2004年10月31日(日)

「ジパング」第1回 みらい出港(MBS毎日放送)感想

「必要がなければ見せなくてもいいさ。そこにあるとみんなが思うことが大切なんだ。国を守る力も同じものだと、俺は思う」(角松洋介)

  • 太平洋上の合同訓練に向かう新型イージス艦・みらい
  • しかし途中の大嵐で通信が断絶。その後、目の前に現れたのは戦艦大和
  •  素晴らしい! 萌えアニメ全盛の今期において、ひっそりと(でもないか?)このような作品が放映されるなんて、いい時代になったものだなぁ。しかもTBS系で(おい)。

     とにかく第1話としてのつかみは抜群ですね。まず、Aパートで描かれる海上自衛隊の風景、とてもいいです。現実問題としての「国を守る」ということの意味を考えさせつつ、今後への伏線を張っている。物語のはじまりというのがすべからく「日常からのズレ」を描くことでその作品なりの非日常へ観客をいざなうべきものであるとするならば、まさにこの作品は完璧な形でそれを体現しています。SFでもその前段階としての日常が描かれる作品が好きな私ですが、それもこのあたりに由来するのかも。座標軸の原点をなるべく現実に近いところにとっておいて、そこからの相対距離をきっちり定めてから作品を紡いでいくと、非常に実感がもてます。こういう作品だからか、番組の終わりには「この作品はフィクションで云々」というテロップが出ますけど、知ったこっちゃないね(笑)。TVに流れる映像でフィクションじゃないものなんてある訳ないでしょうに。
     アニメ映像的な点でも合格点。時空を超えるシーン、あらかじめ展開は知っているのにものすごくドキドキしました。
     具体的に語るとなると、私には軍事方面の知識は皆無ですし、歴史も系統的に学んでないので、その方面の注釈は入れられないんですが。しかし、この雰囲気だけでもただならぬアニメだと言うことは確かです。というかアニメでやってくれてよかったですよ。マンガ原作でもドラマになると見ないことが多いし(まあ、これを連続ドラマでやるとなったら予算がとても足りないと思いますが)。ともかく、良いと思ったものは全力で応援する「えむいち。」ですので、今後も追っていきますよー。

    2004年11月07日(日)

    「ジパング」第2回 ミッドウェー(MBS毎日放送)感想

    「我々は、歴史にとって危険すぎる」(菊池雅行)

  • 1942年のミッドウェー海戦上に出現した護衛艦みらい
  • 歴史を変えてはいけないとの思いから、断腸の思いで戦況を見守る乗組員たち
  •  続けてシノブを観ると調子が狂うから、感想を先に書いてやりすごさないと。

     ああ〜なるほど、まさに戦場の中に放り出された感じの「みらい」。任務を忠実に実行することは組織の一員として当然のことではありますが、ではその属する組織がなくなったらどうするのか。あれこれ指図してくれる相手がいなくなったとき、自分たちだけの判断で行動することの重さを噛みしめることになるのでしょう。

     それにしても、軍事無知の私にとって軍事オタクの柳以上に頼りになるのが放蕩オペラハウスのワダツミさん。他の作品でも毎回感想を楽しませてもらってますが、この作品ではとくに勉強になります。こっちに比べ関東は放映が3週ぐらい先行してますが、ついつい見てしまいますねー。艦橋CICって、そういう意味だったんですか、なるほど! NHKアニメ劇場みたいに、本編放映後にミニ情報番組があると助かるんですけど。とりあえず、MBSだと予告直後に「このあとはニニンがシノブ伝」って入るのが超脱力。

    2004年11月14日(日)

    「ジパング」第3回 漂流者(MBS毎日放送)感想

    「この船は、美しいな」(草加拓海)

  • 海軍の将校を助けた角松。みらいのことを知らせるわけにはいかないため軟禁
  • しかし男は意識を回復。己を助けた角松に、海軍少佐草加と名乗る
  • そしてみらいは時空を超えた地点に舞い戻る。ふたたびの奇跡を願う隊員たちだが……
  •  ああ、やっぱりいいなぁ。
     海上に停泊するみらい。その船上で、ふたたび21世紀に戻れることを願って、月を見上げる隊員たち。このシーンが非常に印象的です。絵の美しさ、そして演出。物語に引き込まれる度合いとしては今期の中でもかなり上のレベルですね。

