2005年07月05日(火)

「プレイボール」第1話 伝説のキャプテン(関西テレビ)感想

 なんちゃら推薦アニメなんて観たの、子供の頃の「一休さん」以来かもしれん(笑)。そういえば関西では「一球さん」も再放送やってるんですよね(観てないけど)。

 いいねぇ〜、実に懐かしいですわ。故ちばあきお原作のこの作品、姉妹作の「キャプテン」ともども、子供の頃好きでよく読んでたんですよ。もちろん連載はそのずっと昔で、もともとうちの父親がファンだったのです。ちなみにうち、両親ともマンガ好きだしアニメにも理解がありますが、私みたいな嗜好の持ち主ではありません(笑)。
 ってことで、実に原作に忠実な第1話。これはね〜、「キャプテン」の思い入れがあると各シーンにいちいち感動してしまうんですよね。最初に出てきた丸井とイガラシってのが、墨谷二中時代の野球部の後輩。「キャプテン」においては墨谷二中という舞台を一貫して、どんどんキャプテンの代替わりを描いていくのです。この丸井もお調子者キャラでけっこう好きなんですが、個人的にはもう一代あとの近藤が大好きで。「プレイボール」には出番ありませんが。異常に気を遣う両親の描写とか、壁の標的とか、このへんも思い出すだけで泣けてきます。
 「プレイボール」といいつつ、サッカー部に入部してしまったのに驚かれた方も多いでしょうが、もちろんちゃんと野球に戻ってきますのでご心配なく。しかし、その過程がまた予想外でいいんですよね。この1話観て、「なんだ、萌えアニメじゃないのか」と思って切ろうとした方、ウェイトアミニット! 今回ちょろっと出てきた眼鏡の女子生徒、彼女が実は重要な鍵を握ってくるのです。そして思わせぶりに出てきた「たいやき」というアイテム、これが谷口と野球をつなぐことになるとは、この時点で誰が予想したでしょう。サッカー部のパシリとして、たいやきを買いに走らされる谷口。そこにいたのはあの女子生徒だった。そう彼女はたいやき屋の娘だったのです。しかも、あの今野という男も彼女に密かな恋心を抱いていた! 渦巻く愛憎の果てに浮かび上がる、彼女の本心。実は彼女の兄もまた、甲子園を夢見て、ついにそれを果たせなかった。そんな兄の姿を見て、野球嫌いになってしまっていた彼女。彼女のためにも、もう一度グラブを手に取る決意を固める谷口。その前に立ちはだかったのは今野、その人。「ここまできてサッカーを捨てるというなら、俺を打ち取ってからにしろ」そういって今野は静かにバットを構える。ふたりだけのグラウンドで、今、プレイボール……。
 ……すいません、上の段落大嘘です。一度私もやってみたかったんですよ〜(おい)。

 OP、EDの完成度が思った以上に高かったのが驚き。さすがavex mode。EDの曲はかなり気に入りました。

2005年07月15日(金)

「プレイボール」第2話 明日へのプレイボール(関西テレビ)感想

 この作品、父親がファンだった影響で原作既読というのは前回書いたとおりですが、各地の感想を見てみると意外に原作や前作「キャプテン」のアニメを知っておられる方が多い。なんか気になったので調べてみたところ、「キャプテン」の連載は1972年〜1979年、「プレイボール」はその間にはさまって1973年〜1978年。……あれ? うちの父親、1947年生まれだから……あれあれあれー? 当時、今の私より年上やん! もっと昔の作品かと思ってましたよ。参りました。

 ってことで本編。入射光がー! 止め絵がー! なるほど、出崎哲監督もこういう演出なんですね。出崎統監督の類縁だというのは鳴茂さんの感想見るまで気づかなかったんですが。ちばあきおの絵ってかなり地味で、でも細部にわたるまで完璧に統制されていて、だからこそ試合や練習のシーンで凄みが光る、という印象だったんですが、それをこういうふうに動かすというのは感動の一言ですね。
 ストーリーは原作に完全準拠……だと思います。いかんせん読んだの十年以上前だし、いま原作本が手元にないんで確認はできませんけど、それでも個々のシーンは強く印象に残ってます。サッカーから野球に戻るのって、こんなに早かったっけ? という気もするんで、なんかすっ飛ばしてるかもしれませんけど。ホントはサッカーをやらせたかったのかどうかという話も、よく知りません。
 ひとつ気になったのは、冒頭のあらすじとか次回予告のシーンで、谷口くん本人が語ってますよね。この作品って、むしろ彼の周りの人間から「谷口タカオ」という人物像を描こうとしてる感じなんで、そのあたりにちょっと違和感。物語の構成がそうなってるのは、もともと「キャプテン」が群像劇っぽかったからなんでしょうけど。今回でも、野球に未練があって……というのを、谷口くん自身が言葉にすることはまったくなくて、逆にサッカー部の先輩たちがそれを慮る、ってあたりが秀逸なのです。そういえば、ちばあきお作品もまた、基本的に悪人のいない世界なのでした。

