2005年04月14日(木)

「LOVELESS」Ep.1 BREATHLESS(ABC朝日放送)感想

「清明、人生つまんないよ。早く終わんないかな」(青柳立夏)

 同じコウガでも、こっちは高河ゆん原作。困ったことに、かなりおもろい(笑)。や、青柳立夏くん@皆川純子萌え〜とかいうだけではなくて(言うな)。

 とりあえず、青柳といえば白黒抹茶、あずきコーヒーゆずさくら(名古屋限定ネタ)。物語の舞台は一年中桜が咲き続ける三日月型の島……というわけでもないでしょうが、子供はネコミミをつけているという謎の世界(笑)。大人になると耳を取るらしいというのはセリフの端から読み取れますが、「戦闘機」という存在の詳しい説明もなしに唐突に闘いがはじまったり、そもそも立夏の兄らしき清明の死の理由すらもぼかされたままストーリィは展開していきます。こういうの、けっこう好き。難しい理屈は後回しにして、この映像美に酔いしれる。それでも良いと思えるくらい、リリカルで美しい展開でした。まさか、こんな素晴らしい戦闘シーンを見せてくれるとは思わなかったんで、とっても嬉しくなってしまいました。
 理屈をつけるとするならば、ネコミミという余分なモノがある以上、等価交換として失ったモノがあるはずで。立夏自身にも、冒頭で立夏を振り回す少女・唯子のゆがんだ友人関係にも、それは現れているような気がします。あ、もちろん東雲先生@能登麻美子にも。それが具体的になんなのか、今後じっくりと描かれていくことを期待しましょう。
 ところで、立夏くんもいいんですけど、BREATHLESS・ミドリの戦闘機、愛@小清水亜美もなかなか面白いキャラクタ。いきなり一話のサブタイトルになってるから、使い捨てキャラかと思いましたけど、もうちょっと見ていたいキャラですね。ということでこれは文句なしで視聴&レビュー継続決定。

 あと、どうでもいいけど、コミックZEROSUMを出してるとこって、一賽舎って名前だったと思うんですが、いつの間に一迅社に変わったんだ……。

2005年04月20日(水)

「LOVELESS」Ep.2 MEMORYLESS(ABC朝日放送)感想

「ああ、それでいい。人の言いなりになるような奴は、嫌いだ」(青柳立夏)

 やっぱおもろいな〜。というか、物語の構成が実に興味深い。

 とりあえず、各地感想サイトの初回感想を一通り見てみると、草灯がたびたび「立夏、好きだよ」と口にすることに、想像以上に負の反応が強いですな。ん〜、私はけっこう免疫があるからか(黙れ)そこまで気にはならなかったんですけど。あ、でも、小学校の校門前で煙草を吸うのは許し難いですけどね。キスするときに煙草の臭いがするのは耐えられんな〜(論点はそこか)。
 それはともかく、視聴者が引っかかりを憶えるキャラの言動が、しっかり意味を持ってくるというのは物語のあり方として正しい。今回の中盤で、立夏を「好きだ」という草灯のそれは、亡き主人・清明の意思によるものだったらしいことが明かされます。しかし、ここからがちょっと面白いところで、Bパートに入ってもそのフォローがなされず曖昧なままストーリィが展開する。ふたたび襲いくるBREATHLESS・ミドリ&愛に「本当の愛ではない」と言われつつも、なんかよく判らんけど勝ってしまう。だから、ほのめかしを繰り返して進む物語が好きなのね私(もちろん、最後までそれじゃ困るけど)。
 そして、立夏に愛を語るもうひとり、唯子@植田佳奈ですが。うう、こっちはさらに個人的に嫌いなキャラだ……。授業中に騒いで笑われたり、偽善を振りまいたり、すべての言動が鼻につきます。自分のことを「唯子」というのも嫌な感じ(と思ったら、最後に立夏くんが修正してくれました。よしよし)。
 振り返ってみると立夏くんは、「人の言いなりになるような奴は嫌いだ」と言いつつ、草灯にも唯子にも命令をしております。しかも相手がそれを受け入れてよしとしている。非常に二律背反というか、ダブルスタンダードという感じで好印象(えー)。