     草加少佐登場。角松たちを自分たちとは違う日本人だと言います。わかるんですね、やっぱり。たしかに違いすぎますな〜。事実を知ったら漂流者となると言われても、覚悟を決めている草加。そして角松は未来から来たことを告げる。ここですね、その時代に日本が存在していることを確認する名シーン。

     そして、みらいに迫る米海軍の戦艦。この艦体をなめ回すようなカメラワークも素晴らしい。続きがどうなるのか、非常に楽しみです。

     しかし、いかんなあ、桃井一尉に萌えそうですよ(おい)。帝国海軍の軍人相手にも物怖じしないところはさすがに海上自衛隊の一員と言ったところでしょうか。

    2004年11月21日(日)

    「ジパング」第4回 みらいの戦闘(MBS毎日放送)感想

    「神の企てか、悪魔の意志……どちらにせよ、この時代の人間の想像を超えた闘いだった。これが……21世紀の、戦闘」(草加拓海)

  • みらいに米海軍の魚雷が迫る。船員のひとりは思わず反撃の発射ボタンを押してしまう
  • みらいの存在を知られまいと、敵艦を攻撃
  • いっぽう、戦艦大和に乗っていた山本五十六司令長官は謎の艦の存在を気にかけていた……
  •  うわー、ついにやってしまった。現代でも未だ成し得ない自衛権行使を、100年前のこの時代に。
     あれ? でも攻撃したのは米国に「みらい」の存在を知られないためだったのでは? 帰港できないよう沈没するまで徹底攻撃をしなくていいのだろうか(なんかヤバいことを言ってるような気がする)。

     最後のシーンに出てた山本五十六の言葉。「我々と同じ海軍旗を掲げて」……そうなんですよねー。名称は「海上自衛隊」、決断のシーンで強調されてたように制服の紋章も桜、まして「大尉」や「少佐」という階級名さえ使うことがなくても(草加は梅津艦長を「大佐」と呼んでいたけれど)、掲げる旗だけは旧海軍のそれと同じ、というところに、この組織の抱える矛盾点が集約されているような気がします。

    2004年11月28日(日)

    「ジパング」第5回 草加の決断(MBS毎日放送)感想

    「これは啓示だ。私の三十二年の人生は、これを知るためにあった」(草加拓海)

  • 草加を資料室に連れて行く角松。覚悟を決めた草加は、棚を埋め尽くす歴史資料を手に取る
  • 小笠原諸島を空から偵察する佐竹。しかし日本軍の攻撃にあう
  •  すごい。本当に面白いです。そして、きわめて感想の書きにくい作品。

     大日本帝国、崩壊の歴史。そして戦後の高度経済成長。そのすべてを知る草加。実際に体験していない私ですら、このシーンには身震いしました。これによって、歴史を変えてはいけないと頑に主張する菊池たち、「みらい」の乗組員たちの思いの一端を感じ取ることができました。
     そして空のシーン。これまたカメラワークが素晴らしい。ちゃんとコクピット内でも、計器の表示確認に視線がめまぐるしく動くところが表現されていて、こういうのはアニメで見ると非常に映えます。そして専守防衛を守りつつ、同じ日本人から攻撃を受ける海上自衛隊機。おお、この先の展開がとても楽しみです。

    2004年12月05日(日)

    「ジパング」第6回 攻撃命令(MBS毎日放送)感想

    「生と死が隣り合わせの戦時下では、明日、存在する保証はないのだ。私も、この船も」(草加拓海)

  • 日本軍との戦闘。攻撃命令を出すも、死傷者が出てしまう
  • 横須賀入港を断念する「みらい」。草加の提案により南下することに
  •  けっきょく戦死してしまったのか。佐竹の「自衛隊員には戦死者はひとりもいない。そしてこれからも」という言葉も、この御時世、胸に突き刺さります。

     草加がなにかを隠している、黒く思えてしまうというのは、逆に言えば平成の我々のほうがそういう表裏をあんまり持たずとも生きていけるというわけでしょうね。私も小学校では「裏表のない人間になりなさい」と言われましたけど、そういう教育が日本人は外交下手だと言われる原因なんじゃないかとすら思います。まして戦時下でそんなことやっていたらたちまち敵にやられてしまう。さすがに梅津艦長はそのへん判っているようですが。「みらい」が草加に利用されることになるのか、あるいは逆に草加を利用するのか、駆け引きが面白くなりそうです。

