2005年04月09日(土)
「ツバサ・クロニクル」第1話 必然のデアイ(NHK教育)感想
「サクラを……助けてください」(小狼)
おお! こういう話だとはまったく思わなかった。川崎ヒロユキ脚本、真下耕一監督。アニメーション制作はビィートレイン、NHKエンタープライズ共同制作。もちろん原作はCLAMP。
冒頭、いきなりOPがふたつあるのか? と思ってしまいました。ちなみに音楽でクレジットされている梶浦由記って名前だけは聞きますけど、実のところよく知りません。けっこう良い感じかも。
そして本編、いきなり「なまえをよんで」シチュエーションでくるとは! でで、殿堂入(気ぃ早すぎやっちゅーねん!)
で、主人公ふたりが小狼とサクラという名前なのは知ってたけど、まさか桃矢とか雪兎まで出てくるとは。もしやと思いきや、ちゃんと知世までいました。しっかり黒そうな性格で(笑)。CVがみんな「CCさくら」と違うのは意図的でしょうね(ちなみにサクラ:丹下桜→牧野由依、小狼:くまいもとこ→入野自由、桃矢:関智一→三木眞一郎、雪兎:緒方恵美→宮田幸季、知世:岩男潤子→坂本真綾)。さらに、テロップは出なかったけど、「ちょびっツ」の「ちぃ」みたいな娘がいませんでした? と思ったら、EDにそれらしき名が。しかもCV名塚佳織さんですか!
しかし、物語はそんな自己パロディめいた方向には進みません。サクラの背中に生える羽。そしてサクラの心は異世界に。なるほどー、心がなかったからあんな抑揚のない声を(時系列が違う! っていうかそういうネタはやめなさい)。それを取り戻すため、異世界の次元の魔女に逢いにいく小狼。そこには、ほかの国々から送られてきた人々が集っていた。この段階で、他CLAMP作品由来のキャラは排除され、物語はひとり歩きを始める。なるほど〜、うまい引きです。
で、このまま異世界ファンタジィまっしぐらかと思いきや、次回予告でまたまた予想は裏切られる。舞台は大阪!? おー、小狼だけにきゅーきゅー如律令発動ですか(最近何故かアベノづいてるなー)。しゃべってる人(人じゃないかもしれませんが)も気になります。うーん、予測不可能な展開は楽しみが尽きませんね。次回からも大注目です。
ところで、どうでもいいけどタイトル、「クロニクル」の下に「年代記」ってついてるのが、NHK的余計なお世話でアレだなー。
2005年04月16日(土)
「ツバサ・クロニクル」第2話 戦うチカラ(NHK教育)感想
「けれど世の中に偶然はない。あるのは必然だけ」(侑子)
あうー、前回の感想、どこもマジメに考察してて、ふざけたネタばっかり書いてるのはうちだけでしたよ……。まあ真下作品初体験だし、CLAMP作品自体それほど知らない自分にはこの程度の感想しか書けるはずがなく。
とはいいつつ、自己弁明するわけでもないですが、誰にだって、どんな作品であろうと、感想を書く資格はあると思うんで、あんまり気にせずごーいんぐまいうぇーですよ。ぷりーずぷりーずみーですよ(こういうことを書くからいかんっつーの)。
侑子のもとに集う、小狼+サクラ、ファイ、黒鋼の三人。物語のはじまり、冒険のはじまり。違う世界へ行くことに対価を求める侑子。えー、小狼が魔法陣の上で「てんそーしん、ちそーしん、すべてがあるようにあれ!」と言うだけで良いんじゃないんですか?(えー加減にせい) しかも侑子が小狼に求めたのは、サクラとの「関係性」。うーん、なにかの禁忌を犯したときの罰としてこういうことが設定される、というのはよくあるけど、はじめから定まっているのはちょっと切ないなぁ。あと、なんか回想シーンのサクラの声がかわいかった。
つーことで登場しました旅のお伴、モコナ@菊地美香かわいいなぁもう! もとの世界では人間形態だとかいうことはないですよね? 途中でサクラか誰かと「信頼関係のえんちょー」な仲になるとかいう設定もないですよね?(黙ってろ)
