2004年11月13日(土)

「MAJOR」第1話 吾郎の夢、おとさんの夢(NHK教育)感想

「あったり前じゃん。ただ投げてるだけじゃ、おとさんみたいなスッゴいプロ野球選手にはなれないんだよ」(本田吾郎)

  • 白ばら保育園に通う本田吾郎。父のようなプロ野球選手を夢見る毎日
  • しかし父親の茂治は二軍落ち中。重大な怪我を抱え、引退を決意
  • それを聞かされ、ショックを受ける吾郎。そんな彼のとった行動は……
  •  最高ーーー!! 久々にNHKは神だと再認識。

     いやぁ、いいよぉコレ。まずOPから期待できる作り。この字幕の出し方いいですね。MAJORだからロードオブメジャーというキャスティングもいいんじゃないでしょうか。
     そして本編冒頭。おわぁぁ、なんと保育園からスタートなのか! それも白ばら保育園ですよ、ロサ・ギガンティアですよ(違うぞ)。プロ野球選手の父を持ち、自らも野球選手に憧れる本田吾郎@くまいもとこ……こ、これは萌える、萌えない訳がない(もしもし?)。純粋だよー、いいなぁ。なんか、カメラワークが妙に腰回りに寄ってる気がしません?(観てるほうはちっとも純粋じゃない)
     そんな少年に手を出す優しく声をかける保育士・星野桃子@野田順子。うわぁ、いいなぁこの人も。いかにも今風の保育士さんという感じですが、そのくらいがいいんでしょうね。どのみち野球アニメをやるんなら、厳しい勝負の世界を描くことになるんでしょうし、そういうときに脇にこういう人は必要でしょう。
     さらに吾郎のおとさん・本田茂治@子安武人に、おかさん・本田千秋@日高のり子! もう完璧です。きっとプロポーズの言葉は「私を甲子園に連れてって」だったんですね間違いない(頻出の感想と見た)。と思ったら、中盤で亡くなっていることが明らかに。なかなか良い感じに時系列をいじくっていますね〜。その後の、深夜に帰ってきて吾郎に醒めた言葉を吐くおとさんのシーンも非常に印象的です。
     さらに、茂治のプロ引退をめぐって揺れる気持ちを軸に、話は二転三転して……と、一話から驚くべきプロットの複雑さ。なるほど、ど真ん中ではストライクにならないというおとさんの教えをストーリィにも生かしている感じですね。球種もストレートだけじゃなくて、いろいろとり混ぜてる模様です。これは非常に先が気になりますね。

     うん、こういうのこそが「萌え&燃えアニメ」と言えるんじゃないでしょうか。個人的に野球自体には昔ほど興味を持てなくなっているのですが、この作品なら楽しませてくれそうです。実際の球団を出さないのも野球アニメ(マンガ)としては実は少数派だと思いますが、この御時世、そっちのほうがはるかに楽しめます。当然のごとく継続決定〜。

    2004年11月20日(土)

    「MAJOR」第2話 二つの友情(NHK教育)感想

    「思い出せ。甲子園で4番本田が打った、サヨナラホームランをよ!」(茂野英毅)

  • バッターに転向して再起をはかる茂治。茂野との三番勝負に残留の望みをつなぐ
  • いっぽう吾郎は、おとさんが引退したと思い、気遣って一人で練習
  • 近所に住む寿也といっしょにキャッチボールをする吾郎。グローブを貸すが、翌朝そのグローブはゴミ捨て場に……
  •  ほほー。今回はサブタイトル通り、吾郎とおとさん、それぞれの友とのエピソードを描いていました。何クールやるのか知りませんけど、けっこう展開が早いですかね。まあ、早いとこOPやEDに出てくる女の子の登場を期待する次第ですので良いですが。

     おとさんパート。茂野の投球の組み立てを読もうとするおとさん。いきなり野球アニメっぽいことをやってますなーと思ったら茂野に怒られる。そりゃまあ実際の試合じゃあるまいし、そんなことしてる状況じゃないでしょうな。で、次第に甲子園時代を思い出してホームラン。まあまあ、こんなもんでしょうか(興味ないのか)。

