2004年10月09日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第1話 新しい予感(KBS京都)感想
「はじめまして、マルチと申します」(マルチ)
とりあえず、既に各地で言われてますが、アニメ魂のOPがびんちょうタンだー!! これはほんとにアニメ化するのかな? 瓶詰妖精あたりと15分×2で希望(あ、あれは動画大陸枠だったか)。
で、本編ですが……。うーん。私、前作を観てないからなぁ。マルチだけは「こみっくパーティ」とか「アベノ橋魔法商店街」で観てるんですが(前者はともかく、後者はパチもんだ、うぐぅ!)。なんとなく、この主人公が気に入らんのですけど。目が細いのがダメだな(えー)。
しかしまあ、さすがにこのラインナップはすごいですな。キャストを観て驚愕。幼なじみの神岸あかり@川澄綾子とか、姫川琴音@氷上恭子あたりがぱっと見で気になる感じ。まあ、もちろんマルチ@堀江由衣の動向が今回の話のキーになってくるのでしょうけど。それなりに期待です。
2004年10月16日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第2話 昔と、今と(KBS京都)感想
「とぉりゃ〜」(マルチ)
やっぱこれ、OPの切れ方がおかしいような。第一期の曲の使い回しで尺が合わなかったんでしょうか?
やや、しかしこれは面白い! キャラがほんとみんな魅力的で、見てて飽きないですね。今回は浩之の見せ場をラストに絞っているためか、他のシーンは神岸あかり視点が多かったのも良かったんでしょうか。今回はなんか宮内レミィ@笠原留美がかわいかったです。来栖川姫子(わざとです)綾香@岩男潤子も不思議なしゃべり方ですけど。
うーん、しかしやっぱり、第一期を見てたらもっと楽しめたんだろうなぁというシーンがあちこちに。これは今からDVDなりで補完すればいいという問題じゃなくて、きっとあの時にリアルタイムで経験していないと味わえない感覚なんだろうなぁと。先週第1話を観てから他サイト様の感想を拝見して、そう思った次第です。調べてみると第一期放映は1999年……ちょうど私は高校三年生でしたね。あのころはこういう系統のアニメには手を伸ばしてませんでしたからねぇ、惜しいなぁ。
記憶をなくしても、また新しい思い出を作っていけばいいみたいな、こういう言い回しはなんか最近やたらいろんなとこで耳にした気がするんですが(笑)、やっぱりこの作品ではその重みが違うんでしょうね。それはもちろんヒトだろうがロボットだろうが関係なく。
それにしても。ラストでマルチが「とぉりゃ〜」とか言いながら廊下の掃除をするところ。いつ「ほああ〜」と言い出すかとハラハラしたのは私だけではあるまい(笑)。ほっちゃーん!
2004年10月23日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第3話 そして、君は(KBS京都)感想
「また、逢えました」(マルチ)
ううむ、やっぱり前作を観ていない身としてはいろいろ興味深い作品です。細かく前作の話に絡めた作りをしてるみたいですが、ちゃんと肝心なところではフォローを入れてくれるのはありがたいですね。そうじゃなきゃ、いきなり浩之がバスを追いかけ始める展開はちょっとどうかと思ってしまうところでした。あと、麦わら帽子をかぶるマルチの姿も、うっかり浩之の妄想なのかと思ってしまいました。最近そういう主人公多いからな……(観ている自分がいちばん妄想癖が激しいという説も)。
ちょっと考えたことは、やっぱりマルチはロボットとして人間を楽しませることを第一に考えるんだろうなぁと。もちろん、そのためには楽しいとはどういう感情なのかを自分自身で知っておかなければならないわけですが。しかし、浩之ちゃんのほうはまったくマルチを人間と同じように扱っていて、なかなか好感が持てますね。不本意ですが(何故)。
しかし、ワンピースの私服姿のマルチはどう見ても小学生くらいにしか見えませんな。HMなんたらってのは設定年齢というのは決まっていたりするもんなんでしょうか。ほんとに高校生という設定なのだとしたら、なんか開発者の趣味でも入ってるんですかね。どうなんですか、長瀬主任!? スパッツに上ジャージ姿でお茶汲みさせるなんて、職権濫用もいいとこじゃないですか! うらやましいなぁ、私もこういう技術者を目指そうかな(無理ですから。残念!)。