そして、最初に訪れた世界は大阪……ではないんですかね? 阪神国? って、大阪+神戸っていう意味じゃ……ないのか? で、三十分前の世界から小森くん登場(違)もとい、斎藤正義くん@瀧本富士子ですか。なんかかわいいなぁ。橋の真ん中に現れた小狼たちに「何をしているんですか!」と問う……や、あなた自身は何をしていたんでしょうか。実は単なる一般ピープルじゃない、とかいう設定でもあったりして。
サクラの記憶のかけら、ツバサを追いかけて抗争に巻き込まれる小狼。で、闘うことになってしまったのも「必然」ということでしょうか。闘いの直前で引くあたり、当然ながらCCさくらのような「魔法少女フォーマット」から外した作りになっていますね。
ところで次回予告、しゃべってたのはモコナですね。「誰のことかって? それは見てのお楽しみ〜」って、毎回やるんでしょうか。すでに今回の話で誰のことかは判るんですけど。
2005年04月23日(土)
「ツバサ・クロニクル」第3話 破魔のカタナ(NHK教育)感想
「ノリやノリ」(空汰)
「ノリノリー!」(モコナ・モドキ)
なるほど、たしかにいろいろ鳴っとります。これが真下節というものなのですね。アパートなんで大音量にはしませんけれど、雰囲気を楽しむアニメはけっこう好きかも。
阪神国なのに関西弁のキャラがいないなー、と思ったら出てきました。有栖川有栖(違)、もとい空汰@陶山章央。次元の魔女に借りがあるということで、小狼たちを家に泊める。このへんの事情も別の作品(xxxHolic?)で描かれてるんでしょうかね。
「モコナ、はねのはどうをおぼえた!」うあうあう〜、モコナかわいいよぅ〜。「波動を感じたら、『べきょ』ってなる!」きゃー、萌え萌え〜。なんでみんな、このかわいさを判んないかな〜(理解してくれとは言いませんが)。
人間キャラでは知世姫@坂本真綾が最高ですな〜。「別れは辛いことですが、私はあなたを見送りましょう」と、自分でやっといてしなを作る知世姫、やっぱ黒い。
お好み焼き屋の店員な桃矢と雪兎。「おにいちゃん、ホントにどこででもバイトしてるんだね」と、誰かが言ってそうな(笑)。やはり、こうやって、別の世界で出逢う見知った人、という状況は今後も幾度となく繰り返されることでしょうね。そして、本当に自分のいるべき世界の掛け替えのなさを悟る、みたいな展開になるのでしょうか。
些末ツッコミ。電信柱に掛かってる看板の電話番号、市外局番が「〇二」ですな。大阪なら「〇六」だと思いますが(もちろん、違う世界なのだから良いんだけど、何の意図があるのか勘繰ってしまう)。
次回予告、サクラがどんな格好かというと、「それは見てのお楽しみ」。このパターン、三回目にして既に苦しくなってきたぞ(笑)。
2005年04月30日(土)
「ツバサ・クロニクル」第4話 穢れなき放浪(NHK教育)感想
「サクラ、今度は必ず、君の羽を見つけるからね」(小狼)
相変わらず魅せ方が美しいなぁ。何度も言うとおり、真下作品初体験の私ですが、難解だとかそういうことはまったくなくて、非常にシンプルに、見せたいものをストレートに出してきているように感じました。
ファイが気にした、サクラの「本質」。人任せにしない、自分で自分の羽を見つけようとする意志。それはもちろん、「カード全部集めるって、自分で決めたんだもん」なCCさくらの世界と二重写しになって、視聴者の目に届きます。世界は違えど本質は同じ、だからこそスターシステムをやる意義があるわけで(ちなみに私も、スパロボよりは大甲子園のほうがイメージしやすいです)。
