2005年01月01日
アニメ宝箱「プラネテスSP」(NHK教育)感想
新年最初の更新です。にゃっほ〜NewYear(ここで書くなよ)。いつものように、2004年10月から12月までに書いたアニメ感想はこちらに移管しました。書いた日付で判断しているのでこれは2005年分ということで。
いやー、数年ぶりに紅白を一秒たりとも観ませんでしたよ(一昨年までは観てたのね)。そのかわりに2004年を締めくくったプラネテススペシャル。
Phase 1「大気の外で」、Phase 7「地球外少女」、Phase 8「拠るべき場所」、Phase 10「屑星の空」の4話を放映。監督などのスタッフと声優のインタビュー中心なのかと思っていたので少し意外でした。なるほど、余計なものは最小限に抑えて、とにかく実際の作品を観てもらうという意図だったのでしょうね。放映作品も、極力伏線がつながるようにセレクトされてたみたいで良かったと思います。まあ、そうはいってもはじめて見る人には「忍者」が謎だったでしょうが。私としては逆に、のちのちの伏線もいろいろ再発見できたのが嬉しいところ。月で働いてたドルフの元同僚とか。あと8話でゴースト捜してるときに言ってた「実験モジュール」って、14話の第三事業部のですよね?
あらためて1話(に限らないですが)を観て思うのは、本当に最初からすべて計算づくで作られているのだなということ。タナベの宇宙への思い、ハチマキのそれ(は今回の放映回にはタナベのセリフでしか言及されてませんが)。宇宙を愛するということ。そして人類にとっての宇宙開発の必要性。やはり谷口悟朗監督の言葉通り、すべてが1話に描かれています。すべては、そこから広がる世界。
今回はじめてプラネテスに触れた方(がここを観てる可能性も低いでしょうが、検索で来る可能性もあるでしょうし)、残りはあと4話ですが今からでも遅くないです。日本全国津々浦々、NHK教育テレビにて毎週水曜深夜24:25-24:50(=木曜0:25-0:50)放映中。
しかし、やっぱり惜しいのは、OPとEDがすべて切られていたことですね。おかげで声の出演もタナベとハチマキ以外判りませんよ(問題はそこか)。まあ最後にOPだけでも流してくれたのは嬉しかったですが(ユーリのコンパスとゴロー/ロックスミスが同時に出てきたバージョンって、実は本放送では存在しないのでは?)。どうせなら地上波デジタルのNHK教育サブチャンネルでやってた(らしい)「十二国記」みたいに、全話一挙放映してくれれば良かったのに。まあ、DVD買えということですか……。
2005年01月03日
「マシュマロ通信」ダーク・クラウド降臨!/アンジェリカの初恋?(テレビ愛知)感想
「パパ、悪いけど私、もう子どもじゃないわ。パパに秘密くらいあって当然でしょ」(アンジェリカ)
夏休み以来、久々の「マシュマロ通信」視聴。愛しのサンディ@福圓美里の怒鳴り声も健在で嬉しかったです。って声優顔出しも!
新年早々楽しませてくれました。この作品、ストーリィ展開も面白いし、セリフ回しも考えられていてスッと入ってくるし、さらにキャラも萌える。かなりの良作ですよ。
Aパート。サンディに邪険にされるクラウド。サンディが子どものころ遊んでいたフィギュアたちの恨みに共振。その元締め・ダークデビルに取り憑かれたクラウドによって仕返しを受けるサンディ。部屋に閉じ込められたり、体が動かなくなったりと、なんかめちゃめちゃエロエロです。注文があるとすれば、口にくわえさせるドーナツはスティックじゃないと(それをやったらキッズ向け偽装アニメだ)。っていうか、フィギュアに「ダークデビル」なんて名前をつけたサンディが騒動の元凶のような気が。海外には言霊という概念はないのかな……。で、この話はつまり、大きくなってもフィギュアを大事にしようという訓戒ですね? 目指せフィギュア萌え族ですね?
Bパート。ラブロマンスにあこがれるアンジェリカ@下屋則子。ナッツに積極的なアプローチを仕掛けます。そんなナッツたちマシュマロ通信のメンバーは、時計塔に伝わる伝説の宝杖を捜すことに……。うあー、こっちはやたら萌え萌えな話です。とりあえずアンジェリカ@下屋則子最高ー! 話としてはツッコミどころがいろいろあるというか、既視感があるんですけど。とりあえずナッツくん、君、理科の成績悪いでしょう? 伝説の「八つの鐘が鳴るとき、その針の示すところ……」とかいう文章に着目して、塔の避雷針の影の頂点をいきなり掘り始める。おいおい! そんなもん、季節によってどんどん変わってくっつーの! まあ話自体は、実は影ではなくて……という話になったんで良かったですけど。でも、「正午に太陽が真上にある」というセリフを訂正せずに放置するのはどうか。なんちゅーことを(6点)。それより、アンジェリカがナッツを選んだ理由は、亡き(?)母親にそっくりだったというラスト、ホントにナッツと兄妹だったという裏設定を妄想してくれといわんばかりですな。
しかし、ダークデビルとかアンジェリカ父(ジーニアスさん)、なんかすごいノリが良かったんで気になったんですが、キャストに出てきませんでしたね。サンディパパ@飛田辰男さんの三役でしょうか?
っていうか、普通キーワードクイズは一文字ずつだろ! 最後に全部言ってるし。まあ応募しますけど。
「スクールランブル」みたことある? かわいくなくない? よろしくおねがいします!(テレビ愛知)感想
「ねえ天満、訊きたいことあるんだけど……。男の人の体って、みたことある?」(沢近愛理)
待望のスクラン初視聴です。やっぱり動くのっていいですねー。天満ちゃんの髪も動いてる動いてる!
なるほど、これはいかにも広範な支持を得られそうだなぁという作りになってます。ラブコメの典型的要素である「すれちがい・かんちがい」を徹底して描いているわけですね。あと必要なのは「あこやがい」ですかね。プロポーズに真珠をプレゼント……っておい! そこまで描くラブコメは少ないぞ(ツッコミ不適切)。
キャラ萌えのことを話しましょうかね。塚本天満@小清水亜美はやっぱり想像通り良いですね。妹の八雲@能登麻美子には、実はそれほど感じるところはなく……。それより沢近愛理@堀江由衣のかわいさがようやく理解できましたよ。画像で見るだけではそれほどピンとこなかったんですけど、ストーリィの中で映えてくるタイプですね。最近、ほっちゃん堀江由衣さんもいろんなタイプの役をやられてますね。「まほらば」の珠美ちゃんもどう演じてくれるか期待していいかもしれません。私は観られませんけど!
しかし、それ以上に思わぬツボだったのは一条かれん@南里侑香! 南里さんって、「W〜wish〜」の秋乃委員長の方ですね。いきなりアマレスのユニフォームで登場って! それに全然動じない今鳥くん@岸尾大輔というのはどういうキャラですか。出逢い方がそんなに問題ですか(違うぞ)。しかし、これまた勘違いでイベント発生の模様。
この一話だけでも、どんどん恋愛関係の状況がややこしくなっていくというのはすごいアニメですね。これからどうなるのかは、まあ、各地の感想で楽しむことにいたしましょう。
あ、ちなみに、烏丸くんとかいうキャラが一度も出てきませんでしたが、まったく心残りには思わなかったです(おい)。
2004年・アニメベスト10
お待たせしました(誰も待ってないのに言うところがコツです)、今日のランキング発表はアニメ作品ベスト10。各クールごとの総評は、光希桃さんの感想率調査に参加することでその責を果たしていると考えて、あえて1年の区切りで評価を出してみたいと思います。ノミネート基準は以下の通り。
- 地上波放映作品に限る(当方の視聴環境の問題により)
- 2004年1月1日〜12月31日に最終回が放映された作品(関西地方で判断)
- ただし、昨年より前に地上波放映された作品の再放送は除く(NHK衛星からの地上波落ちなどは新作と見なす)
- 昨年より前から放映が継続されていた作品も含む
- すくなくとも1話以上感想を「えむいち。」に書いた作品(=アニメ感想カテゴリ2004年1-6月, 2004年7-9月, 2004年10-12月に入っている作品)
基準2の縛りは、作品は完結してこそ正当な評価を下すことが出来るという考えをもっているためです。したがって「プラネテス」「ふたりはプリキュア」などはノミネートされません。で、この基準を厳密に適用すると、「To Heart〜Remember my memories〜」が2004年作品としてノミネートされなくなってしまうことになるわけですが(KBS京都での最終回は1/1放映)。しかし、京都に帰るまで観られないことは変わりないんで、苦渋の決断で対象から外すことにしました。いや、返す返すも残念です。ホント(無意味に強調するな)。
ではでは、ランキング発表のほうに移りましょう。タイトルは当サイトの該当感想カテゴリにリンク。そのあとの[]は最萌えキャラとCVです。単にここからコピペした都合上、こういう書式になってます。
最終回の感想を書いて以来、ずっと悩んでいるのです。私としてはそれほど評価が高くはないのですが、他所の評価がけっこう良いんで。まあ、人それぞれだと思えば良いんですけどね。最終回の(一応ネタばれ)ネタが性に合わなかったのでしょうかなとか、いろいろ理由は考えられるんですが。巫女さん衣装の来栖川姫子@下屋則子はかわいかったことに異論はないです。巫女さん属性はあんまりないって言い続けてきましたけど、元日に初詣に行ったとき(以下自主規制)。
ここで書いとかないと、うっかり忘れ去られそうなんで。第二期であることの利点を生かしきれていたかは意見の分かれるところでしょうが。途中群像劇の様相を呈していたのは面白かったです。男主人公が年いってるという、美少女アニメとして致命的な弱点を克服したことは称賛に値します。百合、ロボ、声優豪華という、2004アニメの典型的な特徴が早くも揃っていたのは先見の明か。
そしてアニメ魂は一気に美少女アニメ路線へ。同時放映の「Wind」とのネタかぶりが一部で話題になったり、ならなかったり。でも面白かったと思います。まあアレですよ、単純に最終回で「○年後……」とかいうの好きなんですよ。某ふゆそな(検索回避)もそうだったらしいですけど(母親から聞いて知った)。あと、放映終了後にはじまったはにはにラジオもけっこう面白いです。結先生@猪口有佳さんと恭子先生@岩居由希子さんには、この調子でアベ商のゆっきー&とんたんを目指していただ……かなくてもいいですが。ちなみに猪口有佳さんは「まほらば」でサクラさん役を演じるそうなんで、楽しみにしていてください>観れる方。
あにたま枠の片割れ。話数を飛ばして放映し、最終回の翌週にみなもの問い詰め体験版を流すという、思い切ったDVD販促作戦は功を奏したようでなによりですね。紫光院&勤コンビとか、まこちゃんの妹・ひなたとか、サブキャラがなかなか魅力的だっただけに、それが本編に生かしきれていなかったのが残念なところ。15分×1クールだから……とは放映時に思ったことですが、その後の「Φなる」の実例を見てしまうと言い訳にならない気も。
はっきりいって完結はしてないんですが。こういうジャンルの作品は自分には合わないかな? と思ってた割に健闘してくれました。「過去編」が実はメインストーリィだった! という叙述トリックにはびっくり。そのうち第二期をやってくれても良い作品です。そのときはちっちゃい真夜の活躍の場もより与えられることでしょう。そのときになっても高柳雅孝の活躍の場はなかったりして。
まだ記憶に新しい作品ですが。不満点はいろいろあって、桜夏祭(文化祭)がけっきょくそれほど重要な意味をもってなかったというのもそのひとつ。文化祭の準備を通して恋が芽生え、当日に結ばれる……なんて、ギャルゲーのネタとしても良さそうに思えるんですけど、そういう作品ってありませんかね? あと、何度も言う通り彩夏(さな)@金田朋子の使い方がもったいない。さなちゃんなら、「私に惚れると、ハレるぜ」くらい言ってほしかったところです(こどちゃネタなんて今時判るのだろうか)。
これも実は完結してないのですけどね。それが致命的な物語ではなかったところが救いと言いましょうか。美麗な作画・美術、奇抜な演出、1話を観たときの鮮烈な印象がすべてでした。まあ、その段階で大方の勝負はついてるわけですが。総集編が「いとしのナディア」級に面白かったことも記憶に残ってます。編集って、便利でしょ〜?