2004年10月30日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第4話 強さと、優しさ(KBS京都)感想
「いっ、いたい浩之ちゃん、痕がついちゃう、あとがついちゃう!」(神岸あかり)
そうか、そういうことか! ラストのシーンでようやく、老人の正体が判りました。気づくの遅いよ自分……最近いろいろ鈍くなってるなぁ。
なるほど。マルチの話がいちおう一段落ついて、他のキャラのクローズアップ話に移行するのかと思いきや、ちゃんと重層的に話を作ってあって面白いです。葵をサポートする浩之ちゃんですが、けっきょく格闘技というのは本人の力次第。そういう勝負の厳しさを見せておいて、マルチのエピソードでもそれと表裏一体のテーマを語る。やっぱり印象通り、マルチには本当に人間的な感情以外は特殊な機能を備えていないのですね(それとも、スペック上の問題で備えられない……のかな?)。まあ世の中、介護ロボットもAIBOもどっちも必要だという感じなんでしょうか。
それにしても、ほんとこのアニメ、キャラがひとりひとりすごく良いな〜。それぞれの立ち位置がしっかりしていて見所があります。そういえば私、執事のことを英語でセバスチャンと言うんだと思い込んでいた時期がありました(アキハバラ電脳組でも出てたし)。志保ってキャラもいいですね。ヒロインの友人という立場で、こういう元気な娘って好きっていうかっていうかっていうかー(それは志保じゃなくて志穂だ)。
そんなこんなで、最近、古本屋でToHeartのアンソロ本を目にするたびに買いたくなってしまう私でした(いや、買えよ)。
2004年11月06日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第5話 超えるべき壁(KBS京都)感想
「違うわセリオ。女王は強くあるべきなの」(来栖川綾香)
そうか、いまいち葵たちの格闘技の正体が不明だったんですが、オリジナル種目だったんですね。てっきり高校総体かなんかだと思ってました。やっぱり、ちゃんと基本的なことは押さえておかないといけないな〜。そう思って、高雄右京版の電撃コミックス[amazon]を全三巻揃えたんですけどね、まだ全然読めてません(アニメやゲームじゃないのは資金不足の学生身分として致し方ないところ)。
まあ、こういう話は、こういうふうに描くしかないんだろうなと思います。葵や綾香にスポットをあてつつ、同時にシリーズ共通の目的としてマルチの成長も描こうとしたら、話の筋はだいたい決まってしまう感じ。予想の範囲に収まることがいいんでしょうね、この作品は。
しかしだ。そんな本筋とは関係なく、私がいちばん驚いたのは来栖川芹香@岩男潤子その人。このキャラ、セリフがほとんど聞き取れないんですが、それがデフォルトのようですね(前回のは演出上のものかと思った)。ありか、こんなの。それに加えて、無言でピースしたりジュースを両手で抱えて飲んでたり、仕草がかわいいし。非常にイレギュラーなケースではありますが、来栖川先輩を当作品の最萌キャラに認定いたします。琴音ちゃん@氷上恭子とかもかわいいんですけど、そういう並のレベルとは一線を画してるんで。
とかくこの作品については、他の感想サイト様の文章から、思い入れの強さがありありと伝わってきて。初見者としては気後れを感じつつ視聴している次第であります。って、ということは、うちも他作品でそれを感じさせるような感想を書かないといけない訳ですね。その道は果てしなく険しく……。
2004年11月13日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第6話 思い出の街、思い出の人(KBS京都)感想
「元通りとちゃう。変わったで。……微妙にやけど」(保科智子)
素晴らしい。第一期に思い入れもない、関西生まれでもない私でも胸に響きました。しかし、余計なお世話ですが、これ神戸サンテレビでは放映してないんですよね……。Wikipediaによると第一期はやってたらしいのに。ちょっと片手落ちな感じ。
光希桃さんの感想率調査が出たので、新規に「えむいち。」を訪れていただく方が増えると予想されます。ですので改めて言いますが、私ことぷらとーは第一期を見ておりません、ゲームもやっておりません。電撃コミックス版は揃えましたが1巻しか読了していません。以下の感想はそういった予備知識の不足した状態で当作品を分析した結果であることを踏まえてご覧下さい。
