2004年01月12日

読売新聞書評に京極夏彦、西尾維新が!

 11日の新聞を見てびっくり。書評欄に京極夏彦さんの『後巷説百物語』が。まあこれは当然かな、評者は翻訳家だけあってなかなか判ってる、と思いつつ、左ページに目をやると、西尾維新『きみとぼくの壊れた世界』の書評が! まあ、今までも文芸欄では舞城王太郎氏とか佐藤友哉氏とか評されてたのですが、こういう欄に本格ミステリィ系作品が載ることも珍しい。しかもかなり的確な書評(佐藤俊樹氏)。ただしラストのネタばれはしてほしくなかった気が。
ちなみに、この作品については東浩紀さん(hirokiazuma.com)のメルマガ「波状言論」のインタヴューもぜひ参照を。有料ですが1回目だけは無料でウェブ公開されてます。残念ながら今から申し込んでも2回目の配信には間に合わないようですが……(私は申込済)。

#追記
書評はウェブ上でも見れるようです。
YOMIURI BOOKSTAND/書評(後巷説百物語)

YOMIURI BOOKSTAND/書評(きみとぼくの壊れた世界)

投稿者 plateau : 00:36 [読売]

2004年03月13日

「耳をすませば」(よみうりテレビ)感想

 やっ、ほー……(月島雫)

 実は今までスタジオジブリ作品をまともに見たことがないのです(そこ、「ぶっちゃけありえなーい」とか言わないように)。そもそも映画を観に行く習慣がないし、今回のようなTV放映も、なんとなく「メジャなものを敬遠する」指向によって敬遠してきました。ですが、今回、なんかいろいろタイミングが良くって、そう、まさに読売(福)記者のインタビュー記事を読んで知ったのですが、主人公の月島雫のCVが「ふたりはプリキュア」の美墨なぎさを演じている本名陽子さんだ! という邪道な動機で視聴してみました。
 感想。

 素敵すぎ

 以下はジブリ作品についてあまり予備知識もない半端者の私がぐだぐだ考えた戯言です。読み飛ばし推奨。
 いやーしかしやっぱり良いもんですね。絵もなかなかに綺麗で良かったし、ストーリィも非常に感動でした。たしかに瑕疵と思われなくもない部分はあるのですが(二人がくっつく展開速すぎとか、クラスメイトのエピソードがしっかり回収されてないとか、雫のパジャマの胸ボタンの着き方が変だとか、毎回雫がセーラー服を着替えるためリボンをほどくところでシーンが変わるとか>最後のは余計)、それすらも、作中で雫が書いた作品と同じく、「原石の輝き(言葉で言うと陳腐ですが)」を表しているのだとしたら。ありえないことではないと思います。
 普通だったら、というか他のジブリ作品だったら、きっとストレートに雫が夢想したような猫の男爵との冒険を完全なファンタジィとして描くことでしょう。それはそれで、きっと素晴らしいものになったのでしょうが、この作品ではあえてそれを作中作(しかも不完全な)として描いた、その困難に挑んだことが私としてはこの作品の一番の評価点。冒頭、猫を追いかける雫が「物語が始まると思ったのに」と漏らすシーンが印象的。その後も、ドラマティックな展開を望みながら、しかし当然ながらそれが安易に叶わない普通の中学三年生の日常を、しかしそれ故にドラマティックに丹念に描いている。安直に逃げない、流されない姿勢が非常に素晴らしい。これこそ一級品。

 で、さらに蛇足。
 既に斎藤環や大塚英志を知っている私としては、ジブリ作品に「萌え視点」を導入することにいささかの躊躇もおぼえないわけではありませんが、あえて「えむいち。」のレビューとしては触れざるを得ないでしょう。
 まあしかし結論は単純です。
 はっきりいって、ヒロイン月島雫、ほとんど一点絞り。
 ほかのクラスメイトが萌えないんだもん。メガネっ娘も微妙。あの先生がもう少し活躍するかと思ったけど、そもそも教師属性ないですしね私。
 って……ああダメ人間。

2004年03月17日

木村航「ぺとぺとさん」(ファミ通文庫)感想

 たまたま、今日(平成16年3月17日)の読売新聞夕刊「本よみうり堂」で、ライトノベルについての評論記事があり、この作品にも触れられていました(あと、「撲殺天使ドクロちゃん」も……)。相変わらずやってくれるなぁ読売。
 記事では、イラストで「その筋の人の萌え心を狙い撃ち」した、とありましたが、まあもちろんそりゃそーでしょう。この記事を読む前はこのエントリを「かわいいなあ、もう!」で始めようかと思ってたくらいですから(本気)。でも、この作品はそれだけじゃない。まいじゃー推進委員会!極楽トンボさん)で紹介されてたので読んだのですが、私にとっても期待を裏切られませんでした。
ぺと子」をはじめとする奇妙な(そしてかわいい)妖怪と人間の通う中学のひとこまを描くほのぼの学園もの、という惹句はたしかに間違っていないでしょう。前半からやたらに大量の萌えキャラが投入され、典型的なマンガ的展開で進みながら、ラストシーンは非常に鮮烈。たんなる萌えぇ〜だけを望んでいてももちろんOK、でもきっとそれ以上の「物語」がここにある。