気分はいつもぐるぐる〜♪ これほどまで、アニメが好きな「大きいおともだち」のために作られた作品もそうないでしょう。妙な韜晦も、自虐趣味もそこにはありません。あるのはそう、愛です! 関西地方では放映が一クール近く遅れたせいで、完全にネタばれ状態での視聴となりましたが、それがほとんどハンディにならない面白さ。音速丸を心の師匠とあがめても良いくらいです。なお、お逢いしました際にはぜひとも、「おっぱいマニア」にもいろいろなタイプがあることを知っていただきたく(黙れ)。
美鳥が昨年のアニメだったとは……。時が経つのは早いもので。1話の録画を失敗して、実家に送ってもらったことが懐かしい。その時点で殿堂入りは約束されていたようにも思います。きわめて真っ当に「ラブコメ」を描いたという感じで、だからこそ私はこの作品を「萌えアニメのパスティーシュ(あるいはパロディ)」と評したわけですが。この作品でもサブキャラ・月島栞@田村ゆかりが光っていました。後半さっぱり出てこなくなってしまったのは、6話で関係性を進展させてしまったが故でしょう。あの話がなければ、最後までセージにちょっかいを出す小学生という属性が保持されていたはず。それをせずにキャラを描いたことは作品にとって良かったのか悪かったのか。まあしかし、最終回を観ると栞ちゃんも幸せそうだったので良いですが。それに後半の最強サブキャラの座はコータくん@釘宮理恵が奪い去ってしまいましたからね。コータくんは幸せになれたんでしょうか。
そして文句なし、断然トップで2004ベストアニメの座に輝いたのはもちろん、「Φなる・あぷろーち」です。いやー、「Φなるは壊れたねあぷろーち」と言っていた最初のころが懐かしい。よもや、ここまで素晴らしい作品になってくれようとは。先日の最終回でも存分に語り尽くしましたけど、全然足りません。やっぱり、出逢い方が良かったです。涼様にとって西守歌との出逢いは最悪だったかもしれませんが、私にとってΦなるとの出逢い方は理想的。プリンセスソフトHPに事前告知された「15分×2の画期的な放映スタイル」という惹句。それほど過剰に期待するでもなく、まったく興味を引かれないでもない第1話。野川さくらOP。そしてアニメイトのイベント。気づけば、観ているこっちもすっかりはまっていました。歴代15分一クール作品の中でももちろん、「瓶詰妖精」を抜いて一番の出来。はじめからギャグをやるのだと割り切って、恋のライバルとか理不尽な別れという恋愛ものの泣かせ要素を徹底的にネタ振りに使うその潔さ。そりゃ放映期間が長いに越したことはないけれど、これでも短すぎると思うことはまったくなく、きっちりとまとめました。一度も外れ回がなかったのは見事。微妙かなと思った9話(えみりん兄とのバトル回)も、のちの展開にとって重要な回でしたし。スパイ衛星といい落下傘といい、この段階で完璧に涼は西守歌のペースにはまっている。これを描いているからこそ12話での涼の決断に違和感がないわけです。そして11話:涙のティアラで最大最後のネタ振り→12話:笑いと感動の偽最終回→13話:真のハーレムアニメを達成した後日譚という、ラスト三話の完璧な仕上がり。この作品を観られただけで、2004年は生きてきた甲斐があった、アニメを観続けて良かったと思いました。
総評。とりあえず超長文になってしまったことをおわびしつつ、ここからが本題です(まだ書くのかよ!)。けっきょく、私のアニメに対する嗜好を如実に反映する結果となりました。毎度言ってることですが、テレ東系アニメ、BSデジタル、CS、サンテレビ(限定かよ)が観られないという環境なので、アニメ全体の流れからはだいぶ遠いところにあります。たとえるならば、学校での沢村正治の机の位置くらい。私にも綾瀬さんみたいな人が舞い降りて! みたいな(阿呆か)。まあそうはいっても、ある程度時流を反映してるとはいえるわけで。私としては萌えアニメをいくらやってくれたところで構わないのです。同工異曲とか、縮小最生産などとはまったく思いません(ネタとしては言うこともありますが)。数年前、本格ミステリ界でも似たようなことが言われてましたが、状況はほとんど同じ。単に作り手も受け手も、そして受け皿としての放映媒体も拡大しただけのこと。その中で、真に良質な作品はこのとおり、しっかり生み出されています。萌えアニメが盛況でなければ、「ニニンがシノブ伝」のあの最終回も生まれ得なかったわけで。現状は肯定していきましょう、と思う私なのです。ってことで今年もいろんな作品と出逢えることを楽しみにしています。
2005年01月05日
「To Heart 〜Remember my Memories〜」第13話 それぞれの未来へ(KBS京都)感想
「幸せのおてつだいができなくなったロボットは、もうロボットじゃない」(マルチ)
京都に戻ってきましたですよ。ということで観残していた最終回を遅れ視聴。いっそ、このまま感想書かずにやり過ごしてしまおうかと一瞬思いましたが……。
そそそそそうか! これはラブコメではなくてギャグアニメだったのですねねねっ! 今まで、すっかり勘違いしてましたよ。アイキャッチの「だぁい好き!」を聞いた瞬間得心しました。なーんだ、それならそうと初めから言ってくれれば、「Φなる」みたいに楽しめたかもしれないのに、いけずぅ〜。
マルチのために夜中に観覧車を動かすセリオ。駆けつける警備員たちに応酬する綾香たち。「僕、神戸でサッカーできるのかな」とぼやく雅史くんが楽しいです。大丈夫、神戸なら楽○だから、問題を起こした選手でも契約してくれますって!(おい) そして芹香お嬢様(というかセバスチャン)、「無礼なことを言うな、たかが警備員が」とオーナー特権を行使。うわーい、「権力って、便利でしょ〜」ですよ。けっきょく浩之ばかりかあかりも来栖大学に入ってしまいますし、マルチ&あかりエンドと見せかけて、裏では芹香先輩が全部糸を引いていたのでは、なんて思ってしまいそうです。4カ年+α計画で着々と籠絡……みたいな。
サブタイトルを「それぞれの未来へ」とまでしておいて、全然それっぽくない最終回というトリックも面白いじゃないですか。レギュラーキャラを差し置いて再登場のToHeart2双子(?)キャラのほうがよっぽど未来がありそうですね、販促的に。けっきょく垣間見えたそれぞれの未来はEDの小さい画面の中でした。しかも葵や綾香、芹香先輩などは未来のシーンまでも使い回しに見えてしまうという変化のなさ。トリに至っては前回唐突に出てきて、何の感慨もない大谷育江キャラの保育士さんで締めるという投げっぷり。そして目覚めたマルチで本日三回目の「大好きだよ」。くり返しギャグもここまでくると見事です。そりゃまあ、ここまで毎回惜しげもなくOPを流してきたら、最終回の定番の「最後にOPテーマを流しながらスタッフロール」という手法も使えませんわな。
……このくらいで許してください。けっきょく最初書いた感想をほとんど書き直してしまった。やはり感想には愛がないといけませんね。愛です、愛!