阪神淡路大震災からの復興を遂げつつある神戸という街。時節柄、やはり思いは新潟に向いてしまう訳ですが、よくぞ放映してくれました。むしろこんな時こそ、やる価値のある話だったと思います。時は無情なまでに疾く過ぎ去ってしまうものですが、だからこそ救われる思いもある。いつかはその日が来ることを信じていれば、今を生き続けることができるのかもしれません。
そして、その思いは、5年の時を経て蘇ったこの作品自体にも共通するものです。保科智子の言う通り、最初のうちは元のままのような姿を見て懐かしさを覚えても、微妙な点では変わったところばかり。もちろん何度も言う通り、私には判別できないものですが、他サイト様を見れば一目瞭然です。新番組継続率調査を見ても、浩之ちゃんの声が……というコメントばっかりですし(最初のコメントがうちなのはご愛嬌)。だけど、それは当然のことでもあります。そうでなければわざわざ新作を作る必要なんかありません。旧作の再放送で充分です(個人的には先にそれをやってほしかった気もしますけど)。
マルチを想い、長瀬主任に心のうちを明かす浩之。プロサッカー選手の道を歩み始めた雅史。そして神戸の地で自分の人生を歩んでいく決意をした保科智子。みんなそれぞれ、おそらく前作の着地点から更なる一歩を踏み出していっているように思います。それは前回の葵にしても同じですし、今後描かれるであろう他キャラクタについても同様でしょう。それは前のシリーズが好きな人には原作破壊ともとられかねない道ですが、それは宿命みたいなものです。それを顧みず「その先」に挑戦しようとする製作陣の意気は、すくなくとも私は評価できると思います。
さて。そういうことを措いても、この作品は見所が満載なわけであります。まだまだ書きたいことが山ほどありますので、もうしばしおつきあいを願います。
まずは登場、保科智子@久川綾! なんか委員長とか呼ばれてますよ! 相変わらず全然設定が判りませんが。大学がどうこう言ってたから先輩なのかと思ったら、やっぱ同級生みたいですね。しかし、眼鏡をかけてるシーンが少ないのが残念でした。私にとってメガネっ娘は生き様であり、着脱可能なものではないのですよ! たとえPCゲーム原作とはいえ、最後まで眼鏡は外さ(ry
そ、それにしても、やっぱエエわ久川綾さんは〜(と誤摩化す)。アニメの関西人キャラって、キツい感じの人が多いので、柔らかい系統の保科智子のしゃべりは耳に心地良いです。といっても、ネイティブの方によると関西弁でも大阪・京都・神戸で微妙に違うらしいんで、ホントに神戸弁になってるのかどうかは判りませんが。智子の父親なんか、明らかに違いますからね。CVが茶風林さんということで、もっと横幅の広い体格の、典型的大阪人をイメージしてしまったり(笑)。親子で方言の系統が違うってのは良いのか? まあ別居してるらしいですし、職業柄大阪の人とつき合う機会が多いという解釈で。
あと今回は、冒頭からマルチの充電シーンが出てきたり、長瀬主任から分厚いマニュアルを渡されたりと、そうかーマルチって機械なんやなーと改めて再認識しました。しかし次のシーンでは新幹線に酔ってたりしてかわいい。目がぐるぐる回る〜ですよ。フラフラなフリして貴方の胸に飛び込みますか?(観れないくせにネタにし過ぎ) しかし充電の仕方、PCにつないでいろいろ操作しないといけないとは面倒くさいですな。どうも画面を見るとWinっぽいし、例の「デバイスを安全に取り外す」とかいうことをしないといけないんですかね。USB2.0とかでプラグ&プレイ自動充電という仕様にしときなさい! まあiBook←→iPodでもFirewire(IEEE1394)を勝手に外すと怒られますし。不具合が起こった試しはありませんが。というか、真のメイドロボットならご主人様に抱きつき→きゅいーん充電中〜。というのが理想では(黙ってろ)。
あと神岸あかり@川澄綾子もいいですね。やはり浩之ちゃんに幼なじみ以上の感情をぶつけることになるのかな……。そうそう、ぷらとーさんは幼なじみ原理主義者でもあったのでした、自分で言っておいて忘れてた(おい)。しかし、このうえ幼なじみについて語り出すとあまりにも長くなるので(すでに本文の文字数が2000字を超えてるし)また次回以降に。
そして毎回恒例、ラストのOPテーマ曲バックコーラス。ほんと、これだけ毎回やられると、いいシーンなのに笑えてきます……と思ったらどうしたマルチ!? なかなかシリーズ演出が巧いなぁ。
2004年11月19日(金)