     で吾郎パート。うあーもう、トシくんこと佐藤寿也@大浦冬華に萌えてしまう(大丈夫か)。ずれメガネ萌えー。まあ吾郎もいいかげん強引ですけどね、勉強していい学校入って立派な大人に……って、そんな阿呆なことを信じてる人間が今時いるんでしょうか。現実に見たことないぞ。で危惧したとおりお母さんも登場。だから、私こういう小人物をたとえアニメとはいえ見たくないんですよね。現代では絶滅したとされる「ざーますおばさん」じゃなかったから、まだいいけど。

     お、今回出番がないかと思われた桃子先生もちゃんと登場。あと、この友人の美貴@倖月美和ってキャラもけっこう気に入ってるんですけど、苗字が出てないし、今後活躍の場があるかどうかが不安なところ。

     んー、観てる途中では、おとさんが吾郎にバッター転向を隠してるのは何故かとか、吾郎にそれまで野球友達がいなかったのは変かなとか、いろいろ疑問に感じたんですけど、ほとんど劇中で説明されてしまいました。野球やってる子どもが少ないってのは現代の風潮なんですかね? キャッチボールくらい、親子でやるもんだと思ってましたけど。個人的には野球ものって、試合自体を描いてるとこよりも、こういう土台作りの時期のほうが面白かったりするんで、じっくり楽しみましょう。

    2004年11月27日(土)

    「MAJOR」第3話 おとさんなんてキライだ!(NHK教育)感想

    「おとさんは、野球もボクもキライになったんだ。きっとそうなんだ!」(本田吾郎)

  • リトルリーグに入ろうとする吾郎。その投球を見た監督は勇んで彼に硬球を投げさせる
  • それを聞いたおとさん・茂治は激怒して抗議に向かう。監督は反省
  • しかし、父の行為を誤解して落ち込む吾郎。そんな息子を見て、茂治は桃子にひとつ願いごとをする
  •  いいですね〜、やっぱ面白いですわ。予定調和の展開でも、きっちり決まっていると心地良く感じます。

     リトルリーグ・三船ドルフィンズに乱入する吾郎たち。当然のごとく門前払いを受けますが、土手でキャッチボールを見せつけると手のひら返し。とたんに熱心に指導する監督です。しかしカーブもおとさんに教えられてなかったのか……。と思ったら、次のシーンで疑問が氷解。前回もそうでしたけど、このアニメ、ちょっとひっかかる展開がすぐに解消されていくという親切設計。視聴者の興味もつなぎ止められていって、非常にいいですね。もとが週刊連載だということもあるんでしょうが。
     安藤監督のもとに猛抗議にいくおとさん。「自分の息子にはそんなこと……」とかいうセリフでピンときましたが、やっぱりチームにいた一人の選手が、彼の息子でした。「グランドの中では監督と呼びなさい!」ですか、いいなぁ(アホか)。しかもキャストを見たら安藤隆文@斎賀みつき! これは今後も活躍すること間違いなしですね、きっと。で、そんな彼も、投手をあきらめても打者として上を目指すと発言。来年中学でその発言はけっこう酷だなぁ、と思いますが、これがおとさんの琴線にも響く。この構成も実に巧い。
     そして、ついに打者として一軍に上がったおとさん。しかし家に帰ると桃子に「お風呂でばったり」……って風呂掃除してただけじゃないですか。彼女の発言から察するに、吾郎くんといっしょにお風呂に入ったんでしょうね。ほうほう……いや、なんでもないです。
     で、そんな彼女におとさんがしたお願い。ブルーオーシャンズ三連戦に、吾郎を連れて行くことでした。もちろん彼が言うとおり、一軍に上がったとは言え出番があるかは判らないんで、これはおとさん自身にとっても賭けだったんでしょうね。吾郎のためであり、自分のためでもあるという。そんな個々人の思いのためには、試合展開を都合良く操作してしまっても、ある程度は仕方ありません。まあ一応、一人目の代打が別の人だった、ということをやってくれたんでいいでしょう(ワンアウトだったし、充分予想内ですが)。それにしても桃子先生、「何点取ったら勝ちなの?」とか、大ボケ発言が楽しいぞ。まあ実際、野球知らない人の認識ってこんなもんなのかもしれませんけどね。そういう意味で、野球をよく知らない視聴者との架け橋になるキャラなのかも知れません、この桃子先生(しかし、桃子先生って言うとほんのり国枝桃子を想像してしまってアレだ)。

     ところで、なんか三船ドルフィンズのユニフォームの「m」マークがMozillaスイートっぽかったのが気になりました(笑)。

    2004年12月04日(土)

