2004年06月10日(木)

「サムライチャンプルー」#1 疾風怒濤(関西テレビ)感想

「こちとら琉球生まれ」(ムゲン)

  • 茶屋の娘・フウ@川澄綾子、「おだんご百個!」でムゲン助太刀
  • ジン、柳生のなんたらを成敗
  • ムゲンとジン対決
  • 茶屋に火がつけられる。ムゲンとジン捕まる
  • フウ、「ひまわりの匂いの侍をさがして」という約束のかわりに獄中のふたりを助けようとするが失敗
  • 公開処刑でムゲンとジン暴れる
  • フウ、屋根瓦の上から花火を投げつけふたりを助ける
  • 完。うそ、続く!
  •  すごい! めちゃくちゃ面白い
     いやぁ、じつはそれほど期待はしてなかったんですけど(だいたいなにごとにも期待しすぎないタイプ)、思った以上に面白い。前半のDJ風巻き戻しというか、いきなり「一日前」と言っておいて現代だったり。構成が面白くて、とにかく難しい理屈抜きで乗って観られる作品は好きです。クウ(まちがえた)フウも萌えるしっ。
     雰囲気や絵柄から見立てた勝手な区分ですと、「カウボーイビバップ風巷説百物語の講談社ノベルス仕立て」? あ、提供徳間書店か……しまったな(本気にしないでください)。

    2004年06月17日(木)

    「サムライチャンプルー」#2 百鬼夜行(関西テレビ)感想

    「蛍が、どうして光るかご存知ですか」(犬山)

  • 峠前の茶屋で鬼の噂を聞くムゲンたち
  • 茶屋の主の案内で掘建て小屋へ
  • 佐々木竜二郎の罠。脱獄させた鬼若丸にさらわれるフウ
  • 一見冴えない侍にして実は殺し屋の犬山、ジンと対決
  • 佐々木に殺されそうになったフウを助ける鬼若丸。その彼を貫くムゲンの刀
  •  うわぁ、すごくいい。面白い。しかし、あらすじ書きにくいなコレ!(もちろん狙いなんでしょうけど) よく考えたら超ポイントの「」書き忘れてるし。
     とにかく、フウ@川澄綾子の存在感が素晴らしいです。萌え萌え。もうね、もうね、この声で「怖くないよ。でも、すごく悲しい目をしてる」なんて言われた日には、あなた!(大丈夫か) 鬼若丸の醜い形相をひとりだけ怖がらなかったとか、話自体はいっけん典型的なんですけど、わざとらしさがないのが良いですね。ふつうなら見せ場となるべきところをさらりと描くところが新しい。小説で言うといわゆる京極・森以降の世代に相通じる感じでしょうか。

    2004年06月24日(木)

    「サムライチャンプルー」#3 以心伝心 その一(関西テレビ)感想

    「達者で暮らせよ」(ムゲン)

  • ムゲンとジン、フウと別れる
  • ヤクザの抗争でどーのこーの
  • 河原屋の息子と行動を共にするジン
  • 女郎屋に売られるフウ
  • 女装して侵入するジン。そこには用心棒となったムゲン、そしてフウも
  •  フジ試聴組の感想を見てますと(あらすじは知りたくないのでざっとですが)、先行き不安げ? うーんと、まあね、私はどんなことになっても「期待外れだ」とは言わないので……。「ヤバくなったらぁ、さっさと切る」タイプなので(いいのかそれで)。
     でも実際、まあまあ面白いと思いますけどね。なんか、「憎しみは憎しみを生む」とか、「相手に先に攻めさせて正当防衛」とか、怪しげな現代国際関係の風刺みたいな? そこまで考えなくてもぼけーっと流れを追ってればだいたい楽しめるかと。

    2004年07月01日(木)

    「サムライチャンプルー」#4 以心伝心 其ノ二(関西テレビ)感想

    「家族なんて、面倒なもんだね」(フウ)

  • 永富組の用心棒となったムゲン、ジンと闘おうと永富組の人間まで斬る
  • 永富の幹部待遇に迎えられるムゲンだが拒否して立ち去る
  • 瓦組の二代目の千太郎、姉を助けようとするあまり永富の人間を刺す
  • 博打で落とし前。瓦組のシマと二代目の命を賭ける
  • フウ、なりゆきで博打打ちに。ふすまの影絵であ〜れ〜(信長書店のCMのパロディ?)
  • 勝負は永富組の勝ち。瓦組の親分、落とし前をつけて自害
  • ムゲン登場。ジンとともに大暴れ
  •  いや、ふつーにめちゃくちゃ面白いのですが。
     家族とか、組織とか、そういうところで暮らしていかなければならない人間の難しさというのがあるからこそ、ムゲンとジンの自由さが引き立つのではないかと。私としては、自然に楽しめる展開に仕上がっていたと思います。