「To Heart」第2話 放課後の出来事/第3話 陽だまりの中(KSS DVDシリーズ)感想
「あんた、あの来栖川先輩と親しくなるなんて大変なコトなのよ〜!? ほとんど天然記念物並みの珍しさなんだから〜」(長岡志保)
ついカッとなって(以下略)。や、個人的には充分面白い今期の「Remember my Memories」なんですが、どうも第一期のファンだった方にはいろいろ複雑な思いがあるようで。そこまで言われると、果たしてどれだけの傑作だったのかと気になってしまって。まあ買ったのは1枚だけですけど。どうして2巻なのかというと……ジャケットの来栖川先輩にやられました。
結論としては大満足。たしかにこれは良いですね。きわめて典型的な話ではあるんですけど、見せ方とかキャラの動きが非常に面白いので、飽きることなく見られます。
第2話は、コンサートのチケットをめぐる四人のすれ違い話。なるほど、あかりが携帯電話を持っている今ではもう作れない話なわけですね。志保ちゃんがかわいいです。
そして第3話。浩之ちゃんは忘れっぽいという話。とにかくもう、期待通り来栖川芹香先輩が大活躍で最高でした。iBookのDVDプレーヤの音量を最大にしてようやく芹香先輩@岩男潤子さんのセリフが聞き取れる。おかげで他のキャラがやたらに大声です(笑)。いいな〜、この人。この回ではセバスチャンと浩之のバトルが見られなかったのは残念ですが。
特典映像のミニアニメは、キャラが揃ってないこの段階でやるネタなのかとは思いましたけど(性格入れ替わり)、けっこう面白かったです。さすがにΦなるほどのデフォルメキャラのかわいさはなかったですが(アレと比較してもな)。それとトーク映像、堀江由衣が若い!(おい)
そうそう、うちの下宿の窓にはよく外側にトカゲがひっついてるんですが、来栖川先輩につかまって黒魔術の道具にされるかもしれないと思うと、これからは仲良くやっていけそうです(なんのこっちゃ)。
2004年11月20日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第7話 一人の願い、二人の夢(KBS京都)感想
「違うのよ、あなたがマルチに望むものと、わたしがセリオに期待するものは」(来栖川綾香)
これ、Aパート終わりのアイキャッチがあったりなかったりするのはなんでかな〜?(素朴な疑問) 単なる尺合わせ?
ううむ、葵たちに空手部の道場を使わせるという坂下からの提案。さては知名度の上がった葵を利用して籠絡しようという作戦か……と思ったら、すっかり葵の良き理解者然となってました。いや、単にエクストリームの大会での印象しかないもので。
いっぽう浩之ちゃんは前回のこともあって長瀬主任からロボット工学の学べる来栖大学のパンフを渡される……って身内の宣伝かよ! 来栖川グループは株式会社大学まで手がけてたのか。えーと、ということは来栖川姉妹もそこに行きそうな感じですから、大学に行っても来栖川先輩と一緒!? やった! バラ色のキャンパスライフ(何がだ)。それはともかく、なにか隠し事がある様子。先週の引きのマルチ絡みでしょうね。今回活躍しませんでしたし。マルチとセリオに望まれるものの違いもさりげなく示しつつ、これまた前回から引き継がれたあかりの想いにつなげていくとこはなかなか巧いです。
と思ったら、想いを告げるのはあかりではなく琴音ちゃんでした。うーん、やっぱりこのあたりが第二期の難しいところでしょうね。女の子にデートに誘われて、幼なじみはその様子を目撃して……という、典型的ギャルゲー原作展開なんですけど、すでにして主人公の気持ちが固まってしまっているところが辛い。今までは他の題材に絡めてストーリィを紡ぐことでそれを巧妙に回避してきたのですけど、こうストレートに出してこられると、葵ちゃんの対綾香戦以上に負け戦を覚悟するようでさすがに……。
って、ちょっと待てよ!? そうじゃない、そうじゃないですね。琴音ちゃんは言ってるじゃないですか、はじめから判ってたって。ごめんという、「その言葉が聞きたかった」って。そして毎度おなじみのOPテーマが、その後のシーンまでかかっていたこと、これはつまり、この葵ちゃんとのシーンこそが本番だという意味なんですよ間違いない!(流行語にノミネートされなかったから気兼ねなく使え以下略) 琴音ちゃん、逃げてばっかりだなんて嘘ばっかり。本当の想い人はいつもそばにいたという、まさに青い鳥。そーか、やっぱり時代は百合なんですね!!