妖怪ぺとぺとさんはなー、エロエロ妖怪やねん

 読み終わるころには、このセリフがたぶんまた違った意味で聞こえてくるはず。
[bk1][bk1.jp] [amazon]

 #ところで、こぬりちゃんほしいなぁ(締めが台無し)。

投稿者 plateau : 23:26 [読んだ本の感想] [読売]

2004年05月13日

読売新聞夕刊に森博嗣先生インタビュー

 またまたやってくれました。読売新聞5月12日(水)の夕刊「本よみうり堂 トレンド館」に、森先生のインタビューが掲載されています。で、例によって顔写真は出ないんですが(笑)、今回は代わりに書斎の写真が。モノクロなのが惜しいくらいかっこいい!
 話題は「四季」を中心に、森作品を知らない人に宛てたようなかなり大枠をなぞった感じです(新聞記事っていうのはだいたいそうですが)。といいつつ、ひとつ素敵なトリックが使われていて、良い感じ。
 ちなみにインタビュアは某プリキュアンな方ではありません(言わんでも)。

投稿者 plateau : 01:53 [読売]

2004年05月26日

読売新聞夕刊に「おたくマンガ」記事

 ついにカテゴリまで作ってしまいました。
 毎度毎度素敵な記事を書いてくれる読売夕刊「本よみうり堂」、月の最終週はコミック館ということで、5/26のテーマは「おたく」が題材のマンガでした。
 とりあえず、おたくマンガの金字塔「げんしけん」[bk1] [amazon]の紹介と、作者の木尾士目さんの短いインタビューがメイン。そのほかもいろいろな作品が紹介されてますが、全然知らないや……えーっと、

  • 徳光康之「濃爆おたく先生」[bk1] [amazon]
  • 阿部川キネコ「辣韮の皮」[bk1] [amazon]
  • 反島津小太郎「C!!」[bk1] [amazon]
  • 古屋兎丸「π」[bk1] [amazon]
    ね……(敬称略)。あとで検索しておこっと。amazon&bk1サーチ完了……思った以上に濃いですね。
     まあ、このご時世、こういうジャンルが定着してきているということですかね。まあ読売だから基本的に好意的な書き方でして、「羞恥心が笑いに転化される」というまとめかたにはおおむね同意。自虐ネタにならない程度なら楽しめるといった感じです。それとは別に、スポ根系に接近したような、よりストレートな作品群もあるように思いますけどね。島本和彦氏とか、小野寺浩二氏もそうかな……? 「こみっくパーティ」もそんな気も。
     ちなみに今回の記者は(汗)な方です。

    投稿者 plateau : 21:27 [読売]
  • 2004年06月06日

    読売新聞「追悼抄」に岡崎律子さん

      6月6日付朝刊。執筆者は(福)さん。

     はっきりと申しまして、このことがあって、個人的に人生観が揺さぶられるような衝撃を受けました。人生は、絶望的に短い。林原めぐみさんの「Don't be discouraged」という曲に(この曲はMEGUMI作詞)、

    don't be afraid 大丈夫 人生そんなに捨てたもんじゃない
    I'm not afraid たかが100年よ 流されてるだけじゃもったいない

    という一節がありますが、100年どころか50年もないかもしれない。自分が本当にやりたいことをやれる人生ってなんなのか、ものすごく迷ったり、悩んだり。
     ああ、でもやっぱり今はうまく書けないので、これについてはここまでにします。
     とりあえず、こんなふうに多くの人の心を動かすくらい、「言葉」の力、「詞」の力というのは強いものだと思います。それほどの魂のこもった言葉を、自分は紡げているだろうかと、自省せずにはいられません。

    投稿者 plateau : 22:34 [読売]

    2004年06月23日

    読売新聞夕刊に「空の境界」

     おなじみ読売夕刊「本よみうり堂 トレンド館」。今回は奈須きのこ特集(石田汗太記者)。「空の境界」と、月姫などの奈須きのこさんの来歴。そしてやっぱり登場、太田克史編集長。
     ちなみに隣のページ(京都4版)では石田記者、昨年度のミステリランキングの均一化を愚痴ってます。単に読者層が狭いだけでは……。しかし「葉桜の季節に君を想うということ」、11万部しか売れてなかったのか……。それなのに「空の境界」は既にして20万部突破。でもどっちにしろ、マンガの部数とは桁が違いますね。というか、読売なんか全国1000万じゃないですか(名古屋圏のように夕刊のないとこもあるので単純計算は出来ませんが)。でも……あ、やばそうな流れなのでこの話題やめ(おい)。

    投稿者 plateau : 23:41 [読売]

    2004年09月08日

    読売新聞夕刊に綾辻行人インタビュー記事

     おなじみ読売新聞水曜夕刊「本 よみうり堂」9月8日付。インタビュアは石田汗太記者。
     「暗黒館の殺人」[bk1][amazon]発売間近ということで、けっこうメディアへの露出が多い綾辻さん。さすがに久々の館シリーズということで、注目度は高いですね。麻耶雄嵩さんの「螢」もかなりすごかったんですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に爽快に騙されてみたいところです。
     といいつつ、個人的にはその下のコラム「評判記」で、斎藤美奈子さんが舞城王太郎を取り上げてるよ! ということに驚いてみたり。芥川賞の顛末について、どれも読んでないのですがその通りなのでしょうきっと……。

    投稿者 plateau : 22:54 [読売]