で、異なる世界を渡り歩く、これってまさに、我々アニメファンの生き様そのものだなーと。ひとつのアニメ作品を観て、またその翌日(あるいは同日)に、違う作品に接する。「世の中に偶然はなく、あるのは必然だけ」あるいは、プラネテスのごとく「宇宙はすべてつながっている」とするならば、その作品の取捨選択、触れた時期・順番にも、なにがしかの意味があるに違いない。そしてもちろん、別々の世界で、同じ(中の)人に出逢うこともある。そこでは彼ら・彼女らはまったく違う生き方をしている。でも、本質は変わらないものがあるはずで。だからこそ、ある作品のあるキャラに、声が同じ別の作品のキャラの影を見てしまうことも、けっして意味のないことではない。
……ということで、私が毎回しつこく声優ネタをくりかえすのも、それなりに正当化できたりして、なんて思った次第。ま、戯言なんで、あまり本気にとらないでください(だいたい、それだったら声優陣が元ネタと総入れ替えになってることの説明がつかないし)。
ところで、今日も今日とて萌え萌えモコナ。ファイ、モコナをクロガネに押しつけていわく、「これがけっこうかさばるんだよね〜」。モノ扱いかよ(笑)。「べきょ!」(か「めきょ!」か知りませんが)ってなっても夢の中……。次回はもうすこしがんばりましょう。
で次回は、今回もちょっと出てきた望月久代キャラ活躍ですかね〜。
2005年05月07日(土)
「ツバサ・クロニクル」第5話 魔術師のバトル(NHK教育)感想
「まーわるー、まーわるー♪ 水風船のようなわーたしー♪」(モコナ・モドキ)
なんかこのアニメ、別の意味で面白くなってきましたよ。
よく言われるのが、アニメでCGを使うときに、背景の画から浮かないように調整するのが難しいということ。私自身、キャラとかメカとかに不用意にCGを使われるのがあんまり好きじゃありません。それを考えると、今回のプリメーラ@望月久代の出す音符の異様さが際立ちます。なんつーかもう、世界から浮きまくっている。ここまでくると、もうあえて狙ってるとしか思えません。
このプリメーラというキャラにしてからが、そもそもネタというかパロディといってもいいような立ち位置で(声優のことまではよく知りませんが)。このアニメもまた、魔法少女然とした存在を解体しようとしているのかもしれません。
まあ、たちの悪い冗談であっても、見せ方が上品なんで不快には思いませんし、けっこう楽しんで観られそうです。
さて、モコナというキャラも、やはりこの作品の本質に近いところにいるようで。「めきょ!(ですな、やっぱり)」のおかげで、サクラの羽を宿したクダンの目星がつきはじめてきましたが……。「次回は正義くんにドッキドキ」って、ほとんどネタばれしてるやん! これもわざとなんでしょうなぁ。
2005年05月14日(土)
「ツバサ・クロニクル」第6話 泣かないナミダ(NHK教育)感想
「まだ、やらなきゃいけないことがあるのに、死んだりしません」(小狼)
いやぁ素晴らしい。キャラデザとやってることのミスマッチ感が、梶浦曲がBGMになることで見事に融合している感じ。今回はネタとしてではなく、真っ当に面白かったです。
根底に流れるのは、「強さ」の意味。当然、その中心にいるのは小狼なのだけれど、彼の周りにいる人間も、やっぱり完全な悪人はいなくって、みなそれぞれに強さを持ち合わせている。弱いと思っていた正義くんも、その功断はちゃんと強かった(サクラの羽を取り込んだおかげで強くなった、というわけではなかったようなのは評価点)。そして、小狼の熱い心を受け止めることで、正義くん自身も強さを身につけることが出来たのでしょう。それにしても、男同士で「熱くても平気」とか言ってるのを聞くと変な想像をしてしまう(黙れ)。いやほら、同じ梶浦BGMだし?(黙れと言うのが判らんのか)