来週の、ってもう明後日ですが、アニメ魂新番組は「まじかるカナン」! わーい、楽しみなんだかダメっぽいんだか微妙な予告ですよ。まあ、こっちこそ「元」を知らないほうが楽しめるような気もしないでもないです。といいつつ、先日古本屋でノベルスを読んでしまいましたが……。ちなみに元日放映のAT-Xを除き、地上波ではKBS京都が最速の模様。
2005年01月06日
「プラネテス」Phase 23 デブリの群れ(NHK教育)感想
「なぁ〜んか、縁があるんだよねぇ、あいつらとは」(フィー)
おお、すごく話が大きくなってきました。大晦日スペシャルで前半の、今思えば牧歌的な話を観てしまったから余計に。
とりあえず、こんなことを言えるのも今回が最後の機会かもしれないから言っておきましょう。フィー姐さん最高! ユーリとクレアを待ってイライラしつつ、いつになく辛口な連合批判。って、やっぱり煙草を吸いたかっただけですか! クレアがあからさまに嫌そうな顔をしてるのも、非喫煙者としてはよ〜く判るのですが、ことこの作品においては、やはりフィーの肩を持ってしまいます。そんな今回唯一の笑いどころも、12話・ささやかなる願い以来の宇宙防衛戦線との因縁につながっているわけで、毎度のことながら抜かりない展開です。
そしてタナベをフォン・ブラウン号に向かわせたユーリ。なるほど、ユーリが一肌脱ぐのは今回でしたか。やはりハチマキのことを気にしていた模様です。で、何故コリンとリュシーが同伴……? まあコリンのコネをうまく使ったということなんでしょうが。リュシーも微妙にコリンを見下してるっぽい口ぶりだし、なんかコリン、いいようにあしらわれてますな。次回あたり、戦闘に巻き込まれて……なんて悲惨な結末が目に浮かぶような(いや、どうなるか知らないんですけど)。
しかしクレアも宇宙防衛戦線の側についていた! ハキムと共謀してDS-12を乗っ取り。フォン・ブラウン号を静かの海に墜落させるというのは、12話のときの計画と同じように「デブリの群れ」を発生させて通信を断絶させるつもりなんでしょうか。猫の画像に載せた犯行声明が鮮烈。うーん、やっぱり「猫が好きな人に悪い人はいません!」というのは嘘ですね(当たり前だ)。宇宙防衛戦線の使う暗号、「虎」がフォン・ブラウン号で、「マタタビ」は……? 猫の天敵だし、やっぱりDS-12なのかな?
テロの発生を知らせるフォン・ブラウン号の船内放送。「各自、自己責任の下」とか「これは訓練ではない」というセリフにちょっと不謹慎ながら笑ってしまいました。たしかにロックスミスなら、こんな訓練もやりそうな感じではあります。しかしまあ、「自己責任」という言葉を自らの責任逃れの口実として使うような人間ではないと……思いますけど……。
そして、闘いの渦中でフォン・ブラウン号に赴くタナベ。いっぽう、ふたたびハキムを捕らえるハチマキ。まさに全世界の命運を賭けたこんな状況下で、ふたりの再会の時も近いようです。
いわゆる「セカイ系」的な描き方からはほど遠いこの作品ですが、タナベは、そしてハチマキはどんなふうに世界と向きあうことになるのでしょうか。次回、もうそのまんまのサブタイトルですが、フォン・ブラウン号の中心で愛をさけぶ(であろう)タナベ、期待しています。
2005年01月07日
「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第38話 風がどうにも止まってた(関西テレビ)感想
「バリアの中は、風が吹かないんだな」(マック)
なるほど、フジ地域とかはこれが昨年ラストの放送で年を越したわけですか。覚悟してた通り、やはりきつい展開です。
ジャバウォックに操られ、サーガたちの家に群がる市民たち。いや、あのTV放映だけでじゅうぶん群衆心理を操っているような気もしますが。そんなふうに簡単に人心がなびいてしまう様を描いてしまったら、「人類は自然の敵」とか「文明の黄昏れ時」というガリオンやランシーンの言葉を否定できない気も。じゃあ、ユル(ハルカ父)はいったい何がしたいのか? ということになりますな。自分の妻をも犠牲にして、けっきょく娘のハルカを守りたいだけなのか、それとも……。
タリスダムを生み出してしまったことに後悔の念を抱くディーノ父。ディーノ母に優しく諭されます。この、回想シーンと顔が全然違うとこに数少ない笑いを見出しつつ、そういえばディーノ父の新会社に再就職したBB、JJたちはどうなったんだ! と思ってたら久々の登場。内職の正体は「究極というほどじゃなかったレジェンズ」、メイズオクトパス量産型だったのね。「置くとパス」って、それ、うちの高校の英語教師が言ってたネタですが……。って待て待て待て! おまえら、英語でしゃべってるはずじゃないんか! 最近、英語A太@沢城みゆきが出てこないからすっかり忘れがちですが。
そんなわけで、今回もギャグ分がどうにも止まってたわけですが、その供給源たるシュウがこんな状態では仕方ありません。明日の夕食のメニューを尋ねつつ、黒水晶に呑み込まれるシュウの母親。うあー、こういうのに相変わらず弱いです私。
そしてEDは噂の日本語バージョン。もう半年以上英語バージョンが耳になじんでますから、かえって違和感を感じてしまいます。そんなお披露目回にサブタイトルが「どうにも止まってた」ってんですから、ある意味山本リンダにケンカ売ってんじゃないかと思ってしまいますけど。
さて次回。なんか予告を見ると、まるでハルカが世界の中心で愛を(略)。今回も出てきた、回想シーンの幼女バージョンがやたら萌えるので、そのへん期待(何を言ってるんだ)。
「魔法少女隊アルス」Destiny 21-24(NHK教育)感想
総集編その6。っていうか、冬休み中に別時間枠で毎日天才ビットくんを放映してたくせに延々(以下略)。
いや、やっぱりこの22話「海賊レノン」のアルスはめっちゃかわいカッコいいですな。レノンが何故魔法界が滅亡することを魔女たちに告げたのかとか、魔法を使えない魔女たちしかいない人間界行きの船に何故妖精の羽根の入ったホウキがあったのかとか、彼女たちはその後どうなったのかとか、ストーリィ的には疑問点が多い回ですが、魔法は奇跡を起こすという彼女の理想を体現した言動が素晴らしかったです。
そしてレノン@泰勇気(!)も登場し、次々と謎が明かされていくわけですが、そういえばエバちゃんに訪れた天啓の謎もありましたね。こうして魔法少女隊の一員として覚醒したエバ@広橋涼は、まじかるカナンとしてアニメ魂に降臨……(違うわボケェ!!)。
2005年01月08日
「まじかるカナン」第1話 魔法戦士カーマイン登場!(KBS京都)感想
「あの動物、ボクと目が合ったとき、笑ったような気がしたんだ」(柊ちはや)
うわははは。とりあえずは放映を観られただけで満足。さて、書きたいことはいろいろあるんですが、何から書きましょうか。
まあ、あれですね。とりあえずは単純に楽しめばいいというスタンスで行きましょうか。OPにこういうノリのいい曲(マジカルちょーだいっ)を持ってきたことも、そういう風に観てほしいという製作陣の意思表示なのでしょうし。実際、一発で好きになりました。「はーい、がんばりまーす」とかいう合いの手が入ってるのもいいし。シノブみたいにCD版では効果音が切られてるということがなかったら、買ってもいいくらいです。
さて本編。まあ、イミテーションとはいえ「魔法少女もの」の導入をきっちりこなしてます。というか、もうこういう描き方しか出来ないんだろうなぁと。学園ものの第一話における転校生、あるいは幼なじみとの再会と同じような感じで、見たこともない小動物との出逢いというのはテンプレートの一種です(別に毒を吐いてるつもりはないですよ、一応)。ということで、ここで言うべきはただひとつ。柊ちはや@広橋涼、かわいいなぁもう! 伝説のボク女、ここに降臨。狙いすましたかのような(というか、実際狙ってるんでしょうけど)シチュエーションの乱れ撃ち。ひとつひとつに反応していくと、あまりにも感想がバカっぽくなってしまうので割愛しますが(既に時遅し?)、美味しゅうございました。
で、「夜間外出は禁止されてるんだよー」といいつつ、小動物につられて家を出るちはや。そしたらなんか化け物が現れて、謎の声を聞く。希望の光を失わなければ、誰にだって魔法は使える、とかなんとか言ってませんでしたっけ?(空耳です) そしてちはや、「もういい加減にしてー!」と言ったところで小動物発動。「光のパワーを受け取れポポ!」とか言われるんじゃないかと思ってドキドキでした(もうやめろ)。で、もうね、こういう変身シーンにいちいち釣られるのはやめようと思うわけなのです。一瞬裸になるくらい……って局所的に増量されとる!? まいった、これには爆笑しました。
なんか変身しちゃいましたけどー、みたいな。いいですね、この1話ならではのきょとん感覚。で、またどこからともなく声が聞こえるわけですよ。「大丈夫、僕を信じて」とかなんとか。いやあの、見知らぬ人を簡単に信じちゃいけませんよっていうか、そもそもこの段階では姿すら見えてないでしょうに。いいから魔法のステッキをしゃべらせなさい。っていうか、このステッキの形状、某ハイリスクな有料式ステッキに似ててどうにも落ち着きません(というか、こっちが元ネタという可能性も)。
そして戦闘終了。って、また黒水晶ですか!(種人間とか言ってますが) 最近流行ってんの? だからこういう絵面は生理的に受けつけないっつってるでしょーが(知るかよ)。で小動物こと、ナツキが本来の姿に。へー、こんな柔和な性格だったのですか、この人(おい)。まあ羊の顔していても心の中はオオカミですからね(黙れ)。「君がやさしくしてくれたから」というセリフは完全に狙ってると見た。あと、ここはセオリー通り、ちはやの照れる表情を見たかったところです。といって、次の日からも普通の顔して一緒にお風呂に入ってたりして。ところで、「カーマイン」って、ちはやのことだったのか! 全然それっぽくない名前だったんで、別のキャラかと思ってました。じゃ「カナン」って誰?
