2004年01月23日

今日の萌えシチュエーション

 せりふがぜんぶひらがな

「せんせー、おはようございまーす! きょうもいちにち、はりきっていきましょー」


 今回からこんなコーナを作ってみました。
 なにかひとつ、なるべく毎日続けられるようなものをやりたいと思っていて、試験的に「今日の戯言」というのをときどき書いてたのですが、なるべく統一感のあるものにしようということで。
 ことわざとか名言でダジャレをつくるという案もあったのですが、すでにどこでもやってますし(それで思いついたネタが22日のだったり、「エドの仇をスパイクが討つ」とかだったりするのがなんとも)。
 毎日ひとつ、個人的に萌えシチュエーションを考えます。基本的に創作(のつもり)ですが、もし既存の作品に登場したものを紹介する場合は必ず出典を明記します。
 これで、絵日記風にイラストもつけられれば言うことないのでしょうが、その時間もスキルもないので、脳内補完でご容赦願います。

2004年01月24日

今日の萌えシチュエーション

 教室の扉が開く。
「あっ、おはよー、ユウキくん」
「ん、おはよ……あれ? 唯ちゃん、メガネかけたんだ」
「あ、うん……。ちょっと前から、黒板の字とか見にくくって」
「ふぅん。なんか……感じが違うね」
「そう? えへへ……」
「えっ? な、なに?」
「うん、なんか、ユウキくんの顔がよく見える」
「あっそ……」

2004年01月25日

今日の萌えシチュエーション

「ふわぁ〜、ねむ……」
 前日の夜に読みかけの本が面白くてついつい最後まで読んでしまい、ちょっぴり寝不足で
机に上半身を添わせながら腕を前に伸ばす女の子(中学生推奨

2004年01月27日

今日の萌えシチュエーション

 マニアックな単語の意味を尋ねてくる妹

「ねぇねぇお兄ちゃん、エスカリボルグってなに〜?」

2004年01月28日

今日の萌えシチュエーション

 名前を書こうとしたら枠に合わなくて大きさがふぞろい

こんなかんじ

2004年01月29日

今日の萌えシチュエーション

 研究で資料が必要になり「標準偏差 エラーバー」とGoogle検索したら
萌え年齢TESTの結果表示ページが大量にヒット

2004年01月31日

今日の萌えシチュエーション

 早口言葉でいっしょうけんめい

「まさちゅーせっつしゅー、どっちでちゅか、
 まさせっちゅー……ちゅちゅー、どっちでちゅか、
 まちゃちゅーせっつちゅー、どっちでちゅか!」

2004年02月01日

今日の萌えシチュエーション

 ラストページで登場する思わせぶりなキャラ

「あはは、まぁ今日のことは許してやるよ」
「ちょっとー、何よそれ。だいたいアレはあんたが悪かったんだからね……」
 そんな会話を交わしながら、フェイドアウトしていく主人公たち。それをすこし高台から見つめる怪しい影。
「……お嬢様、あれが例の」
「うむ……ご苦労だった。しかし……ふふ、なかなか興味深い生体例だな」
 次回に続く。
(ただしその後もしばらく出てこない)

2004年02月02日

今日の萌えシチュエーション

 シャンプーのこぼれたフローリングを手でさわっている女の子(小学生限定)

「やだ〜、なんかぬるぬるしてるよー」

2004年02月03日

今日の萌えシチュエーション

 マラソンのときだけ異常にハイテンションな小学生

「おはよー、晶哉くん、きょうもさむいねっ!」
「いや……。たおる、お前なんでそんな元気なんだよ」
「だってだって、今日はマラソンだよ! やっぱ冬はマラソンだよねっ」
「なんだそりゃ……こんな寒いときに外走る気にもなんないよ」
「あー、だめだよ晶哉くん、ねこじゃないんだから。子どもはニシンの子!」
「産地直送かよ……」
「(体育教師)それでは位置について、よーい……」
「あっ、もうスタートだね! ねぇねぇ晶哉くん、いっしょに走ろうねっ! 言っといてロケットスタートはなしだよ! ネタふりじゃないからねっ! それからほかの人のスタートを妨害するのもなし!」
「最後のは余計だ……」
「スタート!」
 こて
「……いきなり転んでるし……」

