2006年03月08日(水)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第8話 見ているだけが……(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: -](累計: 10/10 平均 10.0)
これもやっと観れましたよぅ。しゃんしゃん(何)。
あぁ〜もう素晴らしい。とりあえず花田十輝天才! 明田川仁音響監督万歳! 原作者? そんなん知らん(「オネニーサマ」の謎を解くためにMAZEのマンガ版は1巻だけ読んだ)。
各地で話題のはずむくん@植田佳奈ですが、たしかにいい子ですね。うらやましいなぁ、来栖とまり@田村ゆかりみたいな幼なじみがいて(そっちかよ)。
ちなみに、摩利あゆき@浅野真澄も実に良いキャラ。いや、回想シーンでハートを狙い撃ちされたわけじゃなくって、たしかに良かったけど、そうじゃなくて、彼女みたいな考え方が肯定される物語というのも珍しい気がします。「選ばない」ことを選ぶ人生。諦観というか無為というか、名前に反してむしろ老荘思想に近いような。もちろん今後の展開で彼女の意志が覆る可能性もありますけど、個人的にはそのままでいてほしいなぁ。
ところで、なんで本編は4:3なのに次回予告だけ16:9なんだろ?
2006年03月10日(金)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第9話 この願いはかないますか?(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 20/20 平均 10.0)
「しっ、目を合わせちゃいけません」みたいなシーンはあんまり好きじゃないんですが、ダブルでやられて不覚にも笑ってしまった。
これは本当に凄いですよ。思っていたよりずっと繊細に丹念にキャラの心理を描き出してくれます。もうね、よそよそしいとまり@田村ゆかり&やす菜@堀江由衣のやまなこ萌え萌えとか思ってる場合じゃありませんよ。まあ、思うのは事実ですけどね(はいお約束)。
夏祭りと聞いて、はずむの心に刺さっていた小さなトゲ、それはオルタナティブ(二者択一)の問題だったのですね。他愛ないと言ってしまえばそれまでですけど、個人的にもけっこうそういう選択に迷うタイプなので共感してしまいます。前回のあゆきが「選ばない」ことを決めていた人間ならば、はずむは「選べない」側の人間。どちらにしても、前へ進めないことは事実だけど、それをどう受け止めるかは大きく違う。
もっと突き詰めれば、わたがしの色がピンクか白かなんて、どっちでもいい問題。でも、はずむにとって、ふたりは「どっちでもいい」存在かというと、そんなはずはないわけで。このふたつの問題、似ているようで実は全然違う次元の話。やす菜の提示した解決策は、まさに前者にしか通用しないもので、巧いことごまかしてるなぁと思うのです。それはちょうど、D.C.S.S.中期のアイシアの「魔法で人を幸せにする」というテーゼのように。でもこれって一クール(未満)なんですよねぇ。早くも次回話が動き出すようで、ここからどういう結論に持っていってくれるのか非常に気になるところです。
2006年03月17日(金)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第10話 小さな嵐(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 30/30 平均 10.0)
ええ、ええ、だだあまなのは承知してますよ。でもだって、これで評価下げられるわけないでしょうに! とまり@田村ゆかり一世一代の決断にもうめろめろですよあたしゃ。
やっぱり、途中からしか観れなかったのが非常に悔しい、もったいない。ホントはちゃんとキャラの性格を把握してからでないと、各シーンの意味も正確に読み取れない可能性がありますからね。この状態では、D.C.S.S.に続いてまた堀江由衣キャラは辛い役どころだなーとかしょうもないことしか言えません(最初から観てたところで言うことは変わらない気がするぞ)。あ、明日太くんは蚊帳の外ということだけは判りました。
とまりちゃんが他の部員たちから言われてた魅惑の言葉、「お約束」。言うまでもなく私の大好物であり、そもそも田村ゆかりが出てる時点でお約束を期待しないわけにはいかないんですが、思った通り来ましたよ勘違いシーン。と思ったらそれだけでは終わらない。後にもう一度配役を変えてくり返されるシーンで、その意味が反転されることに。さすが花田十輝、やはりこの人の脚本は油断ならない(原作由来エピソードだったらご容赦)。