    2004年07月07日(水)

    「サムライチャンプルー」#5 馬耳東風(関西テレビ)感想

    「そんなの、イイワケじゃない。がっかりさせないでよ」(フウ)

  • 浮世絵師・菱川師宣に、絵のモデルになってくれと言われるフウ
  • 金を稼げと言われたムゲンはヤクザを恐喝。フウのほうこそ遊んでいるというが「ちーがいますー。あたしは、絵の仕事で来てるんですー」
  • ジンは老人と将棋で勝負
  • 絵が完成。と、隠れていた男たちに軟禁されるフウ
  • 貸本屋を表の姿に、浮世絵をカタログに人身売買をしていた
  • 樽から生まれたのこぎり万蔵。貸本屋をお縄にかける
  • ジンと対戦していた老人も仲間だった。ジンに賭け金を渡し投降
  • 師宣はフウのファン1号を宣言し、蘭国へ渡ると言う。のちにその絵だけが海を渡りゴッホの「ひまわり」連作を生んだそうな
  •  今日はこっちを生で観てみた。
     にゃぎー。面白すぎ。すっかり平成の優男風味の菱川師宣といい、大胆すぎる史実の再構成が絶妙に決まっています。フウを助けるムゲンの立ち回りも格好良いし、ストーリィの流れがとっても心地良い。この作品、一貫して高い水準にあると思います。
     ……と、作品自体には文句はないんですが、関西テレビはいつまで時間帯を「天上天下」とかぶらせるつもりですか。もともとの定刻ならギリギリ重ならないはずなのに。まあー、ある程度予測してたことでスカラー、いいんデスけどー。

    2004年07月14日(水)

    「サムライチャンプルー」#6 赤毛異人(関西テレビ)感想

    「我々はもしかすると人間の胃袋の進化……まさに、その進化に立ち会っているのかもしれん」(陰元和尚)

  • 江戸に到着。大食い大会に出場するムゲン・ジン・フウ。参加料として刀を渡す
  • 最後まで残ったフウと丈二。ハエを叩いてフウ失格
  • 刀を取り返すため、丈二に東京案内をする三人
  • そのころ、江戸に南蛮人がまぎれこんだと騒ぎに。大男で赤毛で言葉遣いがおかしい丈二、あからさまに怪しいが、ムゲン対抗心で匿う
  • 歌舞伎の女形に惚れる丈二。もともとオランダでその性癖が許されず、井原西鶴「男色大鏡」を読んで日本に来たと言う
  • 丈二は実は朱印船の総督だった。ムゲンたちとの別れ。フウにひまわりの匂いのする侍を知らないかと訊かれ、長崎を目指すと良いと言う
  • 第一部江戸編完。次回より第二部長崎編?
  •  いやぁ、デタラメに面白い。デタラメで面白いわけじゃないですよ。たぶん。
     最初の大食い大会から超絶の演出。実況の伊知衛門とか、芸が細かいし。ごちそうさまの合図で降参というところから、オチはある程度予想はついてるんですけど、それでも面白い、この新しさはやはりすごいですね。
     そして南蛮人・丈二との東京見物。相変わらず史実とのつなげ方がものすごい。ムゲンの意味不明な行動といい、丈二のキャラ設定といい、あえてキャラクタに感情移入させないようにして楽しませる手法もあるんだな、と思いました。

    2004年07月21日(水)

    「サムライチャンプルー」#7 四面楚歌(関西テレビ)感想

    「おいしいよぅ〜」(フウ)

  • 博打で大もうけのムゲンたち。しかし直後に財布をすられるフウ
  • 同じく、密売のブツをすられるヤクザ
  • スリの犯人・新輔の家には病気の母が。新輔の恋人と間違われるフウ
  • 新輔、フウを人質に立てこもり。フウ、母親を思い新輔に逃げろと言う
  • 突入した同心、ヤクザ、ムゲンたち入り乱れる。その隙に逃げる新輔
  • しかし逃げきれず斬り殺されてしまう新輔。フウ、母親に別れの挨拶
  •  うーん。ほとんどどれもこれも、どこかで見たような部品なのに、この世界でやられると味が出てくるから不思議。最後なんか、「あ、これは死ぬな」と読めてしまう、そういう物語の掟というか、空気みたいなものが読めてしまうんですけど、それがその通りになってまた心地良い。予定調和な世界が意外に嫌いじゃないせいかもしれませんが。