 もうひとつ、原作と感じが違うとこといえば、谷口くんの両親ってこんな面白い人たちでしたっけ? 声優さんの力なのか、なんか夫婦漫才を見てるかのよう。意外な萌えのツボ発見(笑)。

2005年07月19日(火)

「プレイボール」第3話 野球へのカムバック(関西テレビ)感想

 ううん、これ、感想書きにくいなぁ。

 今現在私が観てるアニメで、原作既読なのはこれぐらいなんですが(原作知ってる作品に限って観られないという状態がここ一年ほど続いている)、ここまで原作通りだと、逆に書くことないですね。基本的にマンガや小説等の原作とアニメは別物だと思っていて、むしろ原作知らないで観ている人がうらやましい、だってこの先の展開を知らずに楽しめるんですから。もちろん、アニメしか知らないで作品を語るのは全然悪くないと思います。好きに書きゃぁええんです。
 でもでも、今回、老婆心ながら、これだけは言っときたい。「キャプテン」での話なんですが、ほとんど前提事項となってるんで。ちなみに嘘ではないです(笑)。
 谷口くんはですねー、この地方の名門野球部のある、青葉学院から墨谷二中に転校してきたんです。それで、青葉のユニフォームを着てたから、墨谷二中のみんなが勝手に期待して、キャプテンに持ち上げてしまったのです。でも実は谷口くんは二軍の補欠、全然たいした選手ではなかった。でも、みんなの期待に応えようと人知れず努力することで、ついに墨谷二中を日本一に導いた、そういう経歴があるんです。それを知っているかいないかで、今回の墨谷高校野球部に入部して、いきなり天才的とも見えるバッティングを披露するシーンも、まったく違って見えてくるだろうなぁとは思いました。

 それにしても、田所さんほんまにええ人やなぁ。

2005年07月26日(火)

「プレイボール」第4話 意外なピンチヒッター(関西テレビ)感想

 どのへんが、誰にとって「意外」なのかよく判りませんけど。あの部長先生が代打とか言ったら確かに意外だったのに。

 うーむ、ちょっと演出にケチをつけたくなったりもしますけど、面白いですよ。いい感じにチームがギクシャクしてきましたが、それでもハートフルなのがちばあきおワールド。田所さんほんまにええ人やなあ(毎回言う気か)。

2005年08月02日(火)

「プレイボール」第5話 執念のバックホーム(関西テレビ)感想

 ううん、みんないい奴だなぁ。

 なんというかね、この年になってあらためて見ると、いかに自分のものの見方が変わったかというのに気づいて愕然としますね。いやまぁ、子供の頃の私が純真だったとか言う気はさらさらないですが。単にマンガとアニメのメディアの違いのせいかもしれませんし。ただ、やっぱ、あの頃の感動が蘇って……というふうには行かないものです。今度帰省したら、父親に感想でも聞いてみましょうか(笑)。

 ボールがライトに飛んできてCM、という引きはバラエティっぽくてなんか好きじゃない。やっぱAパートとBパートは場面転換で分けるべきかと。深夜アニメなんだし、視聴者の関心を引き留めておけるなんて効果はあんまないと思うんですけど。

2005年08月12日(金)

「プレイボール」第4話 意外なピンチヒッター(関西テレビ東海テレビ)感想

 東海ではかなり遅れてるんですね。ってことで公約通り、父親の感想をお伺い。やっぱり、やってること知らなかったようで。

 けっこう反応は良さげでしたね。っていうか、先の展開全部憶えてましたよ……。セリフを先読みで言ったりするし。これくらい思い入れがあると、もう絵を見てるだけで嬉しいんだろうなぁと思ったり。

 それにしても、何故か「こみパR」とか「まじかるカナン」のDVDのCMが入ってたのには内心冷や汗が出ましたよ(笑)。

2005年08月17日(水)

