のことではありません(いちいち断らんでよろしい)。

 DVD Vol.3の特典についても補足。出演者インタビューは先ほども書いたとおり、なのは@田村ゆかりとユーノ@水橋かおり。さっさと終わらせたがってる田村ゆかりが印象的(笑)。そして店頭用プロモ、これまた極上の一品。「innocent starter」フルバージョンに乗せた、OP映像+劇中名シーン集。これ以降の映像も混じっている気がしますが、もう今から涙腺が緩みそうです(だから花粉症です)。しかし、ああ、これ以降は1巻2話収録なのか……。Vol.4は4/27、最終Vol.5は5/25か〜、ほんと待ちきれない。とりあえず次回第十話はDVDが届いたら早急に視聴&レビューいたします。
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2005年04月29日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第十話 それぞれの胸の誓いなの(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD4「行かないよ、どこにも。友達だもん、どこにも行かないよ」(高町なのは)

 ついに終わりが見えてきました。リリカルなのはDVD視聴第10弾。あえて、「D.C.〜ダ・カーポ〜」や「Φなる・あぷろーち」という、個人的超殿堂入り作品のDVDに続けて観てみましたが、それでもまったく面白さが減じないのはさすが。ただ、なのはが「にゃはは」と笑うとこだけは、微妙に田村ゆかりが顔を覗かせた気がしましたが(笑)。

 フェイトの背後に見えてきた、彼女の母親、プレシア・テスタロッサの影。時空管理局が今後の対策を立てるために、いったん海鳴市に戻ってきた高町なのは。本人の意志かそうでないかの違いはあれど、この展開は「ふたつのスピカ」13話と酷似していますね。そしてやはり、自分の本当の居場所、帰るべき港を再確認するなのは。そのために、すずかちゃんとアリサちゃんという友達を効果的に使っています。出てきたキャラを無駄遣いしないあたり、いつもながらシリーズ構成が実に巧み。むしろ、このためにアリサを金髪少女に設定したんじゃないかと思えるくらい。
 アルフから事情を聞き、「フェイトちゃんを助けたい」と胸に誓うなのは。その心に、もう迷いはありません。道場で父親から励ましを受けます。このあたり、子供を喜んで送り出す親の姿勢というのは、私は良いんじゃないかなぁと思ってしまいます。某所で目にしたファンの方の言によると、こういうのは「とらハ」以来の伝統、都築節だとのことですが。けっして親としての責任を放棄してるわけではなく、自分の子供をしっかり育ててきたという自負があるからこその態度だと思います。まあ、まだ私が子供を持つような年齢じゃないから、他人事のように考えてしまうだけかもしれませんが(年齢だけの問題か、というのはさておいて)。
 しかしフェイトも後には引けない。なお、ジュエルシードを求める母親のため、なのはに対峙します。それを真っ向から受け止めるなのは。「話がしたい」といいつつ、力によるぶつかり合いを決して否定するわけではない彼女の姿勢も好感が持てますね。だから本当は、「魔法少女」というよりは「戦闘美少女」といったほうが近いかも。

 さて、最終決戦へのお膳立ては整いました。次回、11話は5/5ごろ視聴&レビュー予定です〜。当然のごとく、GWにどっか出かける気はさらさらないのが判りますな(笑)。
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2005年05月06日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第十一話 思い出は時の彼方なの(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD4「どんな魔法を使ったって、過去を取り戻すことなんか、できるものか」(クロノ・ハラオウン)

 うああああ。事前に内容を知らずに、本放送で観たかったというか、むしろ観なくて救われたというか。しかし、何故かこみ上げてくるこの涙はなんだ。花粉症の時期は過ぎたはずなのに。あうあう。