舞台は小さな駅のプラットホーム。通過する電車によって巻き起こされた小さな嵐が、三人の心をかき乱す。どうでもいいけど、駅員さんの「電車が通過する」ってセリフを聞いたときは、てっきり誰かが轢かれるのかという恐ろしい展開を予想してしまいましたよ(それじゃ「小さな嵐」どころじゃすまないって)。
一度目の勘違いは、そのシーンだけをとってみればたしかにとまりの早とちりなのですが、そこから汲み取ったやす菜の心情自体は結果的に当たらずとも遠からずというのが、恐ろしいというか切ないところ。はずむに近づきたいと思いながらも、「なまえをよんで=友達に、なりたいんだ」というとまりの気持ち(違うけど違わない)に、心の扉を閉ざすやす菜。そして同様に、ふたりの仲を邪推しながらも、自分の感情を押し殺して、何食わぬ顔でふたりの前に現れるとまり。そんなふたりの思いやり(というか遠慮)によって逆に、第二の勘違いへのレールが敷かれることに。ああ、切ない。
しかしこの展開、普通ならはずむくんに対し鈍感すぎるとか、あるいはうらやましいとか思ってしまうところですが、どうなんでしょうこれ。先に言ったとおり物語の前半を知らないんで確定的なことは言えませんけど、はずむくんが元・男の子の現・女の子という立場にいることで、この手の物語で避けがたい男主人公への反感を最小限に押さえ込んでいることに成功している気がします。しかも、今回の話に限っては、はずむくんが女の子になっているという事実は展開にそれほど影響してないんですよね。この期に及んで「はずむは今女の子だから」という方向に逃げないのは賞賛に値します。その上で、じゃあ男に戻ったらどうなるか、というのが次の(あるいは締めの)段階に来ることになるなら、かなり面白い話になりそうです。
ところで、はずむくんがとまりの髪型を「ツインテール」じゃなくて「おさげ」って表現してて安堵(参考:ツインテール - Wikipedia)。
2006年03月24日(金)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第11話 やす菜の瞳から消えたもの(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 40/40 平均 10.0)
ああっ、もう! だから評価下げようがないから仕方ないんですってば。とりあえずEDを別保存するためにもう一回録らなきゃ。
もはやここまでくると「ちゃんと一話から観よう、DVD買おう」しか言うことがないんですが(Vol.1は既にAT-X shopで注文済。なんかAT-Xの術中にはまってる気がしなくもない)。萌えアニメ的お約束と思われた設定の裏に隠された真実。こういうふうに驚かせてくれる作品を私は高く評価します。個々の脚本はともかく、シリーズ構成に対しては花田十輝はどうかな? と思っていたんですが、これは実に見事。
しかしあれだ、そうなると人の顔を憶えられない私も同様ということになるような。にゃはは、当たって無くもないなぁ(笑いごとか?)。
一瞬であゆきに人払いされた明日太くんには謹んで哀悼の意を申し上げます。
2006年03月31日(金)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第12話 やがて恋が始まる(AT-X)感想
評価: 9点[前回比: -1](累計: 49/50 平均 9.8)
この期に及んで評点を下げる(笑)。いや、大オチが意味不明というか、エンドマークがついたと思ったあとにこんなことやられると混乱するばかりで。
けっきょく、最初から観てない私に、この作品が全体としてどうだったかなんて語る資格はないんですけど。部分集合だけ観ていくら素晴らしくっても、そこから全体を類推する演繹法は通用しないわけで。ただひとつ言いたいのは、これもやっぱり、とまりエンドかやす菜エンドかなんてレベルの話は私には無価値。そんなもん、物語の起点たる第1話を観れば予想がつくだろうし、逆にその平仄が合わない話は物語として失敗している。だから私にはそれを云々する資格がないということですけど。まあ、それはDVD買ってからいずれ。
まあ、とりあえずね、私としては、とまりちゃんが愛おしくって愛おしくって、それだけで評価対象。ことこの点においては、部分は全体より勝る矛盾集合。言っときますがCV:田村ゆかりということはまったくこれっぽっちも徹頭徹尾関係ありませんよ。そうじゃなくて、この性格が! 言動が! 石段の前でジャンケンして「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」とかもうたまりませんよ。グーで勝たなくて良かったですね。ちなみに男に対してグーで殴る娘は大好きです。
次週からは同枠で「ARIA The NATURAL」。
