2004年07月04日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第1回 グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件(NHK)感想
「どんなに幸福であったとしても、それが自分で選んだものでなければ、意味がない。わたしは、わたしらしく生きていける、新しい世界を覗いてみたい。それは、どこにあるんだろぅ……」(メイベル・ウエスト)
ああもう、メイベルかわいいよメイベル(やめなさい)。思わずセリフ起こししてしまいました。表情とか口ぶりとかすべてが最高。
昨日、NHKのどっかのスポットで番宣してて、折笠冨美子さんもちゃんと出てて嬉しかったですが、そこでディレクタだかプロデューサだかか「ある意味判りやすいキャラによって、視聴者との架け橋に」とか言ってましたし。つまり、意訳すれば「萌えキャラ投入ですよ〜」ってことですね!!
いや、真面目な話、これは本格ミステリィにとって重要な話でして。古典作品というのは、舞台も昔で、人々も今とは違う価値観で動いていたりして、なかなか没入感が得られません。といって、トリックだけを見ても、たしかにシンプルで美しい名作はあれど、やはり後発の作品のほうが洗練された形になることが多いわけで。すでに民放でやられた現代もののミステリアニメとくらべれば、地味にならざるを得ない。
となれば、選択肢はただひとつ。キャラ萌えに走る! つまり、これ。
はっきりいってこの作品、タイトルを「名探偵見習メイベル・ウエスト」にしてもいいくらい、物語自身をメイベル・ウエストという少女の成長物語に仕立て上げて、事件もトリックもそのために奉仕する形になってます。最初からアリバイ崩しトリックという地味な話を持ってきたのもきっとわざとで、こういう展開で素人探偵(あるいは視聴者)がよくハマる、人の印象だけで犯人を決めつけてしまう罠に、やっぱりメイベルもひっかかってしまう。それをポワロがしっかりいさめるという展開は充分に正統的。
そう、別に邪道なわけじゃないんです。メイベルの設定も、父親が推理作家だったり、全寮制の女学校に通ってたりと、やたらに類型的ですし。
ということで、なかなか今後の展開が楽しみな作品です。やはりNHKは最高!
……って、いきなり来週は参議院選挙でお休み。うーん、まあそれがNHKの本分だから仕方ないところはありますね。何気に選挙速報って好きですし。しかし、「来週は参議院選挙のため……」とかそういうセリフをポワロに言わすなよ!! メイベルに(違、いやだから、あんまり醒めさせるようなことはしないでほしいです。逆にやるなら徹底的に、NHKアニメの総力を結集して、ナディア&さくら&アルス&カスミン&メイベルが送る参議院選挙速報! なんてことをやってくれたらいいのに。有権者との架け橋ですよ! 夢中になれるのはアニメだけですか?
2004年07月18日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第2回 安マンションの謎(NHK)感想
「ひとり暮らしのコツを教えてあげましょう。ひとつ、どんなことがあっても、かならず食事をきちんととること」(ミス・マープル)
「はい」(メイベル・ウエスト)
「ふたつ、どんなことがあっても、かならず未来を信じること」
「はい!」
「がんばってね」
「ーーこれからどうなるのかはわからない。でもわたしは、大おばさまの言葉を信じようと思う」
とにかくたいへん。これからどうなるのかしら〜(違)。
ラストのネタばれをしてないのはミステリサイトとしての矜持です。というかぶっちゃけ別にいいよね?