「プレイボール」第6話 希望のバウンドボール(関西テレビ)感想

「それに、わからないからこそ面白いってこともあるしな」(谷口タカオ)

 実にいいですねぇ、素晴らしい。

 谷口の入部によって勝つことの楽しさを覚えた墨高ナイン。そりゃたしかに、勝ち負けにとらわれず楽しんで野球が出来ればそれでいいって考え方もあるでしょうけど、だからって「負けてもいい」というふうには考えられないのが谷口。そんな彼に、みんなが反発することもなく練習につきあって、みんな楽しそうなのが気持ちいい。

 ということで、サッカー部のみなさんもよそ見してないで真面目に練習しましょうね。

「プレイボール」第7話 友情のマウンド(関西テレビ)感想

「あいつはまわりを変える力を持ってる。あいつはそういう奴なんです」(松下)

 そういえばこの作品、サブタイトルの頭に「愛と」ってつけてもいいことに気づいた(一日に10本以上もアニメ観てると頭おかしくなってくるな)。

 といいつつ今回はサブタイトルに反し、松下との対決は導入に過ぎず、本題は試合後。この作品の魅力は、試合そのものだけじゃなくって、その合間なんですよね。今回の編成は、それがよく出ていたと思います。
 次の相手、強豪・東実に勝とうとする谷口と、それを思いとどまらせようとする田所キャプテン。それでもやっぱり、あきらめないで努力するほうに向かう谷口くん。さあ、これから彼の力でどうまわりが変わっていくかが見所ですね。
 しかし、昔原作読んだときは、田所さんの言葉も現実味を持てなかった小学生だったというのに、時が経つのは早いもんですねぇ。

 ところで、タイヤキ屋で田所さんが読んでたマンガが左開きだったけど、じゃああれはアメコミですか?

2005年08月24日(水)

「プレイボール」第8話 孤独なチャレンジ(関西テレビ)感想

「自分に嘘はつくな。好きなことで後悔するようなことは絶対にしちゃならねぇ」(谷口タカオの父)

 おしえて赤ペンせんせいさーん(チャレンジ違い)。

 おお、はからずもこちらも「将来よりも今楽しいと思うことを大事にしろ」というテーマでした。相乗効果でよけい泣きそうになってきます。この両親いいなぁ。
 実際問題、谷口くんが大工を継ぐとなったら、高校出てから修業して間に合うものなんでしょうかね? まあ、彼だったら持ち前の向上心でいくらでも上達しそうな気がしますが。やっぱり大事なのは、今このときにやれることを賢明にやると言うことでしょうね。ちなみに田所さんは実際卒業してから電気工姿で登場してた記憶があります。

 さあ、ここからですよ。「プレイボール」が凡百の野球アニメと違うところは。わくわく、どきどき。かいぐりかいぐりメークミラクルですー(それ違う)。

2005年08月30日(火)

「プレイボール」第9話 悪夢のビハインドゲーム(関西テレビ)感想

「大切なことは、最後まであきらめないことなんです。最後まであきらめない、そうすりゃ、いつか必ずチャンスが生まれるはずです」(谷口タカオ)

 これまた明日への希望シリーズ。谷口くんがさなえおばあちゃまに見えてきましたよ。

 いやぁ、いいなぁこれ。試合中にこんなしみじみテンポのBGMを流す野球アニメなんて他にはないでしょう。悲愴とも思えるほどの状況の中、それでも前を向いて全力を出し切ろうとするのがこの作品。ってか東実の監督懐かしいなぁ。この顔は一度見たら忘れません。
 それにしても梨田監督しゃべりすぎだ。タイヤキ屋の主人は世を忍ぶ仮の姿で、ホントはどっかの球団のスカウトなんじゃないですか?