ところで、正義くんの功断に焼かれたフグの看板、なんで骨格が残るんだ! 本物(づぼらや)にしたって、ハリボテだから空洞だと思うんですけど、どうでしょう。阪神国だけに半信半疑(0点)。
そして羽を取り戻した小狼。しかし、目を醒ましたサクラの口から吐き出されたのは、残酷な言葉。あ〜、少しずつ記憶を取り戻してく訳でもないのでしょうか。なんか閾値でもあるのかな? それでも、次元の魔女の言うとおり、記憶が戻ったとしても小狼との関係性は失われているでしょうし。この旅を続ける過程での記憶は最終的にどうなるのか、というのもありますが(セオリーから行くとそれも無くしそう?)。
雨の中、外でひとり佇む小狼を見て、「泣くかと思った、あのとき」というファイ。あれ? 大事な場面だから他の面々は席を外してたのかと思ったら、陰から覗いてたのか? 泣きたくなきゃ強くなるしかないというクロガネ、泣きたいときに泣ける強さもあるというファイ。「私、泣きたいときは泣いてもいいと思いますわ」ですかね(WaqWaqの神さまかよ)。このあとのシーンといい、なんか雰囲気が藤崎竜っぽい。封神演義も梶浦BGMでアニメ化してほしかったなぁ(今さら)。
闘いが終わって、みんなが集まって。いいなぁ、こういう大団円っぽい雰囲気って好きなんですよ。この作品、ひとつの世界での話が終わるたびにこういうエピローグが挟まれるんならお得ですな。さあそして、次の世界へ。「てんそーしんちそーしん」もとい、「モコナ・モドキもドッキドキ〜!」やっぱいいなぁ、これ。
さて〜、次の世界はどこなんでしょう(CLAMPファンなら予告を見て自明なんでしょうが、素で判らん)。「水戸黄門」っていったい。
2005年05月21日(土)
「ツバサ・クロニクル」第7話 砕けたカタミ(NHK教育)感想
「きっと、神の愛娘なんだな、サクラは」(チュニャン)
うーん、私にはじゅうぶん面白いんですけどねー。判りやすい話もけっして嫌いじゃないし(判りやすいキャラはときどき嫌になるけど)。あるいは、他の真下作品はこれ以上にすごいってことなんでしょうか。いつか観なきゃいかんかなー。
ということで、どこか知りませんがやってきました別の国。もうすこしましな現れ方は出来んもんなんですかね。いきなり連行されようとして刃向かう小狼。と、騒ぎを収めたのは小娘……もといチュニャン@伊藤静。しゃべりかたといい性格といい、かなり好きな感じです。けっきょく私の中に、キャラが萌えればそれで良し、という考え方があるのは否めません。サクラ@牧野由依もなんだかんだいって慣れてきましたし。っていうか小狼たち、領主には抵抗したくせに、チュニャンに「来い!」と言われたら従ったのか? やっぱかわいい娘ならなんでもいいのか(おい)。
チュニャンは小狼たちが密偵衆(でいいのかな?)ではないかと見込んでいた。モコナは水戸黄門を思い出したみたいだけど(って何故知ってる)、私にはやっぱりWaqWaqの防人が連想されました。あるいは上遠野浩平の事件シリーズの戦地調停士とか。
サクラの羽の力を得てのしあがった悪い領主と、それに反抗したチュニャンの母・チェニャン@山口由里子。まあ実に判りやすい構図ですが、不思議と領主やそのバカ息子の描写にそれほど嫌悪感を感じない。CLAMP作品の味なのか、真下監督の力量か、はたまた今回微妙に入り方がおかしい梶浦音楽のせいか(最後のは違うと思う)。
サクラ、福引きで一等賞x4。惜しいなぁ、別の世界のさくらちゃんだったら雪兎さんへのプレゼントにするとこですが(黙ってなさい)。
そして最後は領主のバカ息子ふたたび。チェニャンから奪った扇をチュニャンの目の前でバラバラに。残されたのはレイジングハートただひとつ(違うっつーの)。そのままチュニャンが魔法少女に変身するのかと思いましたよ。「落ち着いてイメージして、君の力を制御する、魔法の杖の姿を!」みたいな?