……えーと、真面目な話、どんな形であれ琴音には幸せになってもらいたいですね。私としては明るい琴音ちゃんしか知らないのでアレなんですが、やっぱり冒頭のシーンを見る限り、辛い思いや臆病な気持ちというのはまだまだ消えてないのでしょうし。しかし、1話の第一印象からけっこう好きなタイプだったんですが、今回みたいな、ちょっと鬱っぽい表情のほうが格段に萌えるというのは、やはりもともとそういう属性の持ち主……(締め直そうとしたのに台無しだ)。
2004年11月27日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第8話 ロボットの夢(KBS京都)感想
「そしてデータを取り終えたら、私はもう必要とされなくなる……それが、試作型ロボットの役目なんですよね!」(フィール)
うーん、これ、ものすごい問題作のように思えてきました。
何を書いていいか判らないくらい、いろんな要素が詰め込まれているのですが、まあとりあえずは来栖川先輩からはじめましょう。冒頭、綾香がアメリカに出発するところ、綾香と並んで立ってるんで、思わずいっしょに行っちゃうのかと思いましたよ。単なる見送りでした。って、そうか、よく考えたら先輩なんだから既に大学生なんですね。で先週の伏線どおり来栖大学。しかも黒魔術研究会。わーい、DVD観た甲斐があったというもの(……か?)。しかし、どう見てもひとりしかいませんが。
で、その来栖大学にオープンキャンパスに来た浩之ちゃん。あかりを誘うというのがよく判らない思考回路ですけど。それにしても、この、すり鉢状の大講義室、すでに私には懐かしく思えてしまいます。ああいう広い教室で講義を受けるのは学部1, 2回生まででしたからねー。とはいえ、高校生にとっては、時計台に並んで大学と言って連想するようなものでしょうし、憧れみたいな感情を抱くのでしょう。で、長瀬主任、助教授なのか! 肩書きだけとか言ってますけど、その後、三年前の回想シーンでは院生を指導してる(というかこき使ってる?)んで、研究室付きなんでしょう。えー、こういう産学協同ってあるのかな? ますます来栖大学の実態がよく判らなくなりました。ところで、ここで出てきたチャイナ服っぽい関西弁の双子ってなんなんですか?
ところで、案内役のメイドロボットに長瀬主任の居場所を聞いたとき、データのロードに時間がかかってましたけど、あれはLAN経由で読み込んでいたんでしょうね。そのための無線アンテナなんでしょうか(設定を知らないんで推測ですが)。ということは、この大学で使われてるメイドロボットは基本的にスタンダロンじゃないわけで、そのことからもマルチが会話を交わしたHMX-11・フィール@田上由希子の特異性は明確ですね。ってまあ、二回目に観返してみて気づいたんですが。
そしてフィールの名を聞き戦慄する長瀬助教授。このへん、ちゃんとマルチに「怯え」の感情を表現させていて巧いなと思うわけです。そして語られる、メイドロボット開発秘話。HMって、"Human Maiden"の略だったのですね。なるほど、これであかりみたいな赤髪のロボットが作られたら、ローゼ(略)。Xは試作機と。これはあれだ、絶対開発者の中に「プロジェクトHMX」とか言う私みたいなヤツがいたはずですね。で、HMX-11に感情プログラムを搭載しようとしたのが、当時の院生・藍原瑞穂@後藤邑子。白衣眼鏡っ娘ー!! しかも後藤邑子さん!(ちなみに杉の木工房さんによると、別の作品のキャラみたいですね)まあなんだ、冷静に考えると、なんで白衣を着てるのかという話ですけど。理系=白衣というイメージって、やっぱりあるんでしょうね。理系じゃなくても白衣を着てる考古学者もいましたけど(笑)。農学部とか、化学系とかなら判りますけど、ロボット工学で白衣を着るかなぁ〜。ま、萌えるからいいや(とか言う輩が多いから、こういう類型的描写が流布するとも言えるのだけれど)。察するに博士課程あたりですかね。たしかに、実際に研究の一線に立つのはこのあたりの年代が多いわけです。志半ばにして交通事故で……ということですけど、むしろ過労……洒落になってないな、他人事でもないし(苦笑)。
OSも初期化して、動けないはずのフィール。しかし最近囁かれる妙な噂。まさに「ロボットは夜歩く」ですね(ミステリィファンにしか判らないって)。霊を感じるという来栖川先輩の言葉に従い、夜になるのを待って、フィールのあとを追う一同。……あのー、このへんなんか変じゃないですか? そのままフィールの安置されてる部屋で見張るとかすればいいのに、何故外で待つ必要があるのかよく判りません。ま、懐中電灯を顔の下から照らす来栖川先輩が萌えるからいいや(またかよ)。
それにしても、夜歩く不審者だの、屋上へ追いつめたりだの、しかも満月だの……またしてもデジャ・ヴュで頭がくらくら。最近、狙ってるのか狙ってないのかよく判らない展開が多すぎです。まあ、そのあとのファンタジィ展開の予防線だと思っておきましょう。