#ちなみに彼女の名前は乾たおる(いぬい・たおる)で決定。

2004年02月04日

今日の萌えシチュエーション

 学校の帰り道にねこを見つけた乾たおる・小学四年生

「あーっ、晶哉くん、ねこだよねこー」
「んー? 触るなよ、のらねこだろ」
「えー? でもこんなにかわいいよー」
「うっ……いままでにないキラキラした瞳……よせよ、行くぞ」
「うー……。ねこ、飼いたいなー」
「やめとけって。お前ひとりだけでも手間がかかるんだから」
「むー。どういう意味だよぅ、晶哉くんー」
 と、ふわぁと大きなあくびをして、ねこは立ち去る。
「あー、行っちゃった……」
「ほら、もう帰るぞ」

(やってられませんな、まったく……)
 そう、ねこが思ったかどうかは、知るよしもない。

2004年02月06日

今日の萌えシチュエーション

「がさごそ……おーい、たおるー、ほんとにそんな絵本なんてあるのか? とっくに捨てたんじゃないのか?」
「えー、そんなことないよぅ、すっごく好きだったんだから、ぜったい取ってあるはずだよ」
「まったく……図書館に行けば早いのに」
「だってー、もういちど読みたくなったんだもん、せっかくなら現物を捜したいじゃない……あ」
「それにしても、たかが本一冊で、こんなに物置ひっくり返して捜さなくても……」
「ねーねー晶哉くん、こっち見て」
「なんだよ、見つかったのか……って」
「じゃーーん! ねこみみねこみみー!」
「…………」
「なつかしいなぁ、幼稚園のおゆうぎで使ったやつだよー。えへへー、似合うー?」
「お前なぁっ! なにやってんだよ!」
「あのころはまだ、晶哉くんとあたし、兄妹じゃなかったんだね……」
「今でも兄妹じゃねえよ! いいから、さっさと外せ!」
「えー、なに怒ってるのー? あ、そうか……。にゃー、似合ってるにゃ?」
「だーっ! そういうことじゃなくて!!」

今日の萌えシチュエーション:ねこみみたおりん

2004年02月07日

今日の萌えシチュエーション

 みかんの白い筋をていねいにむく女の子(手の小さい子推奨)

2004年02月08日

今日の萌えシチュエーション

「あら、たおる、どうしたの新聞なんか広げて」
「あーおかあさん。あのね、あした学校の社会の授業で、きょうみをもった新聞記事を切り取っていくことになってるの」
「そうなの。それで、どんな記事を選んだの? …………。『ケリー候補、民主党予備選勝利』……まあ、この子、国際政治に感心を持ってるのね。でもこのケリーさんって人、ちょっと私のタイプだわ……」
「いや、おばさん、違いますよ……。こいつが切り取ろうとしてるのは、その横の『牛丼屋メニューから牛丼姿を消す』です」
「あら晶哉くん。いつも言ってるでしょう、私のことはお母さんって呼んでって」
「いや、その……」
「ふえぇ〜ん、うまく切り取れないよー。端がガタガタになっちゃった」
「あのな、たおる……ハサミじゃなくてカッターを使えよ」
「それじゃ後ろのページまで切れちゃうでしょ。ハサミがいいもん」
「でもお前ハサミ使うの下手だろ……っていうかお前、ひょっとして左ききなんじゃないのか? 食事のときも、よく食べ物を箸からこぼすし」
「ふえ?」
「あら、そういえば……」

今日の萌えシチュエーション:ハサミがうまく使えないたおりん(アンド、小学四年にして左きき発覚)

2004年02月10日

今日の萌えシチュエーション

 懸賞ハガキを出すときにポストにおいのり
「当たりますようにっ」

補足萌えシチュ:郵便ポストの高さは小学一年生の平均身長で決められている

2004年02月11日

今日の萌えシチュエーション

 黒板に文字を書くとき、背伸びをしてなるべく上のほうに書こうとする子
(でもけっきょく黒板の真ん中くらいにしか書けず、しかも書いてくうちにだんだん右肩下がりになっていく)

2004年02月13日

今日の萌えシチュエーション

 お姉ちゃんの高校の制服をこっそり着てみる中百舌(なかもず)さくら中学二年生・ちょっと背伸びしたいお年頃
「えへへー、やっぱりうちの中学の制服よりかわいいなー」

2004年02月14日

今日の萌えシチュエーション

 2月13日の夜。
「えーそれでは、第57回乾家家族会議を開きます」
「わーい、パチパチ(拍手)……って、わたしとおかあさんしかいないけど」
「たおるちゃん、判ってると思うけど、明日は女の子にとって大事な一日なのよ。まさに決戦、天王山よ!」
「うん、わかってるよー。もう準備はばっちりだから」
「そう、なら安心ね。でもいい、いくら幼なじみで、今は一緒に住んでる兄妹同然の間柄だからって、油断しちゃダメよ。晶哉くんだってそろそろほかの女の子のことも気になり始める年頃なんだから。クラスの女の子に負けちゃダメよ!」
「はーい。あれ? でも明日って土曜日だったような……」
「しっ! それは言っちゃダメ! この世界では、2月の14日はどんなことがあっても学校は休みじゃないのよ、それが宇宙の法則、世界の基本なの!」
「ふぅん……」