そうそう、この作品が好きな理由として、モコナ・モドキの存在も外せないですね。みんなのアイドルなこの子の存在を許容できるか否かも評価の分かれ目かと。
2005年05月28日(土)
「ツバサ・クロニクル」第8話 神の愛娘(NHK教育)感
「ふたりは、ラブラブ?」(モコナ・モドキ)
モコナー!! そうか、やたら萌えると思ったら、この世界での百合佳さんはモコナだったのか!(違います)
チュニャン@伊藤静はええ娘やね。声質が松岡由貴コンパチって感じで超絶好み。この物語、行く先々の国ではあくまで小狼たちは「異邦人」でしかないわけで、そこで暮らしている人たちの手助けは出来ても、最終的には彼ら自身が行動しなければ意味がない。チュニャンはまさに、その橋渡し役。
で、いっぽうの領主。こっちも実に良い感じの悪役で、やっぱり見てて不愉快な感じはしない。やっぱり声が大塚周夫だから、というのが大きかったりして(えー)。しかしその息子、チュニャンを自分の結婚相手に、とかいう話になって嫌そうにしてるのが意外でした。口ではいがみ合っていても、心は通じ合う幼なじみ、なんて間柄ではないのね(そりゃそうだ)。
さてしかし、最後に登場したジャアク邪悪の姫って、なんとなく雪の女王を彷彿とさせますけど、いいのか?(知るか)
2005年06月04日(土)
「ツバサ・クロニクル」第9話 妖しきオンナ(NHK教育)感想
「どうして駄目なんだ……。私が子供で、たいした秘術も使えなくて、足手まといだからか」(チュニャン)
妖しき女、略して妖女。どっちかというと幼女のほうが!(ベタでごめん)
サクラの羽の力で、城を守る領主。比嘉久美子、中川亜紀子、恒松あゆみの密偵衆三人も街に近づけず。名前が出てないとこ見ると、全部終わったあとにのこのこやってきて、役立たずに終わりそうな。
で、城の秘術を解くため、侑子@大原さやかにご相談。なんか、丸の中に顔だけ出るのって、昔のアニメみたいで面白い。っていうか、侑子のほうがよっぽど妖しいような。対価を要求する侑子に、なんかジャラジャラしたのを差し出すファイ、それをモコナが呑み込むと、かわりに出てきた泥だんご(正式名称不明)。モコナがひみつ道具みたいなノリで名前を叫んでくれたら嬉しかったのに。
で、城に乗り込むことになって、チュニャンもついていくという。「私も城に行って領主を倒す。母さんの仇をとるんだ。絶対いっしょに行くからな、いいだろ小狼!?」くわぁ〜、やっぱチュニャン@伊藤静めっちゃかわえぇ〜。それなのに小狼は「駄目です」。なにぃ〜、胸にすがりつかれても断るとは、涼様以上の精神力の強さ! 「出逢い方が、そんなに問題ですか!」(しずか違い)
チュニャンとサクラ姫を残して、城に乗り込む小狼たち一行。泥だんごを城に向かって蹴り上げ、バリヤを破る小狼。しかし、ピキピキって亀裂が走ったら、「パリーン」って割れるのがお約束というものではないでしょうか?(別にいいけど)
で、城の中は堂々巡りの迷路。やっぱりここは壁をぶちこわしますか。で、出逢ったのは観月先生……もといキィシム@勝生真沙子(や、このシステムからして観月先生でもありえなくはない)。
キィシムの秘術発動。領主の口ぶりからすると、自分の意志でこの城内にいるわけではないようですが、操られているのか、それとも本当に退屈しのぎに遊んでるだけか(個人的には後者のほうが好み)。
いっぽう、蜂起する街のみんな。私も行くというチュニャンに、「お待ちなさい」と声をかけるサクラ。他にやるべきことがある、と引き留める。ほうほう、ここで前回みんながサクラを「神の愛娘」だと認識したのが効いてきてますね。
で、小狼のほうも「やるべきこと」があるとファイから言われる。あー、こうやって、別々のシーンが同じフレーズでつながるのは好みです。また天井をパリーンとやって抜け出す小狼(とモコナ)。
さあ、そして出てきた領主の息子。小狼と一対一の対決です。ラストシーンを決めるために、モコナに「離れてくれるか」と言う配慮を見せる小狼でした。
それにしても、次回予告でまでいじられてるクロリンにちょっと同情を禁じえなくなってきた。ツッコミ役は大変ですね。
2005年06月11日(土)
「ツバサ・クロニクル」第10話 別離のカガミ(NHK教育)感想
「私の力は、誰かを幸せにするためにあるんだ」(チュニャン)