    「MAJOR」第4話 一日遅れの誕生日(NHK教育)感想

    「仕事と恋愛かぁ……。桃子先生は、あっさり仕事を取っちゃうわけね」(美貴)

  • 妻・千秋が亡くなって2年。吾郎のためにもチームメイトから再婚を勧められる茂治
  • どんな子どもに育ってほしいかという茂治の問いに「親の背中を見て育ってほしい」と、千秋と同じ答えを返す桃子
  • しかし園長先生から注意を受け、いったんは身を引こうとした桃子だったが……
  •  今回も実に楽しい。やはりアレですよ、野球をテーマにはしていても、そこからもっと大きなことを学んでいる気がします。それは萌えです!(黙れ)

     あざといくらいに桃子先生@野田順子を千秋@日高のり子のイメージに重ねて、フラグ立て進行。らぶらぶです。バッティングセンターではおとさん、バットの持ち方まで指導したりして! いいのかNHKなのに(ん、まあ、そういう方向に思考を向けてしまう私がどうかと思うが)。そして、ここで桃子の友人・美貴@倖月美和の出番ですか! 「この仕事、独身の男性に出会うチャンスなんて滅多にない」って、まあそうでしょうな。冷やかすだけじゃなくて、園長先生の立場も理解しつつ、ちゃんと桃子の本心を汲み取って後押ししてあげる、こういう立ち位置の人って好きですね。
     そんな美貴の言葉に思い切った桃子先生、保育園をやめちゃうのかと思ったら、4月まで待ってほしいというわけですか。まあ卒園したら別にかまわないのかなぁ。よく判らないですけど。

     野球の話題も少々(っておい)。吾郎がメジャーのことを知らないってあたり、ちょっと原作の時代性を感じてしまいますね。今じゃスポーツニュースでも日本のプロ野球の前にメジャーリーグ情報をやる時代ですからね。で、OPにも出てる外国人投手の話題。次回予告にも出てますし、茂治のライバルになりそうな予感。これをどう吾郎のほうの話に絡めてくるか楽しみです。

    2004年12月11日(土)

    「MAJOR」第5話 メジャーの男(NHK教育)感想

    「ぼく、先生ならきっとおかさんって呼べるもん」(本田吾郎)

  • 吾郎も卒園し、桃子先生にプロポーズする茂治
  • シーズン開幕から代打の切り札として活躍する茂治、ついに7番でスタメン出場
  • その試合の相手はメジャー20勝投手、ギブソン。初回から連続奪三振のギブソンと対峙する茂治
  •  ええー! すごいとこで切るなあ。いやほんと、全然先の展開を知らないので驚愕。なるほど、前半の希望にあふれたシーンはこのために……。

     うーん。あのラストを見ちゃうと、観てる途中で思ったことが書きづらくなるなー。まあ、桃子先生が落ちちゃったのは茂治というより、お風呂場での吾郎くんだろうとか、そーいう下らないことなんですが(けっきょく書くんかい)。

     まあ、ジョー・ギブソン選手なわけですよ。アニメにしては珍しく、記者会見の場ではセリフが本当に英語。しかし、通訳が勝手に表現を変えるのはまずいでしょうよ。どうせ判るでしょうし。メジャーから日本に来たのは「カネのため」……。まあそれはそれで別に悪くないんですけどね。あとを見ると典型的な悪役っぽくってちょっとがっかり。
     で、いくらなんでもホームランを打ち過ぎなおとさん。こんなのが7番打者だというのに驚くギブソン。事前に相手のデータも調べてないのかあなた。5番打者がスクイズをしたりして、「こんなのベースボールじゃない」と驚く。いわゆる日本の野球はベースボールとは違うという奴ですね。えー、でも最近は、1番から8番までホームラン打者を揃えるチームもあったり(こらこらこら!)。ギブソンの扱いといい、やっぱり少し前の日本プロ野球界を反映してるのは仕方ないところでしょうか。

     そしておとさんへのビーンボール。158km/hとはいえ、ヘルメットが割れるというのはあり得るのか判りませんが、ホントどうなるんでしょう。次回のサブタイトルもちょっと怖いなー。

    2004年12月18日(土)

    「MAJOR」第6話 さよなら……(NHK教育)感想

    「おとさん、立てー!!」(本田吾郎)