 翌日。
「ガラガラ……あ、おはよう唯ちゃん、いつも早いね」
「あ、ユウキくん、おはよ。ユウキくんこそ」
「ああ……今日はちょっと、ね……」
「…………」
「…………」
「ふたりだけ、だね……」
「う、うん……」
「ね、ユウキくん……」
「えっ? な、なに?」
「あの、さっ。これ、その……」
「え……」
「おっはよー! あ、唯ちゃんにユウキくん、おはよーっ!」
「あっ……お、おはようっ、たおるちゃん」
「あー、うん、おはよう、乾さん」
「? どうしたのふたりとも?」
「う、ううん、なんでも……」

 靴箱にて。
 ひとりの男子生徒の靴箱をそっとのぞきこむ、怪しい女子の姿。メガネの奥がキラリと光る。
「ウフフフフ……今日という日を待ちわびましたわ……。学校中の女子児童が、その胸に秘めた思いをちっぽけな甘い洋菓子に結晶化させ、恋愛というかりそめの感情に身を焦がす。ああ、なんて罪な年中行事! ほらほらご覧あそばせ、あにはからんや、我がクラスの女子児童のあいだうちで隠れた人気を誇る、彼の靴箱にも、こーんなにたくさんの可愛らしい箱に包まれた贈答物が! ホーッホホホホ、なんですかーこれは! 委員長の名にかけて許しませんわーっ! 没収! 没収! すべてボッシュート! 乙女たちの儚き想い、露と消えるがよろしくてよーっ! ……さてと、すべての任務をつつがなく完了いたしましたところで、ここからはわたくしの個人的かつささやかな所用を果たすことに……」
「おい、なにやってんだ委員長?」
「ひっ! あ、晶哉くん!? な、なにか用ですの?」
「用って……そこに立たれてると、オレの靴が入れられないんだけど」
「こ、これは失礼! それでは、ご機嫌麗しゅう〜」
「……なんなんだ、あいつは?」

 ふたたび教室。
 ガラリ。
「……う。な、なんだ? 今、教室に入るとき、ただならぬ殺気のようなものを感じた気がしたが……」
「おはよー、晶哉くーん」
「あ、ああ、たおる、おはよ……」
「どーしたの? 寝不足?」
「いや、別に……お前こそ、今日はやけに早起きだったみたいじゃないか」
「うん。ちょっとね」
「?」
「えへへー。放課後までのお楽しみだよー。お母さんが、狙うのは朝より放課後だって。それが正統派ヒロインなんだって」
「……? なんの話だ?」
「こっちの話ー」

 あっという間に放課後。
「ねえ、ユウキくん、いっしょに帰ろ」
「あ、うん、そうだね、唯ちゃん。と、ところで、朝のことだけど……」
「あ……うん、えっと、外でてからにしよっか」
「そ、そうだね……」
「晶哉くーん。放課後だよー。メインイヴェントの時間だよー」
「なんだそりゃ……」
 教室を出て、帰り道。閑静な住宅街を抜ける通学路の途中、たおるがくるりと振り向いて言う。
「えへへー。なんとおどろき、今日は2月14日なのですー」
「……だから?」
「毎年一回のおやくそくなんだよー。はいーっ、チョコレートなんでーす」
「……ありがと」
「わー、喜んでくれるんだねー、晶哉くん?」
「まあ、そりゃな……」
「でもー、晶哉くんは毎年、ほかの女の子からもいっぱいもらってるしー」
「いや……。今年はなんか、ひとつもなかった」
「えっ? そうなの? それも意外ー」
「なんか、靴箱に、よく判んない果たし状みたいなのは入ってたけど……」
「果たし状? なにそれ」
「いや、毛筆で読みづらかったんだけど、命を落とす勇気があるなら放課後屋上に来いとかなんとか……」
「こわーい」