っていうか、樹の側からしてみれば、せっかく葉を落として冬を乗り切ろうとしてるところを、光合成も出来ないのに勝手に花を咲かせられてちっとも幸せじゃないような気がするんですが。……いや、別に機嫌が悪いわけじゃないですよ。ちょっと戯言モード入ってるだけ。
キィシム、やっぱ領主に操られてたのか! それにしてもあっさり服従するなんて、意外とプライドは高くないんですかね。んー、やっぱ、長芋にはマカロニですか(一度ウケたからってネタを使い回すお前こそプライドはないのか)。しかし、チェニャンは秘術というのは人を幸せにするためのもの、といいつつ、実際にはそれが可能だというのが微妙なパワーバランスですね。微妙なのよバランス(やかましい)。まあ、現実世界での「力」というのもそんなものなんですけど。そのために密偵衆という抑止機構の存在もあるのでしょうし。
で、領主の息子(名前を憶える気ゼロ)と戦闘中の小狼。モコナが耳をつかまれてブラブラしてるのがかわいかった。ブラブラでラブラブ(言わんでいい)。「お前が秘術で出したものか」と言われたら小狼、「モコナは使い魔じゃないよ!」と言うべきでしょう(世界が違います)。
いっぽうのチュニャン。サクラに取り憑いた(違)母・チェニャンとつかの間の邂逅を果たすも、すぐに別れが訪れる。「たとえどんな力を使っても、失われた命は決して戻らない。だからこそ、命は尊いのです」……これも、それこそ多くの作品で描かれる世界の理、掟ですね。きっと、この先どんな世界に行くとしても、それだけは変わらぬ真実であり続けることでしょう。
次回予告。え? 密偵衆って、どこかで見た顔だったのか。全然判らなかったけど……。
2005年06月19日(日)
「ツバサ・クロニクル」第11話 選ばれたアシタ(NHK教育)感想
「こんな奴、殴る手がもったいない」(チュニャン)
うわははは。直前の小狼のセリフを聴いて、なんかグレネーダーの紅みかん@松岡由貴の話みたいだなと思ってたら、ほとんどそのままのセリフが出てきました。ますますチュニャン@伊藤静、松岡由貴コンパチですな。
なるほどー。冒頭、やたらサクラが「助けて」って言ってて、こんな他力本願な娘だったかな、なんて違和感を感じてたんですが、偽者でしたか。しかも、小狼がそれに気づいたのが、自分を名前で呼ぶから、というのは切ない話です。
そして本物のチュニャン登場で、例の母親からもらった鏡で街の人の秘術を解く。チュニャンがやるべきことというのは、このことだったのですね。
捕らえられた領主。って、自由の身になったとたん強気だなキイシム! こいつが復讐するのには誰も何も言わないのね。チュニャンに「強くなれ」と言って去るのはちょっといい感じ。
で、サクラの羽回収。またひとつ蘇る思い出、それはサクラ姫の誕生パーティ。しかし、横にいるはずの小狼の椅子は空席のまま、名前も思い出せない……。ああー、これまた辛い。
街に幸せが戻り、やっぱり遅れて到着密偵衆。けっきょく個々の役名も出てませんし。しかしモコナ、「葵の御紋じゃない……」って、何を期待してたんだ。で、新しい領主を決めなくちゃいけない、という流れで、みんながチュニャンを推挙するかな、と思いきや、当のチュニャンは「領主はいらない」と来ましたか。直接民主制で行くにせよ、事後処理を円滑にするためには、ちゃんと代表を立てたほうがいいと思いますけどね。でもま、様子を見る限り、実質的にチュニャンが指導者みたいな感じですから、きっとうまくいくことでしょう。
そして、小狼たちはまた次の世界へ。「モコナ・モドキもドッキドキ〜!」ちょっと言い方変わった? ところでチュニャンが最後までモコナを「アレ」扱いだったのに笑った。
2005年06月25日(土)
「ツバサ・クロニクル」第12話 暖かなエガオ(NHK教育)感想
「目に見えるものだけが、すべてじゃありません。世界には、まだ誰も見たことのない不思議が、たくさんありますから」(小狼)
なるほど、藤隆さんの教え、よく判りました。これすなわち、物語は公式に描かれるものだけが絶対ではなく、こっち側で勝手に妄想したり二次創作したりしても全然OKということですね!(なんか前、似たような言説をどこかで目にしたような)
