2004年07月06日

「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第1話 空から舞い降りた少女(KBS京都)感想

「天ヶ崎美琴です。好きなものは杏仁豆腐、嫌いなものはとくにありません」(天ヶ崎美琴)

  • 主人公、久住直樹は五年以上前の記憶が思い出せない
  • いとこの渋垣茉理と熱烈同棲中
  • ちっちゃい先生・野乃原結。台座に乗らないと教壇から姿が見えない
  • 空から降ってきた少女は転校生・天ヶ崎美琴
  • 杏仁豆腐で天文部の新入部員になる美琴
  •  これ、どこまで正式タイトルなんだろう……。長ったらしいので「東奔西走スクールライフ〜」ってのは外しました。通称「はにはに」。例によって例のごとく原作ゲームはやってません。
     最初のシーンとか、微妙に怪しげな伏線はありつつ、とりあえずは典型的な始まり方ですね。とくにストーリィ上コメントすることもないような……。キャラで言うと茉理(ツインテール妹キャラ嫉妬系)と結先生(ちっちゃい先生)なんかが好きな感じですかね、やっぱり。
     ところで、やたら早いスタッフロール、ほとんど見たことのない声優陣ですけど、これってやっぱり……ってことなんですかねぇ。ふぅん。

    「Wind -a breath of heart-」第1話 再会のメロディ(KBS京都)感想

    「さすが分度器。心の角度、しっかり測ってるね」(丘野真)

  • 真、妹のひなたといっしょに登校
  • 友人・橘勤から聞かされるはカキ当たり顛末。実態は盲腸
  • 丘野兄妹、勤と分度器女・紫光院霞とともに喫茶店「OneDay」へ
  • ウェイトレスを勤める藤島望・わかば姉妹に出逢う。わかばはひなたの知り合い
  • 英語の教科書を忘れ学校に戻る真。ハモニカの音に誘われ屋上へ。一人の少女(鳴風みなも?)との出逢い
  •  「はにはに」と一緒に15分ずつの放映。こっちもやっぱり原作知りません。
     お、なんかこっちのほうが好みなストーリィ&キャラですかね。
     いきなり子どものころの結婚の約束、そしてハモニカという回想から、遅刻しそうになり慌てる兄妹路面電車! さらに怪しげな関西弁男とツッコミ担当らしきメガネっ娘。喫茶店に舞台を移しウェイトレスはどうでもいいや……と思ったらもうひとりの眼鏡っ娘!! こっちはおとなしめ図書委員属性できました。で真一人のシーンになりゆったりとしたテンポのまま、メインヒロインらしき少女との出逢い。「こんにちは」の表情がまた良い。間CMなし15分という時間をしっかり考えた構成で、なかなか良かったです。
     しかし、こうふたつの作品で似たようなキャラ相関やシーンがあると混乱するような気もしないでもないですね。きっとそれも狙いのひとつなんでしょうけど。

     「ダイバージェンス・イヴ」といい「神魂合体ゴーダンナー!!」といい、既存のジャンルの定石を強く意識しつつ、それ以上の何かを模索してきたと評価する「アニメ魂」枠らしく、美少女ゲームから深夜枠萌えアニメへという最近の定番の流れに乗りつつも、ある意味逸脱したなにかを見せてくれると嬉しいですね。

    2004年07月13日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第2話 楽しい学園生活の予感(KBS京都)感想

    「学園の中が、お花でいっぱいになれば良いなぁ、って」(橘ちひろ)

  • 久住直樹、藤枝保奈美にパジャマのまま抱きつく。「海よりも深く、山よりも高い理由」
  • 天ヶ崎美琴に言われ、天文部の活動を開始することに
  • 仁科恭子、保健室営業中。コーヒー豆を買ってきた直樹にコーヒーをご馳走
  • 目の保養代として、顧問の園芸部(部員ゼロ)の片づけを押しつける
  • 茉理の同級生、橘ちひろ@ひと美、園芸部に入部
  • 直樹、天文部へ。保奈美・恭子たち差し入れに。夜空を見上げ流れ星を捜す
  •  あうー。どう感想を書けば良いものか……。とりあえず、これがかの有名なひと美さんなんですね。ふむふむ。
     しかしまあ、物語初期のこのぬるさも意図された予定調和という感じで、後半への布石なんでしょうきっと。

    「Wind -a breath of heart-」第2話 思い出の約束(KBS京都)感想

    「お久しぶり、マコちゃん」(鳴風みなも)

  • 鳴風みなもは子どもの頃にハモニカをもらった丘野真と再会するため、屋上でハモニカを吹いていた
  • 翌日、昼のカフェテリアでみなもと真・ひなた再会
  • 橘勤乱入。みなもに自分のことをトムちゃんと呼んでという
  • みなもは風を起こす力、ひなたは高くジャンプする力を持つ。真は力がない? 勤の力はスーパーツトムパンチ
  • 真とひなた、みなもの家に。真たちの母親は去年から行方不明
  • ひなた、夜空の星を眺めながら、真に「みなもちゃんに逢えて、嬉しかった?」と訊く
  •  ボケを生かすも殺すも、ツッコミ次第なのであります。以降、勤は分度器女こと紫光院霞とのコンビでの登場しか認めません。
     それはともかく。ラストの天の川はわざとですか! またも「はにはに」とかぶってるじゃないですか! 後出しジャンケンみたいな気がしてなりません。
     実際、放映順によって評価に影響が出ているようにも思えるのですが、やっぱりこっちのほうがメインストーリィと思われる流れがはっきりしていて好みですね。
     しかし、極私的なコト言うと、みなもを差し置いてひなたがかわいすぎる気が。いや、それで結構なんですけど。みなもの家でひなたが真の肩にもたれて足をぱたぱたするシーンなんか、ひとりっ子のアコガレというか、なんかもう、こういうとこで萌え萌え〜とかいうの悔しいなぁ(ひねくれてるな)。
     あと、建物のCG処理ですが、私としては良いと思います。そういう画像処理技術にちょっと興味があることもあり、美しいと思います。まあアレですよ、キャラにやられなきゃ良いのですよ。