そんな感じの一話でした。まあ幸いにも(?)、当方「リリカルなのは」の視聴はこれからなんで、あれと比較してどーのこーの、というのは(今回書いたような「ネタとして」の場合を除き)無くて済みそうです。まあそのうちDVD観始めると気になるかもしれませんが……。とはいえ、今回を観た限りでは、両者の目指すところはずいぶん違うようなので、こっちは気楽に観ていきましょう(あくまで当面ですが)。
「よばれてとびでで! アクビちゃん」第14話 白馬の王子を追いかけろ(KBS京都)感想
「恋と登下校は焦らずに、ね」(白馬ガク)
元日の分。第二クール突入で、なんとOPがついた! 素晴らしい完成度です。しかも、上北ふたごさん画で「なかよし」連載されてたんですね。おお〜、まるでABC日曜朝の世界だ。
そして本編も初期の超展開が戻ってきました。社会の授業で街のスクープを捜すころんたちの前に、謎の美少年・白馬ガク@福山潤が現れる。どういうキャラかというと、髪型は遊戯王にでも出てきそうで、無意味にキザな言葉を連発する、レジェンズのディーノ(初登場時)みたいな奴。実際、飯根くんには「キザオ」って呼ばれてますし。
そして、そんな彼にメロメロで追っかけをはじめる女子。こういうのが女子にはいいんでしょうか、よくわかりませんけど。このクラスメイトの言動がいちいち楽しい。中野アカリ@神田朱未の出番も多くて嬉しいですね。キャラとしてはプリキュアの志穂みたいな、ただしくり返しは二回まで。あと隅田さんとかいう無口系眼鏡っ娘もちょっとかわいい。氏名不詳の白馬をこっそり「オスカル」と呼んだりするセンスが抜群(別の意味で)。
あと、そんな騒動とは無関係な尾上さんの行動も酷い。スクープが見つからないからといって、男子に泥棒の格好をさせて自分が捕まえるというやらせ……もとい、「事実の再現」(本人談)を試みます。なるほど、このへんが朝日放送では放映できなかった由縁でしょうか(やめろ!)。そのあとの展開もすごい。おまわりさんに見つかって叱られる尾上を見て、ころんがアクビに助けを求める。エリカ先生に変身して、無意味に色仕掛けを試みるアクビ@谷井あすか。や、だから、何のサービスですか。
まあけっきょくは転校生だった、という予想通りのネタで落としてくれました。しかし、冒頭で「チコクチコク〜」といって彼にぶつかったころんちゃん、落とし物を返してめでたしめでたし、という、見ようによってはフラグが立ってるとも思えるオチです。え〜、ころんちゃん・飯根よしあくんカップルは既定路線だと思ったのにな〜(手久野くんは論外)。ともかく、まだまだ楽しめそうで嬉しい限りです。
「よばれてとびでで! アクビちゃん」第15話 オトたまが来ちゃった!(KBS京都)感想
「やっぱりオトたまだったのねー! おとなしくツボに戻りなたーい!」(アクビ娘)
転校生・白馬ガクをあらためてフィーチャー、と思ったら、まったく関係ない話でした。ま、いいですよ、あんなやつ(おい)。
大々魔王をだまくらかし、壺の外に出たハクション大魔王。へー、壺の世界は百年の眠りについてるという設定だったのですか! 30年ぶりの人間界……って、このスパン、初代の放送と対応してるんですかね? リアルタイムで観た記憶が無いから、20年以上前の作品だろうとは思ってましたが……。
ハクション大魔王を呼び出した手久野くん、願いはころんとのツーショット。白馬との写真を盗撮して、コラでもするんかと思いましたが。PC持ってるのに何故焼き起こした写真を切り取る? 大魔王が校長先生に似てるという3話の伏線を生かし、校長に変装させます。本当に他人の空似だという設定も凄いけど、それをちゃんと伏線にしてるのも凄い。
そして大魔王が外に出たという知らせを受け、大魔王を捜し回るアクビ娘ところん。校長先生に化けた大魔王を疑わしくジロジロ見るアクビちゃんがやたら萌え萌えでした。30年経って日本に新しく出来たのはハンバーガーショップだけじゃなくて、萌えですな(やかましい)。
アクビ娘とハクション大魔王、親娘の魔法対決。なんか、どっちもどっちですが、娘のほうがちょっと強い? 無理矢理手久野くんところんのツーショットを撮ろうとする大魔王に、アクビは手久野くんにコショウを振りかけてクシャミを起こさせます。おいおい、その距離じゃころんちゃんにもかかると思うんですが。いや、単に咳き込む女の子の顔が見た(略)。
さて。今回は、けっきょく何のために挟まれた回だったのか。状況の変化としては、手久野くんが大魔王(そして魔法)の存在を知ってしまったというのが大きいでしょうね。二度と出てこない大魔王を恋い焦がれ、クシャミをくり返す手久野くんの姿が切ないです。それはまるで、ディスプレイから二次元美少女が飛び出してくる日を心待ちにするごとく(阿呆め)。
「MAJOR」第8話 チーム結成!(NHK教育)感想
「ばかやろう! 腰抜けはてめえじゃねえか」(清水薫)
まあね、こういう小学生というのは、まだ非常に小さな世界しか見えてないわけであって、それがすべてだと思い込んでしまう。だから自分のまわりにいる「友達」との関係を絶対的なものだと思って、それを壊したくないと思うわけです。自分勝手に「いじめの構図」なんか作り上げたりして、それが壊れると急に不安になって、仲直りしてみたり。はたから見ると、なんてちっぽけな人間関係の中で自己完結してるんだと感じてしまいますが、当人たちは真剣なんですから。仕方ない。
ラスト、仲間に入れてくれと言う沢村に「あ、わるい、もう人数揃っちゃったから。またね〜」とか言って突き放してくれたら面白かったんですが。するわけないよなー、もうEDでユニフォーム着ちゃってるし(そっちで判断かよ)。
うーん……。しかし、すっかり清水薫がかわいいよという以外に言うことがなくなってきましたな。まあ、次回は曲がりなりにも試合をやってくれるみたいなんで、期待していましょう。
「カードキャプターさくら」(再)第35話 さくらのすてきなクリスマス(NHK教育)感想
「おねがい、もう一度さくらといっしょに頑張って」(木之本桜)
あうあうあー。何度も言うけど時期ずれまくり。せめて冬休み中に放映するとか、なんとかならなかったものでしょうか。再放送とはいえせっかく途中まで綺麗に合ってたのにー。
クリスマス=雪兎の誕生日。いっしょに遊園地&プレゼント渡しを画策するさくら。「新しい意見を取り入れて」、苺鈴にプレゼント選びを相談。誤解する苺鈴の妄想の黒さくらがなかなかアレですが、ともかく答えて曰く、「プレゼントは、何をもらったかより、誰がどんな気持ちで選んだかでしょ」。おー、まるで雪城ほのかのような優等生的回答ですよ。そのあと、「嫌われてたら何でも同じ」とつけ加わりますが(笑)。
雪兎と約束を取りつけて、クリスマス当日。お約束通り、帽子にサングラスで変装して後をつける知世ちゃん。なんかこの格好、「宇宙の法則世界の基本」の科学部千葉ちゃんみたいだなと思った人は、それほど多くないでしょう(おい)。ところでサングラスをかけたケロちゃん、「怪しい人みたいです」と知世ちゃんに評されてますけど、そもそも姿自体目撃されたらまずいのでは? 「気分の問題や」とか言われそうな気もしますけど。サングラスをかけたぬいぐるみって存在も怪しい……なめ猫?(お前、年いくつだ)
これまた「偶然」苺鈴と小狼に出逢うふたり。そしてお兄ちゃんも「たまたま」遊園地でバイト中。ほーら、このへんになるとだんだん怪しくなってきますよ。さくらを気にする小狼にめざとく反応する桃矢の目つきがめっちゃ怖いですな。同じ想いを持つ者同士、すぐ判ってしまうようです。ってまあ、ほかの面々が揃いも揃って鈍感だということもあるでしょうが。
と突然、電球や木が発火。四大クロウカード・ファイアリィの仕業。タイム&スリープの連携なんてできるんですね。時間を止めてたら、眠らせるも何もないような気がするんですが……。タイムの効力が切れた瞬間に発動する、ということでしょう。ところで、ちゃんと遊園地の門は閉めました? 普通に考えて、有効範囲は遊園地の中が精一杯だと思うんで、もし外から普通に人が入ってきたらさらに大騒動になると思いますよ。
そしてさくらはウィンディ&ウォータリィの高位カード二枚を同時に使って、無事ファイアリィをレリーズ。ケロちゃんも魔力がちょっとだけ戻り、爪に火をともすことが出来るように……って、その言い方は誤解を招く(笑)。
眠りから覚めたみんな。知世ちゃんはまたも肝心なシーンを録り逃してます。まあ特定の人だけ眠らせないなんて器用なことはする余裕もなかったでしょうけど。知世ちゃんもそろそろ学習して、自分の意識が落ちたら自動的にスイッチが入るようなビデオを作らせたらどうですか?