いやぁメイベルはやっぱりかわいいなぁ。ポワロの事務所を訪れたときのはにかんだ表情とか、待ちぼうけをくらってるときのうつむきとか萌え萌え。っていうかあなた、住むところも決めずにロンドンまで来たんかい! 衣・食・住、これが現代人の生活の基本! わかるね〜?(米槻教頭風) ヘイスティングスとこのまま同棲するのかと思ってドキドキでした。見張り中に一度でも居眠りシーンとか見られたら良かったんですけどね。
って……。
こ れ の ど こ が ミ ス テ リ サ イ ト の 感 想 だ
いやいや正直な話、「ミステリとしてみるとダメだけど」とか、あんまり言いたくないんですよ。まだ「メイベルにさえ萌えられればいいんだ」という言い方のほうがましです。つまり、作品の欠点(と人によっては見えるもの)をどうこう言うのがイヤなんですよね。せっかく視聴してるんだから、良い所を膨らませて楽しまなくちゃ損だと思うんですけど。もちろん、ミステリとしてちゃんと楽しめるのなら言うことないんですけど、ある程度擦れたミステリ読みにとっては、それはほとんど無理な要求でして。個人的には、「萌えミステリ」という称号は西尾維新にのみ与えられているものだと思うんで。
2004年07月25日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第3回 風変わりな遺言(NHK)感想
「ものごとはシンプルに、そしてユーモアを忘れずに考えないとね」(ミス・マープル)
お、なんか普通のミステリアニメになってますね。ポワロと違って、マープルは身内であるだけメイベルも一歩引いた感じなんでしょうね。ヘイスティングスがいないから対抗心も沸かないのかも。といいつつ、何気に依頼人に対して率直なことを言うメイベルが素敵。
ネタ自体はあまり現代の日本人になじみが無いところが弱いですが、謎解きの面白みはまあまあかと。
しかし、せっかく芸能人を声優に起用するんなら、叔父のマシューに藤井隆の声を当てればいいのに……三代目明智。
2004年08月01日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第4回 申し分のないメイド(NHK)感想
「大丈夫よ。もうすぐ、風が吹きますよ」(ミス・マープル)
お、いい! 今回はとってもオススメですよ。
ドジッこメイドさんなグラディスの容貌をあんなふうに設定するあたり、制作側はもうメイベルにしか萌えることを許してくれないようですね(違)。第1話でもあったけど、こうメイドへの風当たりが厳しいというのは時代的な背景が原因でしょうか。だからこそ逆に、ヴァン・ダインの二十則の11項目(使用人が犯人であってはならない)が成立するのでしょう。
トリックは気づく人は気づくでしょう。というか、……。毎回恒例のこの趣向がミスディレクションだとしたら、ある意味すごい。あとは証拠を作り出す手際が良いマープルさんが素敵です。
さて、来週からはABC殺人事件ですよ! 楽しみですねっ。
今週のイチ萌えメイベル:ハースト巡査と逢ったときに何故か微笑むメイベル
2004年08月08日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第5回 ABC殺人事件〜その1 ポワロへの挑戦状〜(NHK)感想
「これははじまりにすぎない」(ポワロ)
ミステリィ好きを口実に親と一緒に観てました。オリバーの存在が一番謎だったようです(笑)。
ABC殺人事件、クリスティの代表作らしく重厚な音楽と雰囲気作りは抜群です。全4回で、どこまでダレないで話を進めていくかがポイントですね。まぁメイベル・ウエストがいれば安心ですが。
あと、何気にクリスティ紀行が質が良くて楽しみです。
今日のイチ萌えメイベル:警察の説明を聞くところでカゴからオリバーの首だけを出してるとこ