 なんか、褒めてんだか貶してんだか判らん感想になってますが、これ、私としては最高の評価なのですよ。人は矛盾した生物である、ということで(笑)。

2005年04月27日(水)

「LOVELESS」Ep.3 BONDLESS(ABC朝日放送)感想

「背の低い奴に、唯子さんとつきあう資格はない!」(弥生)

 いや〜、毎回言ってるけど、めちゃめちゃ面白い。いや、最後に(笑)のつく面白さじゃなくて、まともな面白さになりつつあります。ハマると怖いな〜、この世界。

 とりあえず東雲先生@能登麻美子、「小学校の前で煙草は吸わないでください」って、いいこと言った! ほかの言動はズレまくりだけど、そこは快哉。
 ズレているといえば、新登場の弥生@福山潤。なんか、「美鳥の日々」の高見沢@うえだゆうじを思い出して楽しい。まあ、好みは人それぞれですからね。私個人的には背の高い女の子なんか願い下げですが。やっぱ、ちっちゃいほうがカワイイね(最悪だ)。
 で、そんな周辺の描写がすべて、草灯と立夏の関係の伏線になっている。立夏に煙草を吸うなと言われると、次に来たときにはちゃんと吸っていない草灯。まさにマスター&サーバントの関係。唯子のギャグはつまらんね(お前が言うなパート2)。煙草という存在、背の低さと高さ、それは、大人と子供の違い(もちろん、この世界にはネコミミというそれ以上の峻別手段がありますが)。本気で立夏のことを好きになってきた、と独白する草灯、でも(あるいは「だからこそ」?)調教の時間……。ひゃ〜、なんつーか、高河ゆん、スゲー(笑)。

 この作品の最大のポイントは、青柳立夏くんに意識を同化して視聴できるということですね。草灯をはじめとして、まわりにいる人間がことごとくズレていることを自覚していて、それなのに、いつのまにかそれに巻き込まれ、擦り合わされて、気がつくと離れられなくなっている。「BONDLESS」、つなぐものは何もないはずなのに、結果的につながれてしまう。本当のことが何もない世界。そういう世界観からして、実に私好み。

2005年05月04日(水)

「LOVELESS」Ep.4 FRIENDLESS(ABC朝日放送)感想

「よってお前ら全員、死罪だ」(青柳立夏)