    2004年07月20日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第3話 ドキドキ身体検査(KBS京都)感想

    「ごめんなさい、規則なので……」(野乃原結)

  • 身体検査の日。朝から朝食を食べるかどうか悩む渋柿茉理。天ヶ崎美琴も朝食抜き
  • ふたりの努力も虚しく、三回連続のミッション失敗
  • 久住直樹に八つ当たりし、やけ食いするふたり
  • 決めていないのに委員長呼ばわりされていた秋山文緒。けっきょく立候補者がおらず正式に委員長に
  • 保健室の仁科恭子に呼ばれ、園芸部の手伝いをする直樹。怪しい人影
  • 秋山文緒と一緒に下校
  •  うーんと……これ、オチはないのか?
     一話の中で、それぞれのキャラのエピソードがつながっていなくて、意図が不明確な気が。いや、ほんとはつながっているのかもしれませんけど。

     ……といいつつ、なんかよく判んないけど面白かったです。部分で見ると、ツッコミが入らずにさりげなく描かれているシーンが楽しい。男子の身体検査の部屋の扉に「女子大歓迎」とあったり、ちっちゃい結先生が使う黒板のスペースが異常に低かったり、絶滅危惧品種(ガラパゴス)のブルマが普通に出てたり(これはいいのか)。

     ごめんなさい……たまとわさんのパクリです(Wind感想も参照)。

    「Wind -a breath of heart-」第3話 彩という名の少女(KBS京都)感想

    「あなたの行動は、とても軽率だと思います」(月代彩)

  • 真、木の上の子猫を助ける。そばにいた月代彩は、そのぬくもりが他人を傷つけることにもなると言いつつ、優しい人だと言って去る
  • 真・勤・ひなた、紫光院霞とひさびさに一緒の昼食。鳴風みなもも同席。真の秘密。明日が誕生日
  • 霞、眼鏡を買いに雑貨屋・九月堂へ。そこは彩がひとりで切り盛りする店だった
  • 真たち、彩を誘ってOneDayへ
  • OneDayでは真の誕生パーティが企画されていた
  •  うーんと……。これ、オチはないのか?
     一話の中で、それぞれのキャラのエピソードがつながっていなくて、意図が不明確な気が。いや、ほんとはつながっているのかもしれませんけど。
     ……といいつつ、なんかよく判んないけど面白かったです。部分で見ると、個々のキャラが萌える。は寡黙系萌えキャラだし(しゃべってることは冗談にしか聞こえませんが)、は筋金入りのメガネっ娘だし(ちゃんと眼鏡を変えた後のほうがかわいい)、っていうかみなもは何故途中で消えたんだ!

    2004年07月27日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第4話 走れ!まるぴん(KBS京都)感想

    「機械は愛称をつけてあげたほうが、きちんと動くんです」(野乃原結)

  • 翌日からGW。みんなでお泊まり会を企画する
  • 久住直樹、結先生と仁科恭子先生に海岸へのドライブに誘われる
  • 結先生の愛車、まるぴんでゴー。結先生、法定速度遵守
  • 海岸で好みのタイプを訊かれる直樹だが、「好きになった人がタイプ」としか答えられない
  • 夕方になり、約束の時間までに帰れないことを言い出す。仁科先生「そうやって二股ばかりかけてると、ろくな人生送らないわよ」
  • まるぴん疾走で帰宅。藤枝保奈美のおかげで、みんなは乾杯を待ってくれていた
  •  うん、なんか、これはこれで面白いんじゃないかと思えてきた。
     とりあえず、私なら真っ先に結先生を攻略しますね! 全速力で!
     ……と、そんなことを思ったのは、杉の木工房さんの原作ゲーム攻略を読んだからで。おっしゃるとおり、このアニメ版のままにほんわか〜とした雰囲気なら、なんか楽しそうとも思います。いや、言ってもやりませんけどね、ゲームは(Macユーザだし……というのを最近逃げ口上にしているんですけど、DVDPGだったりして確認しました。やっぱWin専用ですね)。
     ゲームは分岐的、比してアニメ(小説とかもそうですが)は直線的、という最大の構造上の違いから、たとえゲーム原作であっても物語に付与される意味が異なってくるはず、というのが私の基本的な考え方ではあるんですけど、こういう処理の仕方はなかなか面白いと思いました。今回の直樹の行動とか、それに対する仁科先生の文句とか、どっちつかずでバラバラな展開が責められつつも、なんとかなってしまうという。それを思うと、今までの話も、それなりに評価できるかも。
     そうはいっても、オープニングにある通り、最終的に主人公が手を伸ばすのはひとりだけであるのでしょうから。噂のオペレーションサンクチュアリちゅーのは何のことやらさっぱり判らんのですが(注:教えてくれなくて良いです)、この後どう転がるのか、けっこう楽しみ。

    「Wind -a breath of heart-」第4話 親とはぐれた子どもたち(KBS京都)感想

    「だから君も、この街を好きになってくれると嬉しいよ」(鳴風秋人)