 そのころ。木枯らし吹きすさぶ学校の屋上。
「…………」

 今日の萌えシチュエーションっていうかだんだんSSみたくなってますが:とことん物語的ステレオタイプなヴァレンタイン・デイ

2004年02月15日

今日の萌えシチュエーション

 ふたりとも傘を持ってるのに相合傘

「あー、雨降ってきちゃったね。充央くん、あたしのカサに入りなよ」
「え? でも俺、自分のカサ持ってるぜ」
「いーの。それぞれカサをさしたら、いつも並んで歩くときの距離が離れちゃうでしょ」

2004年02月17日

今日の萌えシチュエーション

「西之園萌絵」を「虹の園萌え」と聞き間違える

2004年02月19日

今日の萌えシチュエーション

 仲良し三人組。
「ねーねー、はつきちゃーん、いぬばしりって知ってるー?」
「な、なんや急に……うーん、犬みたいに足が速いことちゃうん?」
「ブー。なんかねー、石垣とかと溝の間にある、細い通路のことなんだって。犬が通れるくらいの細い道だから」
「ふぅん……あいかわらずわけ判らんこと知っとるな、さよりんは」
「……犬が通れるくらい細い道……。
(くぅ〜ん、くぅ〜ん……とてとてー)
 ……うふふ」
「おわっ!? どったんや弓奈っち、いきなり笑い出して。また変な想像しとるやろ!」

2004年02月21日

今日の萌えシチュエーション

「わーい、今日の給食のデザートはミルクプリンだー」
 ぺりり。
「う……うー」
「たおる、なにプリンのふた見つめてうなってんだ……」
「だってー。このふたにひっついたプリンがー」
「なめればいいだろ、いつも家でやってるみたいに」
「むー! なに言うの晶哉くんー! 学校なんだから、はしたないよー」
「……だったら、スプーンでこすりとるとか」
「ダメだよ、そんなんじゃ。こう、ふたをなめたときのアルミの舌触りがいいんだからー」
「マニアックなことを……」

 今日の萌えシチュエーション:給食に出たミルクプリンのふたをなめたいたおりん

2004年02月22日

今日の萌えシチュエーション

 首にかけた鈴が鳴るのが楽しくて走り回る女の子
(くるりと回って、すこし遅れて音が響く)
>inspired by 朝倉音夢(D.C.ダ・カーポ)

2004年02月24日

今日の萌えシチュエーション

「ねーねー弓奈ちゃん、知ってる? 本にふってあるふりがなのことをルビっていうけど、あれって宝石のルビーからきてるんだって」
「ほぇ〜」

 今日の萌えシチュエーション:流行語がちょっと違う弓奈っち

2004年02月25日

今日の萌えシチュエーション

「ーーじゃあこの問題を、杉谷さん」
「はい。えっと……」

「……あっ、くるっ」

「ん? どしたん、みーな、急に頭かかえて……」
ガタッ、ガタガタ……。
「きゃっ、地震ー!」

今日の萌えシチュエーション:地震を数秒だけ早く感知できる子

2004年02月26日

今日の萌えシチュエーション

 とある公園。
「わー、ななのセンパイ、四ツ垣部長、見てください、ハトがいっぱいですよー」
「ん……ああ、このへんはいつも多いな」
「おぉ、かわいいなー。ほれ、エサやでー」
 くるっくー くるっくー
「あれ? ななのセンパイ、エサになるものなんて持ってたんですか?」
「わはははは! だまされたなー! そりゃフ○スクやー! ハトの分際で知らない人間様から簡単にエサがもらえるなんちゅう甘ったれた根性、叩きなおしたるでー!」
「……その前にお前がその歪んだ根性叩きなおせ」

2004年02月29日

今日の萌えシチュエーション

「四ツ垣部長、ななのセンパーイ、わたしケータイ買ったんですよー。ほらほらー」
「んー? なんだ、ひふみは今まで持ってなかったのか」
「そうですよぅ。お父さんが許してくれなくて……。でも、もうすぐ高校二年生になるからようやく許してくれたんです」
「そっかー。うーんでもちょっと残念やな、うちとしてはいつまでも清純派のひふみちゃんでいてほしかったんやけど……」
「は?」
「ななの、判らんボケをするな」
「えっと、それじゃ、今からセンパイにメールうちますねー」
 ヴーーン ヴーーン
「お、きたできたで……。
 ななのセンパイ、ひふみでーす。人生初メールですよー
 あーあかんでひふみちゃん、メールの打ち方がまちがっとる」
「え!? ど、どこか変なとこありましたか……?」
「名前を名乗るときはなー、『でーす』やなくて『ですー』のほうが萌え度UPなんや! そこんとこ注意しときー」
「……お前、ちょっと黙ってろ」