 んー、今回も絶賛なんですけど、さすがに最後のカットはいらんな(笑)。

 神社の境内で「清明は今、どこにいるの?」と自問する立夏くん。京都や大阪の晴明神社に行けば逢えます(違うっつーの)。ああ、それにつけても「Treat or Goblins」を歌うのは難しかった……(まだ引きずってる)。
 立夏くん、草灯に命令。って何故ヤママヤー(笑)。めったに人前に姿を現さないって、あぁやっぱり榊さんは偉大だったんだなぁ。
 で、教室では相変わらずイヤーな感じの光景が繰り広げられております。しかし、そこに颯爽登場立夏くん。ステキため息拍手喝采です。東雲先生@能登麻美子にも「ココロを傷つけるのは、体を傷つけるより悪いと思う」。その通り! その通り! なのはの「痛い? でも(略)」に匹敵する名言です。いいなぁ、立夏くん〜、好きだよ(阿呆か)。
 「食べたい……唯子さんの、じゃなくて手作りジャムを」という弥生くん。小学生の妄想の域を超えています。君はいちど水瀬家を訪れてみればいいと思います。好きなだけ食べられますよ。と冗談はともかく、立夏のためなら死んでもいいという唯子の言葉を聞いた上で、「でも好きだー」と走り出したり、そのあと校門前で唯子に立夏の居場所を教えたり、なんかいい子ですね。自らの思いを行動に移すにあたって、たしかにズレてはいるんだけど、そのズレ方が嫌な感じではない。けっこう好感が持てます。
 で、校門前で愛とミドリに「ちょっと顔貸せやー」な立夏くん。やっぱ「美鳥の日々」を思い出しますな。そういえばあれもコータくんがやたら(自粛)。といいつつ、ふたりは別に闘うつもりはなかったようで。思ったより戦闘シーンが出てこないけど、これもこれでいい感じ。ちなみに、ドリンクを渡されて「うい」と言うシーンにささやかな萌えを感じました。
 いっぽうの東雲先生。教室での言動とか、唯子に「死ぬなんて言っちゃいけない」とか言うあたりは、微妙に薄っぺらい気がしたんですけど、それは私が持ってる教師に対する偏見のせいでしょうな。実際、そのあとで自らも命を捧げられるような恋に憧れたり、それなりに内面が描かれているんで、そう単純にダメ教師の烙印を押しちゃいかんでしょうな。しかし、東雲先生と立夏の家の前で出逢った草灯、23歳で「けっこう年いってる」と言うのは酷いなー。私も同い年やっちゅうねん(笑)。教師なんだから大学新卒で若いほうですよ(普通、新卒でいきなり担任はないと思うけど)。
 そこにまたまた登場の立夏くん。ここで草灯が「僕が好きなのは立夏だから」と言うかと思ったけど、先生の前では言わないのね。そりゃ言ったらまたややこしいことになりそうですが。先生が去った後、ヤママヤーの証拠写真を見せる草灯。立夏のためなら死ねるという草灯に「死ぬなんて言うな」という立夏。またまた、先と相反する言動をとっているところがポイントですね。

 次回は「SLEEPLESS」。「眠らない」か「眠れない」か、さてどっち?(英語的には両方の意味があるらしい)

2005年05月11日(水)

「LOVELESS」Ep.5 SLEEPLESS(ABC朝日放送)感想

「草灯、今夜もまた、眠れそうにないよ」(青柳立夏)

 つか、我々アニメファンが眠れないのはこんなド深夜(26:51-)に放映してくれるABCのせいですから。その意味では立夏くんのおかげで眠れないと言えるかもしれませんにゃ〜(さっさと寝ろ)。

 「BLEATHLESS」、愛@小清水亜美とミドリのかわりに現れた敵「SLEEPLESS」は、金華@高橋広樹と銀華@堀江由衣。小清水&堀江と揃うとなんか別のニコタマを想像してしまいますが(笑)。あ、あと、能登麻美子も入ったらさらに別の学園アニメになりますな。まあどっちも観れなかったんですけど。っていうか、堀江由衣さんがテレ東系アニメやUHFアニメ以外に出るのってかなり珍しいような。いい感じのキャラだったんで一話かぎりで消えてしまうとしたら惜しいなぁ。
 ということで久々の戦闘シーン。やっぱいいなぁ。梶浦サウンドが鳴っとりますよ。迫力としては某NHKアニメよりも出てるかもしれませんよ? 敵の言葉の揚げ足をとるのが闘いのセオリー……。口のうまいヤツが強いってことですかね? 戯言遣いないーちゃんとか強いでしょうかね、どうでしょうかね。本当の名はさしずめNAMELESSとか(や、名前がないわけじゃないけどさ)。お、なんか戯言シリーズのキャラで想像を膨らますと楽しそうだけど時間がないのでまた今度。アニメファンは基本的にTIMELESS(って、それだと「時間を超越した」って意味になるぞ)。

 ラストの締めは非常に鮮やか。立夏くん、すっかり草灯にめろりんきゅ〜ですな。携帯メールだったら絵文字とか使うもんではないのか?(よく知らないけど)

2005年05月18日(水)

「LOVELESS」Ep.6 PAINLESS(ABC朝日放送)感想

「子供はおうちに帰る時間です」(我妻草灯)