 まずは、フェイトとなのは、最初で最後の本気の勝負。魔法陣のエフェクトがただただ美しくて息をのみます。「これが、私の全力全開!」と、なのはの攻撃にも耐えたフェイトとバルディッシュ。それが、プレシアの攻撃にはあっさり打ち砕かれてしまったのがつくづく印象深いですね。魔力云々というより、心のよりどころの問題。後のシーンで、「母親」から決定的な言葉を聞かされてしまうフェイトが、バルディッシュを落とし、砕けてしまうところも、SS02のおかげでよけいに辛い。
 そんな中、エイミィ・リミエッタ@松岡由貴だけが破壊的に萌えてしまって逆に気もそぞろ。冒頭、クロノくんがエイミィのくせ毛を直そうとしてたり、何やってんだよお前ら! くせ毛は萌えキャラのステータスというのを知らんのか(違)。
 しかし、クロノくん、過去を取り戻そうとするプレシアに反応するあたり、彼も何かを背負っているんでしょうね。あと2話ではおそらく描かれないと思いますが(間違ってたらごめんなさい)、こういうちょっとしたところで作品世界の奥行きを感じさせるというのは、やっぱり良いですなぁ。
 今回のDVD特典は出演者インタビューのみ。なのは@田村ゆかり、フェイト@水樹奈々、クロノ@高橋美佳子の三人。さっそくクロノとエイミィのシーンにつっこんでおります(笑)。でも高橋さん、なのはに対する感情も忘れずに演じていたというあたりさすがですな。あと緑茶に砂糖を実践しろと水樹奈々に言う田村ゆかり。実はこのまえ、ドラッグユタカの自動販売機に「抹茶オレ」というのがあったので試してみたですよ。困ったことに意外に飲めました。

 さあ! 文字通り泣いても笑ってもあと2話ですよ。DVD5巻の発売は5/25とまだ先ですが、嬉しいことに11日にオリジナルサントラが発売になります。噂の杖の声も収録ということなんで、これで当座をしのぎましょう(感想まで書けるかは判りませんが)。
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2005年06月03日(金)

「魔法少女リリカルなのは」第十二話 宿命が閉じるときなの(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD5「本当の自分をはじめるために、今までの自分を、終わらせよう」(フェイト・テスタロッサ)

 ついにここまでやってまいりました。リリカルなのはDVD視聴第12弾。もはやほとんど文句のつけようもない、完璧な出来。

 「母親」から自分を見捨てるような言葉をかけられ、失意のフェイト。でも、次第に輝きを取り戻したその瞳に映るのは、何度もなまえをよんでくれた、白い服の女の子。そして、自ら立ち上がるフェイトなのです。「捨てればいいってわけじゃない。逃げればいいってわけじゃ、もっとない」とか、このへんのセリフ回しがそれこそリリカルで素晴らしい。で、流れ出す挿入歌とともに、なのはたちの闘いのシーンになだれ込んでいくあたり、実に王道な展開。私が小中学生の頃よく見てた、テレ東夕方6時台のノリというか、具体的に言うと「スレイヤーズ!」みたいな。曲調が林原めぐみっぽかったからかもしれませんけど。なんだかんだ言って、こういうのはもえます(あえてひらがな)。
 で、なんといってもなのはですよ! 強大な敵に面して闘いに馳せ参じたフェイトが「でも、ふたりなら」と言ったとこで、「うん! うん!」と実に嬉しそうにうなずき返す。もう観てるこっちも嬉しくなってきますよ。まだ最終回前だというのにこんなシーンを見せてくれるとは思いませんでした。
 そんな「ふたり」だけじゃなく、クロノくんとかユーノくんといったあたりの行動も、しっかり脇を固めていて良いですね。とくにクロノくんのプレシアに対する言葉は胸に響きます。「世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ」。ああ、それってつまり、本当なら自分がなのはの恋人役になるはずだったのに〜というアニメ時空への恨み節ですか(こんなときにネタを書くな)。あ、あと、クロノくんの杖(S2U)がネイティブじゃないのはちょっと残念〜と言いたいとこですけど、それがレイジングハートやバルディッシュみたいなインテリジェントデバイスとストレージデバイスの違いということでしょうかね。バルディッシュのリカバリもカッコ良かった! これまたサウンドステージ02を聴くと判るとおり、アルフとともにフェイトを支えた「ある人」の想いが込められているんですよね。
 で、最後にプレシアとふたたび相まみえたフェイト・テスタロッサ。「あなたがわたしの母さんだから」と手をさしのべる。うーむ、断られると判っていても、やらねばならないときがある、って感じでしょうか。最後まで、この「親子」の想いはすれ違ったままだったけど、それを描くのもまた物語の宿命なんでしょう。