そして観覧車に乗る雪兎とさくら、小狼と苺鈴。ケロちゃんのささやかなイルミネーションに彩られて、ひとまずの大団円……なんですが、しかし……。なんか某アニメのせいで、こういう感動的な場面でOP曲がかかると思わず笑いが込み上げてきてしまいます。ほんとにもう、ひどい話ですよ。これをTo○eart-Rの条件反射と名づけて学会に発表しましょうか。
さて! 次回から新章スタート。期間は三ヶ月と短いですが。
2005年01月09日
「ジパング」第10回 交流(MBS毎日放送)感想
「故郷ってのは、ひとつだ」(角松洋介)
ガダルカナル島での戦闘に介入し、歴史への関与を決定づける「みらい」。しかし、元の歴史自体を知らねぇぇ。「ガダルカナル」なのか「ガタルカナル」なのかすら、ことえり(MacOSのIM)たんに教えてもらった私……。やっぱ問題あるよなー、日本の歴史教育って(責任転嫁)。
「じいさんの世代を知りたい」と、海軍戦艦に乗り込む小栗。自分たちの世代が、戦争を戦った人々に感謝している、というのが一番の大嘘か。当然のごとく見抜かれてしまいました。河本が言う通り、本心を容易に明かさない態度というか、そういう中身からして同じ日本人でも違いを感じさせます。それは軍人だからという問題ではなく、骨身に沁みた教育の違いなんでしょうね、良くも悪くも。戦後の日本の経済発展を誇らしげに語りながらも、どこか空虚な響き。
歴史を変えることを恐れていた菊池による、米輸送船(こう書くとコメを運んでるみたいだ)の攻撃作戦。角松は、目の前の人命救助だけを考える、という信念を口にしますが、これは本当に難しい問題ですよ。それこそ、二万の命を救うために、目の前の数百人を殺せるかという問。ナディアでもプラネテスでも出てきた命題ですが、正しい答えなんて出せそうにありません。そもそも、角松が草加を助けたからこうなった、ということもありますし、本当にその結果について考えてないとは思えませんけど。
「グレネーダー〜ほほえみの閃士〜」第一話 ほほえみの閃士(MBS毎日放送)感想
「ご一緒しませんか?」(天道琉朱菜)
おお、これはかなり面白かったです。単なるバカアニメだと思ってたら大間違いでした、相当に心地良いバカアニメです。
まずOPがなかなか良かったですね。OPが良いアニメが、必ずしも本編も良いとは限りませんが、OPがダメだったら大抵本編もアレなわけで。そういえばこれ、地上波版で新しくなったんでしたっけ。とりあえず、おっぱいリロードだけじゃなくて幼女分もあるようなんで楽しみが増えました(頭の悪い発言)。
のっけから、やっちゃん@中井和哉と琉朱菜@高橋美佳子のコンビがいい感じ。「やっちゃん」なんて文字煽りまでしてるし、こういうノリは好きです。「琉朱菜(るみなるしゅな)」の字もEDキャストではさっぱり判別できませんでしたが、次回予告でデカデカと出てくれて助かりました。まあ、大きいこともたまにはいいこともある(何の話だ)。
いや、琉朱菜のキャラが思った以上に好きになれそうでよかったです。やっぱ、大きいか小さいかなんて些末な問題かもね(話題が既に特定されてるやん)。戦わずして勝つ極意……。んまあ、のおこめんとの方向で。
さて、一話の出だしとしては、非常に理想的な形でした。とりあえず、感想を書きたいと思わせるに充分な期待の高め方。この先、物語がどこに向かっていくか、楽しみにしていきたいと思います。
「ふたりはプリキュア」第46話 サイアク〜! 石の力が奪われた〜!?(ABC朝日放送)感想
「ホントホントホント、なぎさは天才だねっ」(久保田志穂)
今回は、この作品には珍しく、長期スパンの伏線がいろいろと効いていた回でした。ちょっと驚き。
新年。「あけましておいしそ〜」な年賀状を眺めつつ、新学期の学校へ急ぐほのか。もちろん年賀状が来たのはその日ではないでしょうから、何度も見返していたんでしょうね。ほのかにとってははじめてのなぎさからの年賀状ですし。おそらく届いているであろう両親からの年賀状よりも、ある意味大切だったりして(年末年始くらい両親も帰省してるのかもしれませんが)。年賀メールというのも増えてきている世の中で、実際に中学生・高校生の友人どうしで年賀状を送り合う風習がどれだけ生き残ってるか判りませんが、やっぱりプリキュアの世界はこうでなくちゃ。
そんななぎさの年賀状は、志穂莉奈にも好評の様子。ほのかも合流して、「いよいよ三学期」。ああ、このあたりの時期って、ほんとにクラスのみんながいちばん打ち解けてくるころなんですよね。それこそ文化祭だとか、合唱とかで力を合わせつつ、多くの時を共有してきた重み。と同時に、お別れの時も迫ってくるわけで……。4人の後ろに現れるベルゼイ、そしてジュナとレギーネ。なんかこの構図が面白いなと思ったら、そうか、昔のアニメの最後のコマでよくあるような、画面の片隅に小さい丸があって、その中にキャラが描かれてるという、あれを思い出したのです。その牧歌的な雰囲気とのミスマッチにちょっとウケました。
3人の姿が見えない志穂莉奈の隙をついて、ふたりは公園に向かい変身。えぇぇ、また……。いや、これについては後述。けっこう意図的なものかと思いはじめてきました。
時間がない、と言ってわりと本気モードの三人。なんか、よくわからん動きですな。そしてポルン発動のタイミングを狙って、ポルン=石の力をとらえるベルゼイ。囚われの身となったポルンが、なんかやけにかわいいなぁと思ってしまうのですが。ああ、かわいいものをいじめるなんて、ちょっと許せんなぁベルゼイ。
そして石の番人・ウィズダムを呼びよせる。え? 番人をカゴに閉じ込めていたことに意味があったのですか! 「私がお前と同じ部屋にいっしょにいて、ただ漫然としていたと思うのか」……すいません、そう思ってました。小山翔子(レギーネ)さんをからかって遊んでたとばかり。執事ザケンナーもちちくりあってるだけだったと思うけどなぁ。
番人の能力を読み取り、呪文を自ら唱えるベルゼイ。そして7つの石の力がもとに戻ります。おお、某フリーザ様より用意周到ですよ、この人。言い回しもけっこう洒落てるし。
とり残されるなぎさとほのか。石の番人を取り戻すことを誓い合う。「どんなことになっても、わたしとなぎさはいっしょだよ」と、手を取り合うふたり。そこに「ポルンもいっしょポポ」……おまえな、空気読(略)。
翌日、志穂に学校で合唱コンクールの写真を見せられるふたり。このね、まわりの友人たちの変わらない態度というのがとっても大事なんじゃないかと思います。けっきょく始業式をサボった(と思われる)ことも触れられないし、この前の合唱コンクールのことも、結果がどうなったかすら語られない。ましてなぎさとほのかが遅れたことも。ただ志穂莉奈、そして夏子&京子が大切にしているのは、みんながいっしょにいて笑い合っていること。そりゃ、普通ありえないとか、なぎさがラクロスの試合に何度も遅れたら信用なくすと思うのも判りますけど、でも、最後には必ずなぎさは(そしてほのかも)戻ってきた。その結果が良ければ、それまでのことは不問に付してしまえる、そういう理想的な世界なのだと思います。
そしてここで、なぎさの思い詰めた表情を一瞬見た志穂がきょとんとする、このシーンが非常に印象に残りました。そのあとすぐ、莉奈に話しかけられ、明るい話題が続くところも含めて。前回、ひょっとして志穂莉奈たちはプリキュアのことを気づいてるじゃないかと夢想したのですが、気づかれていようといまいと、友人に対する秘密をもっているという状況の重みは変わりません。このシーンが挟まれることで、みんなが笑い合っている「日常」、なぎさやほのかが大切に思っている日常が、実はとても不安定で、かりそめの土台の上に立つものなんじゃないかと思わされるわけです。
でも、だからこそ。だからこそ、守らなければいけないという想いもまた、より強くなります。蘇る、これまで友人たちと過ごした日々。そしてふたりは、あの丘に立ちます。さなえおばあちゃまが、希望を忘れてはいけないと思い立った、あの丘に。そして眺める、変わらない街の景色、ベローネ学院。いいですね。そういえば今回、回想シーン以外では「大人」がひとりも出てこなかったことも意図的かと思われます。さなえおばあちゃま、あるいはアカネさんを出すことも出来る流れをあえて回避し、ベローネ学院の友人との関係に焦点を絞った構成は、そのまま第二期の骨格を表しているように思います。
そしてバックに流れる音楽は「☆shining star☆」! 今度は1stアルバム「DUAL VOCAL WAVE」の販促……というわけでもないでしょう。2ndアルバムはベローネ学院の日常を描いたキャラソン集であって、プリキュアの世界全体を網羅しているのは1stアルバムの曲なのですから、当然の選択かと。それに乗せて、本日二回目の変身。展開的に、このまま最後までいきそうなので、この変身バンクも見納めかもしれません(フルバージョンじゃないですが)。そしてこれもひょっとしたら聞き納め?「とっととおうちに帰りなさい!」と言うなぎさの指先が示すのは、すべてを生み出す石の光。そうは言いつつも、次回予告で言った通り「おうちに帰りたい」という気持ちも当然あるでしょう(ネガティブな意味ではなく)。「必ず取り返す」「みんなの笑顔を、もう一度見るために」……微妙にジャンプの打ち切り最終回みたいなのは気にしまい。
さあ、今シリーズも残りあとわずか。第一期のラスト(25,26話)を思い出すと先行きに不安はあるものの、それすらも今のなぎさやほのかの心境に重なって、ある意味作品構成の妙と言えるかもしれません。ぶっちゃけ、「MaxHeart」(よく考えたら、これを第二期と呼ぶべきなのか?)が発表されてるわけですから、もとの学園生活に戻れるのは既定なのですが。ひとまずの締めとして、納得のいく形になってほしいところ。
「名探偵ポワロとマープル」第21回 パディントン発4時50分〜その1 殺人者の乗る列車〜(NHK)感想
「大丈夫です。探偵になるにはそういう経験も必要だと思うんです」(メイベル・ウエスト)
久々のポワロとマープル〜。マープルおばさま編も久しぶり。相変わらずメイベルがかわいいですなー。って、うおあ! メイベルがメイドさんになっとるー! 私、とくにメイドさん属性は持ち合わせておりませんが、それでも満足です。
いやー、こんな展開になるとはびっくり。すれ違う列車から殺人現場を目撃したマープルの友人。死体を捨てたと思われる場所はラザフォード・ホール。メイドとして、あの屋敷に潜り込むという提案をするメイベルです。毎度のようにメイドが出てきていたのは、よもやこれの伏線だったのですか!(えー)
いわゆる「どじっこメイドさん」ではなくて安心。そつなく仕事をこなしています。そして何故唐突にゴルフ!? ってなるほど、ボールを捜すフリをして死体を捜すのですね、頭いいです。でも手にボール持ってちゃ……と思ったらさっそくアレックス@阪口大助にツッコまれてますし。しかし、彼らがサッカーボールを捜しにいった納屋で死体を発見するメイベル。って、まあ死体の様子は描写されてないんですけど、メイベルの表情で判断。最近はブラックジャックといい、ゴールデンタイムのアニメではそういう描写は避けてるんですかね? まあいいですよ、いざというときの叙述トリックに使えますから。実は死体じゃなかった……とか(あ、もうやってるか)。
今日のイチ萌えメイベル:事件の再現で電車のブラインド越しに立ち、よろめくとこ(ってメイドちゃうんかい!)