2004年08月15日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第6回 ABC殺人事件〜その2 Bの街で、Bの名の人が〜(NHK)感想
「こないだのお返しです」(メイベル)
おお、ついに来ましたね。原作を知っているとそろそろ楽しめるポイントが出てきましたよ。
事件に対する憤りを隠せないメイベルの表情がいいですね。なんかの伏線ですかね。
今日のイチ萌えメイベル:電車が動き出すところで体勢を崩し、ヘイスティングスに抱きかかえられるメイベル(っていうか、ヘイスティングスてめぇー!! という全国数十万の怒りの声が聞こえた気がする)
2004年08月22日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第7回 ABC殺人事件〜その3 犯人あらわる〜(NHK)感想
「干し草の中には確実に針が隠されているのです」(ポワロ)
クリスティ紀行は毎回いやされますなぁ。本編は順当に歩を進めているといったところ。なかなかの盛り上げ方です。お、セールスマン・カストは鈴木千尋さんなんですね。なるほど(何がなるほどか)。
今日のイチ萌えメイベルはおやすみ:かわりにカストの大家の娘がかわいかった
2004年08月30日(月)
「名探偵ポワロとマープル」第8回 ABC殺人事件〜その4 ポワロ、謎を解く〜(NHK)感想
「そしてー狐を捕まえてー、そしてー囲いに閉じ込めてー、そしてーぜったい逃がさぬようにー」(エルキュール・ポワロ)
ついにABC殺人事件完結。いや、良かったと思いますよ。メイベルの一言がポワロにヒントを与えるという王道の展開も見られましたし(原作でどうだったかは憶えていない)。最後もアップルパイが出てきたし。食べ物攻撃ですっかりポワロはメイベルに参ってるようですね。そのアップルパイ私にもください!(またか)
ミステリ史的に言うと、ミッシングリンクとか見立て殺人とかの最初期のパターンであって、筋立てに多少強引さはあれど、これを思いついた稚気を買いたいところですね。犯人の導出の証拠がすこし弱いところもご愛嬌。でもあれですね、ミステリアニメの鉄則を知ってる声優ファンなら多分判ったでしょう(おーい)。
今日のイチ萌えメイベル:子どもたちが歌っていた唄を車内で歌うポワロをふしぎそうに見つめるメイベル。「どうしちゃったのかしらこの人、事件が解けないからって灰色の脳細胞が溶けちゃったのかな……」って、メイベルはそんなこと言う娘じゃありません!
2004年09月12日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第9回 総理大臣の失踪〜前編 ドーヴァー海峡の追跡〜(NHK)感想
「私は外務大臣より、エルキュール・ポワロに賭けたいのです」(シャープ警部)
地震のため関西は一週遅れ。後編は17日(金)の午後8:00〜8:25。お忘れなく!
にゃー。いやほんと、逆に楽しめましたよ。縮小画面じゃなかったですしね。各地の感想をきっちり見るのは避けていたのですが、それでも漏れ聞いたメイベルの変装を楽しみに待ってました。期待以上! あの服装、そして帽子いいなぁ。見つかったとき、てっきり「べ、別にあやしいものじゃないぜ」とか男の子口調になるのかと思ったら、それはなかった(なんか別のアニメが混じっている)。
いや、というか今回はそれを抜きにしてもやたら展開が速くて面白かったです。今回は原作を未読なんでなんとも言えないのですが、ラスト、本気であんな小舟で渡る気だったのかポワロ。大丈夫か灰色の脳細胞! その場合も櫂をこぐ役割は平気でヘイスティングスに押しつけそうだ。
今日のイチ萌えメイベル:船に忍び込んだのを見つかり、ポワロの前に姿を現して顔を赤らめたとこ
そしてお待ちかね。他地域では放映されなかった「アガサ・クリスティー紀行」詳細レビューのお時間です。ちゃららら、ちゃららら、ららーらら♪(といいつつ別地域でもこれだけは一週遅れでやってたら無意味ですが)
