2007年01月01日(月)

「涼宮ハルヒの憂鬱」朝比奈ミクルの冒険 Episode00(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_朝比奈ミクルの冒険 Episode00評価: 10点[前回比: -](累計: 10/10 平均 10.0)

 参りました。完敗です涼宮ハルヒ超監督。

 今年の初アニメはこれなのですよ。もう観念してDVD(通常版)を買ってしまったのですよ。原作ファンでありつつ、本放送で視聴不能の憂き目に合ってしまった本作品。その後の世間の反響に、生来のアマノジャクとしては懐疑的な目を持って傍観していたのですが……。京アニKanonに、原作に思い入れもないのに「うぐぅ」してしまった身としては、もはや観ざるを得ないということで。
 結論。大絶賛。いやぁ、やはり、百聞は一見とっつきにくい子だと思うかもしれませんけど、単に人見知りなだけで、つきあってみるとホントいい子なんですよぅ、十年来の親友の私が言うんだから間違いありません、みたいな(誰だよ百聞ちゃん。苗字は内田か?)。京都アニメーションに喝采。もう、この話をこんな形で映像化してくれただけで、この作品は最大級の評価に値します。このあとの本編がどうなろうと、そんなもんは酷く些細な問題なのですよ。
 内容についても今さら言うことはないと思いますが……。今年のスローガン・後藤邑子は天才だ(いや、去年の作品だけど)。ツッコみたいことは全部キョンくんが言ってくれるのですよ。最高なのですよ。何故かはじめて聴く気がしないというか、ものすごい安定感なのですが。
 ということで、既に3巻まで確保済みなので、ゆるゆるっと追ってきます。涼宮ハルヒ@平野綾の活躍も見どころなのですよ。

2007年01月03日(水)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第1話 涼宮ハルヒの憂鬱I(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_1評価: 10点[前回比: ±0](累計: 20/20 平均 10.0)

 一瞬のカットでコンプエースを識別できてしまった自分に、キョンくん同様こめかみを押さえたい気分。

 もっかい「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」を見返した後、満を持して本編スタート。はい、キョンくん@杉田智和お疲れ様。しゃべりすぎです。いや、これでも原作に比べれば大幅に間引かれてるんですけどね。これだけやってくれれば満足ですの。いつもなら、私のようなスタンスの感想サイトにとっては書くことがなくなると嘆くところですが。この作品に限っては「そっかー、解りました」と二秒で了承ですよ(作品違う)。思う存分やっちゃっちゃってください(さらに違う)。頑張れキョンくん、世界はキミの肩にかかっている、妹にお兄ちゃんとよばれる日までっ。

2007年01月14日(日)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第2話 涼宮ハルヒの憂鬱II(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_1評価: 8点[前回比: -2](累計: 28/30 平均 9.3)

 ハルヒのみくるちゃんへの横暴を全力で阻止すると言うキョンくん。時代の先を行ってますね。

 まあ、このへんは原作読んだときも思ったことですが、あんまり褒められたもんじゃない話ですね。朝比奈みくる@後藤邑子さんの熱演のおかげで、それなりにたのしく視聴できていますが。「Kanon」ではあゆあゆがたいやき泥棒になるのを阻止した京アニですが、こっちは回避できませんか。さすがにあの台詞はDVDでも言えないみたいですが(聴きたくないけど)。
 とはいえ、ハルヒの傍若無人に何の大義名分も与えないままで次へ引くのはマズいと思ったのか、早くも長門さんの爆弾発言。う〜む、原作派としては、眼鏡っ娘な長門さんは妙に懐かしさというか、居心地の悪さを感じてしまうのですが。まあ、好きか嫌いかと言われれば、それは答えるまでもないことですが。
 さてさてさて。今後どういう順番で視聴するかが問題なのですが。キョンくんの妹の勇姿を存分に楽しめるという点からすれば、放送順で「退屈」に進むのもアリですが、ここはやはり涼宮ハルヒ超監督の意向に従って、DVD収録順(時系列順)で観ることにしましょうか。……単にまだ第4巻を買ってないだけですけど。

2007年01月20日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第3話 涼宮ハルヒの憂鬱III(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_2評価: 9点[前回比: +1](累計: 37/40 平均 9.3)

 「学校を出よう!」かよっ。あれの7巻はいつ出るんだ?