2005年01月13日
「プラネテス」Phase 24 愛(NHK教育)感想
「愛が……愛さえあれば……」(タナベ)
ええーー!! ちょっとー! なんちゅうとこで切るんですかー。先が気になって感想なんか書いてる場合じゃありませんよ。
……といいつつ、感想系としては書かざるを得ないわけなのですが。こういうときは下手に感情を交えず、理論的考察で攻めるのが吉かと。
今回の構成上の最大の特徴は、徹底的に「ドラマティック」な展開を排除しているということ。普通のドラマツルギーをメタ読みすれば、ハチマキがハキムを撃とうとするところにタナベが入ってくるだろう、フォン・ブラウン号の墜落を阻止するためにTOY-BOXやチェンシンの貨物船が活躍するだろう、クレアを抱えたタナベが有人基地まで到着できるだろう、そういう展開が見え透いてくるような伏線を張っておきながら、それらはすべて実現しない。この作品の前半の展開も、まさにこのためにあったといっていいかもしれません。直接的な回想シーンのみならず、セリフにシーンに、大量にこれまでの話をフラッシュバックさせる仕掛けが施されています。非常に判りやすい形でのカタルシスを果たしてきた名作回の数々、その延長線上にあるはずの物語が、ここまで冷徹な「リアルさ」に呑みこまれてしまう。まさに残酷な神が支配する世界(違)。
この作品で、世界と個人との向き合い方がどのように描かれるかということを前々から気にしていましたが、そんなわけで、両者はついに交わることがありませんでした。連合は宇宙防衛戦線の要求通り議長案を廃案にし、フォン・ブラウン号の墜落は回避されます。まさにロックスミスの言う通り「我々の知らないところではじまり、我々の知らないところで終わった」戦争。考えてみれば当然のこと、テニスラケットでパチンコ玉をはじき返そうとすることが困難なように、はじめからスケールの違う話な訳です。どれだけ従来の作品がそれを無視して物語を紡いできたかということを思い知らされました。もちろん、それはそれで価値がないわけではないのですが(ご都合主義から生まれる世界もまたひとつの世界)、けっしてそれが物語に不可欠ではないことを知らしめたのが、この「プラネテス」の功績であると思います。
ストーリィの主眼となるハチマキ、そしてタナべの行動を見てみましょう。見た目の比重ではBパートのタナベのほうが大きいですが、それとまったく同じ構図がAパートのハチマキにおいて現れている以上、(たとえ出逢うことは出来なくとも)ふたりは同じ一線に立っていることになるでしょう。
彼らの与り知らぬところで終わった宇宙防衛戦線との闘い。しかし、それと同時に、タナベとハチマキは、それぞれにその宇宙防衛戦線のテロリストと堕した人物と関わります。待ち望んでいたハキムとの再会を果たすハチマキ。自分はテロリストだと唐突にクレアからの告白を受けるタナベ。
己の信条を否定され、それに反発する彼ら。宇宙に魅入られたハチマキは、「身の丈を知れ」と、かつて「もう一人の自分」から言われた言葉を吐かれ激昂。いっぽう、フォン・ブラウン号から脱出し月面に降りたタナベは、「愛があればみんな幸せになる」と言い続けながら、クレアを背負って有人基地を目指す。この、月面に足跡が点々と残っていくシーンは非常に印象的です。OPの一シーン、歴史上のアームストロング船長の一歩のような、未来への希望にあふれるイメージをずっと抱いてきただけに、余計に衝撃は大きいです。
その果てにハチマキ、そしてタナベを待ち受けていたのは「自分の保身のため、相手の命を奪う」という行為。ハキムに銃を突きつけるハチマキ。酸素が足りなくなり、クレアの酸素ボンベに手を伸ばすタナベ。もちろん、現行法上に照らして、正当防衛/緊急避難が適用される状況ではあります。しかし、それが人にとってもっとも重い決断であるからこそ、あえてそうやって法律的な例外が作られているともいえるわけで。
……というところで切られるわけなのです。次回予告は(相変わらず信用できませんが)ハチマキの弟・九太郎がだいぶ成長してるようですし、かなり先の後日譚でしょうか。風力発電らしき風車が回っているのも気になりますね。核融合発電にしたって月資源を当てにしている、という描写があったんで、今回のテロによって宇宙開発が後退してしまった、というのはちょっと嫌だなぁ。ドラマティックな展開を排したとはいっても、やはり最後は大団円的に終わってほしいような気もします。
ともかく、あと二週、どんなことがあっても見逃せません。
2005年01月15日
「レジェンズ〜蘇る竜王伝説〜」第39話 ハルカが来た道もう一度(関西テレビ)感想
「私の名前はハルカ・ヘップバーン。ちょっぴり美人なアルバイト教師」(ハルカ)
またもや総集編。……と思いきや、やってくれました。絶対何かあると思ってたんで予想通り。
自分の中の何人もの「ハルカ・ヘップバーン」に問われ、己の進むべき道を再確認するハルカ。さしずめ彼女自身も「リボーン」したというところでしょうか。エヴァ以来、こういうカウンセリングめいた話はパロディとしてしか見れないのですが、そういうギャグですよね? 「私、コンピュータ」と言ってたのも今回の「私は、ハルカ・ヘップバーン!」のネタ振りだったと解釈してるのですが。ところで冒頭、前OPの使い回しで「ハルカ・ヘップバーン(英語表記略)/渕崎ゆり子」と出てきたのを見て、声優とかいう概念を知らない本来の視聴者層は混乱するんじゃないかと今更ながら気になったり(いや、前も言ったように子どもがどう思うかはあんま気にしないようにしてるんですが)。それにしても「ハルカ先生」「レジェンズ追っかけ」「黒ハルカ」の三人のハルカを完璧に演じ分けているあたりはさすがです。
しかし、ちょっと気になるのは各シーンが使い回しのため、視点がブレてるということ。ハルカの回想のはずなのに、視点は他のレジェンズとかに急に移動してしまうところがあって残念。最近のレジェンズの闘いなんてもっと短くして、初期の話をもっとやってほしかったり。ケットシーとかもう一度見たいなぁ(再登場しないのかな?)。まあ、過去を懐かしんでちゃいけないっていう話のはずなんですけどね。正直言うと、お気楽ギャグアニメ全開だったころが一番好きだったという気もしないでもないです。
「魔法少女隊アルス」Destiny 25-28(NHK教育)感想
総集編その7。あと少しだ……。
こうして改めて見ても、26話、27話というのはものすごい回ですね。ズームイン・ズームアウトをくり返す手法は何度見ても面白いし、27話の魔法少女隊にふりかかる作画崩壊の呪いはやはり恐ろしい。そして、最初見たときから金庫犬になんかデジャヴを感じていたんですが、今回やっと判りました、冨樫義博さんの自画像(ジャンプの目次コメントに出てるの)にそっくりなんですね。ちょっとスッキリしました。
ところで、25話でエバちゃんがレノンを「人間じゃないんだって」と言ってるシーンがありましたが、このときですかね。レノンが○○○だというのを知ったのは(次回明らかになりますが、一応伏せ)。ということはつまり、ちはやと同じく、エバもレノンといっしょに(以下妄想略)。
「まじかるカナン」第2話 謎の転校生(KBS京都)感想
「ボクは逃げない。早くボクを変身させて」(柊ちはや)
えー、OP映像このままなの〜? アイキャッチにしても、本編映像の使い回しだけだと安っぽく見えてしまいますよー。まあでも、ある意味この本編の適当さに合っていると言えるかもしれません。第2話にして早くも絶好調です。別の意味で。
学校でぼーっとするちはや。友達に小動物のことを聞かれ「なんであんなヤツ」と、判りやすい反応です。前回の変身のあと、ちゃんと「お約束」のシーンがあったのですね。小動物がナツキだと知って顔を赤らめるちはや。ナツキ、「あのぬくもり」って……。天然系キャラは得ですね、こういう発言をしてもあまりセクハラっぽく聞こえません。まあ本心ではどう思ってるか知りませんけどね(もういいから)。
で、いなくなったナツキを捜して芝生の中に潜るちはや。この無意味にして大胆なサービスカット、まったく種に侵されてるのは誰ですか。そして転校生の小嶋絵美@宮崎羽衣とご対面。
家に帰って店のお手伝い。この神戸柴@茂呂田かおるという関西弁の人がけっこう良い感じです。「解剖同好会」って、生物部とはまた違う……んでしょうかね。きっと新入生はメスの持ち方から手取り足取り指導してもらうんでしょうね。「解剖? どう? こうかい?」って(書かなきゃ良かった)。
前回に引き続きちはやの入浴シーン。あれ、こんなに浴室って広かったっけ? そしてお母さんも一緒に……。あのー、ちはやさん、いちおう高校生ですよね? 成績優秀で飛び級というわけでもないですよね? お母さんの背中を洗うシーンでは横からの映像をお楽しみいただけますが、また見事に平面で、いや、天然記念物ものです。このまま保存したい(種に侵されてるのは誰ですか)。
で、屋台ではどっかのおじさんが愚痴ってます。なんかこち亀っぽい絵柄だなぁと思ったら、怒った時の口の形までそっくりで驚いた(最終回に似たようなシーンがありましたね)。
さて、またも下校時刻。別に時間軸を入れ替えてるわけではないんですよね……。水城さやか@水樹奈々、お嬢様らしく高級外車でお出迎え……とのことですが、すいません、私車種とか全然判らないんで、普通にカローラかなんかに見えてしまいます。欧米名の執事まで出しといて、どうせステロタイプにするんだったら黒塗りでしょうよ。
で、もう一人の子(鈴原美由利@石塚さより?)に「変なヤツが声かけてきてもついてくな」と言われるちはや。あらら、友人からも子ども扱いされてるのですな。しかし、言ったそばから転校生に声をかけられ学校に戻ります。
と、さっきの人は教頭だったのですね。桶狭間校長に、壇ノ浦教頭。名前のつけ方が適当にもほどがあります。で、思ったとおりザケンナー化(と書く感想系が10以上あるのに1000リラ)。いきなり襲われてる小嶋絵美ですが、うーん、止め絵だしちょっとサービスが足らないかなぁ。よっぽどあっちのほうが声出したりしてサービス満点(種に侵されてるのは誰ですか!!)。