で、そのあとはお約束のInto Your Heartな展開……なんですが、二回見ても、判ったような、判らないような。けっきょく、あれはフィールの心だったの、それとも藍原なの? あるいは三人目の魔法使いなの?(それは絶対違う)
そして、浩之ちゃんは決めました。「決めた」とか言われると、なんかドキドキしてしまいます。某アニメの某キャラのせいで(笑)。不安に思ったのはあかりちゃんも同じようで、家に着いた後、ついに問い詰め来たー! って早! すぐに家に引っ込んでしまいましたけど。ここに来てEDの絵も変わってますし、いよいよ本筋なんですかね。
それにしても、過去へ未来へ、縦横無尽に話を広げてきますね〜。これ、本当に元になる原作のエピソードとかいうのは存在しないんですよね? 設定もどこまで諒解事項なのか判らないんですけど、実にチャレンジングだなぁと思います。これが、浩之・あかり・マルチの関係という主題にうまく絡めて仕上がれば、なかなかの作品になると思います。期待しつつ見守りたいと思います。
ところで、全然関係ない上にKBS京都限定の話で申し訳ないんですが、合間に流れた、とあるホテルのCM。「全室通信カラオケ セガサターン」って……。めちゃくちゃ笑ってしまった。
2004年12月04日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第9話 すれ違う心(KBS京都)感想
「違うの。好きって意味……わたしと浩之ちゃんじゃ」(神岸あかり)
とりあえず、誰もがツッコむところでしょうが、こんな展開のときにまでラストにOPテーマを流そうとしなくても。いや、ギャグアニメなら非常に効果的な手法ですけど、まさか笑わそうと思ってやってるわけじゃないでしょうし……。
それにしても、前回の藍原の話を引きずるとは思いませんでした。しかも、彼女の恋人だった男性・長瀬裕介なんてキャラまで登場。この人もなんか別作品のキャラだったりするんですかね?(そういえば前回の謎の双子は「ToHeart2」のキャラだったらしい) まあそれは措くにしても、わざわざレギュラーキャラそっちのけで男キャラを出してきただけあって、彼はまさに浩之の写し鏡的存在。ま、名前もユースケですし(それこそ別作品のキャラだ)。
しかし三年前院生だった瑞穂とつき合ってる(しかも大学時代のことも知っていた)ということは、ああ見えてけっこうな年だと思うんですけど。しかも理系の院生と画家(の卵?)ってカップル、どっちもあまり経済的に楽じゃなさそうですね。どんな交際をしてたんだろうと、他人事ながら心配してしまいます。
で、そんな裕介の「ひとつのことに集中するとまわりが見えなくなる」というセリフで、あかりのことを考える浩之。そもそも前回のあの引きで、どうしてマルチと墓参りなんかしてるんだと思ったら、あかりは会ってくれなかったんですね。学校も休んでいた様子……。だったら余計に放っといちゃいけない気もしますが。しかし、そこはお約束、旅行先でばったり。高校生がこんな田舎に温泉旅行に来るかと、またまた疑問に思ってしまいますが、どうせ志保ちゃんの発案なんでしょうから良いでしょう。「武士の情けじゃ〜」とか、やっぱりこういうキャラは好きですね。話を回す役目として貴重な存在。ところでどうでもいいですが、雅史くんの存在が忘れられてるような。
偶然見つけた長瀬裕介の画展に入るあかりと志保。志保ちゃん情報では最近注目の画家らしいです。あの〜、この前のシーンで、裕介と浩之が展示スペースのどまんなかのテーブルでお茶してたりするくらい客がいなかったんですけど? しかも地元らしいのに……。まあともかく、浩之と同じくフィールと瑞穂の画に目をとめるあかり。同じ画を見ても、浩之には瑞穂が楽しそうに見えて、あかりには悲しそうに見えるというのはちょっと面白いと思いました。そうそう、これってアニメ感想にも言えることかもなぁ、なんて思ったり。
そして当然のごとく同じ旅館に宿泊していたあかりと浩之たち。ここは普通、温泉の入り口は男女別でも中は混浴だった! という展開を期待したいところなんですが、そういう流れにはあらず。またも熊が出没しています。そして、自分が浩之ちゃんに求めていたものを打ち明けるあかり。
う〜ん、観てるこっちもよく判らなくなってきました。これ、本当にどう決着させる気でしょうか。浩之が見つけた夢に向かって歩み出すのを、あかりがそばで見守る……というのではダメなんでしょうね。あかりは浩之が他の女の子を見てても許せていた、と言ってますが(ギャルゲヒロインがそういうこと言うか?)、「特別」なマルチは許せないんでしょうかね。「どうしてマルチちゃんなの? マルチちゃんだけは嫌!」みたいな(注:これはパロディであって断じてパクリ盗作ではありません以下略)。