 キョンくんの平凡な日常が終わりを告げる。あるいは、みくる@後藤邑子にハルヒ@平野綾、お二方とも最高です。長門の告白と古泉の転校が順番入れ替わってるだけで、相変わらず原作遵守な筋運びですが、まったくもって素晴らしい。このシーケンスを境に、物語の様相がガラッと変わる。今回の話に散りばめられた伏線描写にも舌を巻きますね。くるくるシャッフル。時系列シャッフル(TV放映時)もむべなるかなといったところ。

2007年01月27日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第4話 涼宮ハルヒの憂鬱IV(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_2評価: 9点[前回比: ±0](累計: 46/50 平均 9.2)

 「眼鏡属性」という失言にツッコミを返されるキョンくん、動揺しすぎ。そこは軽くスルーかと思ったのに。

 朝倉涼子の本性。はいいとして、私はそれより後の日常シーンのほうが引き込まれる人間なんですよね。そんなことだから朝倉の印象が薄いのです。はっきり言って地味です(地味って言うなぁ!)。しかしハルヒ@平野綾、ホント嬉しそうにしゃべりますね。正直、初期のハルヒの言動はいくらなんでもやり過ぎなところはあるんですが、それをここまで魅力的に演じられる平野さんが大好きです。もう鶴屋さんやキョンくん妹の出番が全然無くても許せてしまいます(嘘)。第0話を観たときは、朝比奈みくる@後藤邑子のキャスティングだけでこの作品は大成功だと確信しましたが、やはり団長も素晴らしい。
 しかし、3年前のことといい、今回の大ミクル(ワるきゅーレみたいな言い方するな)といい、相変わらず原作準拠で伏線張りまくってますが、ちゃんと第二期はあるんでしょうね? この調子で原作エピソード全部消化しようと思ったら、最低あと2クールは必要な気がしますが……。まあ、「ARIA」だって第二期は2クールだったから可能性はありますか(原作との関係性はだいぶ違いますけど)。完璧超人(というか人じゃない)長門さんが、どんどん人間っぽくなってくる後半のエピソードを観ないことには、彼女の魅力は語れないのですよ。えぇ、それこそ、眼鏡属性なんて酷く些細な問題ですよと吹き飛ばしてしまうくらいに。……まあ、ありやなしやで言えば、もちろんアリのほうが良いのですが。

2007年02月03日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第5話 涼宮ハルヒの憂鬱V(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_3評価: 9点[前回比: ±0](累計: 55/60 平均 9.2)

 背景を眺めてるだけでこんなに面白いアニメは初めてです。

 涼宮ハルヒの憂鬱と、魔物を討つもの古泉一樹。小学生の頃の涼宮ハルヒは、かわいいというよりは美少女という、私がふだん使わない語彙でもって形容したくなります。平野綾さんのモノローグでの心情吐露も相変わらず素晴らしい。こういう処理をするなら回想シーンは必要ないですね。小学生な涼宮ハルヒ@平野綾さんのお声も聴いてみたかった気もしますが。まあ、「うさぎさんだぁ〜」とは言わんでしょうけど。
 ということでピンクの光に包まれた瞬間、自らのすべての使命を理解した古泉くん(違!)。このふたりの独白を一話の中に対置することで、この作品の核ともいうべきところがはっきり現れた感じですね。あれだけ饒舌だったキョンくんが、今回に限っては相槌を打つことにすら躊躇してしまう。それは、第1話の冒頭の独白通り、彼自身も涼宮ハルヒと同じ想いを抱いていたから。古泉のような異能力を、自分も持っていたかったという幼い夢想と、現実はそんなものではないという理性のせめぎ合い。神のいない世界で、不思議など何一つない世界で、夢物語を紡ぐための舞台装置。それが涼宮ハルヒと、その愉快な仲間たち。こうして映像で見ると、実にまあ見事なジュブナイルです。それこそ、十代の頃に出逢っていたら人生が変わっていたかもしれないと思うくらい。今回も京アニパワーに乾杯。

2007年02月10日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第6話 涼宮ハルヒの憂鬱VI(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_3評価: 10点[前回比: +1](累計: 65/70 平均 9.3)

 お見事。ちびキャラ仕様スペシャルOPじゃなくても大満足です。

 谷口くん、ミジンコ並に普通。キョンくんが涼宮ハルヒに選ばれた理由。キョンくん妹、はさみかしてー。閉鎖空間。涼宮ハルヒの望む世界。sleeping beauty. 悪夢から醒めて身悶えキョンくん。そして新しい朝がくる。SOS団部室。なんでなんでみくるちゃん。休日、二度目の探検。とりあえず。すべてのありふれたガジェットがここに集い、特別な物語が紡がれる。今ここに始まる、よく見慣れた、だけどまったく新しい世界。
 一原作ファンとして……悔しいけど認めざるを得ないようですね、史上類を見ない最高水準のアニメ化であると。べっ、別に京アニだからっていうんじゃないですからねっ。ただ、涼宮ハルヒ@平野綾さんと朝比奈みくる@後藤邑子さんがあんまり素晴らしいから……それだけだからねっ。

 次回からは短編パートですよ。想像してた以上に頭身の低かったキョンくん妹と、鶴屋さん@松岡由貴さんの活躍をめがっさ楽しみにしてます。

2007年02月17日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第7話 涼宮ハルヒの退屈(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_4評価: 10点[前回比: ±0](累計: 75/80 平均 9.4)

