2006年07月16日(日)

「となグラ!」KURASHI 1 30センチの片思い(キッズステーション)感想

評価: 9点[前回比: -](累計: 9/10 平均 9.0)

 あらあら禁止!

 原作既読(最新刊まだ読んでないけど……)。ずいぶん早くからアニメ化が告知されてて、どうなることかと思ってたんですが、バカをやるならとことんバカにということで、きっちりお約束に仕上げてくれました。これはもはや業みたいなもんで、観ざるを得ないわけであります。ちなみに見聴き所は言うまでもなく、まりえちゃん@葉月絵理乃です、はい。

2006年07月22日(土)

「となグラ!」KURASHI 2 ツンツン香月と誘惑エプロン(キッズステーション)感想

評価: 8点[前回比: -1](累計: 17/20 平均 8.5)

 この作品もアバンの回想シーンに期待です。ただし、手の描き方をもうすこしがんばりましょう。

 まあ、このへんはこんなもんでしょう。展開知ってようがいまいがお約束には変わりないから、可もなく不可もなくといったところ。ニーナ@辻あゆみが出張ってきてるのは嬉しくなくもなくもなくもないですが(原作では3巻から登場)。といいつつ個人的には、ここでの見所は撃ちたがってるまりえちゃんだと思うのです。しかし葉月絵理乃も、ここまでアリスちゃんっぽい演技せんでも。

2006年07月26日(水)

「となグラ!」KURASHI 3 キリッと勇治にドッキリ香月(キッズステーション)感想

評価: 9点[前回比: +1](累計: 26/30 平均 8.7)

 初音さんの制服姿がコスプレにしか見えない、と思った方は多そう。

 これはなかなか面白いかもしれません。最初からキャラがそろってると、ここまでテンポが良くなるとは思いませんでした。原作では、ちはやちゃんぐらいしかいませんでしたからね。それでいて、ちゃんと最後はいつもどおり勇治@吉野裕行と香月@神田朱未の話に収束させているのは見事。吉野裕行さんもけっこう芸達者ですね。岸尾大輔の域にまで達する必要はありませんが。
 ともかく、見せたいモノがはっきりしているから、実に気持ちよく観られます。あ、見せたいモノって、女の子のスカートの中ではないですよ(言わんでいい)。

 ニーナちゃんの話は次回クローズアップされるようで楽しみ……だけどこのサブタイはやめい。

2006年08月05日(土)

「となグラ!」KURASHI 4 にゃあ〜(キッズステーション)感想

評価: 9点[前回比: ±0](累計: 35/40 平均 8.8)

 恥ずかしい顔文字禁止。断固として拒否。

 でも本編が面白かったので許します。猫たちの王国へ迷い込んでしまったまりえちゃん、「べたべたしてくるのが嫌い」とニーナちゃんに対する想いとうまく絡めています。シチュエーションが全然違うので単純比較は出来ませんけど、兄である勇治への想いを中心に描いていた原作と比しても、ニーナちゃんとまりえちゃんの友情という点をフィーチャーしたこのお話は良かったのではないかと。勇治もちゃんといいおにいちゃんしてて好印象。はるまくんとの今期ベストおにいちゃん賞を競い合ってください。
 相変わらずテンポも抜群で、本質的にアニメ向きの素材なのかもしれませんねこれ。リビドー勇治を即座に排除にかかるまりえちゃんはもはやお約束の域に達してて観てて気持ちいい。もちろんニーナちゃんもかわいいし。まあアレですよ、胸は飾りですよ。ってか、そのおかげで一回り大きい制服に身を包む機会に恵まれ、ナガソデとちっちゃい手が強調されてていい感じ。

2006年08月30日(水)

「となグラ!」KURASHI 8 香月×初音 水泳対決!(キッズステーション)感想

評価: 9点[前回比: +1](累計: 68/80 平均 8.5)

 メディア部・大河内望巳@江里夏の声を聴いてると、なんか申し訳ない気分になってくるのはなんでだろう。「Canvas2」のエリス@名塚佳織以来のどきどき。

 というのにほだされたわけではないですが、今回良かったです。前回は何故オチを変更したのか? と思ったんですが、この流れなら初音さん最強伝説を打ち立てるわけにはいきませんね。侑子さん憑依もここぞという時のとっておきということで、むしろ出し惜しみされる方が怖くて良いです。
 いろいろあっても、ちゃんと勇治は香月のことを見てる、というのもいつも通り。久々にラムネな距離のベランダも登場して、いい感じの二人の距離。残り話数的に、あとはアレをやって締めでしょうか。もう一つくらい、なんか驚かしてほしいという期待もありますが。といっても、「AQUA」な紙袋とか、そういう方向のネタじゃなくて。

2006年09月06日(水)