  • みなもの家に夕食に招かれた真とひなた。みなもの父・秋人とも再会
  • 風音市の秘密。この街に住むものだけが使える力。秋人はそれを追う
  • みなも、真の弁当を作るが結果は壮絶なものに。真、みなもに習うことを提言
  • 勤、紫光院霞の尻に敷かれてチャリ二人乗り
  • 帰り道、雨に打たれる捨て猫(in20世紀なすBOX)を見つめる月代彩
  • 真はネコの飼い主を見つける力があればと言うが、ネコが自分で歩き出さなければ同じだと言う彩
  • 彩が帰ろうとすると、ネコはついていこうとする。仕方なく飼うことにするが「誰かと共にいることが幸せなんて思わないほうがいいですよ」
  •  こちらも面白い。今回は見所いっぱいですよ!
     まずは秋人おじさんがかっこいいですね! こういうふうにちゃんと大人の目線で主人公たちに語りかけられる役柄って、最近観てるアニメでは希少価値があるんで。こういう人が出てくると、地に足がついてるって感じで、作品に奥行きが出るとか、まあそんなありきたりな論評をしてみたりなんかしちゃったりして。あと、煙草をくわえるだけで火をつけないのも、個人的な偏見によりポイントUP。別に良いですが。
     そしてヒロインの鉄則、見た目最悪のお弁当攻撃ですが、「無理して美味しいと言って食べる主人公」とか、「食べてみると意外に美味い」とかいう二大パターンに走らなかったのは感心。いや、別にこのふたつの展開が悪いというわけではなくて、これが単なるネタじゃなく、ちゃんとテーマに通じているところが偉いと思った次第です。
     最後はふたたび彩登場。親と子どもという今回の(あるいは作品全体の?)テーマに綺麗に乗っていました。なんだろう、だんだん彼女の言説に乗せられてきた感じですよ。普通だと前回みたいに主人公が彼女のかたくなな氷を溶かす、とかそういう展開になるんでしょうが、どうでしょう。

    2004年08月03日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第5話 ハッピーバースデー(KBS京都)感想

    「来週から中間試験です。大変なことにならないように、がんばってください」(野乃原結)

  • 中間テストで赤点をとらないよう、寮で勉強会をすることに
  • 茉理も、ちひろと一緒に勉強会に参加したいと言う「おにいさまぁ〜」
  • 休憩に保奈美が持ってきたクッキーは大好評。試験の最終日は美琴の誕生日だと直樹に相談する保奈美
  • みんなで手を重ねてガンバロー
  • 試験終了。先生と打ち合わせて、美琴をカフェテリアに向かわせる
  • カフェテリアに入ると、クラッカーのお出迎え。みんなで美琴の誕生祝い
  • プレゼントにフォトフレームを選んだ直樹。そしてみんなで記念写真を撮る。中央には美琴と直樹「一生の思い出……宝物だよ」
  •  お、今度は美琴の誕生日なのか。またみんなで写真を撮って、でも主役は美琴。そうかそうか、だからこの前のときは途中で抜けたんだな、これの伏線だったのか。だけどなんであの喫茶店に行かなかったんだろう……って、それはWindの話だっ!!
     ……いや、次のWindでOneDayが出てくるまで本気で間違えてました
     す、すごい……別の作品のエピソードが伏線として効いてくるとは……。本当に狙ってるとしたら前代未聞。
     まあそれはともかく。なんかこの写真、あからさまに大事っぽいアイテムになりそうですね。ともかく、この写真によって切り取られた、ひたすらに甘い日々が、そろそろ変化する……あるいは壊れるのか。そんな予感。いわゆる「集合写真フラグ」? あれはSFロボットアニメ限定の話なんですかね? よく知りませんけど。

    「Wind -a breath of heart-」第5話 光と影(KBS京都)感想

    「いよいよ待ちに待った体育祭やー! スパッツとブルマの夢の共演!(はぁと) こんな素晴らしいイベント他にあるかー!?」(橘勤)

  • 帰り際に藤宮望に逢った真。雨の中OneDayまで送っていく
  • 心臓の発作で倒れる望。OneDayに着くとわかばの力により治療
  • 体育祭。各人、自分の力を使ったりしながら活躍
  • みなもの手作り弁当、見た目の悪さは改善されていないが味は合格
  • 体育祭を欠席し、屋上に向かう彩。真「みんなといるの、嫌いじゃないんだろ」
  • 月代彩、(何をやっているのか判然としないので要約不能)
  •  けっきょく「見た目は悪いが意外に美味い」展開に走るのか。いや別にいいんですけど、ホント。
     あと、この高校ってスパッツかブルマか自分で選べるのか? そんで、「どちらにもそれなりの良さがあるのだよ……」とか言って己の嗜好を語り出す主人公の悪友というのはギャルゲーでは必須なんでしょうね。実際、嫌いじゃないです。勤&紫光院コンビは見てて楽しい。
     話としては、「」がテーマの回。姉のために力を使うわかば、体育祭で活躍するために使うひなたたち、そしてなんかよく判んないけど彩。やっぱり各人のパーソナリティに関わる現れ方をしてるようです。ほのぼのストーリィを真ん中に据えつつ、前後にちょっと重い話を配置する仕方は成功しているかと思います。
     しかし、なんか、すっかり彩がメインヒロインみたいですね。っていうか、この展開ってまるでアニメ版Kanonの川澄……いや、ごほごほ。

    2004年08月21日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第6話 恋のバイシクル(KBS京都)感想

    「おねがい……私を乗せて」(橘ちひろ)

  • 自転車に乗れるように練習するちひろ。それを手伝う直樹と茉理
  • ちひろの直樹に対する思いを察し、身を引こうとする茉理
  • ひとりで帰る茉理を自転車で追うちひろ。しかし横転してしまい病院へ運ばれる
  • 病室でもちひろと直樹をふたりにしようとする茉理に、ちひろは茉理とふたりでいたいと言う
  • ちひろは茉理に、直樹をお兄さんとして見ていたと言う
  •  自転車の練習だけで話が終わったらどうしようかと思いましたけど、ちゃんとひねりを加えてあったので安心。
     うーむ。茉理ってこんなキャラだったのか。もっと押して押してな感じかと思ってたんだけど(外見だけで判断してたんですが)。友達のためといいつつ、自分の気持ちを殺しておせっかいを焼いてしまう。
     しかし、いまひとつ盛り上がりを欠いていると感じてしまうのは、完全に女性群の視点から物語が描かれていて、直樹のほうがどう思ってるのか(それともどうも思ってないのか)描写がないせいかも。この前の二股にしてもそうですけど、主人公がどうしたいのか判らないまま回を重ねていくというのはわざとなのかなぁ。それがこの先の展開につながっていくのかも。

    「Wind -a breath of heart-」第6話 一歩を踏み出す勇気(KBS京都)感想

    「まるまるで、ふわふわで、ほくほくで、ほんっとにおいしいよね」(鳴風みなも)