     さあ、そしてついに占領下のマレー半島に上陸する草加と角松。時代の違いというのがどう描かれていくのか、非常に興味深いところ。

    2004年12月12日(日)

    「ジパング」第7回 マレー鉄道(MBS毎日放送)感想

    「だが、あなたがたが来た21世紀には興味が無い」(草加拓海)

  • みらいの燃料や食料確保のため、シンガポールに向かう草加と角松
  • しかしそこには、資料ではいるはずのない草加の同僚がいた
  •  うおおー。もう歴史が変わりはじめている! 相変わらず先が楽しみな展開。

     マレー鉄道に乗る角松たち。ここで角松が有栖川有栖ファンとかだったら大興奮、みたいな(未読だから知りませんが)。関西弁の男、堂々と海軍少佐の隣に座るか?」 と思ったら抗日スパイでした。やっぱりな〜、最初から怪しいと思ってたんや(嘘つけ)。ところで、「思ってたんや」って、ローマ字変換だと「思ってたニャ」と間違えやすいですよね(ここで書くことか)。
     草加の本音。そりゃ当然、大日本帝国存続のため「みらい」を利用しようとするでしょうな。そんな自分も同僚に名乗れないわけですが……。尾行がついてるし、「みらい」も発見されてるし、もうバレるのは時間の問題のようです。

     そして次週は2話一挙放映。でまた12/25、1/1あたりは休止かな? まあアニメシャワーですし。残り二枠の後番組も「砂ぼうず」(また1クール遅れかよ!)「グレネーダー」で決定っぽい。

    2004年12月19日(日)

    「ジパング」第8回 追跡者(MBS毎日放送)感想

    「神ではない。人間だから変えるのだ」(草加拓海)

  • 草加たちの動向を追跡する津田
  • みらいのための燃料・食料補給を依頼した東進丸に乗り込む草加と角松
  • しかし船員は津田の率いる工作員に入れ替わっていた
  •  二回連続放映その一。

     なるほど、草加の思惑は戦争の早期終結、最小限の犠牲者ですか。さすがに現実的な判断力です。日露戦争みたいにしたいのでしょうかね?
     角松に「時代を見てこい」と言った梅津艦長。津田に「大切なのは言葉よりも行動と結果」と言った草加。たしかに言葉による伝達によって、情報はすべて歪められるものですからね。いみじくもTBS自身がそれを証明(略)。

     圧倒的劣勢に立たされた角松の、みらいの戦闘力を盾に取った脅しで引き。おお、次が気になるところですが連続で見られてラッキーですよ。

    「ジパング」第9回 デッドライン(MBS毎日放送)感想

    「陸に上がって出逢ったのは歴史ではなく、この時代に生きている人間たちでした」(角松洋介)

  • みらいに近づく東進丸。角松の駆け引きにより補給は予定通り行われる
  • みらいに搭乗する津田。21世紀の船だという現実を目の当たりにし戸惑う
  • 梅津艦長の決断。ガダルカナルの戦闘での被害を最小限に抑えるために行動を起こすことに
  •  二回連続放映その二。

     いやぁこれは面白い。引き続き津田と角松の駆け引き。しかし一枚も二枚も上手だったのはやはり草加。「みらい」に補給をして、津田に乗船させて五分五分って、実は全然五分五分ではないでしょうに。返答しないのを承諾と見なして勝手に話を進めてるし。帝国海軍司令部との通信も断って、やりたい放題です。

     「みらい」内部を案内され驚く津田。いいですね、こういう未知のテクノロジィに驚愕する描写って。SFとかでよくありますが単純に好きです。津田の言葉にもあるとおり、草加のときは冷静すぎてこういう描写がなかったんで。資料室に入ることが出来ないというのもいい。歴史を知ってしまうことの怖さ。彼が目にした「平成」という元号も、我々が15年前に感じた違和感以上のものを津田は感じたはずでしょうね。重みが違うはず。
     しかし、その歴史を無意味なものにしようとする草加。角松と梅津艦長も、歴史そのものよりも、今を生きる人間のために行動を起こそうとする。ああ、もうあの21世紀には戻れないのでしょう。

     次回MBSアニメシャワーは新年1/8。シノブの後番は「グレネーダー〜ほほえみの閃士〜」とのこと。「砂ぼうず」は「ヒヲウ」の後だとすると、あと一ヶ月くらいですか……。まあこのふたつは、とりあえず観ることは観るにしても感想書くかどうかは正直微妙な線ではあります。