サブタイトル「大陸に渡る船〜ドーバー〜」
まずロンドンはフランスに向かう列車に乗ったチャリング・クロス駅から。16歳で声楽を学ぶためパリに留学したアガサも、この駅から旅立ったとのこと。
ロンドンから南東、列車で2時間のところに大陸への玄関口、ドーバー港が。バックは英国最古の要塞・ドーバー城。
ドーバー・プライオリー駅。ユーロトンネルが出来るまでは皆、この駅から船に乗り換え、大陸に渡っていった。現在も大型フェリーが運航。以前は列車もそのまま船に乗って大陸に渡れたそうです。
ここでカモメのショット。それを船から双眼鏡で眺める男性たち。ドーバー海岸は切り立った白い石灰岩「ホワイト・クリフ」。観光名所。
大陸まではおよそ30km、1時間15分の船旅。船中はフランスの税金がかけられていて、イギリスより安いためにそれ目当ての利用客も多いとか。
かつては3時間近くかかった船旅。多くの作品で船酔いに悩まされたポワロ。「船酔いに特効薬無し」とは乗務員、マイケル・イーストブルックさんの言。トースト、乾燥したパンがいいという人もいたらしいですが、まあとにかく大変だったそう。ポワロは友人に教わった体操で船酔い防止をしていたという。「当時の船旅は楽しくも、辛いものでした」(語り・鹿島綾乃アナウンサー)
っていうかいいのかな……。言うまでもなく著作権はNHKにあります。まあこっそりこっそり。
追記:参考までに。Googleイメージ検索:ドーバー城
2004年09月17日(金)
「名探偵ポワロとマープル」第10回 総理大臣の失踪〜後編 真実はイギリスに〜(NHK)感想
「探偵の助手が、危険なことをこわがってちゃいけないよね」(メイベル・ウエスト)
素晴らしいっっ!! 今回は大絶賛でいきますのでよろしく! その過程でほんのちょっとだけ展開を明かしますのでご了承を。
うーん、まずはトリックの妙に感心。何故、どうやって誘拐をなし得たかという謎を後半までしっかりとひっぱっておいて、その実、前半の冒頭にすでにヒントは出ていたという本格っぷり。思わずビデオを見返してしまいました(曜日がずれたので重ね録りしてなくてラッキー)。それと、さりげなく「見えない人間」トリックも使われてましたね。本格ミステリファンとしても溜飲を下げました。
今回の話のキモはなんといっても、それぞれの人物の行動原理、すなわち動機。被害者の立場にあったのは、当然国のことを最優先に考えなければいけない立場の首相。そして犯人も犯人なりの思想を持って行動をしていた。それに対するのが、ベルギー人でありながらイギリスのために尽力するポワロ。それでありながら表面的には不遜な態度なのが最高です。迷惑をかけた不動産屋へ去り際「救国の英雄になれるかもしれません」との言葉は名言です。
これがたぶん原作での枠組(ほんとは確認しなきゃいけないんでしょうが)。それに加えて、このアニメ版ではメイベルの視点を導入しています。第1話からの大きな流れで、この作品が「名探偵見習メイベルの成長記」になっているから当然の処理でしょう。
まずポワロと以心伝心、ツーカーの仲のヘイスティングスに軽い対抗心を抱かせておいて、いよいよ真相が明かされる段になって子ども扱いされる。それに対して不満をもったメイベルが、自分から一歩を踏み出す、これまた屈指の名シーン(オリバーはやっぱり置いてかれてるけど)。ただ、そのあとは原作を改竄しすぎることなく、メイベルを一歩引かせて本来のテーマを前面に押し出しているところは好感が持てます。ポワロの船酔いオチも外務大臣とからめて、出し方がうまいですね、
ちなみに今回のクリスティー紀行はなぜかオリエント急行。「オリエント急行の殺人」もそのうちやるんでしょうか? あの話、ネタを知っちゃってるから読んでないんですけど。
ところで、次回もまたまたポワロ編。マープルはどうなったんだ? 別に無理に催促するわけじゃないですけど。ポワロ編のほうが脇役が楽しいし。