 ふわぁ、思わず見入ってしまった。今回も素晴らしい。

 冒頭から印象的なバスの車内のシーン。中盤でもう一度同じ描写が出てきて、どうやら時系列が入れ替わっていたらしいことが判明します。おかげで二回も夏美ちゃんとかいうちっちゃい女の子に萌えられました。立夏と同じ「夏」の字が入ってるのも意味ありげですね。や、ホント、勝子先生の言うとおり、幼児期なんてすぐに消えてしまうもので、だからこそ貴重ですにゃー(お前が消えろ)。
 今回は学校のシーンがやたらにコメディ色が強くて、なんかノリが違うんじゃ? と思ってたら、後半の展開のためのものだったようですね。またまた東雲先生を子供扱いする草灯ですが、敵の「ZERO」があからさまに嫌な感じのキャラなので、草灯を積極的に応援したくなってきます。あぁ、ところで堀江由衣なキャラはもう出ないんでしょうか。いくら斎賀みつきキャラでも、これはちょっとなぁ。
 それはともかく、この物語、「先生」と呼ばれるキャラが何人も出てくることが注目ですね。あんまり先生然としていない東雲先生や勝子先生に比べ、草灯の回想に出てくる「律先生」だけがそれらしい。草灯への「調教」はこの作品には珍しく直接的な描写。ここまでのところ、「スペルによる戦闘」も抽象的な描写に終始してますが、テレ朝系だし別に規制があるわけではなく、意図的な演出なんでしょうね。あんまり直接的な描写をするよりは、想像力を喚起させる方が好きだったりします。まあ、何を想像してるかはともかくとして。
 で、草灯が闘っている最中、立夏くんは勝子先生とデート。食事中、思わず草灯が作った料理のことを話題に上らせてしまうあたり、彼の心境の変化を如実に表しています。対する勝子先生、クラスメイトの女の子とも一緒だった、と聞いて「敵だわ」と口走る。えーと、これ、どっちとも取れるんですが、ラストシーンから判断するにギャグですよね? 本当の敵はその「兄貴の友達」のほうだとは知る由もないでしょうな〜。

 それにしてもバンダイビジュアル、CMの選び方が狙いすましてるなー。「好きしょ」の次は「遙かなる」かよ。

2005年05月25日(水)

「LOVELESS」Ep.7 TEARLESS(ABC朝日放送)感想

「立夏は子供だね。俺は、支配されたいのに」(我妻草灯)

 泣かないナミダ(誰か書いてそう)。そりゃ泣きたいときに泣ける強さもありますけど、東雲先生は泣きすぎです。

 いっぽう、泣けないのが草灯。痛みを感じないZEROとの闘いを機知で乗り切るのはセオリー通りですが、サクリファイスである立夏を呼べないと言ったときのセリフ「つながってない」というのが気にかかります。肉体的なアレやソレなのかな〜なんて、メタファだらけのこの作品でそんなこと考えてもしゃーないとは思いますが。
 原作はいざ知らず、アニメ版ではここまで基本的に立夏視点で紡がれてきた物語(まあ、草灯の友人の海堂貴緒という人物の描写はありましたが)。今回のエピソードではじめて、視聴者は立夏の知らない草灯の想いを知ることになったわけです。それによっていっそう、立夏に「何も言わない」草灯、というのが際立ちます。謎も明かされるどころか、ますます深まるばかり。しかし立夏くんも、「やっぱりケガしてたのか」って、何も言われなくたってあれだけ血が流れてるんだから気づけよなーとは思ってしまいますが。

 そのうち桃井はるこさんが「どんぐりころころ」って童謡をモチーフにした唄を歌いそうだなとフト思いました。

2005年06月01日(水)

「LOVELESS」Ep.8 TRUSTLESS(ABC朝日放送)感想

「あんた妄想しすぎ」(我妻草灯)