  • ギブソンの158km/hのビーンボールを頭に受ける茂治だが、立ち上がり一塁へ
  • しかしその翌朝、茂治は帰らぬ人に
  • 報せを聞いて病院に駆けつけた桃子。吾郎を引き取る決心をする
  •  あうあうあ。本当にこんな展開が待ち受けていようとは。あんな球をくらったあと、いきなり立ち上がるなんて! そのままランナーに残るなんて! と、観ていてもうハラハラ。家に帰った後、吾郎とじゃれあうシーンで、もはや決定的。翌朝、おとさんを起こそうとする吾郎くんの健気さが見ていてもう切なくなります。そして、おかさんのときのことを思い出し、事態を悟る吾郎……。うわー、もうこの表情が辛すぎ。まだたった6回しかやってないのに、こんなに過酷な運命を背負ってしまうとは。

     ラストはいきなり三年後。ああ、ここまでがいわば序章ということなのでしょうか。次回からは新章突入なのですね。どうやらリトルリーグ編? OPやEDに出てる女の子も登場するみたいですし……。って吾郎くん、9歳なのにもう声変わりかよ! くまいもとこ萌えアワーとも今回でさよならだったようです。

    2004年12月25日(土)

    「MAJOR」第7話 本田吾郎、9歳!(NHK教育)感想

    「あたし、野球やるよ。いいだろ、女だって。やんなきゃわかんないって言ったの、あんたなんだから」(清水薫)

  • 4年生になった吾郎。いじめられっ子をかばい委員長になった清水薫とともに副委員長にされる
  • 念願のリトルリーグに入ろうとするも、三船ドルフィンズは人材不足
  • 人を集めようとする吾郎だが、清水以外に野球に興味を持つものはいなかった
  •  ついに来たー!! 清水薫@笹本優子! こんなキャラだとは思わなかったけど最高です。早すぎる声変わりの本田吾郎@くまいもとこを補って余りあります(おい)。理想を言うと小森大介@釘宮理恵とキャストが逆のほうがもっと萌えたかもと思わないでもないですが、これはこれでいいですにゃー。

     いやもう、いじめっ子とかいじめられっ子とか、最初に言ったのは誰観ててイライラしてたんですが、清水がかわいいので視聴継続です。だからステレオタイプなキャラが嫌いなんですよ。もっと悪役にも愛を! 清水愛を! ……清水愛?
     そして三船ドルフィンズも学級崩壊ならぬチーム崩壊。監督、すっかり哀愁を誘うキャラになってます。しかしこれは……どうなんでしょう。正直、監督の指導力がどのくらいのものかと思わないでもありません。で、安藤隆文@斎賀みつきは何処に? と思ったら、3年後だからもう高校生か……。一発キャラだったのでしょうか。

     ところで夏目@木内レイコ(プリキュアのキリヤ役の人)って誰? なんか今回、声優のことばっか書いてる気もしますけど。それ以外に見どこ(略)。

    2005年01月08日(土)

    「MAJOR」第8話 チーム結成!(NHK教育)感想

    「ばかやろう! 腰抜けはてめえじゃねえか」(清水薫)

     まあね、こういう小学生というのは、まだ非常に小さな世界しか見えてないわけであって、それがすべてだと思い込んでしまう。だから自分のまわりにいる「友達」との関係を絶対的なものだと思って、それを壊したくないと思うわけです。自分勝手に「いじめの構図」なんか作り上げたりして、それが壊れると急に不安になって、仲直りしてみたり。はたから見ると、なんてちっぽけな人間関係の中で自己完結してるんだと感じてしまいますが、当人たちは真剣なんですから。仕方ない。
     ラスト、仲間に入れてくれと言う沢村に「あ、わるい、もう人数揃っちゃったから。またね〜」とか言って突き放してくれたら面白かったんですが。するわけないよなー、もうEDでユニフォーム着ちゃってるし(そっちで判断かよ)。

     うーん……。しかし、すっかり清水薫がかわいいよという以外に言うことがなくなってきましたな。まあ、次回は曲がりなりにも試合をやってくれるみたいなんで、期待していましょう。

    2005年01月16日(日)

    「MAJOR」第9話 一人ぼっちのグランド(NHK教育)感想

    「期待してるぜ、いじめっこ」(本田吾郎)