今日のイチ萌えメイベル:ポワロに危険だから車で待っていろと言われて頬をふくらますとこ
2004年09月19日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第11回 エジプト墳墓の謎〜前編 古代からの挑戦状〜(NHK)感想
「ヘイスティングスって案外恐がりなのね」(メイベル・ウエスト)
おぉ、なんか不穏な空気の漂う関係者たちといい、次々に起こる事件といい、曜日を一日間違えたか? と思うような展開。んーまあ、なんというか、安定感が出てますね。
今回の原作は原題を「エジプト十字架の謎」といい、他の国名を冠した9作品とあわせて国名シリーズと呼ばれています。日本では有栖川有栖や北村薫といった方々の訳文で読めます。
……すいません大嘘です。ぜんぶデタラメです。ほんとごめんなさい。こういうことやってるからミステリ系サイトとして認められないんだろうな、うち。つーかこの微妙なネタを判る人なんて「えむいち。」読者にいるんだろうか。
えーと、なんだっけ。ああはいはい、呪いね、呪い。呪いだけにラクダの歩みものろいなぁとか、ぜんぜんラクじゃないなんてネタが出てきたらどうしようかと思いましたが、さすがにそれはありませんでした(あるか!)。ラクダに乗るときは片膝を曲げるんですか、へぇー。カメラワーク、もうちょっとメイベル寄りでお願いします。
遺跡の中でも冷静に棺がずれていることに気づいたりと、メイベルは呪いを怖がる女の子じゃない様子です。ヘイスティングスへの物言いもどんどん挑戦的になってますね。メイベルは萌えキャラですが、(特定層の)視聴者に媚びない性格づけがいいですね。
呪いの可能性をも真剣に議論するポワロ、京極堂じゃないですが、古代の人々には彼らなりのパラダイムがあったということですね。パラダイムと言っても(以下自粛)。
今日のイチ萌えメイベルポワロさん:船に酔い、ラクダに酔い、スーツについた砂を気にしすぎ
2004年09月26日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第12回 エジプト墳墓の謎〜後編 メンハーラ王の呪い〜(NHK)感想
「時に迷信は真実を映し出す合わせ鏡でもあるのです」(エルキュール・ポワロ)
ありゃりゃ。ずいぶんとこれまた、某ミステリアニメみたいなことに。なにがどうとは言いませんけどね。しかしまあ、ネタばれじゃないと思うんで言いますけど、ラストで探偵役が犯人を恫喝するような展開にはならなくてホッとしました。これは単純に好みの問題で、作品的な優劣とは別の話なんですけどね。メイベルの表情を見てると、いつしゃしゃり出てくるかとハラハラしましたよ。今のところは節度を守ってるみたいで安心。
それにしても、今回もまた時代的な難しさのある話ですよね。作品が書かれた当時ならともかく、今ではマジメに呪いなんて信じてる人なんていないわけで。ミステリィというジャンルの鉄則として、これは確実な人の手による殺人。ならその方法は……と考えると、ほとんど一意に犯人が判ってしまいます。ミスディレクションも効いてないし。まあ現代日本の新本格作品のようなドンデン返しは望むべくもないわけで、だからこの話では犯人と探偵の、言葉の裏に隠された駆け引きを楽しむべきものなんでしょうが、なまじ映像化されているだけになかなかそれが伝わらないのが惜しいところ。ポワロがなんであんなことをしたのか、それに対してどうして犯人はあんな行動にでたのか、そのへんのフォローがもうすこしほしかったですね。
なーんて、こんな一ミステリマニアの穿った見方はあまり参考にしないほうがいいのかもしれません。
ところで今回のメイベル。うーんと、やっぱり砂漠だから半袖はまずいでしょう。個人的にも長袖は好みですし(聞いてませんから)。夜、ポワロに薬湯を持って来るよう言われるところで「夜伽か!?」と思ってしまった。切腹!