で、またまた心に直接語りかけてきたナツキに変身を促すちはや。ああ、いちおう「ちはやがカーマインとして闘う意味」を付与する回でしたね。ツッコミに忙しくて忘れかけてました。まあ、最初のきっかけとしてはこんなもんでしょうか。
翌日。おやおや、種を浄化しても「ゴメンナー、ゴメンナー」って修復はしてくれないんですね。なるほど、原作の設定として、一度破ってしまえば(自主規制)。しかし、種に侵される元となった教頭の欲望もそのままみたいですし、これ解決したことになってるんでしょうか……。で、謎の転校生はやっぱり謎のまま、と(まあ大方の想像はつきますが)。
いやー、大丈夫かいな、このアニメ。なんか次回予告は変な単語が聞こえたし、映像はといえば前回と今回のお風呂シーンにしか見えないし。まあ、楽しくないわけではないんで良いですけど。
2005年01月16日
「よばれてとびでで! アクビちゃん」第16話 エリカふたたび(KBS京都)感想
「乙女座からの使者。帰ってきたスーパーエリカ、たたいまご登場」(スーパーエリカ)
たまたま今週の「クイズ! ヘキサゴン」を見てたら、アクビ娘の名前を答えさせる問題が出てきてびっくり。田中真弓さんのナレーションで、初代ハクション大魔王が1969年、この作品のキッズステーション放映が2001年だということも判明しました。ところでその回は、島田紳助が解答者として出場するスペシャルだったんですが、この問題、誤答してましたね。妙なところで野川さくらさんとの縁がまたひとつ(違)。まあ、私としてはもともと紳助嫌いじゃないんで、復帰は良かったと思いますよ。
それはともかく、本編。白馬ガクと同じ班になりたいという女子のため、エリカ先生の提案したのはくじびきアンバランス(違)。しかも何故か班の名前が「イグアナ」とか大型爬虫類。即興で作ったにしては、くじに動物のイラストが描かれてたりするのもよく判りませんが。女子からの反感を恐れ、白馬のいるイグアナ班以外をと祈るころんちゃん@野川さくらですが、見事イグアナ班に決定。まさに「イグアナの娘」ですな、って、こういうネタがどれだけ通じるのかと最近不安になるんですが(だったら書くなよ)。「人生、複雑だよねー」と、なんか今日のころんちゃんは随分冷めてます。
翌日、花壇の水やり当番だったころんが寝坊して学校に行くと、花壇が荒らされている。犯人探しをめぐってクラス内の対立は深まるばかり。エリカ先生は「このクラスに花壇を荒らす人はいません!」なんて断言しちゃってるし、今度は青春学園ものになってまいりました。そして、もはや頼れるのはスーパーエリカしかいない! って、おいおい、どうしてそうなるんですかー。このあたりの唐突さがこの作品らしいわけですけど。しかし普通に考えると、単にこの先生の指導力不足だと思うんですが。
しかも犯人は、かつてスーパーエリカが退治した中学生だった……。って待てーい!! プラネテスじゃあるまいし、こんな端役キャラが再登場するとは思いませんでした。そもそも、なんでこいつらが小学校の花壇で宴会をせにゃならんのか。
そんなこんなでスーパーエリカ再登場。まあ、もとはといえば自分がまいた種ですからね、花壇だけに(言わんでよろしい)。そして、無事種人間を浄化(そうそう、種だけに……って違うっつーの!)。最後に、何故今までスーパーエリカに変身しなかったのか訊かれ、「コスチュームが入らなくなった」という予想通りのオチ。
まあキッズアニメとはいえ、こういう魔法少女もののパロディというメタ趣向が入ってるあたり、やっぱりこれも現代らしい作品なんだなぁという感じ。しかし、いまひとつ何がやりたいのかよく判らん話ですな。別に某まじかるカナンみたく、ころんちゃんの入浴シーンがあるわけでもないし……(当たり前だ!!)。
「H2」(再)第1話 青春=野球ですか(MBS毎日放送)感想
「野球……見てると楽しくなる」(雨宮ひかり)
ドラマは観る気もないのですが、アニメの再放送がはじまったので観てみました。サンデーの野球マンガ原作ということで、MAJORと続けて観るのも一興かと(って、MBS的にはそれでいいのか)。
あーしかし、この作品を野球ものに分類するのもためらうような気もしますね(そもそもMAJORすら野球ものかどうか怪しいとか言わないように)。どっちかというとラブコメ基本。第1回だからとくにそうなのか、セリフがあだち充らしく印象的でよろしい。女の子キャラもツボをついた性格をしてます。ただ、なんか全体的に声に違和感があるような。「タッチ」だったら、初々しい日高のり子さん声を楽しむという趣向があるんですけど、こっちはどうなんでしょうね。まあ、そのうち慣れると思いますけど。
ところで、こっちも「時代はサッカー」なのね……。
「MAJOR」第9話 一人ぼっちのグランド(NHK教育)感想
「期待してるぜ、いじめっこ」(本田吾郎)
おお! これは面白い。やっぱり、ちゃんと野球してると話の張りが違うなぁ。
そういえば、この作品も無意味にお風呂シーンの多いアニメですね。そういうとこ狙ってるんでしょうか(おい)。9歳ではまだいろいろ早いと思いますよ、桃子先生(何がだ)。
商店街チームとの対戦を翌日に控え、バッティングセンターに向かう吾郎たち。なんで普通に練習せんのだ……。すっかり沢村とも打ち解けてますな。吾郎の清水薫への扱いが粗雑なのも相変わらず面白い。って、スピード出てないとはいえ腰にボール直撃は危ないでしょ……。
そして試合当日。やる気のないチームメイト、なめ切ってる大人連中に対し、ひとり気を吐く吾郎。あー、やっぱこの子かわいいなぁ。
しかし、やはり一人の力では大人に勝てず、ランニングホームランを連発される。そしてチームメイトたちも離反。そんな中、「さっぱりわからん」と状況を把握してない清水薫に萌え。っていうかルールくらい最初に教えとけ。
で、昔は同じようにルールも知らなかった桃子先生・今は吾郎の母親登場! おおー、なんかめっちゃカッコいいですよ。吾郎のこともしっかり考えつつ、他の子どもたちに対してもフォローを忘れない。さすが保育士という感じです。ちゃっかり最後だけ指導者らしい振る舞いを見せる安藤監督、もうちょっと見習いなさい。
ということで、次回は清水薫、ついに活躍ですか!? いったい彼女にどんな能力が秘められていることやら。わくわく。
「カードキャプターさくら」(再)第36話 さくらと雪の新学期(NHK教育)感想
「木之本さん、どうしたの?」(李苺鈴)
「はにゃ〜ん状態ですわ」(大道寺知世)
新OPで気分一新! あと、なにげに直前の5分間アニメも「ななみちゃん」から「モリゾーとキッコロ」に変更。モリゾー@八奈見乗児さんがOPで名古屋弁しゃべってたのが面白かったのに、本編では普通でちょっとがっかり。あと「キッコロ」が「ピッコロ」に聞こえるのはドラゴンボール世代の仕様です(CCさくら関係ねえ)。
新学期ということで、さくらも小学5年生。西尾維新によると魔法少女にとって小学4年生以外は学年ではないそうですが、まあ最近は高校2年生とか教師でも魔法少女になれる時代ですから(もういいって)。
新しい担任は観月先生。えーと、前の担任は生徒との不純交遊が問題となり(やめなさい)。で、いきなり外に出て遊ぼうとする、あなたもけっこう指導力を疑います。委員長とか決めなくていいのか。そして観月先生の言葉通り、季節外れの雪が……って、ここで「4月の雪」を思い出すのはハートフルリスナーの仕様です。ちなみにこのサブタイトル、「さくら」が何気にダブルミーニングで好きですね。
大量に降り積もる雪。クロウカード・スノーの仕業と勘づき、カードキャプターの出動。知世ちゃん、「ぴったりの衣装」って「雪うさぎ」ということですね。でも、なんで4月にそんな防寒具みたいな衣装用意してたんでしょ……。
魔力のある者を狙って襲いかかる吹雪。小狼の手をとって逃げ回るさくら。それに小狼は思わず顔を赤らめる。あ〜もう、冒頭の雪兎とさくらもそうですけど、この初々しさがとってもいいのです。ホウキに乗るのは(ホウキじゃないけど)ある種、魔法少女の特権。記録係である知世ちゃんも、まあその恩恵にあずかれる。でもそれ以外では、唯一小狼だけがさくらの後ろに乗ることができるという、この構図がいいのですよね。まあ判りやすく言うと、後背(大馬鹿者!)。
さて、雪兎からもらった腕時計をなくして怒り心頭のさくら、ファイアリーのカードで一気に雪を溶かします。前回手に入れたばかりなんだからすぐ思いつくんじゃ……じゃなくって、作中では三ヶ月ちょっと経過してるのですね。しかし、あれだけの雪を一気に溶かしたら洪水や津波が起こるんじゃないかと思うんですけど。昇華(蒸発)するにしても、それが上空に集まってまた雲が発生……いや、どうも気になるんですよね、こういうの。
そして観月先生あらわる。さくらのうさみみ服はともかく、李くんの衣装をスルーってのもすごい話です。「なんとなく」さくらのものだと判った腕時計を返し、「ご苦労さま」……うーん、言葉の端々から怪しさが。
次回。そうか! CCさくらにも合唱の話があったんですね。知世ちゃんが芹香先輩になる回(違)。
「ジパング」第11回 ガダルカナル島(MBS毎日放送)感想
「未来との出逢いは、お前から何を奪った」(山本五十六)
なんか軍人の描写が怖えぇ〜。日本人を人扱いしないアメリカ海兵隊もどうかと思うけど、帝国陸軍も血気盛んな連中が多い様子。そりゃ「みらい」の海自じゃないんだから、草加少佐みたいな温厚っぽい人ばかりなわけがないですな。
山本五十六に作戦を開陳する草加少佐。やたら説明がくどいですが、平成の世を生きる我々視聴者にとってはありがたい話です。日本の東南アジア進出の歴史的意義について。現実的には上官に「あなたの判断は正しかった」とか言うヤツはそれこそ軍法会議ものでしょうが。さらに早期の撤退を進言する草加。その後の歴史を知っていればこそ、その判断が出来るわけで、逆に言えばこの時代の人間にはそんな選択肢はなさそうですけど。けっきょく、いつの時代も石油か……。新エネルギーが発達すればどうかといっても、プラネテスでは月資源を独占しようとする先進国グループが描かれているし、けっきょく大国のやることは変わらんということかも。
で、すっかり影が薄くなってしまった角松たちですが……。えーっと、何をやってるのでしょうか? 「蛸壺を掘る」とか言ってましたが、よく判りませんでした。まあ次回ではっきりするでしょう。