     おお! これは面白い。やっぱり、ちゃんと野球してると話の張りが違うなぁ。

     そういえば、この作品も無意味にお風呂シーンの多いアニメですね。そういうとこ狙ってるんでしょうか(おい)。9歳ではまだいろいろ早いと思いますよ、桃子先生(何がだ)。
     商店街チームとの対戦を翌日に控え、バッティングセンターに向かう吾郎たち。なんで普通に練習せんのだ……。すっかり沢村とも打ち解けてますな。吾郎の清水薫への扱いが粗雑なのも相変わらず面白い。って、スピード出てないとはいえ腰にボール直撃は危ないでしょ……。
     そして試合当日。やる気のないチームメイト、なめ切ってる大人連中に対し、ひとり気を吐く吾郎。あー、やっぱこの子かわいいなぁ。
     しかし、やはり一人の力では大人に勝てず、ランニングホームランを連発される。そしてチームメイトたちも離反。そんな中、「さっぱりわからん」と状況を把握してない清水薫に萌え。っていうかルールくらい最初に教えとけ。
     で、昔は同じようにルールも知らなかった桃子先生・今は吾郎の母親登場! おおー、なんかめっちゃカッコいいですよ。吾郎のこともしっかり考えつつ、他の子どもたちに対してもフォローを忘れない。さすが保育士という感じです。ちゃっかり最後だけ指導者らしい振る舞いを見せる安藤監督、もうちょっと見習いなさい。

     ということで、次回は清水薫、ついに活躍ですか!? いったい彼女にどんな能力が秘められていることやら。わくわく。

    2005年01月22日(土)

    「MAJOR」第10話 雨の熱戦(NHK教育)感想

    「そーですかそーですか、どーせあたしゃ期待されてませんよ」(清水薫)

     うわはははは。ムダに清水薫を倒れ込ませたり、土ぼこりで咳き込ませたりって、何の罠ですか。あまつさえ、またボールを腰に当てられてるし。最高。

     って、それを除くときわめてまっとうな、いい感じの野球アニメ。とくに大人たちの心境がそれぞれ変化していくのがいいですね。雨でコールド勝ちにしようとする沢村会長に対し、「中途半端が嫌い」と試合の続行を命じる草野球チームの監督。でも「ここまできたら子どもたちに勝たせてやろう」と思ってる彼とは裏腹に、選手たちは野球を愛するもの同士、正々堂々と精一杯プレイしようとする。こういう微妙な意識の差がちょっと面白かった。

     まあこのラストは順当なところですかね。一人を悪者に仕立て上げて「野球選手はみんな仲間!」みたいな雰囲気を作り上げられると日本人は弱いから(やめろ!!)。しかし三船ドルフィンズの安藤監督は、吾郎のことを思って、別の一流のチームでプレイさせてやりたいと思ってる様子。言っちゃなんですが、身の丈をよく知ってる人です。まあ常識的にも普通の判断だと思うんですが、次回、どう展開していくのやら。

    2005年01月29日(土)

    「MAJOR」第11話 おとさんのいたチーム(NHK教育)感想

    「オレのコーチは、おとさんだけさ」(本田吾郎)

     すっかり忘れ去られていたかと思えた佐藤寿也くん再登場。相変わらず顔変わり過ぎ。なんか、吾郎と逆に、こっちは前より萌えますよ?(黙ってろ)

     友達を誘って入った三船ドルフィンズを辞め、おとさんのいた名門リトルリーグに行こうとする吾郎。友達を裏切る行為は許さないという桃子先生。いや、先生じゃないですね、もう立派にお母さんです。しかしまあ、これは難しいところ。前回の安藤監督の言葉通り、プロを目指すため、一流の環境で揉まれたほうがいいのはたしか。友達を裏切るとは言っても、「我が儘になれねえ奴に野球は拓けねえのさ」ですから(吾郎違いだ!)
     いやしかし、この場合は違いますね。茂野の言うとおり、吾郎はむしろ死んだ人間の影を追っていた。父親の嫌いだったグリーンピースを食べないというのも、知らず知らず、自分を亡き父に同化させようとしていたのかもしれません。単に父親がいたというだけでチームを移ろうとしたということなんで、三船ドルフィンズに残るという結論は正しいでしょうね。チームや監督の指導方針に共感を憶えたという描写があれば、我が儘を通すのも悪くはないでしょうが。

     ぶっちゃけ、ドラマツルギー的に言えば、圧倒的に強いライバルがあって、それに主人公たちが立ち向かうという展開は至極真っ当。ありがちでも楽しみです。髪を切った清水薫の活躍も期待。

    2005年02月05日(土)