懲りずにイチ萌えメイベル:テントに映る影に怖がるメイベル。あれ? 前回は怖がってなかったのに。後の展開から言って仕込みじゃないとは思うんですが、まあどっちでも可。全部演技なら、それはそれで。
2004年10月03日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第13回 巻尺殺人事件(NHK)感想
「美しいのは、花だけではなかったのですね」(ミス・マープル)
ちょっと前半をぼーっと見てたら、伏線に気づかなかった。いけないいけない。
久々のマープル編&一話完結ということもあって、なんかスマートな話に見えましたが、見返してみるとけっこうトリッキーな作品ですね。毎度のことながら、こういうのはアニメで描くと、どこがすごいのかよくわからないですな。
ところで、スペンロー氏のキャラ造形はけっこう面白い。作中でも言及されているとおり、悲しみを表に出さないというのは東洋独特なのかも。欧米人にはあまり心証が良くないんでしょうか。それでも亡き妻を思って庭に花を咲かせるというのはちょっといい話。思わず、マープルおばさまが花言葉の知識でも披露するのかと思った。そういう方面の蘊蓄はないようで。そういうときこそメイベルの出番のような気もするんですが。やっぱりマープル編だと相方ヘイスティングスがいないから目立たないなぁ。
今日のイチ萌えメイベル:うーん。ピンクのカーディガンはかわいいな。
2004年10月10日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第14回 金塊事件(NHK)感想
「誰だってそんなことぐらい知っているわ」(ミス・マープル)
また日本人には判らないネタを……。レイモンドに「所帯を持つようになれば……」と言うマープルですが、あなた「ミス」ですから!(以下略
まあ、それがきっかけでレイモンドが結婚して、メイベルが生まれたんでしょうから、マープルおばさまに感謝ですね。マープルものだとメイベルを絡ませづらいということで、過去話に頼ったのは良い方向性です。この話が今後に効いてくるとなお良いのですが。この調子でメイベルの幼少期の話もごーごー♪(回想シーン大好き人間)
今日のイチ萌えメイベル:じゃがいも見ーつけた!(見つけたのはオリバーです)
2004年10月17日(日)
「名探偵ポワロとマープル」第15回 青いゼラニウム(NHK)感想
「貴方も人の気持ちがわかるようになってきたわね」(ミス・マープル)
うーん、今回は理想的! ミステリィとしても、メイベルシリーズとしても、とても良くまとまっていました。
まず、壁紙の花が青くなるという謎の提示の仕方が非常に魅力的。占いを頭から信じる気にはならないとしても、この不可思議現象によって興味を引きつけられる、いかにもミステリィの短編だなぁという感じ。それに用いられたトリックも基本的で判りやすい。いろんな意味で、ミステリィ初心者の方にとっつきやすい話だったんじゃないかなと思います。
そうして、待ってました! ようやくメイベルの出番ですよ! そうか、メインの謎を解くだけではなく、何故その事件がマープルに持ち込まれたかというところを推理するのですね。なかなか良い着眼点です。ラストは、メイベルだけじゃなくて見ているこっちも嬉しくなってしまう名シーンでした。ひさびさに満足です。
今日のイチ萌えメイベル:言うまでもなくラスト、マープルおばさまに褒められるところ
2004年11月16日(火)
「名探偵ポワロとマープル」第16回 エンドハウス怪事件〜その1 パーティーの夜に〜(NHK)感想
「私は……なんという間抜けだ」(エルキュール・ポワロ)
いや、ちょっと私反省しました。やっぱりこういう非常時なんですから、アニメが数週延期されたくらいでどうこう言うべきじゃないですね。どうしても自分のような庶民には、そういう余裕というか、慮る心が持てないものですなぁ。ということで久々のポワロとマープル。
いいですねー、面白いですよ。冒頭、冒険家シートンの行方不明記事を読み上げるヘイスティングスに、そのシートンを案じるメイベル。なんか、原作ともまた違う、アニメならではの世界観が築かれてきたという感じ。興味のないポワロさんも良いです。
さてニック・バックリー登場。「誰も本名で呼ばない」というセリフに思わず笑ってしまいました。狙撃されても気づかなかったり、全然動じる素振りがなかったり(そう思えるのはCVのせいかもしれませんけど)、天然系キャラっぽくて好きですねー。とはいえ、ミステリィの展開的に考えると……まあいいや、やめときましょう。
今日のイチ萌えメイベル:っていうかオリバーが活躍しとるー!!
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