 ぬおお〜、メガネの女の子(坂上江夜)、めっちゃかわいいと思ったらCV:釘宮理恵か〜。もうひとりも中野倭@かかずゆみ。

 今回も素晴らしい。もうね、ここまでくると男同士とか女同士とか、だからどうしたって感じです。性別なんて概念は酷く些細な問題ですよ(そりゃ立夏じゃなくてりすかだ)。そんなことにこだわって作品の本質を見失うとしたら実にもったいない。ここに描かれているのは、まぎれもなく純粋な愛のカタチ。
 「いつでも出る」と言っておきながら、けっしてつながることのなかった立夏くんから草灯への電話。「好きだから嘘をつくの」とは勝子先生の言葉ですが、またも期せずして正鵠を射ています。「好きだよ」という言葉ばかり先行していた初期とは逆に、立夏の言葉を裏切る行動ばかり目立つ草灯。でも、それが重なるたび、かえって立夏の思いは募っていく。もちろん、度が過ぎると信頼関係を失うことにもなりかねないけど。今回はその境界線上、といったところでしょうか。最後の立夏の「命令」という言葉の響きが実に哀しい。

 しかし草灯、部屋の中で煙草を吸うのはやめましょうね。灰皿もないだろうに。命令です(お前の命令なんざどーでもいい)。

2005年06月10日(金)

「LOVELESS」Ep.9 SKINLESS(ABC朝日放送)感想

「倭……話、そんなに逸らしたいなら、キスしてよ」(坂上江夜)

 やっぱすごいわーこれ。すっかり魅了されました。

 奈津生たちと出逢い、はじめて自分の知らなかった草灯のことを知る立夏。それにカットバックされる江夜@釘宮理恵と倭@かかずゆみの場面も実に印象的。戦闘機とかサクリファイスとか、はてはネコミミとか、これまで隠喩のまま押し通してきた言葉が、ここにきて深い意味を持ってきます。シリーズ構成が緻密な作品って大好きなので、観てて嬉しくなりました。
 草灯がちっとも自分に本当のことを話してくれない、と言っていたはずの立夏くん。しかし、奈津生の言葉で一気に世界は反転する。草灯のサクリファイスとしての責任を求める彼らの側の論理に、立夏くんの日常は呑み込まれていく。これはもう唯子や弥生の出番はないかな(もともと唯子というキャラがあんまり好きじゃないんでいいけど)。

 ちなみに、ZEROを作ったという渚先生@小林沙苗、どんなマッドサイエンティストかと思ったら、心視先生ばりに謎のキャラが立っててちょっと面白かった。「いいや泣かす! 必ず泣かすわよ」とかかわいいなぁ。律先生@子安武人も、ちゃんといじってあげなさいよ。大切な一人娘なんだから(なぎさ違い)。

2005年06月25日(土)

「LOVELESS」Ep.10 NAMELESS(ABC朝日放送)感想

「名前に支配される私は、くだらないですか。……でも、この名前だけが、私にあの子を与えてくれた」(中野倭)

 二週間ぶり。やっぱりこの作品、他のアニメとは空気の組成からして違うような。今回も堪能。

 「名前は大事だよ」という倭@かかずゆみ、そりゃもう、よ〜く考えるまでもなく全面同意。「0」という名を負った倭と江夜の絆。初見では江夜@釘宮理恵がかわいぃ〜と思ってたんですけど、予想以上に倭の内面を描いてくれて、感情移入の対象になるくらい。今回のふたりの末路なんか、ものすごく内向きで閉ざされた世界なんだけど(墓場という舞台もまさにそれにふさわしい)、だからこそ、とっても美しい。
 もちろん、敵の描写をここまで丁寧にしたのも、それが立夏くんにはね返ってくるからこそ。名前が違う戦闘機とサクリファイスという問題をふたたびクローズアップしつつ、かつての草灯の戦闘機・清明との違いも際立たせる。それとは裏腹に、だんだん立夏くんが「闘い方」を身につけていってるようなのも面白いところ。やっぱ立夏くん頭良さそうで、そういう子はお兄ちゃん好きですよ(黙れ馬鹿者)。しかし、「おばさんは許せんな」というのはリアルに身につまされるセリフなのであった。

 次回予告、なんかテンションが違う……。コメディ展開は好きだけど、この期に及んでやるか?