  • OneDayで、わかばの誕生日会。同日生まれのひなたも同時に祝うことに
  • 望といっしょにプレゼントを選ぶ真。それを目撃するみなも
  • 誕生会、ハモるわかばとひなた
  • みなも、真を映画に誘う。帰り道たこやきを思う存分味わう
  • 飛び立てない小鳥を、みなもは風を起こし大空へ。一歩を踏み出す勇気がなかった小鳥と、自分は同じだと言う
  •  なんか誕生日ばっかりだなと思いつつ。何十人か集まれば同じ誕生日の人がいる確率はかなり高くなるというのはよくある算数クイズ。
     小鳥のエピソードは、明らかにこの前の彩の猫に対する態度と対をなしていますね。自分で動き出さなければ意味がない、だけどそれを他の人が後押ししてやることはできる、そのために力を使うことが出来る、ということでしょうか。そのあたりが物語の核に関わってきそうな感じがします。

    2004年08月23日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第7話 ブラザー&シスター(KBS京都)感想

    「妹だから」(久住直樹)

  • 学校中が謎の植物に覆われる、直樹の夢
  • 自分に対する遠慮のない直樹に怒る茉理
  • 学校のプール開放。美琴を特訓する直樹
  • ムキになって泳ぐ茉理、足がつる。それを助ける直樹
  • 保健室。カーテン越しに直樹の「茉理は自分にとって妹」発言を聞く茉理
  • 保奈美に直樹を起こす役を任せる茉理だが、その目には涙
  •  うーんと、兄妹として遠慮がないことと鈍感なこととは別だと思うのですが、どうか。
     スク水開放Dayでしたけど、いちばん肝心な結先生はスク水じゃないのか! というツッコミはデフォルトでしておくべきでしょう。なんかサラシみたいなの巻いてる? よく判りませんが。
     この流れで、どうやら茉理ルートは消えたという感じでしょうか。とはいえ、不可解な冒頭以外、主人公の視点がほとんどないので誰を選ぶのかは依然不明。というか、そもそもそういうのがメインじゃないのかな……。まあ、そのへんも楽しみに観続けましょう。
     ところで、冒頭の直樹の夢(?)。似たようなシーンのあった、子どもの頃に読んだ本を思い出しました。小学生の主人公が正午の1分間だけ、まわりがツタが張り巡らされた別の世界に飛ばされるという話。同級生の体をはうツタを切ると、次の日にはその子もその世界で意識をもつことが出来るという筋立てで、オチまで完璧に憶えてます。そのころは好きな本は今以上に何度も読み返してましたからね。ただ題名や著者やまったく憶えていない(読売で赤木かん子に訊こうか?)。ええ、はにはにとは(多分)まったく関係ないです。

    「Wind -a breath of heart-」第7話 青い空の優しさ(KBS京都)感想

    「聞くも涙語るも涙の物語や。あれはワイが四歳んときやった……」(橘勤)
    「あっ、彩ちゃーん」(丘野真)
    「っておい真ー! ワイがせっかく〜」
    「お前の話は長い」
     ちょっと聞きたかったのに。

  • みんなで海に。しかしみなもは憂鬱
  • 高くジャンプする力を使ってビーチバレーで活躍するひなた
  • 水着にも着替えずパラソルの下の彩に、飛行船の話をする真。何をしているかとの問に「見守ってる……てのはどうかな?」
  • 望、離れたものを切る力でスイカ割り、ただしはじっこのはじっこみたいな
  • 夜、ふたりきりの真とみなも。みなも、射手座の伝説を語る
  • 昨日が誕生日だったみなもにプレゼントは何がいいか訊く真。二分間目を閉じてと言われ従う。そこに唇を重ねるみなも
  •  こ、これは主人公が鈍感だとかそういう域を超えているようにしか思えないのですが……。気づけよ、マコちゃん! この平成の御代に、パロディでなくこんな展開をものするとは。いや、褒めてるのですよ。
     こちらも前回に引き続き、ほかの女の子に囲まれる主人公に嫉妬するみなも。ただし、こっちはそれなりに積極的に……。うーん、やっぱりはにはにとWindで展開が似通ってるのはわざとなのかなぁ? ツインテールだったりポニーだったり髪型の変化が忙しいみなもですが、OPでツインテVer.が出てるなんて気づきもしませんでしたよ……別人だと思う以前の問題ですねこりゃ。結論としてはツインテールのほうが好きです(いや、どっちが好きかを訊いてるわけじゃないぞ)。
     さて、ついにキャラクタの口から飛行船の話題が出され、あからさまに訳知りっぽい彩とあいまって、物語の核心も近いというところでしょうか。しかし、それとは関係なく、サブキャラがみんな立ってて良いですね。みなもと彩以外、ほとんどエピソードを描いていないというのに、それぞれの立ち位置での存在感が抜群。これで原作ゲームに手を伸ばさせようという作戦なのかも知れませんね。いやいや自分としてはー、プレイヤが橘勤の立場で紫光院霞と幼なじみベタベタ夫婦漫才を出来るというシステムじゃない限りは(何が起こるか判ったもんじゃないから、滅多なことは言わないほうが……)。

    2004年08月24日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第8話 それぞれの夜(KBS京都)感想

    「久住くんたちにとって普通のことが、前にいたところでは普通じゃなかったから」(天ヶ崎美琴)