    「MAJOR」第12話 ギブソンからの招待状(NHK教育)感想

    「だいたい、いくらあたしが魅力的だからって、寝ている間に抱きつこうなんてやることが汚いんだよー。べー」(清水薫)

     うひゃー。まさかと思いきや、ホントに吾郎と清水薫、ふたりきりのアメリカ旅行ですか!(通訳の人は無視) このアニメさいこー。

     ギブソンから渡された、メジャーリーグオールスター戦のチケット。病み上がりの桃子先生はいっしょに行けないということでチケットが一枚余る。先週桃子先生が倒れたのはこの展開のためだったのでしょうか(まさか)。そして、プリンセスアワーのサイコロもびっくりの政治的判断が介入してそうなジャンケンで、見事アメリカ行きのキップを手に入れた清水薫。彼女の親はよく許したなという気もしますけど。吾郎、信頼されてるのか? 飛行機の中でも、アメリカに着いてからも、はしゃぐ彼女がかわいい。ホテルに着いて、通訳の人が「清水さんの部屋は隣」と言ったときには、もともと親子を招待するはずだったのになんで部屋が別々なのかと問い詰めたくなりましたが、そのあともふつーにいっしょにいて安心というかむしろ不安というか。無防備に寝てる薫に本気でクラッときました。っていうか吾郎、添い寝かよ!! 絶対わざとだろ! そりゃ腕も折られますよ(捻挫かもしれないですが)。この軽いノリで吾郎をケガさせてしまうあたり、ギブソンの話とのギャップが面白いです。
     それでも後半はしっかりギブソンの活躍を描くあたり立派です。そして吾郎がカッコいい。これでようやく断ち切ったという感じですかね。少しずつ彼にとって、ギブソンが、プロ野球選手というものが、手の届かない存在ではなくなっていく過程がしっかり描かれています。父親が死んだときには、ただギブソンの足にすがりついて泣きじゃくるしかなかった吾郎も、同じ野球選手として彼に対峙できるようになった。着実に成長してますね。

     っていうか、昨日ABC(たぶんローカル)でやってたバッファロー吾郎のライブを観てたせいで、バッファロー吾郎対ヤナギブソン(ザ・プラン9)!? とか連想してしまってどうにも。

    2005年02月12日(土)

    「MAJOR」第13話 夏だ、野球だ、合宿だ!(NHK教育)感想

    「あれ〜、おめぇらになくす自信なんてあったっけ」(本田吾郎)

     いや、っていうか片手をケガしてる奴を試合に出すなよ……。大丈夫か安藤監督。

     おお、先週のメジャーリーグオールスター観戦から一転して、適当な野球やってるなーと思ったら、意外な仕掛けが。おとさんの死のきっかけとなったギブソンのビーンボールがフラッシュバックし、調子を崩す吾郎。うーん、こういうのって乗り越えるのはなかなか辛そうですが……。

     ところで吾郎、相手チームの4番バッターを「ちょっと太めの野球少年」って、NHKらしく政治的に正しい形容をしてますな。それはいいけど、ゲスト声優システムまでNHKアニメのデフォルトになるのはどうもなぁ……。

     それにしても寿くん、かわいいなぁ。吾郎みたいにひねくれてないのがいい(おい)。

    2005年02月19日(土)

    「MAJOR」第14話 無謀な練習試合(NHK教育)感想

    「おとさんのいた、日本一のチームを前にしてもまだ俺の体がおびえるなら、そのときはもう、おとさんと心中するだけさ」(本田吾郎)