    2005年01月09日(日)

    「ジパング」第10回 交流(MBS毎日放送)感想

    「故郷ってのは、ひとつだ」(角松洋介)

     ガダルカナル島での戦闘に介入し、歴史への関与を決定づける「みらい」。しかし、元の歴史自体を知らねぇぇ。「ガダルカナル」なのか「ガタルカナル」なのかすら、ことえり(MacOSのIM)たんに教えてもらった私……。やっぱ問題あるよなー、日本の歴史教育って(責任転嫁)。

     「じいさんの世代を知りたい」と、海軍戦艦に乗り込む小栗。自分たちの世代が、戦争を戦った人々に感謝している、というのが一番の大嘘か。当然のごとく見抜かれてしまいました。河本が言う通り、本心を容易に明かさない態度というか、そういう中身からして同じ日本人でも違いを感じさせます。それは軍人だからという問題ではなく、骨身に沁みた教育の違いなんでしょうね、良くも悪くも。戦後の日本の経済発展を誇らしげに語りながらも、どこか空虚な響き。

     歴史を変えることを恐れていた菊池による、米輸送船(こう書くとコメを運んでるみたいだ)の攻撃作戦。角松は、目の前の人命救助だけを考える、という信念を口にしますが、これは本当に難しい問題ですよ。それこそ、二万の命を救うために、目の前の数百人を殺せるかという問。ナディアでもプラネテスでも出てきた命題ですが、正しい答えなんて出せそうにありません。そもそも、角松が草加を助けたからこうなった、ということもありますし、本当にその結果について考えてないとは思えませんけど。

    2005年01月16日(日)

    「ジパング」第11回 ガダルカナル島(MBS毎日放送)感想

    「未来との出逢いは、お前から何を奪った」(山本五十六)

     なんか軍人の描写が怖えぇ〜。日本人を人扱いしないアメリカ海兵隊もどうかと思うけど、帝国陸軍も血気盛んな連中が多い様子。そりゃ「みらい」の海自じゃないんだから、草加少佐みたいな温厚っぽい人ばかりなわけがないですな。

     山本五十六に作戦を開陳する草加少佐。やたら説明がくどいですが、平成の世を生きる我々視聴者にとってはありがたい話です。日本の東南アジア進出の歴史的意義について。現実的には上官に「あなたの判断は正しかった」とか言うヤツはそれこそ軍法会議ものでしょうが。さらに早期の撤退を進言する草加。その後の歴史を知っていればこそ、その判断が出来るわけで、逆に言えばこの時代の人間にはそんな選択肢はなさそうですけど。けっきょく、いつの時代も石油か……。新エネルギーが発達すればどうかといっても、プラネテスでは月資源を独占しようとする先進国グループが描かれているし、けっきょく大国のやることは変わらんということかも。

     で、すっかり影が薄くなってしまった角松たちですが……。えーっと、何をやってるのでしょうか? 「蛸壺を掘る」とか言ってましたが、よく判りませんでした。まあ次回ではっきりするでしょう。

    2005年01月23日(日)

    「ジパング」第12回 サジタリウスの矢(MBS毎日放送)感想

    「オペレーションサジタリウスは、威嚇であって戦闘ではない」(角松洋介)

     オペレーションサンクチュアリ発動(言ってみたかっただけです)。まあ、あれも時(ネタばれにつき以下略)。

     空母を恐れ、米軍輸送艦本体を叩かず帰還する第八艦隊。そんな史実があったとは(相変わらず知らない)。まあ、後の時代から見ればどうとでも言えるという話で、非難すべきものでもないでしょうな。しかし、敵味方問わず、「みらい」の登場によってその情報を漏れ聞くことで、少なからず戦況判断に影響を与えてきそうな感じ。ああつまり、これがバタフライ効果なんですね。草加の企みも、そのへんで足をすくわれることに……なんて展開もありそう。

     次回、なんか最終回っぽいタイトルなんですが、一クールで終わりではないですよね? 原作も続いてるみたいだし、この作品、どこで物語に区切りをつけるのかちょっと難しそうな気が。

    2005年01月30日(日)

    「ジパング」第13回 黄金の国(MBS毎日放送)感想

    「ジパング……。貴方にも見えたはずだ」(草加拓海)

