2006年11月14日(火)

「ヤミと帽子と本の旅人」第1話 葉月(アニマックス)感想

評価: 8点[前回比: -](累計: 8/10 平均 8.0)

 avexアワーなんてあるのねアニマックス、珍しく中CMも無しで。別に守屋美紀@田村ゆかりとハル兄さん@岡野浩介がサイコロ振ったりはしてませんでした(何)。

 いちおうこれ、本放送も視聴可能区域だったのですが。実際のところ、第3話だか第4話だかで録画失敗してから観なくなって、最後のほうだけ観てよく判んなかった記憶しかありません。この期に及んでリベンジするというのも我ながら意図不明ですが、まあなんとなく。百合で百合で百合百合〜のな作品、あんまり趣味に合わないとは思ってるんですけどね。って、なんか「神無月の巫女」と印象がかぶってるからそう思い込んでるだけで、別に百合じゃないんでしたっけ。まあ、第1話のラストから変な男の高笑いで終わる百合アニメもありえないとは思いますけど。初回のカオスぶりはダフネに勝るとも劣らない。
 まあ、最初は「なんじゃこりゃー」でも、見続ければ新たな地平が開けることもあることを、あの日私は知りましたし(あの日っていつよ)。視聴意欲が続くかぎりガンバってみます。ちびキャラはかわいいし(けっきょくそれかー)。

2006年11月22日(水)

「ヤミと帽子と本の旅人」第2話 蓉子(アニマックス)感想

評価: 9点[前回比: +1](累計: 17/20 平均 8.5)

 この作品、キャラデザはそれほど好みじゃないですが、彩色がかなり好き(我ながら目のつけどころがマニアックだな)。

 やっぱり、この作品も初段のハードルがやたら高い気がします。第2話から人死にすぎです。一番ホームに列車がまいります、ただし死の快走列車、みたいな。や、むしろ、○○○○機関車と言うべきでしょうが(注:トーマスに非ず。Thomas KIKANSHA みたいな<苗字かよ)。
 まあ、昔の私ならいざ知らず、成長した今の私はこれくらいの意味不明さで見切るようなことはせず。なんといっても、次回予告のちっちゃいこが気になります(成長してねぇ)。

2006年12月14日(木)

「ヤミと帽子と本の旅人」第5話 クィル(アニマックス)感想

評価: 10点[前回比: +4](累計: 42/50 平均 8.4)

 クィル@山本麻里安、なまえをよんで症候群ですか貴女。

 何ですかこれは(笑)。誰かと思ったら脚本は白根秀樹ですか。「女子高生 GIRL'S HIGH」の。原始時代でもひたすらハイ。本放映時はここまでたどり着いてないですが、まあ、むしろ今の私だから許容できる気も。
 普通、物語には起承転結、しかるべき手順というものがあって成り立つものだとは思うのですが。しかしまぁ、この作品はこういう断章で成り立っているんでしょうから仕方ない。この世でいちばん面白い本は落丁乱丁本だという意見もありますし(西尾維新が書いてたなぁ、そんなこと)。世界でひとつだけの本、ただし落丁! みたいなっ(オチを先にばらしてみるバージョン)。ばらして並べて揃えて晒してみますか? 本はちゃんと本棚に並べましょう。ただし日光に晒すのは厳禁! みたいなっ(二段構えでした)。スライド式本棚は二段構えに本を並べられてたいへん便利です、ただし後ろの本は他人に見せられない! みたいなっ(誰の本棚の話でしょうねぇ、それ)。

 ということで、次回もとっても楽しみです。

2006年12月23日(土)

「ヤミと帽子と本の旅人」第6話 ミルカ(アニマックス)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 52/60 平均 8.7)

 ホットケーキ食べてるミルカ@松来未祐がかわいい!

 ……なんでこれ本放映時に見切っちゃったんだろう。素晴らしすぎる。超絶美麗は言うまでもなく、のちの望月智充監督作品を思わせる、観るものの心を揺さぶる構図と演出、しかも松来さんの声でこんなの聞かされたら、もはやごめんなさいと千回言うしかありません。この瞬間、私の中でヤミ帽は「鍵姫物語永久アリス輪舞曲」を超えました(比較対象がそれかよ)。心の扉、夢の扉。少女の夢はいつも儚く、そして美しい。

2006年12月29日(金)

「ヤミと帽子と本の旅人」第7話 初美(アニマックス)感想

評価: 9点[前回比: -1](累計: 61/70 平均 8.7)