2006年05月07日(日)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第1話 少年はその日変わった(バンダイビジュアル)感想
評価: 10点[前回比: -](累計: 59/60 平均 9.8)
突発的に見たくなってしまった。
ということでDVD第1巻買っちゃったの巻(注:予約したのは第12話の放映前)。まあ、最初の演出がこういうふうだったのなら、あのTV版のラストも平仄が合ってないわけじゃないのかなぁとも思わなくもない。別にあんなもんを擁護する気もありませんが、いくらなんでもそれまでの流れを覆すようなことになるわけはないと思うんですけどね。商売なんだからどんな手を使ったってアリだと思うし、結果として良いものを出してきてくれれば問題はない。
で、とりあえずこの1巻で、期待以上のものが観られたかというと……悔しいけどその通りと認めざるを得ません。あぁもう、来栖とまり@田村ゆかりかわいいなぁもう! 「なのはA's」のおかげで植田佳奈にめろめろな私ですが、すくなくとも第1話ではとまりちゃんが素晴らしすぎですよ。前言撤回。13話でとまりちゃんが幸せになってくれるんだったら、シリーズ構成が破綻してようと問答無用で評価します(嘘です冗談です忘れてください)。
もう一点。このDVD買う気になった要素として、全話オーディオコメンタリーがついてるんですよね。私が今まで買ったDVDの中では初めて。話の中では田村ゆかりさんも初体験だとのことですが。わぉ、ホントに全然関係ないことしゃべってるな(笑)。ひたすら登場人物の瞳の色とか気にしてたり。もちろん一回普通に観てからじゃないと聴けないから、観る時間は倍かかるんだけど、これがあるならDVD買ってもいいかなぁと思えてきましたよ。CS入れてるとDVDまで買う気がなくなってくるから、むしろ全作品にデフォルトでつけてほしい。
2006年05月14日(日)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第2話 彼女は彼女であることを自覚した(バンダイビジュアル)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 69/70 平均 9.9)

とまりだーっしゅ、そしてキーック。貴女最高だ。
やっぱり、この物語は基本的に来栖とまり@田村ゆかりの物語だったのかなぁと思えてきますね。はずむの変容と受容。それを間近に見るとまりの心境の揺れ動きこそが、このお話の最大の見どころ。これまた絶賛の言葉しか見つからない。
いっぽう第三の主人公たる神泉やす菜@堀江由衣は今のところ、はずむたちの様子を遠巻きに見届ける位置にしかおらず。彼女が本格的に物語に絡んでくるのは、次回以降を待つばかり……ということでDVD第1巻了なのですが、さてどうしよう。いちおう6月末からAT-Xで再放映は決定してるようですが、私の観てない7話まではセルDVDの発売のほうが先なんですよね。しかも、このオーディオコメンタリーがめちゃめちゃ面白い。これを先に聴いちゃうと感想の書きように困るくらい、的確な逐次ツッコミを加えてくれるし。ってかむしろ、終盤のあの修羅場シーンで植田さんや堀江さんや田村さんがどんなコメントをするのかすごく気になるんですが(笑)。まあ、気が向いたら買うかもしれませんということでひとつ。
それにしても、並子先生@水谷優子の存在意義はいったい奈辺にあるのだろう。
2006年07月10日(月)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第3話 はずむの心、やす菜の心(AT-X)感想
評価: 9点[前回比: -1](累計: 78/80 平均 9.8)
宇宙仁の「夜は眠りの時間」にちょっと受けた。
けっきょくこれもDVD買わずに再放映で補完。「マジカノ」にしろ「あま」にしろ、結末を知ってるからこそ非常に安心して観られる部分があるんですけど、これは(少なくとも今回は)13話までやるわけじゃないのが少し惜しいところ。何度も言う通り、そこまで非難されるものとも思えないんですけどね。ただ、ほんのちょーっと見せ方が間違っただけで。
しかし、相変わらずキャラクタの魅せ方が巧いというか、もはや輝いていますね。約一名、全く別の方向へ突進してる人もいらっしゃいますが。どこまでも加速していきます、ただし重力落下! みたいな。それはいいとして、こういう話を先に観れば、そりゃはずむくん好きな人が増えるのも判らないではないですよ。まるで主人公みたいじゃないですか(何)。真の主役はとまりちゃんなのに(待て)。今にして思えば、既にこのとき彼(女)は選択をしてしまっていた、ということなんでしょうかね。