     えええぇ〜。めちゃめちゃ話が大きくなってきた。

     サジタリウスの矢は文字通り威嚇の矢だった。しかし米司令官は「本当に攻撃できるなら威嚇する必要はないはず」と困惑。そりゃまあ、当時の日本軍と自衛隊じゃ戦略が違いすぎるでしょうな。「お前らは本当に日本軍なのか」と言うのにはちょっと笑いました。
     そして草加の企み。戦艦大和、大船隊を携えてガダルカナル島を包囲。塹壕の中で角松に大和のスペックをぺらぺら話してるのって、軍事オタクのなんとかって人でしたっけ? さすがだ……。
     ガダルカナルに一斉攻撃を加えると言う草加。人命はすべて尊いと、それを阻止しようとする角松。戦時の理論と平時の理論が違うのは判りますけど、草加の守るべき国は「ジパング」だという話になってびっくり。まあ、戦後日本のような米国の言いなりになりたくない、ということでしょうが、もう一度鎖国でもする気か。

     次回は戦艦大和対イージス艦「みらい」でしょうか……。好きな人はこういう架空戦闘ってやってみたいんでしょうな。CM見てたらPS2のゲームにもなるみたいだし。それこそ草加の言うとおり新国家「ジパング」を作り上げたらゲームクリア、とか? 微妙に危なそ〜。いいのか、こんなの?

    2005年02月06日(日)

    「ジパング」第14回 激突!(MBS毎日放送)感想

    「草加、オレはこの戦争、いや、この世界を貴様の思い通りにはさせん。必ず止めてみせる」(角松洋介)

     面白いねぇ。緊迫した手の読み合いが実に面白い。今のところ、やはり草加は一枚も二枚も上手の様子。

     戦艦大和による攻撃を阻止しようとする「みらい」は威嚇しかできない、という草加。しかし大和の砲撃は迎撃ミサイルで粉砕。まさか、草加はイージスシステムを知らなかったのか? と思いきや、帝国海軍上層部の意識を変えるためにわざとやったみたいです。自らの戦略を実行に移すためには、「みらい」の協力だけでなく帝国海軍の総意も必要だという、当たり前のことですけど、さすが考えてるなぁ。角松はそれに対し、「後出しジャンケンだ」と怒るけれど、じゃあどうすればいいか、ということですな。

     それにしても、蚊帳の外に置かれた人たちの言動が面白い。連合軍側が全然状況を把握できてない(そりゃそうだ)のが笑える。「こんな奇天烈な戦闘ははじめてだ」って。そして津田も危ないなぁ〜。「生きて虜囚の辱めを受けず」が発動してますよ! 桃井一尉、ついに活躍の時か!?

    2005年02月13日(日)

    「ジパング」第15回 生者と死者(MBS毎日放送)感想

    「私たちの時代はね、男が情けないってこと、もうばれちゃってんの」(桃井佐和子)

     おおお! 桃井一尉、天子様の教えを実践!(だから違うって) おっぱいリロードも炸裂しますか?

     ……いや、そんなこと言ってる場合じゃないんですけどね。辛いなぁ。味方を守るため、敵の命を奪わなくてはいけないというのは。口で言うのと、実際にその行為を行うのとは全然違うでしょうから、これからの「みらい」の隊員の士気が気がかりです。

     しかし、どうにも全編、画面が暗くて、誰が何をやってるのかさっぱり判りません。「DVDで暗闇スッキリ!」とかいって売り出すつもりでしょうか。

    2005年02月20日(日)

    「ジパング」第16回 岡村少佐の意志(MBS毎日放送)感想

    「自分に嘘つけねぇ人間は、他人にもつけねぇもんさ」(岡村少佐)

     うーむ。いろいろ軍人が出てきましたけど、実在なのかどうか、さっぱり判らんとこが辛いですな……。まあこういう作品なんだから、史実はそれほど気にしなくてもいいとは思いますが。

     とりあえず角松、この時代の人間に「太平洋戦争」とか言って通じるとは思えないんですが。あるいはそういう呼称を使うかぎり、まだ「平成人」だという証拠でしょうかね。人を殺した重みを忘れてはいけないとは思いますけど、最終的には「昭和」を生きる人間としての覚悟を決める、というあたりが物語の落としどころなのかも。でもそれって、村上龍の「五分後の世界」だよなー。