2005年06月29日(水)

「LOVELESS」Ep.11 WARLESS(ABC朝日放送)感想

「つかまっ、た」(我妻草灯)

 や、もう参りました。完敗です。

 美人カウンセラー・勝子先生の事件簿! 別々の人物の口から語られるエピソードの裏に隠された、驚くべき真相が明らかに! なんて話かと思ったら全然違いました。や、こういう趣向大好きなんですけどね。細かいことを言うと、それぞれのCaseの中で視点がブレてて、語り手以外の人物の視点が挿入されてるのが気になるところですが。まあ、すべてが最後のシーンに集約されていく構成は見事なので良いですが。立夏くんがみんなを「だいすきーだよー」(やめろってのお前)と宣言し、表面的にはきわめて平和で幸せな時。もちろん、それが嵐の前の静けさに過ぎないことも当然感じ取れるわけですが。
 ところで、立夏くんが使ってるパソコンの画面が、なんかMacっぽかったのが気になりました。前はWindowsっぽいデスクトップだと記憶してるのですが。まさか立夏くん、Mac miniとか持ってたりしやがりますか。ちょうどデジカメの写真を整理してたみたいだし、iPodに送っていつでも持ち歩くとか? 話題のポッドキャスティングで、草灯が手製の番組を入れて「これで、いつでも俺の声が聴けるね」みたいな(お兄ちゃん、妄想しすぎだよ〜)。

 さて次回。もう最終回なのか、あるいは一話前かな? まさか、アレをやってくれるですか! 楽しみにしております。

2005年07月06日(水)

「LOVELESS」Ep.12 ENDLESS(ABC朝日放送)感想

「清明、もしかしたら、人生って捨てたもんじゃないのかも」(青柳立夏)

 うむー、最後までほのめかしのままで終わりやがって! そこにこそ意味があるので良いんですけどね。

 謎の文字列がネットゲームの待ち合わせ場所を示すものだったという真相は面白かったですね。もし立夏くんたちが神奈川県に住んでたら真相は永遠に謎のままだったりして(いいから)。名前を入力する段になって、そこは「LOVELESS」だろーという期待にしっかり応えてくれました。「あなたは本当にLOVELESSですか?」と問われて、「NO」と答えたらスパイウェアを埋め込まれるのですね(黙ってろ)。
 指し示された場所に行ってみると、降臨する女神@久川綾。こっちの質問に全然答えない独善ぶりがいかにも時空管理局(違うって)。外されたイヤホンから「もしもーし」とかって声が漏れてたのがちょっと笑いました。このシーンからすると、渚先生@小林沙苗あたりが操ってたのかななんて思ったんですけど、けっきょくよく判らんままでした。
 そして、終わる世界。この人工的な世界そのものが揺らいでいく感覚が少しだけですが味わえました。こういう描写まで相変わらず耽美で、もう少しメリハリがあっても良かったかなとは思いますけど。みんなが土くれの人形になったり、愛@小清水亜美がサメみたいに口を開けて追ってきたりとか(やめろ)。

 まーなんですか、これが本来の意味での「ヤマなしオチなし意味なし」だ! といわれれば、はいそーですかと引き下がらざるを得ないわけですが。やっぱ1クール12話は短いよなー。シリーズ構成的には巧くまとめてあったと思いますけどね。ってことで総評は「おもろ」なのですー。まさか自分に、こーいう傾向も許容できるキャパがあろうとは思わなんだ(笑)。

 次週からは「タイドライン・ブルー」なのですよー。えっと……たぶん誰もが思うこと言っていいですか? ……ダフネ?