湖に住まう、二万年生きたクジラ(違)もとい、怪魚@野沢雅子に、自分は何故ここにいるかと問われるサクラ。一度目は答えられない、けれど二度目には、わずかに取り戻した記憶、そして、今そばにいる仲間が支えになってくれる。ツッコミを入れようとすれば、あんなあからさまな記憶の欠落があって、それを今横にいる「小狼くん」に結びつけて考えられないのが不思議なんですけど、それこそが侑子さんの呪なんでしょうね。
いっぽう、小狼のほうもさらに幼少の失われた記憶を、サクラに埋めてもらっていたという過去が明らかに。記憶を無くした少年と考古学者の父、ってのはW〜Wish〜の潤和くんみたいですね。サクラ姫、小狼のことを「小狼」って呼ばないんなら、せめて「おにいちゃん」と呼んでくれませんか(却下です)。
湖に上がった小狼にファイがかけた「辛いことはね、いつも考えてなくてもいいんだよ。忘れようとしたって、忘れられないんだから」という言葉も胸に響きます。考えてみれば、ファイがずっと笑顔でいるというのも、秘められた何かがあるんでしょうね。小狼が潤和なら、こっちは裏事情を隠して笑顔で押しかける腹黒許嫁。ファイだけにファイなる・あぷろーち(一度は書いてみたかったネタ)。
そんなこんなで今回の世界は一夜限り。けっきょくどんな世界なんだかよく判んなかったけど、きっと、湖の下にはこびとさんたちの楽しい世界が広がっていることでしょう。ぷきぷきぱよ。
2005年07月02日(土)
「ツバサ・クロニクル」第13話 まぼろしのオトギ(NHK教育)感想
「書物や歴史書が、真実のみを語っているとは、限りませんから」(小狼)
小狼、前回から急にこういう口調増えましたね。今さら去年の流行語に感化でもされましたか?
やってきたのは「雪の女王」の世界……って違うっつーの(お約束)。真下演出に出崎演出まで加わったらどうなるのかと思ってしまいましたよ。でも鳥は多くてちょっと笑った。
しかし、毎度ながらこの、訪れた世界の住人たちに邪険に扱われるという構図は、観ててあんまり気持ちの良いものじゃないですな。大衆の偏見こそがもっとも唾棄すべきもの。だいたい、子供をさらった犯人に目されるって、ホントにそうだったとして、じゃあその子供はどこに行ったんだという話ですよ。あ……今すごーく嫌な想像をしてしまった。
っていうかカイル、「部屋に鍵をかけさせていただきます」って、中から開けられないタイプの鍵をかけられるのか! ミステリだったら、むしろこの人が犯人ですよね(お前のほうが偏見にまみれてるぞ)。まあ、サクラちゃんみたいに窓から外に出られてしまうから意味ないんですけど。
それにしても、相変わらずモコナかわいいなぁ。サクラちゃんなんか目じゃないくらいめろりんきゅ〜ですよ。「侑子の差し入れのシュークリーム」がなくなったのはなんかの伏線だったりします? しかし差し入れって。そんなこと言いつつ、こっそり黒りんの荷物を対価として差し出してたりしたら笑えます。差し入れっていうか質入れみたいな。
次回予告、「いらっしゃいまほ〜」って何だよ! それじゃ、サクラはサクラでも、野川さくらのほうですよ。
2005年07月09日(土)
「ツバサ・クロニクル」第14話 真実のレキシ(NHK教育)感想
「決めつけてはいけない。真実は、たくさんの事実を集めて、判るものだから」(小狼)
「真実は」のあと、「いつもひとつ!」なんて言うかと思ってドッキドキ(黙れ)。
っていうか、小狼くん、なんかだんだんしゃべり方が名探偵っぽくなってますよ。今回の世界からして、「不思議な力を使う者はいない」とわざわざ言及されてたりするあたり、まるで「この世に不思議なことなど何一つとしてないのだよ」な本格ミステリの世界だと言わんばかり。今どきノックスの十戒でもないでしょうが。だいたい、あれ第5項に問題があるし。
なるほど〜、忌み言葉ですか。道理で、いくらここで「ちっちゃいこ萌えー」と叫び続けていても、いっこうに私のもとに幸せが舞い降りないわけです(じゃあ、二度とそういうことを口にするな)。
といいつつ、懲りずにしゃべるわけですが(おい)、窓の外を見つめる子とか、サクラの羽を見上げる子供たちとか、目が虚ろなのがめっちゃ怖いです。目線の先が定まっていないというのはぞっとしない。やっぱりー、望みとしてはー、上目遣いでこう顔を見上げてくれると、きゅんっとなって思わずのりちゃんみたく「ああっもう抱きしめたい!」と、ね。なりませんか?