 さあ、ということで後は最終話を残すのみ(まだサウンドステージ03もあるけど)。もう一部の展開は知っちゃってるんですが、それこそ昔っから大好きなシチュエーションであることは確定してるわけで、はてさて実際にどれほどのものを見せてくれるのか、とってもとっても楽しみです。って、DVDだから今すぐにでも観れるんですが、お楽しみは後に取っておく子なのです、ひとりっ子なんで(笑)。次週、6/10ごろを予定。
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2005年06月11日(土)

「魔法少女リリカルなのは」第十三話 なまえをよんで(キングレコード)感想

魔法少女リリカルなのは_DVD5「なの、は……」(フェイト・テスタロッサ)
「うん!」(高町なのは)

 数ヶ月にわたってお送りしてまいりました「魔法少女リリカルなのは」DVD視聴、ついに最終回であります。もう最後の最後まで大満足でした。

 ううむ、フェイトと再会したなのはの言うとおり、言葉にしたい想いはいろいろあっても、なかなかうまく形に出来ないものですね。今回に限らず、DVDでの遅れ視聴ということで、あらすじを書くよりも、いかに私なりに感じたことをオリジナルな形で伝えるかということに苦労しました。感想という意味では、あんまりうまく書けなかったかもしれないのだけが心残りではありますね。
 とにかく、最終回として個人的に理想だと思っている形を見事に体現してくれました。どなたかが書かれてたと思いますが、たった一クールで、ここまで丁寧なエピローグを作ってくれることにまず驚き。
 Aパートで描かれるのは、「魔法少女」となった日々との別れ。しかも、リンディさんのセリフとか、次シリーズへの伏線張りとも思わせる演出も心憎い。おわりははじまり、だってそれは(もーやめろーってのー)。クロノくんという存在も、フェイトやユーノくんの陰に隠れがちに見えて、しっかり効いているんですよね。もっと言えば、さらにその後ろに控えてるエイミィの存在もとっても貴重。ケガの手当をすると見せかけて、クロノくんの頭にリボンをつけるとこ最高(しかもこれが恐ろしいことに、後半の展開の伏線になっている)。画面の片隅で見切れてるような脇役キャラ好きというか。私はかねてからサブキャラとしての田村ゆかり最強説を唱えてるんですが、こうしてみると松岡由貴さんもその後陣を固めるくらいには(わけ判らん)。
 そして、アースラに別れを告げ、海鳴市へ戻ってきたなのはとユーノくん。ここで、本当の意味で帰るべき港があるのは、高町なのはただ一人なのですよね。時空管理局は作中ではアースラ艦内での生活のみ描かれ、その戻るべき場所は隠喩にしろ現れない。ユーノくんにしても、「流浪の民」とか言ってて、帰るべき定住地があるようにも思えず、結果なのはといっしょに海鳴へついていく。もちろん、この事件で、かりそめではあっても帰る場所であった母親を失ったフェイトとアルフは言うに及ばず。だからこそ、なのはの日常への回帰がことのほか輝いて見えるわけです。やっぱり、帰るべき港があることは非常に幸運なことなのですね。
 そんな文字通りの「日常回帰」が描かれるのがBパート冒頭。1話や2話で繰り返し描かれた、携帯電話のアラームを目覚ましがわりにするなのは。しかし、今回違ったのは、二度鳴ったアラーム音。それはアースラからの着信音ということで、これには実にやられました。や、なのはが時空管理局をアドレス帳設定してたことにも驚いたり、そもそも普通に着信する時点で、どこの基地局経由したんだと気になってしまいますが(いいから)。
 報せを受け、海辺に急ぐなのは。待っていたのはフェイト・テスタロッサその人。この、最初のぎこちなさが実にらしくていいですね。向かい合わずに、いっしょに海辺を眺めたりとか。そして、なのはの「友達に、なりたいんだ」という言葉に答えを出したいと言うフェイト。それに返してなのは、「なまえをよんで」。ええ、ずっと待ち望んでいた場面ですよ! でもやっぱり、百聞は一見にしかず。ここからのふたりのセリフひとつひとつに身悶えてしまいました。いっしょに感極まって涙するというよりは、「そうくるかっ!」という作り手の視点を意識してしまったのですが、実に良い出来。
 で、最後のシーンは全然知らなかったんで素直に感動。なるほど、だからDVDのジャケットでフェイトが髪を下ろしてるんですね! なのはのほうも、リボンがちゃんと変わってるじゃないですか、芸が細かいなぁ〜。そして「Little Wish〜lyrical step〜」に乗せてED、後日譚画像。これも好きな演出です。このために、むしろOPっぽいED曲だったのかと思うくらい。ここでもなのはとフェイトの入れ替わったリボンが強調されて、他の人々の「新しい日常」の様子もしっかり垣間見えて、もう何も文句はありません。