2004年03月02日

今日の萌えシチュエーション

 校庭の芝生に座る、ひとりの女子高生。膝にはスケッチブック、左手に握った鉛筆を目の前で立て、片目を閉じてピントを合わせる。
「むー……」
「おー、ひふみちゃん、構図は決まったかー?」
「あ、ななのセンパイ。いちおうあの桜の木を描くことは決まったんですけど」
「さよかー。まあ時間はたっぷりあるし、じっくり描きや」
「はいー。でもあれですねー、こうやってるとわたしたち、まるで美術部みたいですね」
「こらこらー、なにゆうてんねんー(笑)」
「あははー。でも実際、うちって何部なんですか? いろんな活動してますけど……」
「なんやとぅ、入って一年にもなるのに、まだそんなことゆーとんのかー! 四月からはお前も先輩になんねんぞー。……そんで、実際のとこ、うちらは何部なんや? 四ツ垣」
「……おいコラ」

2004年03月03日

今日の萌えシチュエーション

「ただいまー。あーっ、お雛様だー!」
「ああ、今日は三月三日、ひなまつりか。それにしてもずいぶん立派な雛壇だな」
「そっか、晶哉くんは知らないんだね。うちでは毎年、おかーさんがちゃんとお雛様を飾ってくれるんだよ」
「ふぅん……。でも、よく見るとけっこう年季が入ってるな」
「そう、これは私が子どものころから家にあった雛人形なのよ」
「わ、おばさん」
「…………」
「ーーじゃなくて、お母さん」
「(にっこり)懐かしいわねー。私も子どもの頃は、よくみんなからお人形さんみたいって言われて……」
「嘘っ」
「何か言ったかしらー? 晶哉くん」
「ふがが……ごめんなさいごめんなさい、頬をつねるのやめてください……」
「……(ぽけーっ)」
「いたた……ん? どうした、たおる、ぼーっと雛人形ながめて」
「ーー人形は、どれだけ時間が流れても、年をとらないんだね」
「……たおる?」
「ひょっとしたら、人形さんたちは、逆に人間に憧れてるのかもしれないね」
「お前……」
「えへへー。ねーおかあさん、あたし菱餅たべたいー」
「あらあら、ひなあられもあるわよ」
「じゃあどっちもー。晶哉くんもたべよー」
「あ、ああ、うん……」

2004年03月04日

今日の萌えシチュエーション

 階段の下から、上目遣いで踊り場にいる憧れの先輩を見つめる女の子

2004年03月05日

今日の萌えシチュエーション

 ほ〜た〜るの、ひ〜か〜り、ま〜どのゆ〜き〜♪
「あー、一年なんてあっという間やなぁ、うちらも四月から中三か……」
「ねーねーはつきちゃん、『卒業生一同起立』のとき、一緒に起とっ!」
「あのなぁさよりん、なに言うてんねん、うちら在校生やで」
「えー、全校で目立てるよー」
「そんなんで目立ってもしゃあないっちゅうねん、しょうもないこと言いな」

『えー、卒業生一同、起立!』
「あ、ほらほら……」
 ガタン。
「あー、残念、他に起つ勇者がいたよ……」
「…………」「…………」
「って、弓奈っちーー!!」
「ほえ?」
「あかん、マジボケや、くそー出席番号が遠いから大声出せんし……とにかくはよ座りぃ!」
「? んーと……屋根のうえーで空をあおーぐ……」
「サクラサク(独唱)ーー!!?」

2004年03月07日

今日の萌えシチュエーション

 はじめまして! わたしの名前は浜大津はも! 今日は家でおるすばんなのだ!
 ピンポーン。
「すいませーん、宅配便でーす」
 宅配便のお兄さんなのだ。でも大丈夫!
 ガチャ。
「はーい! いつもご苦労様! ハンコなのだ!」
「お、お嬢ちゃん偉いねえ、ありがとうー」
「どういたしましてなのだ!」
 ちゃんとお母さんに言われたとおりできたのだ!
 ピンポーン。
 また誰か来たのだ。千客万来なのだ。
「すいません、さっきのハンコですけど……」
「どうしたのだー?」
「これ、『よくできました』って……」
「そうなのだ! わたしもいつもお母さんのお手伝いをしたときもらってるのだ! お兄さんもお仕事ご苦労様なのだ!」
「いや、これはちょっと……」
「なんでなのだー!? そんなコト言うお兄さんは『もっとがんばりましょう』なのだ!」
「いや、その……」