  • 学園祭の発表の予行に、流星群の観測をする天文部
  • 美琴がやってきたとき口走った「ユースケ」という名が気になっていた直樹。美琴の弟の名だという
  • 茉理の誕生祝いを保奈美とふたりで捜す直樹
  • 街を歩いていた美琴、直樹に似た姿を見かけるが、当人は後ろから。ユースケではないかとふたりで捜す
  • 夜になっても帰ってこない直樹。茉理に幼なじみのままで良いのかと問われる保奈美
  • 両親を失った美琴。弟も見つからず、直樹の膝の上で号泣
  •  これも素晴らしい! ついに話が動き出したって感じですか! その前に未だ名前を憶えてない天文部の男子生徒、結先生のプリン私にもひとつください!
     いやー、ここまで見てきて、ようやくこの作品、ちゃんと計算づくでエピソードを重ねてきてたんだなぁと思いました。流れ的には保奈美陥落回で、ついに直樹は美琴一直線の様子。何度も何度もくり返された誕生日イベントもここまでくれば立派です(別の作品が混じってるけど)。まるぴんで出かけた4話のときは、直樹を待っていた保奈美。けれど今回は直樹の料理を残しておくだけで、誕生会は散会。幼なじみと言いながら、近づきすぎないように、傷つかないように、微妙な距離をとっていたことが伺える彼女の発言です。
     恭子先生の「レベル3」発言が、どうやら噂のオペレーションサンクチュアリに関わってくるんでしょうね。レベル7まで行ったら戻れないってヤツですか? それともレベルEでとある精神科の門を叩くとかね(ここはお約束として言っとかなきゃですな)。ところで、街を歩いてる人の目つきがやけに怖かったんですが、これってこいつらもグルってことですか? 誰か操ってたりして。そのうちどんどん直樹が増殖してって、おしくらまんじゅうされた美琴が「出して〜、出して〜」って悶えるとかね。……ごめんなさい書きすぎました。元ネタはこれ

    「Wind -a breath of heart-」第8話 風と夜空と(KBS京都)感想

    「やさしく、お願いします」(月代彩)

  • 真を夏祭りに誘うみなも。ひなたは気を利かせておるすばん
  • 夏祭りの場に偶然居合わせた彩。デートの邪魔だと言いつつも、真に誘われ三人で
  • 夏祭りを満喫する三人。みなもはたこやき、彩はりんごあめ
  • 一通り祭りを見終わると、彩はふたりを草原に誘う
  • みなもが風を起こすと、それに誘われホタルが舞う
  • 寿命の短いホタルだが、悲しそうに見えないのは「一生懸命生きてるからじゃないかな」と真
  •  素晴らしいっ! すごいぞ、この話! ここに来て大絶賛です。
     前回の引きを受けて、さらに真を誘うみなも。電話というアイテムがここまでずっと効果的に使われてきていて良いです。ひなたも、妹としての領分をわきまえて自然に一歩引いている。もう本筋とは絡まないのかもしれませんが、い〜いですよねぇこういう子。
     しかし、夏祭りで彩と出逢い、けっきょく三人に。またしても、なんでそう鈍感なんだマコちゃん! と言いたくなるんですけど、彩にデートと言われて、最初にみなもが否定して、すぐ口を押さえてしまうあたりがかわいい。後でも出てくる、こういうふたりの意識差というのがきちんと描かれていて、ついついみなもに肩入れしたくなってきますね。
     そして、今回感動ともいえるのが夏祭りの描写。細部にいたるまで描き込みが凝っていて、非常に綺麗な映像でした。さらにカット割りも素晴らしく、一見無関係なカットが次の展開を視覚的に暗示していておもしろい。私の気づいた範囲では、

  • 彩と遭遇→射的のシーン→彩「デート」発言で図星
  • たこやきをほおばるみなも→赤いタコの風船→真、彩にりんごあめ
  • 彩、ふたりを草原へ誘う→街の灯→蛍の光
    といったところ。もちろん、要所要所に出てくる、夜空に浮かぶ飛行船も。
     ここまで楽しませてくれて、最後の、彩がふたりを誘うところも秀逸なミスディレクションです。神社の鳥居の前ということで、いよいよこの前の彩の「力」のことに話が及ぶのかと思いきや、ふたりにカゼホタルを見せるためだったとは! ここでの「私はこの街、長いですから」という発言も気になるところであります。
     うーむ、これはますます先が楽しみになってきました。とりあえず、既にかなりお気に入りのOP「Feel on the wind」[amazon] を明日買ってこようと思います。

  • 2004年08月31日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第9話 夏祭り(KBS京都)感想

    「ほらっ、走れ! 久住直樹」(天ヶ崎美琴)

  • ここしばらく、保奈美が来ないと茉理に言う直樹だが、「何言ってんのバカ」
  • 直樹は保奈美を捜しに出かけるが、入れ違いに直樹の家に来る保奈美。夏祭りに誘おうと浴衣姿
  • 寮へ足を向ける直樹。秋山委員長、美琴、男子一人と屋上で宴会
  • 花火を見て、保奈美との夏祭りの約束を思い出す直樹。美琴たちに背中を押され神社に向かう
  • 待っていた保奈美とふたりだけで花火。そこは五年前、自らが記憶をなくした場所だった
  • 保奈美にこれからも自分のそばにいてほしいと言う。しかし頭痛を感じうずくまる直樹
  •  おおぉー。前回の引きから、よもやこんな展開になるとは思いませんでした。文句無しに面白いです。結先生が出てこないのは惜しいところではありますが。
     美琴の「走れ! 久住直樹」というセリフは、またしても4話「走れ! まるぴん」を思い起こさせます。約束を忘れたり、ダブルブッキングしたり、それでも保奈美の側はずっと待っていた。それを今回はやっと直樹のほうから行動を起こせたというところ。うん、個人的にはね、幼なじみ原理主義者ですので、彼女が不幸になるような展開にはなってほしくないところです。ただし、妹が対抗馬として出てきた際にはこの限りではありません(おい)。私としては妬き妹もアリですよ?
     んなことはともかく、これでめでたし……というわけにはもちろんいかないようで。恭子先生とちひろの怪しい会話、そしてちらりと出てきたベッドの上の彼。失われた直樹の過去とは。青いチューリップに意味はあるのか。そして結先生に今後活躍の機会は。わくわく〜。