モコナの「いらっしゃいまほ〜」、ホントに出るとは思わなんだ。「超忍び込み」だそーです。じゃあ今度は是非忍者学園の世界にでも来てもらって、音速丸と一緒に特訓を!
ってことで小狼くん、「犯人はお前だー!」。えー、予想通りなんですけど、解決編の前に言っちゃっていいの?(だからミステリじゃないっての) こうなると、観念してぺらぺら事情を話すか、逆ギレして抵抗するか、さあどっち!
2005年07月16日(土)
「ツバサ・クロニクル」第15話 信じるココロ(NHK教育)感想
「俺が、姫の言葉を、疑うはずがありません」(小狼)
黒鋼の次回予告が面白くて本編の内容が吹っ飛んでしまったよ〜。モコナの超声色かと思ったら、本人だったのか!
いや〜、小狼の真相の指摘といいサクラを人質に取るカイルといい、果ては隠し扉って! なんか通俗的な「ミステリー」って感じが漂ってきましたよ。
しかし、まだ残る「解けない謎」。エメロード姫の「気をつけて、誰かがずっと、あなた達を見ている」という言葉。それはテレビの前のあなた達です!(違) や、そこまでいくとメタミステリになってしまいます。まあ、ある意味メタっちゃメタな作品なんですが。
そこがまた問題なんですよねー。いかんせんCLAMP作品をあんまり知らないから、今回の話だって「エメロード姫」とかいうのがどれだけ暴虐な悲劇の姫だったかなんて全然知らないもんだから、さっぱりその方向で楽しめない。別のアニメ同士ですらこじつけて楽しんでしまう私だけに、けっこう悔しいです。
ちなみにサクラちゃんにだけ見えていたエメロード姫、霊魂を見る能力がある、ってのはCCさくらの設定ですね、そこは判りました(神官=桃矢おにいちゃんもだし)。
しかしラスト、挨拶もせずにさっさと次の世界に向かってしまう小狼たちがちょっと面白かった。今までみたいにかわいい女の子がいない世界には未練はなかった様子です。って、「モコナ・モドキもドッキドキ!」はどうした!
2005年07月24日(日)
「ツバサ・クロニクル」第16話 強さと優しさ(NHK教育)感想
おお、一話完結。なかなかコンパクトで良かったです。せっかくのNHK声優・豊口めぐみの出番が1話で終わってしまったのは残念ですが(黙れ)。
今回の世界は、闘って一番強い勇者を決める、エンジェリックレイヤーの世界(違)。試合中に唐突に出現した不審者がいきなり大会に出られるあたり、主催者の懐が深いですね。さすがいっちゃんさん、自分も不審者だけのことはあります(違うというに)。
で、ファイと黒鋼の試合。おお、最近すっかりいじられ役が定着したくろぽん、久々の見せ場か……と思いきや、場外で二人失格。っておいおい、いくら小狼を信頼してるからって、そんな簡単に。でもまあ、自分で言ってるとおり、ファイのほうがホントに強いんでしょうね。仮面をかぶせられて、「とってもとらなくても、どちらもいっしょだったりして」その笑顔も仮面、というわけで……。なんか最近、この人好きになってきましたよ。
いっぽう、「モコナも乾燥中なのー」こ、こいつは最初からずっと好きー(笑)。サクラといっしょに、キーファ@神谷浩史とシャルメ@豊口めぐみの話を聞く。このふたりの関係、明らかに小狼とサクラの関係に相似してますね。どうして男の人は強さにこだわるのかというシャルメさんですが、あとで言うように強さにも二種類あって、肉体の強さと、心の強さ。小狼は両方を持ち合わせているけど、サクラも(シャルメも?)心が強いことはたしかでしょう。「カード全部集めるって、自分で決めたんだもん!」(違……わないけど)。
けっきょく宝はサクラの羽ではなくて一件落着。「羽に似た波動」だからOKってことで……そーかそーか、じゃあ巷に溢れる二次創作の類も「原典に似たキャラ」ってことで許されると(黙れ)。
次回予告。えー、桜の国? 月? って最後、すごい絵が出たぞ!
えむいち。