「となグラ!」KURASHI 9 もしかして、ヤキモチ?(キッズステーション)感想

評価: 9点[前回比: ±0](累計: 77/90 平均 8.6)

 ついにこの幼なじみグラフィティにも谷山紀章が殴り込み。

 小五郎先生登場。なるほどなるほど、原作でさらっと流された勇治のカメラマン云々の話がこういう意味を持っていたとは。やはり物語の組み立て方、見せ方が非常に巧いですね。妙なテンションの演出はむしろ今まででいちばん原作の雰囲気に近かったと思いますが。中学時代の香月が何とも言えず良いです。女の子の最後の華とも言える時代をいっしょに過ごせなかったなんて、ゆーちんももったいないことしたなぁ。スタートラインはまだ先なんて思ってるうちに、実はとっくにゴールテープを切っていたりするのですよ(最悪だなお前)。
 まあ、戯言はともかく。幼なじみだとか、かつての想いというのは言ってしまえば過去にとらわれているもの。それを真正面から肯定し、時間を止めてしまったのがラムネという物語。でも、この作品の向かうところはやはりそこではないはず。勇治の知らない香月、香月の知らない勇治(カメラのエピソードがここでも効いてくる)。屈託なく夢を語る小五郎先生の姿が、勇治には自分と違って大人に見えて。果たしてこのアニメではどんな答えを出してくれるのか。もう一組の幼なじみ・町田&芹沢の活躍も楽しみにしつつ見守りたいと思います。

2006年09月14日(木)

「となグラ!」KURASHI 10 ビキニだよ?全員集合!(キッズステーション)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 87/100 平均 8.7)

 初音さん、そこはやはりラムネにすべきだ。

 迷ったけど満点にします。どうやら、とことんまでひっぱるみたいですね。理不尽なまでの香月のゴロ先生びいきにすねる勇治。砂のお城は夢の城、海の水は乙女の涙。海水浴といえば切ない悲恋譚、そんな萌えアニメの鉄則がしっかり守られていて好印象です。しかも、思い煩うのが女の子のほうだけではないというのがなかなかに新機軸。勇治に大人になれという香月、その比較対象たるゴロ先生も言うほど大人じゃないのは端から見れば自明だけれど、でも勇治にとっては否定できない部分もあって。思い出の幼なじみという過去の関係性から未来へ、ここからどう飛び立てるかが見ものです。

 まりえちゃんのすくみずは言うまでもなくコレクト。むしろ原作よりこだわりがあって大変よろしい。

2006年10月04日(水)

「となグラ!」全13GURASHI(キッズステーション)総評

 ぜんぶ初音さんの妄想小説だったというオチには驚き(違)。

 そんなこんなでグラフィティ。まあ、きわめて順当なとこに落ち着いたということで。あのまま、香月が思い出と決別して……というのだったら、それはそれで評価したんですが。いなくなった人を偲ぶような描写ってけっこう好きなんですよ。って、どうにも退廃的でいけませんな。まあ、こっちのほうが初回との(そしてタイトルとの)平仄は合うといったところ。「幼い日の思い出」がテーマになってる作品のうちでは、その「思い出」が実は勝手な思いこみにすぎなくて、実はあやふやな姿をしていた、というところがちょっと新しいかも。もっといじくればミステリにもなりそうですけど、まあやらんほうが吉ですか。
 最終回では、勇治やまりえちゃんとの別れを前にして泣きじゃくるニーナちゃんを見てるとやっぱり落ち着かない気分になってしまいました。それ以上に、前回の初音さんの幼少期のお姿もどことなくアヤカシの匂いがしたんですが。
 それはともかく。想いをそのまま態度に出せるというのは、ある意味子供の特権。素直になれない香月の姿と対比されてるんでしょうね。それは子供でもなく大人でもない微妙なお年頃。そういう煮え切らなさを楽しむのが、この作品だったということでしょう。私も、もうちょっと若かったら、もっと楽しめていたのに、と悔しいところがあります。ちはやちゃんは「10年後もゆーちんが帰ってきてくれるとは限らない」とか言うとりますが、高校生から10年後っていったら20代後半ですよ。大の大人です。それでずっと「昔の幼なじみが……」とか言ってたらちょっと困ってしまうところ。実年齢がそこに近づきつつある自分としては、なかなか胸中複雑で、香月たちにあまり感情移入できなかった面もあります。ってことでかわりに、まりえちゃんの愛らしさに心奪われてみたりもするのです(ダメな大人だ……)。
 総点は72点。評点グラフは以下の通り。原作既読者としてみて、意表性は大きくなかったけど、シリーズ構成はしっかりしてたと思います。
 
評点グラフ - となグラ!

 ちちゃいこすてーしょん次作は「乙女はお姉さまに恋してる」。まあ、私的には観ざるを得ない作品。