    2004年07月28日(水)

    「サムライチャンプルー」#8 唯我独尊(関西テレビ)感想

    「ま、べつにでかけりゃいいってもんじゃないし」(フウ)
     おお、噂のフジ規制逃れシーン。

  • メガネの侍を捜し対決を挑む男・永光
  • 金に困ったムゲンたち、ジンのメガネを質に入れる「こいつはレアもんだ」
  • 永光、フウに一目惚れ。自分はビッグになる男という「bigger than biggest」
  • ムゲンとジン、女・葡萄牙とともに酒場へ。フウ、怒って永光のところへ
  • ギロッポンの丘で江戸城を望み、ビッグへの道を語る永光
  • 千勝無敗伝説を誇る真里谷円四郎を倒そうとするも、彼は一番弟子に殺されていた。その男の名はジン
  • 葡萄牙に金を盗られたムゲンとジン。金を稼ぐため剣技披露。フウ、ツインテール
  • 質屋で永光たちとはちあわせ。永光の弟子にしてジンの同門、小倉との対決
  • 永光は葡萄牙の夫だった。葡萄牙に連れ去られる永光
  •  なんじゃこのオチは、と思ったけど見返してみたらちゃんと伏線が張られていた。
     永光のCVが「カウボーイビバップ」のスパイクの声もあてた山寺宏一さんということも踏まえて、この永光と葡萄牙がムゲン、ジンとフウの未来の似姿だという解釈で良いんですかね?
     ラップとか徳川の座を狙う侍とか、徹底的に江戸時代の人々の行動原理を逸脱したキャラ造形が楽しいです。おかげでフウもツインテールになるさー!

    2004年08月04日(水)

    「サムライチャンプルー」#9 魑魅魍魎(関西テレビ)感想

    「僕ですか? 健康のためにジョギングしてるんですが何か?」(駅伝侍)

  • 偽手形をつかまされ、箱根の関所で足止めされるムゲンたち
  • ムゲンが賞金首を持っていく役目を果たせば助けてやると言われる。激しく不安なフウ
  • 山で天狗に捕まるムゲン。天狗の正体は時代遅れの僧兵
  • 見張りに来ていた関所の役人とともに、牢屋に火をつけ脱出。さらに栽培されていた草に火をつける
  • 日没。ムゲンは戻ってこなかったが、妖しい匂いが充満し関所は開放
  •  なんじゃこりゃ。すごすぎ。フジ組の方々からの噂は漏れ聞いていましたけど(たとえば(福)さんとか)、想像を絶しました。
     冒頭の意味ありげな「三十年前」の回想。そしてあからさまな「走れメロス」展開。天狗が出てくるにいたって、まるで京極夏彦の妖怪シリーズみたいだなと思い(箱根だし)、スパイラルのごとくオチにきりもみ落下。最高。
     あと、はりつけになったフウのシーンは絶対狙ってるよね(口調が変わってしまった)。

    2004年08月22日(日)

    「サムライチャンプルー」#10 以毒制毒(関西テレビ)感想

    「なんでもなくなんかない!」(フウ)

  • 巷では高名な侍を狙った辻斬りが跋扈
  • いっぽう金のないフウたちは寺に泊めてもらい奉仕することに
  • 辻斬りの存在を知ったムゲン、対決するも手を切られる
  • 寺の僧は辻斬り・昇竜がかつての弟子だと告白。大陸で気を学んだ昇竜は試合で人を殺め破門にされた
  • 満月の夜、ふたたび対決するムゲンと昇竜
  •  おおー。久々にストレートな話。やっぱりこういう話もなくちゃですね。テーマ的には闘うことの意味、といったところでしょうか。
     で……これ、話的には続きそうな感じなんですけど実は続かないんですよね? それもまたすごい演出。

    2004年08月26日(木)