2004年12月11日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第10話 長い夜(KBS京都)感想
「そんなこと、ないよ。わたしがいなくっても、浩之ちゃんは元気になれる。自分の夢を持って、生きていけるよ」(神岸あかり)
なんじゃこりゃー! うーん、今までは多少意味不明なところがあっても出来は悪くないと思ってたんですが、今回はちょっとやり過ぎかも。あまり良い意味ではなく。
まず驚いたのは、マルチがパーティ会場に乗り込んでいってあかりと話がしたいと言い出したところ。もう浩之抜きでの修羅場を予想してしまいました。まあこれは、ロボットならではの恐れ知らずなマルチの蛮勇ということでいいですが。
しかし、問題はレミイですよ。あなた、いったい何のために出てきたんですか。琴音ちゃんのときには葵という百合相手親友がいたからいいものの、そういうフォローもなしにいきなり告白→撃沈。あのー、こういうのは「立つ鳥跡を濁さず」じゃなくって「当たって砕けろ」と言うのでは。いきなり実は幼なじみ(?)という衝撃の事実が明かされたかと思うと、「一緒にアメリカ行こうよ! 向こうにもロボット工学の大学はあるから」というセリフ(見返す気力がないので記憶に頼った意訳)にはポカーンとするばかり。これで浩之が乗ってきたら、それはそれで凄い展開だったんですが。いくら第二期だからと言って、フラグ立てもなしに次々に告られるというのはちょっと……。
まあいいでしょう。前々から匂わされていたマルチの異変もついに描かれたわけですし、このあとどう展開するのか注目していきましょう。しかしラスト、あかりに傘を差し出した雅史の描写にどうも不安が募ります……。
2004年12月18日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第11話 理解りあうために(KBS京都)感想
「でもこのままだと、マルチを起こしてやることもできない。そんな気分で、休む気にはなりませんよ」(長瀬主任)
や、面白いです。しかしながら、その興味対象が、浩之とあかりではなく、周辺部にばかり移行してしまってどうにもこうにも。
美少女アニメ、あるいはハーレムアニメのひとつの鬼門として、主人公以外の男子キャラをどう扱うか、というのは共通した問題としてあると思います。大抵は主人公の友人として登場するわけですが、そのため当然女性キャラたちとの接点が主人公と似通うことになるわけで。それなのに何故主人公だけがモテるのか、というのはある意味最大の謎。過去の事例からいくと、ダカーポの杉並みたいに変人にするか、はにはにの天文部員みたいに存在感の薄いキャラにするか(なんで名前を憶えてない)、Windの橘勤やΦなるの春兄みたいに初めから女性キャラのひとりとくっつけるか(そうすると必然的に攻略可能キャラがひとり減りますが)、あるいはWウィッシュの智一みたいに男好きにするか(笑)なんですが、この作品はここまで挑戦的にやってきますか。
っていうか、男子キャラとしては雅史くん強すぎですよ。保志総一朗さんですし(それはともかく)。幼なじみ原理主義を持ち出すにしても、彼もその有資格者なのですよね。一期を観てない身としては、これで浩之のほうを選ぶあかりの気持ちがよく判りません。まあ最終的に雅史は志保とくっつくということなんでしょうか。この志保ちゃん暗躍もすごく楽しかったです。初詣での相手を巡っての三角・四角関係勃発か!? と思いきや、志保はフリだったようで。「世話が焼けるわね〜」って、ああ、こういうキャラ好きなんですよ。いっそのこと雅史と志保メインで話を作ってくれればよかったのに、とすら思ったり。
で、マルチのほうも大変な様子。「悩み」という感情を持つと無限ループに……って、おーい、ちゃんとデバッグをしたんですかー。ここで長瀬主任が「バグではなく仕様です」とでも強弁すれば面白かったんですが、さすがにそうは言えない良心の持ち主だったようです。一晩中寝ずに作業……。効率が落ちるという点ではセリオの言うとおりでも、やっぱり尊敬に値しますね。私自身にはない指向なんで(単に世代的なものかもしれませんし、私が研究者として駄目なだけかもしれませんが)。しかし綾香とセリオに言われて休憩をとると、突然のマルチ起動。って、おい! あのアンテナって着脱可能だったのか! しかも自分で取り外すってのはロボット三原則に微妙に抵触する気もしないでもない。というか、いちばん驚いたのはアンテナの下から普通の人間型の耳が出てきたこと。そんな設計になってたのか……。
いやー、どうなることやら。面白さの軸がずれてるようにも思うんですが、ともかく最後まで注目。
2004年12月25日(土)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第12話 わたしの、居場所(KBS京都)感想