     うおー、二転三転。非常に面白いのですが……見れば見るほど、清水薫が吾郎をケガさせたエピソードは何の必然性があったのか謎(笑)。

     おとさんへの文字通りの「デッドボール」の衝撃から、インコースへのストライクが入らなくなった吾郎。何故今になって、というのは、これまでは心のどこかでギブソンを憎むことで、それを自分とは無縁のものとして遠ざけていたのかもしれませんね。しかし、実際にオールスターを観に行って、ギブソンと同じ「夢の舞台へ駆け上がる」ことを見据えたとき、その恐怖が蘇ってきたのかもしれません。
     一度目は(「ここだよ。」に非ず)、友人たちの励まし。二度目には、横浜リトルとの対戦。それでもやはり、抜本的な解決にはならなかった。ここで出てきたのが、かつて吾郎の父・茂治のチームメイトだった横浜リトル・樫本監督。空振りしようとインコースに入らない限りボールと言い張る。恐るべきことをするなーと思いきや、さらに吾郎を挑発して顔面にボールをぶつけさせる。おいおい……。見た目よりずっと熱い人でした。
     で、これで吾郎も完全復活……ともいかないのですね。直球頼りの吾郎の投球の弱点が指摘され、ふたたび打ち崩される。それが寿くんというのがまた皮肉な話。先週から寿くんがかわいくて仕方ないんですが、寿くん視点でこれまでの流れを見てみるとまた違った味わいです。
    「MINOR - あるいは一方その頃、ボクの旅」主人公:佐藤寿也
     久々に逢った、自分を野球の道に引き入れた天才少年は、どこかやさぐれ風味(違)。せっかくいっしょのチームで野球が出来ると思ったのに、さんざん監督に無礼な態度を取っておいてついには入部の話を蹴ってしまう。そんなに向こうで出来た友達がいいのかよっ! 今日も今日とて、いきなり現れては試合をさせてくれだなんて無茶を監督に言う吾郎くん。なんか、ずいぶん必死になってくれる友達もいるみたいだし、ボクと過ごした日々のこと、もう忘れちゃったのかな。そして試合当日。デッドボール恐怖症だったなんて思わなかったけど、監督がぜんぶ解決しちゃった。でも監督が言うには、ボクにも吾郎くんの球は打てるらしい。ゴメンね吾郎くん、この白球に乗せて、キミに届かなかったボクの想い、この空に届け!

     ……みたいな(アホか)。

     それはともかく次回。株急上昇の樫本監督に対し、相変わらず指導力を疑う行動をくり返す安藤監督、ついに面目躍如ですか? 今までの流れからいって、どこへ話が転ぶか判らないので期待してます。

    2005年03月05日(土)

    「MAJOR」第15話 監督の思い(NHK教育)感想

    「よーし行けぇー! 健闘を祈る!!」(安藤監督)

     男・安藤監督、人生の一大決心。ふたたびスパルタ教育に燃え上がるのであった。

     いやー、今まで散々指導力不足だとか言ってすみませんでした。なるほど、時代の趨勢を受けて、本人もチームも、気力を失いかかっていたのですね。ナイトゲーム観つつ、ビール片手にぼやくシーンは哀愁を誘います(今なら発泡酒だと思うのですが)。しかし、打倒横浜リトルに闘志を燃やす吾郎たちを見て発奮。翌日、山登りマラソンを言いつける。しかし、途中でBGMがかかったあたりから、「探偵! ナイトスクープ」を思い出して無意味に笑えてくるのは関西人の悪い癖ですな。あと、リタイヤしようとか言ったくせに最後はちゃっかり清水薫と肩を組んでワンツーフィニッシュ(後ろから数えて)の前原とかいう奴、あとで体育館裏に(略)。

     で、ラスト5分の展開がまたまたびっくり。謎の女の子(EDでネタばれしてるけど川瀬涼子@遠藤久美子)に出逢いめろりんきゅ〜の吾郎。っていうか、どう見ても桃子先生にしか見えんのですが……。桃子先生に亡き妻の面影を見た父親といい、つくづくこの手の顔に縁のある血筋ですか?

    2005年03月12日(土)

    「MAJOR」第16話 ヤメタ!(NHK教育)感想

    「そうね、あたしが好きなのは野球じゃなかったのかもね」(清水薫)

     素晴らしい! 川瀬涼子@遠藤久美子祭かと思いきや、本当の主役は清水薫@笹本優子でした。ラストの涙なんか、もうかわいすぎてかわいすぎて。吾郎は女の子を泣かしたんだから、もう一生かけて償いなさいよ(笑)。

     しかしそれも、前半の涼子に優しくする吾郎にすねる清水のシーンがあってこそ。やきもちを妬く子って好きなんですな〜。よもや、清水薫が吾郎の左腕をケガさせたのがこんな形で活きてこようとは。「右手の手当をしてくれた涼子とは大違いだ」といいつつも、ラストではしっかりその左手で清水薫の手を握る。これ、今までの「男が闘って、女はそれを応援する」という野球マンガ(アニメ)では描き得なかった、新しい形ですね。なかなか良い感じです。

     しかし、卓球で涼子を口説こうとする吾郎、思わずそのまま「ベッドでもイイ汗流さない?」とか「夜のグラウンドで逢おうぜ」とか言うかと(最悪だ自分)。