    「Wind -a breath of heart-」第9話 風音の咆吼(KBS京都)感想

    「……で、分度器がなんだって?」(紫光院霞)
    「いや、中心にいるといつも刺されるな〜、なんつって」(橘勤)
    「そりゃコンパスだ!」

  • 風音市の空に浮かぶ飛行船。それが一瞬消えるのを目撃するひなた、そしてみなもの父・秋人
  • ひとりでOneDayを訪れる真。帰り道、わかばを送っていくがストーカーに襲われる
  • わかばは力を使い真のケガを治そうとしたが、力が弱まっていると言う
  • 彩の店の花瓶が割れ、なにかを悟る彩
  •  すごいなぁ、これ。今回もやっぱり、はにはにと明確な補完関係にある。これはちゃんと両方を一緒に観ないと真価は測れないんじゃないだろうかとさえ思います。
     ずっと真とみなもをつないでいた電話、それが今回留守番電話になることで、意図せざるすれ違いを描き上げている。これがまた直前のはにはにによって効果が増幅。前回の夏祭りの話が今回の向こうのエピソードを切なく見せているのとは対比的です。
     そしてWind固有の話としては、ついに風音市の住民のもつ「力」の謎に迫る展開。公園でのシーン、あまり役に立たない力をコミカルに描いていると思いきや、力が弱まっているという、のちの伏線でした。後の秋人の煙草の煙といい、視覚的に見せる演出が良いですね。そうそう、直樹からの電話を待つみなものシーンのCG処理もすごかった。
     それにしても、わかばを襲ったストーカー、某CMから出てきたのかと思った……(KBS京都視聴組限定>っていうか危ないネタだ)。

    2004年09月07日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第10話 もう一人の自分(KBS京都)感想

    「夢の、終わる時間だ」(祐介)

  • 久住直樹。園芸部のガラスを割り、ちひろを襲う夢
  • 翌日学校へ行くと、夢と符合する現実が待っていた
  • もう一人の自分。それは祐介ではないかと、美琴、保奈美の三人で見回り
  • 一方、オペレーションサンクチュアリを進める恭子先生、何者かに襲われる
  • 人影を見つける三人。屋上へ追いつめる美琴。果たしてそれは祐介だった
  • 苦しむ直樹。そして祐介は飛び降りる
  •  ラストまわりはけっこう楽しめたというか、魅せられた感じではあったのですが、うーん。シリアスモードならではの息詰まる展開を期待したのに、初期のころのとりたてて盛り上がりのない話になってしまったというか。しかもそのころのような萌え分は供給不足ぎみ。結先生のセリフが少ないのが難点ですな。授業中居眠りする(かのように見える)直樹を注意するとか、恭子先生と電話越しにしゃべらすとか、使いようはありそうなものなのに……。
     あ、いっけなーい! 否定的意見は書かないってあれほど心に誓ったのに! こいつめー!(だから深夜に書くとろくなことにならないって……)

     ……。
     …………。
     まあいいです、結先生分はアニメ放映が終わったら、この前メールで教わった某特殊な手段で補給しますから。
     というか、アレですね、どうも今回は一話まるごとが「Wind」の伏線処理に奉ぜられてしまった感が強く(笑)、先に原作に思い入れがあったわけではない私としては、どうしてもこっちの点が辛くなってしまうというところです。前も言った通り、Windのほうがいつも後出しジャンケンをしてるみたいなもんで(夏祭りの回は例外)。最終的にどうなるかは判りませんけど、この二作品、やっぱり単体ではなく「アニメ魂」全体としての評価もしないといけない感じですね。

    「Wind -a breath of heart-」第10話 同化体(KBS京都)感想

    「これは……私ですから」(月代彩)

  • 悪夢で目覚める真。そこに、わかばが月代彩に襲われたと言う電話が
  • OneDayへ向かう真。わかばは悲しそうな目をしていたと彩をかばう
  • 店を出ると、そこには彩が。そして歩み寄る秋人。語られる因縁
  • 彩はこの街の伝承に縛られる存在。風音市のため、生贄を差し出し続ける同化体
  • そして目覚める真。ふたたび鳴る電話の向こうで、父・秋人の死を知らせるみなもの嗚咽
  •  すごい。萌え萌えギャルゲー原作アニメと思って観ていたら実は伝奇アニメだったのか! まこちゃんをさしおいて秋人さんがめちゃめちゃかっこよかったです。

     言わずもがなのことなんですけど、構成が非常に巧み。またも「はにはに」と続く悪夢ネタではじまっておき、お決まりの電話につなげる。しかし既にこの作品における電話の役割は決定的に負のベクトルを向いてしまったらしく。わかばが彩に襲われるという展開は、前回とつながっているようで実はかなり断絶しています。前回は、「わかばが襲われる」→「風音の住民の力が弱まっていることが明らかに」→「彩の覚悟」という流れだったのが、今回は「わかばが襲われる」←「彩の覚悟」と、中間を飛ばし、描かれる順序は前回と同じ、ただし実際の時系列は逆向きという、歪んだ反復の構図が見えてきます。8話もそうですけど、この作品、意識的なシーンの反復がとても効果的。
     そして一気に明らかになる彩の過去、そしてみなもと真の両親の死亡/失踪の理由。唐突っちゃ唐突、説明的っちゃ説明的なんですけど、ミステリィの解決編のごとき怒濤の展開に、野暮なツッコミは無用。まぁ、秋人さんは探偵役というのとは違うようですけども。彩(ひかり)の名前を「あや」だと思っていた、というところも、その微妙な齟齬が意味深でいいなぁ、と思いました。しかし彩は戸籍とかはどうしてるんでしょうね。クラスメイトとか、先輩後輩の関係は?(ほんとは学校行ってないのかも知れませんけど)
     そうそう、今思い出しましたけど、どうもあちこちでこの作品、「D.C.〜ダ・カーポ〜」にネタが類似していると言われているようです。そうかー、たしかに彩って(ネタばれにつき自粛)ですね。しかし今の今まで気づかなかった(視聴中はまったく気にしなかった)というのは、なかなかに処理がうまいんじゃないでしょうか。ま、個人的にミステリをよく読んでると、同工異曲の作品なんてそれこそ山のようにあるわけで、その「異曲」の部分が秀でていたら全然問題ないと思うわけですよ。でも、そういえば私が一番好きなキャラが主人公の友人とじゃれ合ってる同級生ってのも同じだなぁ。紫光院霞とダカポの眞子と。そういえば彼女もまこちゃんですね。あるいはまこちん、いや眞子さm(自主規制
     話を戻します。なんか文章の起承転結も考えず、無計画に書き散らしてるなー……。今回の話の評価を決定的にしたのは二度目のまこちゃんの起床のシーン。そして帰ってくるひなた。一瞬だけの日常の回帰です(そういえば妹の立ち位置だけはダカーポと真逆ですね、さすがに)。しかしながら、台所に立つひなたの様子とは裏腹に、真のいる位置は完全に闇の部分。当然のごとくに鳴る電話。そして、前回から放置プレイ状態だったみなもから漏れる言葉。二度目に真が起きたシーンによって、それまでの話がどこまで現実かわからないという状態から、一気に事実を固着させる手腕は見事です。
     主人公が動かずに、これだけわくわくさせてくれるアニメはそうそうないでしょう。もちろん秋人さん亡き今、さすがに真も動かざるを得ないとは思いますが。だからこその「踏み出す勇気」、そう解釈してるんですけど。そうそう、真の真の力(判らんなこれじゃ……まことのシンのちから、です)も絡んでくることでしょう。スーパーツトムパンチもできれば希望。