 イヤホンはんぶんこな葉月と初美がほほえましい。現実のテーマ曲はavexの負の遺産・CCCDですけどね。

 これは……本格的に絶賛もーどかもしれませんね。ミルカ@みゆみゆの出番が最初の5分だけで終わっちゃったのが唯一の減点ポイントですが。これならむしろ、前回で話を切ってくれたほうが気持ちの切り替えがついたのに。さながら、希望を断ち切るなのはA'sのエピローグのような(もういいから)。
 百合だ百合だとかまびすしい世の中ですが、これはもはやそんなレベルの話ではないですよ。言葉に出来ない想いとか、すれ違い切ないとか、そんな形容もふたりの前には等しく無力。葉月さんが病弱だったとか、あの夏の日の想い出とか、そんな衝撃の事実がさらりと流されてしまう恐るべき展開。ちなみに今回の絵コンテは川崎逸朗。いい仕事してますねぇ。

2007年01月30日(火)

「ヤミと帽子と本の旅人」第10話 レイラ(アニマックス)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 88/100 平均 8.8)

 レイラ@嘉陽愛子、本放映当時18歳(収録時は17歳?)ですか……ではゲスト声優ではなく子役声優と認めましょう(おい!)。

 はーいてーんしょーん。まったく、何なんでしょうこの作品は。この飛びまくった世界観と時系列シャッフルは「涼宮ハルヒの憂鬱」に通じるところがありますね。前回でだいぶ物語の大枠がつかめたと思った矢先にこれですから。大好きだー。
 こどもたちだけの世界というのはある意味理想郷というか、大人なんてみんないなくなっちゃえばいいんだ! と思うことは往々にしてあります(その場合、自分のような大人が真っ先にいなくなるべきだとは思わんか?)。マザーコンピュータとも言うべき優しい神@ゆかなに支配された世界。「サヴァイヴ」っぽいけど、むしろ「SoltyRei」とか「R.O.D -THE TV-」(全26話版)を連想しました。緩慢に滅びていくだけの、閉じられた世界。でもなんか、惹かれるものを感じてしまうのは精神が頽廃しているからでしょうか。それを言えば、この作品の世界観だって、それぞれの世界が本のなかにあるという意味では、ものすごく閉じられた世界であると言えるわけで(ダジャレではないですよ)。

2007年02月05日(月)

「ヤミと帽子と本の旅人」第11話 玉藻の前(アニマックス)感想

評価: 8点[前回比: -2](累計: 96/110 平均 8.7)

 「ヤミとレイラの すごい ○○」……というのが、前回書き漏らしたネタ(わざわざ書くことか?)。

 しかし……これもすごいというかわけ判らんですな。例によって、こんなもんにどう感想を書けというのだと途方に暮れてしまいます。ということで、レイラ@嘉陽愛子がかわいいという話でも(いちばん最悪のとこに流れたな)。どうもね、なんか知らんけど最近こういう声が好きでたまらないっぽいのです。いやいや、ずっと閉鎖空間で過ごしてきた故に、自分の感情をうまく表現できないというのを見事に演じきられていると思いますよ。
 で後半。下世話な部下たちの姿に、自分が生み出したものだから分身だと言われてしまうガルガンチュアさん。う〜ん、そうかなぁ。自分にないものをこそ生み出すことができる、想像できるのが人間だと思いますけど。っていうか、そうじゃないと困ります、私としては(おい)。

2007年02月15日(木)

「ヤミと帽子と本の旅人」第13話 リリス(アニマックス)感想

評価: 9点[前回比: +1](累計: 113/130 平均 8.7)

 ああ、最終話だけ初見時の記憶が蘇ってきたと思ったら、こんな面白いスタッフロールだったのは忘れてた(役名・役職表記無し五十音順)。

 無事リベンジ視聴完了。しかし……真に理解しようとするなら、比較的記憶が鮮明なこの状態でもう一回第一話からリピートかける必要がありそうですね(笑)。さすがに余裕がありませんけど。まあ、そこまでは行かなくても、毎回観る分にはちゃんと楽しめました。とりあえず、私の基準では百合アニメではないということで。
 多世界解釈っ。どこぞの古泉くんあたりが喜んで引用しそうですが(むしろ「学校を出よう!」なんだけど)、隣り合った世界のそれぞれで、少しずつ違っている可能性。事実、この作品を本放映時にちゃんと観ていた私がいた世界もあったわけで。あのとき、ミルカに出逢っていた私、出逢わなかった私。レイラに出逢っていた私、出逢わなかった私。でも、たとえそのときに出逢わなくても、その必然性があればこそ、こうして時を経て出逢うことが出来たわけで……。まさにバックノズル。因果なもんです。

 総点は76点。
評点グラフ - ヤミと帽子と本の旅人