「逢いたい……。浩之さん、私は、どうしたらいいですか」(マルチ)
っていうか、直前のKBS京都天気予報の雪だるまが顔文字っぽくてムカついた(毎度毎度局地ネタですみません)。KBSって、やたら天気予報に力入れてて、一日に何度も流す上にOP/ED画像がコロコロ変わるんですよね。
浩之ちゃん、私どうしたらいいのかな(違)なマルチ。いやむしろ、あかり@川澄綾子に対してどうしたらいいのかななのは浩之ちゃんのほうですが。そんな彼に救いの手を差し伸べたのはやはり大谷育江だった!(もう何を言っているのやら) いや、雛山理緒って誰ですか、あなた……。第一期のキャラであることは判るんですが。あかりママも若いですね、やたらに。
まあ、そんなふうに一期を観てない私でも、シリーズ構成としてはなかなか巧く出来ていると思います。この展開ならやはりフィールの回はなくてはならなかったのでしょうし、「越えるべき壁」というフレーズも葵の回が効いています。たしか前回のあかりと同じように、あの閉鎖された公園の前にたたずむマルチ。直前に校門前のセリオのシーンを挟むのも良い。この公園自体、なんか思い入れのある場所なんでしょうか。そして毎度のInto Your Heartに乗せて、街中を駆け回る浩之たちのシーンは、なんだかんだ言って心が沸き立ちました。あ〜でも、やっぱり毎回OPをかけるもんじゃなかったなとは思います。
そして芹香先輩のお導きによって辿り着いた決戦の舞台は遊園地! おおー、いいですね、この舞台設定。こうなったらもう、暴走したマルチが浩之以外の邪魔者を人体発火させるしかないでしょう(ってクロスファイアby宮部みゆきかよ!)。
最終回はなんと12月31日深夜、つまり年明け早々……。関西では2005年最初のアニメ放映ですよ、やるなぁKBS京都。さすがに帰省してますんで観られるのはだいぶ後ですが(東海地方では地上波でアニメ魂やってないし)。しかし、この次回予告は卑怯だなー。全部既放映画像のような……。
2005年01月05日(水)
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第13話 それぞれの未来へ(KBS京都)感想
「幸せのおてつだいができなくなったロボットは、もうロボットじゃない」(マルチ)
京都に戻ってきましたですよ。ということで観残していた最終回を遅れ視聴。いっそ、このまま感想書かずにやり過ごしてしまおうかと一瞬思いましたが……。
そそそそそうか! これはラブコメではなくてギャグアニメだったのですねねねっ! 今まで、すっかり勘違いしてましたよ。アイキャッチの「だぁい好き!」を聞いた瞬間得心しました。なーんだ、それならそうと初めから言ってくれれば、「Φなる」みたいに楽しめたかもしれないのに、いけずぅ〜。
マルチのために夜中に観覧車を動かすセリオ。駆けつける警備員たちに応酬する綾香たち。「僕、神戸でサッカーできるのかな」とぼやく雅史くんが楽しいです。大丈夫、神戸なら楽○だから、問題を起こした選手でも契約してくれますって!(おい) そして芹香お嬢様(というかセバスチャン)、「無礼なことを言うな、たかが警備員が」とオーナー特権を行使。うわーい、「権力って、便利でしょ〜」ですよ。けっきょく浩之ばかりかあかりも来栖大学に入ってしまいますし、マルチ&あかりエンドと見せかけて、裏では芹香先輩が全部糸を引いていたのでは、なんて思ってしまいそうです。4カ年+α計画で着々と籠絡……みたいな。
サブタイトルを「それぞれの未来へ」とまでしておいて、全然それっぽくない最終回というトリックも面白いじゃないですか。レギュラーキャラを差し置いて再登場のToHeart2双子(?)キャラのほうがよっぽど未来がありそうですね、販促的に。けっきょく垣間見えたそれぞれの未来はEDの小さい画面の中でした。しかも葵や綾香、芹香先輩などは未来のシーンまでも使い回しに見えてしまうという変化のなさ。トリに至っては前回唐突に出てきて、何の感慨もない大谷育江キャラの保育士さんで締めるという投げっぷり。そして目覚めたマルチで本日三回目の「大好きだよ」。くり返しギャグもここまでくると見事です。そりゃまあ、ここまで毎回惜しげもなくOPを流してきたら、最終回の定番の「最後にOPテーマを流しながらスタッフロール」という手法も使えませんわな。
……このくらいで許してください。けっきょく最初書いた感想をほとんど書き直してしまった。やはり感想には愛がないといけませんね。愛です、愛!
来週の、ってもう明後日ですが、アニメ魂新番組は「まじかるカナン」! わーい、楽しみなんだかダメっぽいんだか微妙な予告ですよ。まあ、こっちこそ「元」を知らないほうが楽しめるような気もしないでもないです。といいつつ、先日古本屋でノベルスを読んでしまいましたが……。ちなみに元日放映のAT-Xを除き、地上波ではKBS京都が最速の模様。
えむいち。