 いやー、改めて、とっても素晴らしかったです。TV放映を観ていない(観られない)アニメとしては、はじめて買ったDVDシリーズだったのですが(ちなみに生涯最初に買ったのは「D.C.〜ダ・カーポ〜」のDVD BOX)、買って損はありませんでした。「魔法少女」という冠を軽やかに飛び越えて、新しい世代の物語を見せてくれたメルクマール的な作品、むしろ観ないままの方が人生を数パーセント損していたことは間違いないでしょう。評価はもちろん「殿堂入り」。「D.C.〜ダ・カーポ〜」や「Φなる・あぷろーち」に並ぶという意味では「超殿堂入り」でもいいんですけどね。本放送で観られなかった分を差し引いての「殿堂入り」。以後「超殿堂入り」認定はTV放映を他地域との遅れ無しで観て、なおDVDを買いたいと思うかどうかを基準にいたします。

 DVD特典は「リリカル☆パーティ」の一部収録と、なのは@田村ゆかり&フェイト@水樹奈々インタビュー。シャッフルアフレコ、噂のやさぐれなのは@桑谷夏子とヴァー@田村ゆかりが聴けて満足です。ってか本編観終わってから間を開けて観て良かった(笑)。しかし、なのはとフェイトの役を入れ替えてもまったく違和感がないというのはさすがの両名ですね。インタビューも「またねー」で締めるのが良かったです。

 そう、そのとおり、まだだ、まだ終わらんよ! なのです(珍しく言ってみた)。いや、第二期はもちろんですが、その前にまだ封印解除してないサウンドステージ03の「第14話 それから」がありますからね。次週、6/17ごろにレビュー予定〜。
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2005年06月19日(日)

「魔法少女リリカルなのは」第14話 それから(キングレコード)感想

「やっぱいいな〜、オトコノコ同士は仲良しさんで」(高町なのは)

 恋せよオトコノコ?(台無しだ)

 はい〜、ちょっと遅れましたがリリカルなのはサウンドステージ03、聴き終えました。サブタイトル通り、アニメ最終話からすこし時間がたったあとのお話。思ったより、なのはの日常パート(アリサとすずか)が少なかったですけど、ツボは押さえてあってなかなか楽しめました。
 ということで、主な舞台は時空管理局なんですが、相変わらずどういう手段を使ってか、なのはに電話をかけてきます。あからさまにユーノくんを敵視してるクロノくんがちょっと楽しいです。
 と思ったら、そんなこと言ってる場合じゃなかった! なんとこいつ中盤では、(禁則事項)に心の中とはいえ(禁則事項)なんて呼ばれています。ぬおお〜、エイミィという幼なじみがありながら、なんか許せん〜。
 そうそう、エイミィ・リミエッタ@松岡由貴もしっかり活躍。「厳密には、0.05秒遅れでつないでるので、リアルタイムではないですしね」というセリフに理系としてツボをつかれました。あと、ピクチャレーベルにもなってるように、料理の腕前も披露。って彼女、16歳だったのか! そりゃま優秀なんだろうけど、時空管理局、どれだけ人手不足なんだ。
 あと、トラックリストを見たときから気になってた、14トラック目の「えーーーーっ!?」ですが、まさかあのプチ名シーン(?)がこんな形で再現されるとは。これには脱帽。
 曲については、第一印象ではフェイトの「skyblue gradation」が気に入りました。でも、あの流れならエイミィの歌を入れるだろ〜(もういいって)。

 てなわけで、半年間追ってきた「魔法少女リリカルなのは」もこれにて一旦幕引き。でも、既に第二期も決まってますからね。また期待しています。これまた、来年春以降にしてくれるとTV視聴が出来てありがたいのですが……。って待てよ、この作品、中京圏では珍しくテレビ愛知じゃなくて岐阜テレビと三重テレビ放映だったんですね(もちろん続編が前作と同一のネットになるとは限らないのですが)。ま、なんとかなると信じたい。
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