    2004年09月14日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第11話 時空を超えて(KBS京都)感想

    「必ず戻ってくる、保奈美のところに」(久住直樹)
    注意:作品の根幹に関わる記述がありますので、ご用心ください。

  • 眠りつづける直樹、そして祐介。結先生にことの真相を尋ねる保奈美、そこに恭子先生が
  • 恭子先生の口から明かされる真実。彼女たちの正体、ここに来た目的
  • それは五年前の4月15日。保奈美が神社の裏に花見に誘った日、彼は記憶を失った
  • 同日、美琴は祐介と出逢い、彼は美琴の弟となる
  • 直樹と祐介、ふたりの融合が進むことで精神異常が発生。解決策が提示される
  • 目覚めるふたり。その心は共通していた。愛しき人に、必ず戻ってくると誓いの言葉
  •  ほえぇ〜。なんか一気にまくしたてられた感じです。15分作品で長編映画のラストシーンを切り取って観ているような気分。いや、面白かったですよホント。いくら否定的意見は書かないからって、自分の気持ちに逆らうような感想を書く気はありませんから。そういうときはスルーするだけです。たとえばはじめから物語を終わらせる気がない作品は評価に値しな……いやなんでもないです、関係ありません。
     個人的嗜好として、とんでもない話は嫌いじゃなくて。あれだけ徹底的に普通な日常を描いていて、よくこんな展開になるなぁというか。いっそ、まったく伏線を入れずにぽーんとオペレーションサンクチュアリってくれても良かったんですけどね、これは単純に好みの問題です。
     ところで結先生は、そんな素性ならなんで国語教師なの?(たしかそうだったはず) と思ってしまったのですが。あと背が低い理由はこれには関係ないのですか。登場人物はすべて言うまでもなく18歳以上を守ってロリ萌えを達成する為の超法規的処置ですかそうですか(直接的なネタばれを避けといて、こんなんに伏せ字処理を使うなよ)。それはそれで、そういう思考をした人たちが○○にいたという解釈もありかと。
     ということで、早くも次回で最終回。なんだかんだ言うのも全部終わってからです。とりあえず楽しみに待ちます。

    「Wind -a breath of heart-」第11話 古からの運命(KBS京都)感想

    「夢を見ているのは君のほうだ」(丘野真)

  • みなもに残された秋人の手紙。真は神社へ向かう
  • そこにいたのは彩。真はみんなが助かる方法をと言うが、迷惑だと語気を強める彩
  • 彩は自らの過去、真実を真に見せる。兄のシノ、一族の運命。そしてこの街を守る為の生贄
  • 自分以外は夢を見ていればいいと言う彩に、逆に目を醒ませと真
  • 風音市を見下ろす丘の断崖。そこから身を投げる彩、その手をとった真に微笑みを返す
  •  おいおいおい! おおいおい! もひとつおい! どれだけ慣れたと言っても、さすがにびっくりしました。あぁすごい、なんちゅうことをするんだアニメ魂、これはある意味伝説に残るかも。
     もう各所で言われていることですけど、どうやらかなり大胆に話を飛ばしてるようです(一番判りやすいのは仮藻録さんのここ)。まあ、話のつながり自体がおかしくなってるわけではないし、いわゆる「みなもルート」のためにDVDを買わせようという戦略は悪くはないと思います。当方、時間も金もない大学院生風情ですので買えませんが。しかし、DVDでこの作品単体で観ると、この恐るべきアニメ魂枠のコンボ技が堪能できない可能性が。ここはひとつ、はにはにと両方買って、交互に観てみることをお薦めします。あ、いや、やっぱりお薦めしない(どっちだ)。
     うーん。しかしにゃあ。表面的なことだけでなく、テーマ的にも多くを「月は東に日は西に」と表裏をなしている作品。何度も言いますけど、はにはにが先にあることで相対的にかなり面白さが上がっています。向こうにとっては、ネタ振りだの全編Windの伏線だの言われて、いい迷惑でしょうが(笑いごとではない)。歩けミスとも(ことえりたーん!)アルケミストもすごいことするなぁ。
     なんか、最終回が(ひととおりの放送地域で)終わったら、各話のネタ被り具合をまとめてみたくなってきました。
     ああぁ。作品の内容に全然触れてないや……。それぐらいラストシーンが衝撃だったってことで。回想の中の彩と、少女@あおきさやかは良かったですよ。しかし毎回OPでキャストが出るのってネタばれですね。あ、あと、燭台が斬られて火が回る(ホントに回る!)とこは美しかった。

    2004年09月21日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」第12話 月は東に日は西に(KBS京都)感想

    ※最終回です。ご注意を。

    「五年前と同じだね。でも今回は、ちょっと寝坊しすぎだよ」(藤枝保奈美)