    「サムライチャンプルー」#11 堕落天使(関西テレビ)感想

  • ジン、欄干の女性に身投げするなと忠告。その後うなぎのバイトをしていると客として再会
  • 女性・市乃は女郎屋に売られることに
  • ムゲン、カブト虫相撲で儲ける。ジンはその金を借りて女郎屋へ
  • 市乃を逃がすジン。本当はあの日死ぬはずだったと言う市乃
  •  うーんと。人情話っぽくまとめてごまかしてますが、どう考えてもジンの行動は滅茶苦茶だ。
     フウは「あたしというものがありながら〜」と言ってますが、そもそもムゲンとジンがフウの約束に従って延々と旅をしている理由からしてよく判らないんだから、そりゃ唐突に誰かに入れ込むこともあるかもしれないといったところ。
     しかし、内的心理がほとんど読みとれないジンのキャラでメインを張られると、ただでさえ判りにくいストーリィがさらに理解不能になってしまう。笑いどころがよく判らなかった回です。あー、でも、それも計算の上なんかも知れないんですけどねー。

    「サムライチャンプルー」#12 温故知新(関西テレビ)感想

    「なんかあたし、意外と波瀾万丈な人生送ってな〜い?」(フウ)

  • ひまわりの匂いのする侍の謎を知るべく、フウの日記を盗み読みするムゲンとジン
  • そして今までのおさらい。日記には食べ物のことばかり
  •  いやー、期待通り最高に面白かった。ダカーポの総集編byうたまるよりも。随所に挟まれる怪しいナレーションも最高(途中でのこぎり万蔵と判明しますが)。
     フウは「ずっとこの先三人で、最後まで旅出来るといいな」と言ってますが、こっちとしては最後まで放映してくれることのほうが重要なんですけど。地上波の打ち切り最終回はこんなふうにまとめられるんでしょうかね? 別に打ち切りとかはしょうがないと思うんですよ、ただちゃんとそれなりの形で終わらせてはほしいですが。

    2004年09月10日(金)

    「サムライチャンプルー」#13 暗夜行路 其之壱(関西テレビ)感想

    「匂うんだよ、風が」(ムゲン)

  • 海に出る三人。海岸にはムゲンの知り合いらしい少女が
  • そこに現れた盗賊。しかしその領袖・ムクロはムゲンと因縁の仲らしい
  • 少女はムクロの妹・コザと名乗る。彼女たち兄妹とムゲンは琉球の流刑島の出身だと言う
  • ムクロとムゲン、岬でチキンレース。勝負に負けたムゲンはムクロを手伝うことに
  • ヤマは御用船を襲うというもの。ムゲンは匂いで雨を感じ取る
  • しかし、それはムクロの罠だった。炎上する海賊船、船上のムゲン
  •  いやぁ、なんか急に気合いの入った作り方してるなぁと思ったり。いや、単にギャグ入れずに真面目に作るだけでこんな雰囲気が変わるものなのですね。どちらが真の姿なのかは判りませんけど。どっちにしろ面白いから良し。
     一話で「琉球生まれ」と言ったきり、そのままになっていたムゲンの出生の秘密が明かされる展開。冒頭に潮の匂いを感じ取っていたのが後の伏線になっていたのですね。フウの捜してる「ひまわりの匂いのする侍」との関連も気になるところです(本当にそこまで話が進むのかということのほうが疑わしいですが)。それにしても、「海ー!」と言って走り出すフウには思わずさくらちゃんを思い出してしまいました。うみうみうみー! みたいな。そういえば桜も好きだけど向日葵も良いなぁ、とyozuca*さんのアルバムを聴いて思ったり。話がそれすぎです(いつものことですが)。
     あとはなんだっけ。コザのCVが前田愛とか。そんだけ。

    2004年09月18日(土)

    「サムライチャンプルー」#14 暗夜行路 其之弐(関西テレビ)感想

    「あんなに綺麗なんて、おかしい」(コザ)