 「他人事」を「たにんごと」と読むのはあんま好きじゃないなぁ。

2005年09月06日(火)

「プレイボール」第10話 気迫のピッチング(関西テレビ)感想

 ううむ、まさに気迫(というか気魄)。私が野球アニメ好きなのは確実に父親の影響ですが、こういう一対一だったりチームワークの勝負だったりするところは野球という題材ならではの魅力ですね。

 しかし、なんかもうね、この演出のおかげで、谷口くんの野球人生自体がここで終わっちゃうんじゃないかと不安になってきますね。もちろんそんなことない(というかむしろ……)んですが。どこまでも全力投球なのは昔からだから仕方ないけど。バランスを取ることを考えたら、制止する人が必要かなぁとも思います。谷口くんを気遣う妹とか幼なじみとか(ザッツ萌えアニメ脳)。

 東実の監督も真っ向勝負な人で実に素敵。ピッチャーをつぶそうとするのは野球人としてどうかとも思うけど、まあ味のある悪役に徹してるという意味で立派。

2005年09月14日(水)

「プレイボール」第11話 熱闘のグラウンド(関西テレビ)感想

「しっかし、よく打つね」(田所)

 うひゃひゃ。いいなぁ〜、このシーン大好きなんですよ、ホント。

 ……といいつつ、この9回表の印象があまりに強かったせいか、その裏の展開をほとんど忘れてたり。墨谷が負けるという結果だけは憶えていたんですけど、ここまで競ってたっけ? と疑問に思ってしまいました。まあ、どっかのアニメじゃあるまいし、結果を改変したりはしなかったんで一安心(こらこら)。というのは冗談として、たとえオリジナル展開でも筋が通っていればいいんですよ。BGMの使い方とかちょっと面白かった。
 っていうか次回の墨谷二中との練習試合こそ、まったく記憶にないんですけど(笑)。近藤の声はどんなだろうなぁ。あんまり有名声優使いそうにないのが残念ですが。

 それにしてもコメ兵はメジャーになったなぁ。名古屋のTVで幼少期を過ごした身からすれば、「いらないものはコメ兵へ売ろー!」という野暮ったいCMをやってた頃が懐かしい。

2005年09月20日(火)

「プレイボール」第12話 再会のドリームゲーム(関西テレビ)感想

「なぁ、なんでみんなそないに谷口さんにこだわりはんの?」(近藤)

 うわはははは。近藤@長島雄一最高!! ものすごーく怪しい関西弁もそれでこそ。これが観れた(聴けた)だけでもアニメ化の甲斐はあったと思いますよ。

 うーん、やっぱこれ、アニメオリジナル展開ですかねぇ。まさにドリームゲームってことで、往年のファンへのサービスでしょうか。前述の通り素直に嬉しいですが。といいつつ、ちょこちょこと見覚えのあるような気のするシーンもあるんで、ひょっとしたら「キャプテン」のほうで似たような話があったかもしれません。実際、丸井が現役キャプテンのイガラシに相談もせずに壮行試合を申し込んだり、試合のセッティングを任せろと言うあたりは実にらしくて違和感がありませんし(笑)。こいつ、墨谷高校に入ってからもしょっちゅう墨谷二中に顔出してるんですよねー。
 そしてタイヤキ屋のおやじ@梨田監督の意義も判明。「実はこう見えて、元プロ野球の監督やってたんだ」とか言い出したらどうしようかと思いましたよ、ホント。

 にしても、キャプテンをくじびきで決めるってトコで(これは原作にも確実にあった描写)、「大事なことはすべてくじびきで解決!」byくじびきアンバランスを思い出してしまった私はいろいろ汚れてしまった気がしました。神様の言うとおりッ!(いらんことを言うな)

2005年09月27日(火)

「プレイボール」第13話 僕たちのレインボウ(関西テレビ)感想

「緊急事態や〜」(近藤)

 最後の最後で近藤が主役になったかと焦りましたよ。丸井のアレが近藤封じの伏線とは思わなかった。

 なるほどねぇ〜。いきなり青葉学院の佐野がしゃしゃり出てきたときは、自由にやりすぎだと驚きましたけど。倉橋か、そういえばそんな奴もいましたねぇ。なかなか見事に原作を再構築したものです。
 田所(元)キャプテンの、「学校を卒業しても野球を卒業するわけではない」発言、まあそうはいっても高校時代が特別な思い出だというのは変わらないと思いますけどね。丸井みたいに卒業しても未練を残すのもどうかと(そういえば丸井、一度は墨高落ちたんでしたっけ。たしか二年時に編入してきたんですかね)。
 総評。やっぱり原作にそれなりに思い入れがあるという点が他の作品と異なるところで(といいつつ、けっこう忘れてる自分自身にガッカリしたり)。でもやっぱり一クールは短いよなぁ、と思ったらED後のCパート、公式サイトで大ニュースとのこと。……ほほう、まあ当然でしょうね。ではそれにも期待ということで、ここは「おもろ」にとどめておきましょう。

 次週からは「ラムネ」。すごい落差だ(笑)。