 こんなときにはこう言うのが宇宙的お約束。勝利だーしゃんしゃん。

 す、素晴らしい。原作では単なる箸休め的な初期エピソードという印象しかない短編だったのに、アニメではむしろこっちのほうが本編なのでは? と思うくらいの気合いの入れよう。なるほど、日常こそは非日常、この作品のテーマを見事に表していると思います。晴れの日はいつもユカイ。キョンくん妹が画面内をちょろちょろしてるだけで見目に楽しいのに、気勢のいい鶴屋さん@松岡由貴さんやハルヒさん@平野綾さんの声援を受けたら、男としてやらねばならないときがあるのですよキョンくん。やってやれないことはない、やらずにできたら超ラッキー(後半略)。

2007年02月24日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第8話 ミステリックサイン(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_4評価: 8点[前回比: -2](累計: 83/90 平均 9.2)

 さすがに京アニクオリティのカマドウマは見たくなかったっぽい。

 まあ今回は鶴屋さんもキョンくん妹も出てこないし、ひそやかにしめやかに長門有希大活躍の序章……といった感じなんですが。やっぱり、この話だけではわからないんですよねぇ。このアニメ13+1話単体として評価すると、ちょっと思わせぶりが過ぎるだけで消化不良の気がしなくもなくもなくもないです。さぁどれだけ否定語を重ねたでしょう!(黙れ) 「笹の葉ラプソディ」をちゃんとやってくれたら、あたらめて膝を打つ話になるんですけどね。この段階では単にタンスの角で小指を打ってるだけみたいな(痛そう)。
 まあ、今日も今日とて何も知らない知らされないハルヒさんがひとり素敵に気を吐いていたのはニジュウマル。部長氏のマンションから出たあとムダに走ってるシーンには、キョンくんのキャラクターソングよろしく「転ぶぞ」という空耳ツッコミが聞こえてきました。それと、DVD特典映像の平野綾さんも相変わらず前髪揃ってて素敵でした(自分に必要なのはキョンくんじゃなくて阿良々木くんのツッコミのようですね)。

2007年03月03日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第9話 孤島症候群・前編(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_5評価: 10点[前回比: +2](累計: 93/100 平均 9.3)

 ゲストキャラの登場人物名テロップにミステリ魂を感じました。「Saint October」とはわけが違うのですよ。

 この巻ばかりは限定版で買わないと意味がないのよっby団長。シリーズ中もっとも楽しみにしていたといっても過言ではない孤島症候群、はじまります。原作では一中編だったこの話、アニメで観ると、まるで前後編でやってくれといわんばかりの構成なのは必然か、京アニパワーのたまものか。私はたまものを討つものだから。
 冒頭からキョンくん妹がついてきちゃう設定変更に作為的なものを感じつつも、それが神(涼宮ハルヒ)の意志というのなら従うのみ。いつもと違って髪をくくらず、スマートな中にも清楚さを感じさせるショートヘアの妹ちゃんに新たな魅力発見。「わたしコーラー!」とか「ピーマンきらーい」とかいう何気ないセリフに深遠な意味が隠されていようとは、まだ誰も知らない、知るよしもない。
 そんなこんなで事件は気づかぬうちに始まっていた。絶海の孤島に目を輝かせるハルヒさん(団長から名探偵にジョブチェンジ)、エセクローズドサークル講義を始める古泉くん。この話のポイントは、犯人は誰か? ではなく、探偵とワトソン役は誰か? ということなのですよ。視点に騙されてはいけない。

2007年03月10日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第10話 孤島症候群・後編(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_5評価: 9点[前回比: -1](累計: 102/110 平均 9.3)

 再現フィルムの凝り方といい、マニアックなネタを仕込みながら見せ方がスマートな京アニ作品が好きです。

 そして本筋も、実に綺麗にまとめてきましたね。ちゃんとハルヒさんが「名探偵」(ただし木更津悠也!みたいな)してますよ。めいたんていツンデレだから。そのぶん長門有希の小粋な活躍が目立たなくなってて、ファンの人には不満かも知れませんが。まあ、それがこの時空平面上の必然。あくまで涼宮ハルヒという個性を立たせるアニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱」(第一期<願望)としては納得のいく構成だと思います。妹ちゃんの「ピーマンきらーい」もホントに伏線に効いてきて見事。夏だなぁ。

 映像特典では原作者・谷川流氏とイラスト・いとうのいぢ氏のお姿が。のいぢさんが女性だとは思いませんでしたけど、谷川流はなんか想像してたとおりでした、いい意味で。そして平野さんはやっぱり「DEATH NOTE」のエンディングコーナよりこっちで観る方が素敵です。