  • ムクロの罠にはまり水中へ墜ちていくムゲン。去来する過去
  • 薩摩の船を乗っ取り、島から脱出しようとムゲンに持ちかけたムクロ。しかし彼はムゲンを裏切る
  • ムクロから逃げ出したいというコザ、自分が斬るはずだったムゲンの敵討ちのためにもジンは動く
  • 翌朝、浜辺に打ち上げられた土左衛門。と思いきや、生きていたムゲン。ひとり介抱するフウ
  • ジンに斬られるムクロ。しかし死に際、自分もお前もはめられたと言う。コザはムクロと組んでいたシレンとともに逃亡
  • 浜辺を逃げるシレンとコザ。だが、その行く手に見えるムゲンの影
  •  ふわぁ。今回もまた構成の妙。Aパートほとんどを使ったムゲンの観念世界、琉球民謡に乗せた浮遊感あふれる演出が極上。まあ最終回でもないし、まさか死ぬことはないだろうと思ってしまうところが残念ですが。
     ラスト近くの二転三転する展開もすごいですね。ここは、この作品ならどうなってもおかしくないという頭があるからほんとにドキドキでした。サブタイトルの通り、日陰で生きるしかない人間たちの哀しい末路。
     ということで極力コメディ風味が抑えられた今回の話でしたが、微妙にツボだったのは、目を醒まして腹が減ったというムゲンにフウがもってきたもの。タコはともかく、イソギンチャクとか深海魚とか、いくらムゲンが琉球出身だからって到底食べられそうにないものばかり。自分は大食いのくせに、どういう感覚をしてるんだフウ。

    2004年09月22日(水)

    「サムライチャンプルー」#15 徹頭徹尾(関西テレビ)感想

    「ねぇ、あたしとすっごいコトしたい?」(八葉)

  • 川魚釣り。ひとり釣れないジンはしかし、大量の小判を見つける
  • その金で大坂の遊郭に出かけるムゲンとジン。食べ過ぎで太ったフウは門前払い
  • 遊女、八葉と楽しもうとするムゲン。しかし八葉はなにやら不審な動き
  • その店の地下では小判の偽造が行われ、八葉はそれを暴く隠密だった。自分の体で釣ってムゲンを味方につける八葉
  • 組織は壊滅。ムゲンを気絶させ旅に出る八葉。目的を果たした後の再会を誓って
  •  いやほんと、徹頭徹尾なのはこの作品の制作陣ですな。またもコメディタッチ絶好調。最初のDJガエルがなんかツボでした。今回は満を持しての関西編(っていうか、第二部・長崎編の途中じゃなかったのか……)。ということで(?)、ゲストは日高のり子さん。彼女ならむしろ京都かと。
     いやほんと、今回は八葉HAPPY@日高のり子が素晴らしい。こういうキャラクタを演じさせたら右に出るものはおりませんな。この作品は今までも、ちょっと複雑な境遇の女性キャラをムゲンやジンが助けたり助けなかったりしてましたけど、今回ばかりはムゲンのほうが手玉に取られてしまいました。ひょっとして実は彼女こそ本命キャラだったりするのでしょうか。大食いするとたちまち太る特性が災いして、フウは物語に絡ませてもらえなかったですし。しかし6話のネタをこういう形で使うとは。
     このままムゲンを追って、八葉が行く先々でちょっかいをかけてくるという展開も面白そう。さらにフウも反撃したり。というか、そういう三角関係(?)を作ってしまえば、いくらでも話を続けられそうな感じ。実際、そういう形の長期連載作品は多いですからね。まあ、クオリティをずっと保ったままでいられるかという問題もあるし、ちゃんと二クールなら二クールと、しっかり終わりを決めて作る姿勢は正しいと思いますけど。二クール……二クールねぇ。

    2004年09月29日(水)

    「サムライチャンプルー」#16 酔生夢死 ひと夢(関西テレビ)感想

    「よく食べる女は、良い女だ」(オクル)

  • 熊野山道を行く三人。山には義経の幽霊が出るという噂
  • ムゲンとジンに、ひまわりの匂いのする侍を捜す気がないというフウ。そして離ればなれに
  • ムゲン、謎の男に遭遇。いっぽうジンはかつての仲間・雪丸と闘う
  • 崖から落ちたフウ、オクルという男に助けられる
  • 松前藩の襲撃を受けるムゲン。相手はオクルの名を口走る
  •  最終回、回数調整のため2話連続放映。
     おお、なんとなくそれっぽい。随所にこれまでの展開を思わせる趣向が凝らしてあるのはさすが。三人が別れるのは#3「以心伝心」の展開と同じですし、ラップで噂を語る通りすがりは#8「唯我独尊」を思い出します。もちろんそこで明かされたジンの過去もしっかり関わってきます。フウが川に落ちるシーンは#14「暗夜行路」のムゲンと対比されますしね。このひまわりのシーンがまた綺麗で素晴らしい。
     それにしても、土左衛門になって死んだらぶくぶくに太るから嫌だと言うフウに対して、「けどアンタ、食べ過ぎたら体積2倍以上に膨れ上がりますから! 残念!」というツッコミはしておくべきでしょうか。