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第4話 少女三角形(AT-X)感想
評価: 8点[前回比: -1](累計: 86/90 平均 9.6)
この回でしたか、ハニートースト。やはり WYSWYG なキョクNAVIを導入すべきだ。
なんか、案外引っ張りますね。後半の修羅場展開は高く評価してるんですけど、最初からこんなぐだぐだやってるとは思わなかった。もっと各キャラクタを掘り下げてくれるかと思ったのに、これまで判ったのは、はずむくんのお父さんが危なすぎるということと、あゆきちゃんが意外にカラオケ好きだということくらいですよ(後者はけっこうポイント高いけど)。
2006年07月15日(土)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」(AT-X)総評
やっぱり、アニメはちゃんと1話から順番に観るべきだという教訓。
7話まで補完了。しかし、残念ながらあまり楽しめませんでした。6話なんか12話と同じようなシーンが出てきて、頭の中で話数を組み替えながら、演出意図をくみ取ろうとしたりもしたんですが。やっぱりトンチキなことやってるとしか思えない(まあ、設定からしてトンチキなんだから仕方ない)。後半が特に良いというわけでもなく、やっぱり観た順番に左右されてて、いわゆる「第一印象は良いけど……」というパターンだったのかも。71点。
評点グラフは7話と8話で不連続。

2008年02月19日(火)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第1話 少年はその日変わった(EMOTION)リバイバル感想
プリムラだったのか……。
唐突にリバイバル視聴。調子に乗って切りすぎて、火曜に観る作品が無くなってしまったので。べっ、別に、今期は田村ゆかり分が不足してるからってわけじゃないですからねっ。……めいちゃんはもう少し長くいてくれると思ったのになぁ。
まあまあそれはそれとして。改めて観ると、なかなかにカオスな初回です。初見時は、先に第8話〜第12話を観た後で第1話を観るというデタラメな見方をしてしまったので、インパクトが薄れてしまっていましたが。なんてファーストインパクト。思わせぶりな描写で引きつけておいて、最後にどーんと打ち上げるという、この作品の特徴がよく出ております。
外見だけ見れば、タイトル通りかしましい話なのですが、内面からすると、こんなにかわいいこが女の子のはずないじゃないですかという、例のアレ。本放送時はとまりちゃん一筋だった私ですが、果たして今回は、はずむくん萌えになることが出来るかどうか。闘いは続く、あのねの鐘の音が響くその日まで。とりあえず、テンション上がってきたら、未見の第13話DVDを買うということで……。
2008年05月05日(月)
「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」(AT-X/EMOTION)感想
これも2年越しに……。TV放映分の12話に加え、第13話(DVD第7巻)まで視聴完了。第13話、いくら何でも、それまでの展開を覆すような話にはならないだろうと思っていたのですが、意外にも転覆していたので驚きました(転覆?)。TV未放映回を前提で組み立てるシリーズ構成ってどうなのよ、と思いつつ、対価は払わなければいけないという原則に鑑みて……というか、放映中止になったわけでもないからまあいいか、と、丸くならざるをえない昨今です。
それはそれとして。いっけん真逆の結末のように見える第12話と第13話ですが、その実、鏡のこちら側と向こう側のような対称性をもっているのかもしれません。折り紙で言うだまし舟みたいな(舟?)。あゆきちゃんが指摘しているとおり、あんがい似たところのあるとまりちゃんとやす菜ちゃん。第12話では、とまりちゃんをメインにしつつ、結末はやす菜ちゃんに向かう。第13話は逆に、やす菜ちゃんの視点で描きながら、とまりちゃんとのハッピーエンドを迎える。どっちつかずといえばどっちつかずなんでしょうけど、DVD封入の監督インタビューの言葉を信じれば、それこそが狙い通りだったようで。最初からちゃんと見返すことでよく判ったのですが、そういう対称性は、シリーズ通して至るところに描かれています。そうやって二人の間を行ったり来たり、揺れ動いている状態をこそ楽しむべき作品だったのでしょう。同じバンダイビジュアル、OPテーマ eufonius ということで言えば、「true tears」とは、その点で似て非なる作品。
とりあえず自分にとっては、とまりちゃんがTV放映時にも増して素敵で可憐で愛しき君でした。これに関してはオルタナティブの余地もなく。はずむくんでも到底敵いません。さて、次は「極上生徒会」でも見返しましょうか……。