  • 祐介と直樹、融合。忘れていた幼いころの思い出、祐介の記憶、そして高校生活の思い出が溢れ出す
  • 5年前のあの日。草原でふたり。月は東に日は西に
  • そこにあの事故が起こる。空から見ていた今の直樹と祐介、保奈美を助けるため融合
  • そして現在。眠り続ける直樹=祐介を起こすため未来へ。しかし空に架かる満月を見て、保奈美はあの場所へ直樹を連れて行く
  • 記憶をなくしても、また出逢えばいいという保奈美。それに呼応し、目を醒ます直樹
  • 5年後。戻ってきた美琴たち。直樹と保奈美の結婚式は夕暮れ空の下で
  •  いやぁ、最高! 大満足。素晴らしい最終回でした。まだ特別編があるらしいですが。
     ほんと、最終回の定番ともいえることをほとんどすべてやってくれた感じで、ベタ好きな私としてはいきなり評価がうなぎ上り。終わりよければすべて良し、というのはぷらとーさん的アニメにぴったり格言ベスト5です。いや、今考えたんですが。

     最後、いったん5年後を描いておきながら「amulet」にのせて学園生活を描くというのは憎い演出。「美鳥の日々」や「ダカーポ」みたいな(ダカーポは実はまだ観てないんですが)その後を描くものじゃなくて、バンク絵ばっかりだったみたいですけど、これもこれで、ある意味時が止まった「はにはに」の世界観らしくていいですね。っていうかこういう真相なら時が経とうがあんまり関係ない……とか言っちゃダメですか。結婚式に出た美琴たちは全然年とってないみたいだし……って、直樹たちもあんまり変わってないみたいですが。ちひろは背が伸びてるっぽいけど。
     結先生もけっこうセリフがあったし、「Wind」顔負けの綺麗な情景描写もあったし。今まで口でしか語られていなかったあのシーン、伏線がないことによって逆に「月は東に日は西に」が鮮烈に印象に残りました。一発逆転で「おもろ」判定〜!(アニメ魂総合では評価+1で「名作」認定)
     あとまだ「Wind」と絡めて言いたいことはいろいろありますが、それはこっちにまとめてあります。→[「はにはに&Wind」ネタ被りまとめページ]

    「Wind -a breath of heart-」第12話 風と共に(KBS京都)感想

    ※最終回です。ご注意を。

    「わたしは、この街の風が憎くて仕方なかった。でも、あなたたちと出逢って、気づいた。この街の風は、本当はとてもやさしくって、心地良いものだって」(月代彩)

  • かけめぐる月代彩の丘野真との思い出
  • 夕暮れ。神社の石段に腰掛ける彩と真。みなもに言った、「思いは遠く離れてても叶う」という言葉を彩にかける真
  • 自分の役目は終わったと言う彩。御神木の前で、風と同化する
  • 彩を救いたいと言う真に、彩はもう救われたと満面の微笑みを返す
  • そして、日常が戻る。校門の前、真の瞳にふとよぎる彩の姿
  •  こちらもなかなかでした。まあ、この作品の中核をなすと思われる謎が解かれるためには、TV放映では彩ルートにせざるをえなかったでしょうから。地味っちゃ地味ですが、良かったですよ。
     まあいろいろ積み残しはあるみたいですが、DVDを買えと。くり返しますがその戦略は正しいと思います。マンガだって単行本になるときは雑誌連載時になかったオマケページとか、描き足しとかよくありますからね。けっこう好きなんですねアレ。とくにカバー下で、こっそりなんかやってくれる人は大好き(そうか、お前の解釈ではDVDのみ収録版はカバー下のオマケページか)。
     まあTV版だけでそれなりに推理は出来ますし。彩の回想に出てきた、屋上での対決シーンあたり、みなもルートっぽい感じですし。真の力がなんなのかも、けっきょく明示されませんでしたけど、やっぱ瞬間移動とかなんかかな〜?

     そして、お約束の「はにはに」とのネタかぶりもしっかりありましたしね。そのへんは無事放映終了したことですし、今までのも含めて別ページでじっくり……って、実はもう一回あるのか!? うーん、ど〜しよっかな、と思いましたがとりあえずアップしときます。問答無用にネタばれなのでご注意を。→[「はにはに&Wind」ネタ被りまとめページ]

    2004年09月28日

    「月は東に日は西に -Operation Sanctuary-」東奔西走スクールライフ(KBS京都)感想

     うーんと……なんかアニメショップで流れてるPVみたいなキャラ紹介だなーと思ってたら。結先生のあたりから、ラストにオペレーションサンクチュアリ絡みで未放映シーンが……。話わかんねー。微妙に出して来るもんだからまた気になる気になる。せっかく前回で綺麗にまとまってたと思ったのに。無茶するなぁもう。

    「Wind -a breath of heart-」特別編 想いめぐる(KBS京都)感想

     おおっ、これは! 本編では彩ルートに入ってすっかり登場シーンの減ってしまった鳴風みなも。そんな彼女の視点から本編を振り返り、さらに未放映シーンもなかなか良いまとめ方をしています。あの弁当ダメ出しとか夏祭りでの彩に逢ったときとか、名シーンがもう一度観れてそれなりに満足。しかしこうして見ると、たしかにまこちゃんは全然みなもを見てませんね。そりゃラストのような展開にもなりますな(これが噂の問いつめシーン?)。しかし……しかし……それに対するまこちゃんの返答がないままで終わってしまうというのは、また大変なフラストレーション(想像はつきますけど)。特別編というか、DVD体験版みたいな。本編でこれをやられたらさすがに私も怒りますが、まぁこういう形ならね〜。よほどDVDを買わせたいと見た(笑)。こうなるともう意地でも買わん(えー)。誰か、はにはに共々レビューしてください(他人任せかよ)。
     ところで、望はわかばの力がなくなったら体は大丈夫なのかな、とちょっと思いました。そのへんツッコむとますますダカーポに似てくるけど……。