「グレネーダー〜ほほえみの閃士〜」第二話 狙われた琉朱菜(MBS毎日放送)感想
「琉朱菜さん!? あんまり変なこと言うと、私怒りますよ!?」(琴)
今日も今日とておっぱいリロード。なんか動きがすげぇですよ、このアニメ。ほんと観てて気持ちいい(変な意味ではなく)。
お尋ね者の「金色の髪の閃士」と間違われ、山賊に襲われる琉朱菜。闘いのあと、山賊に訂正しに走っていって、いきなりやっちゃんと別れるのが笑った。あんたら、ムゲンとフウですか(半分は合ってる)。
本物の金色の髪の閃士と闘う琉朱菜。容姿がまるでメドゥサだなぁと思ってたら仮面が割れて、「顔を見たね」って言われたからちょっと笑ってしまった。私、おかっぱの子ってあまり好きじゃないのです(そんな嗜好は聞いてない)。
川に落ちた琉朱菜を拾う琴@永井のあ。この琴ちゃんがめっちゃ萌え萌えです。こういう眞子ちゃん風の髪型の子ってすごく好きです。ツインテもいいけどショートもね、みたいな。
お尋ね者の閃士はこの国の王だった模様。酒場で琉朱菜がそれを言うとみんながどっと笑う。まあ王の見た目が少年だから、ということもあるでしょうが、特別な神聖視の対象だったらこういう反応は出てこないでしょうね。それだけを見ると、けっこう善政を敷いてるっぽいですが、どんな裏事情があるのやら。
そして刺客の登場。琴ちゃんが攫われてしまいます。うわー、ひょっとして巻き込まれ属性ですか、琴ちゃん!? まあ琉朱菜を拾った時点で巻き込まれてるわけで、ますます萌えてきます。どうか無事でありますように。
そして怒った琉朱菜は城に乗り込む。カッコいいですなー。やっちゃんが全然ダメっぽいだけに、彼女ひとりが美味しいところをさらってる感じです。
次回は琉朱菜の「闘う意味」というのも掘り下げてくれそうですし、かなり良い感じです、このアニメ。
「ふたりはプリキュア」第47話 最強戦士登場! っても〜ありえない!!(ABC朝日放送)感想
「だから早く終わらせて、全部終わらせて……。もっと普通に、普通の女の子として、自分らしく自由に生きたいのよ!」(キュアブラック)
や、面白いと思いますよ。この物語がどう着地するのかという興味の引っ張り方がなかなか巧いです。
今回の最大の評価点はBパートのはじめ。なぎさ・ほのかがいないにもかかわらず家族が普通に受け答えしているところ。前にラクロスの試合でもありましたね、この不思議な意識のねじれ。ほのかおばあちゃままで気づかないとは意外でしたけど、プリキュアの闘いが虹の園の「誰にも気づかれてはいけない」どころか「誰にも気づいてもらえない」というあたりが非常に切ない。前のケースではジュナによる意図的なものとも考えられたんですが、ベルゼイたちがこの期に及んで配慮したとは思えないから、たぶん世界の構図として必然的にそうなるんだろうなぁと思います。もしこのままふたりが戻らなかったら、それでもまわりの人たちは気づかずに生活をしてしまうのかなぁなんて思うと恐ろしい(そうなったら早晩闇に呑み込まれる運命なのかもしれませんけど)。
しかし、それは逆に言うと、プリキュアのふたりが誰からも応援してもらえないという孤独感を高めます。ポルンすら虹の園に置いてけぼりにされ、ふたたびドツクゾーンに降り立つプリキュア。にもかかわらず、その言葉を完全に無視してベルゼイたちはジャアクキングと対峙する。最終決戦なのに、敵が全然こっちを向かないというのもぶっちゃけありえない話なんですが、これも意図的なものでしょう。「自由に生きたい」というブラック(なぎさ)の言葉も、この状況ではそれほど説得力を与えられず、むしろベルゼイが己の行為を正当化する材料として使われてしまう。まあ、「早く終わらせて」というなぎさの願いは、あと一年くらいは叶えられそうにありませんが(そういうことを言うな)。物語の外ではみんなから応援されてるがために、彼女たちに平穏な生活が戻らないとはこれいかに。
閑話休題。そもそも、肝心なところで両者はすれ違っています。これも「プリキュア」の物語の中でずっと言われてきたことですが、プリキュアが「虹の園、光の園を守る」と言いつつも、敵である闇の住人たちの事情をまるで知らない、知ろうとしない。それが壮大な伏線になってることを願いつつ観てきましたけど、今シリーズのラストでようやくその問題を回収してくれるんじゃないかと思って期待しています。キリヤも、そのために出てきたんだろうし。
しかし、やはり難点はあるわけで。どうにも個々の描写が大味というか、観念的に過ぎるきらいがあります。これもまたプリキュアらしいといえばらしいんですが。「すべてを生み出す力」を手に入れたベルゼイたちがうお〜うお〜うなってるだけというのはなんなのか。そもそも、大ボスであるジャアクキング自体が動けないキャラだというのに端を発してるんだと思いますが。それは表裏一体である光の園のクイーンにも言えることで。Aパートでは「自らの命を犠牲にしても」とか言ってるんで、お、噂で漏れ聞く新シリーズの伏線か! と思いきや、Bパートでは「私に出来るのは信じることだけ」っていきなり発言がトーンダウン。えーと、ノブレスオブリージュって言葉知ってます?
まあ、最初に言ったとおり、次回の展開への引き方は前のときよりもよく出来ています。プリキュア対闇の住人、という単純な構図じゃないのも、いかにも何か起こりそうな気配。プリキュアが、一瞬でもベルゼイ側の立場を理解してくれると嬉しいなと思うんですが。ひとまず、待て次週なわけですよ。
2005年01月17日
「名探偵ポワロとマープル」第22回 パディントン発4時50分〜その2 忍び寄る影〜(NHK)感想
「盗み聞きはよくないよ」(アレックス)
どうしたんだポワロとマープル、普通の意味で声優が豪華ですよ! 前回から出てた阪口大助に続き、大塚明夫に納屋六郎まで……。
やっぱり前回メイベルが発見したのは例の死体だった模様。すべてを警察に話しつつも、ソープ家の人々には自分の目的を明かさないでほしいと言います。何故かメイドさん魂が芽生えたメイベル(笑)。こっちとしては、このままメイドさんやってくれてても別に良いのですが。このあと連続殺人事件が起こって、あの当主のみならず息子たちもみんな死んで、残されたのはエマさんとアレックス@阪口大助だけになって、ちょくちょく遊びにくるジェイムズにちょっかいかけられながらメイド稼業に励む……って、そんな萌えアニメ展開はどうでしょう(クリスティ側が黙ってないと思うぞ)。
まあそれは半分冗談として(半分?)、本編は地味ながらも堅実にミステリィらしい筋運び。本格っぽく登場人物が多いですが、それなりにキャラが立っていてそれほど混乱は起こりません。セドリック@大塚明夫がなんか良い味出してますが、どう見ても東洋人ですよ。顔立ちだけ見ると、とてもこの人たち兄弟とは思えません。ってまあ、ミステリィで顔の似た兄弟って言うとたいてい双子になるからなぁ(偏見)。
事件を担当した刑事はマープルおばさまが名付け親だった模様。警視総監とのコネクションまで持ち合わせていたのですか。ここまでくればポワロ側となんらかのつながりがあってもおかしくないのに、まったくそういうのを描かないのはやっぱり縛りがあるんでしょうかね。それとも最終回に両者を邂逅させるとか。そういえば、前回の感想で「ポワロの助手の仕事はどうした」というのをあちこちで見かけたんですが、それを含め、もっともミステリィ的にエレガントな解答は「実は両者は時代が違っていて、片方はジュニアだった」という……日本の新本格かよ。
そしてあからさまに何かを隠している様子のエマ。死体が外国人らしいと聞いてフランス人かと口走る。その言い訳が「普通外国人と聞くと、フランスの人だと思ってしまうでしょう?」っておい! 日本人が外国人と聞いてアメリカ人を想像するのは判るとしても、この言いようはないでしょ。しかし警察も、そう判断したのはフランスの服を身につけてたからみたい。そんなことを言ったらバブル期の日本人とかは国籍不明だよなぁ。もちろん時代が違うんでしょうけど。
けっきょくエマは隠していたフランス人女性からの手紙を警察に打ち明ける。目的は遺産? これもありがちといえばありがちですが、それ以上にシンプルな動機(次回のサブサブタイトル)ってなんでしょうね……。
ということで、ついに屋敷に参上、マープルおばさま。てっきりこのまま現場はメイベルに任せ、自分は安楽椅子探偵に徹するのかと思いましたが。なんか主役っぽい引き方で素敵です(主役では?)。
ところで、今回のクリスティ紀行にはびっくり。モデルとなったらしい屋敷の紹介。ヴェルサイユ宮殿を模して作られたという、超豪華な邸宅。本当にこんなんが存在するんですねー。実際にはこんな家、メイドの一人や二人では手が足らないだろうなー。そうか、じゃあやっぱりメイド隊(違)。
2005年01月18日
「ブラック・ジャック」Karte:11 シャチの贈りもの(よみうりテレビ)感想
「ねえ先生、今はひとりぼっちじゃないわよね……」(ピノコ)
OP、ちょっと変わりました? 映像のタイミングをちょっとずらすだけでもだいぶ印象が変わりますね。これを見ると、ピノコのあの話もやってくれそうで期待。
毎度おなじみのスターシステムですが、ホントにBJがシャチに「トリトン」って名前をつけててちょっと笑いました。何気に人間以外を手術する機会が多いですね。しかし海洋生物にバンソウコウを貼ったり、ラストでは包帯ぐるぐる巻きにしたりして、ひょっとしてギャグでやってる? と疑いをもってしまいました。だって話の筋は普通のいい話系だからなぁ……。
あと、今回からラストに「Karte:NG」が。もちろん、アニメだから本当のNG集な訳もなく(声優さんのNGというのはそれはそれで聴いてみたい気もするけど)、わざわざ別映像を作ってます。間が空いたからって、ずいぶん進行が余裕そうじゃないですか。
2005年01月20日
「プラネテス」Phase 25 惑い人(NHK教育)感想
「人間は所詮、ひとりだ」(ハチマキ)
なるほどー。最後まで次回予告にしてやられましたね。課長とラビィのあの謎の微笑がこういう文脈だったとは。ゴローが「おっ」って言うシーンも切り取り方が巧い。
宇宙防衛戦線の事件から半年。正式なフォン・ブラウン号の乗員が決まり、ハチマキもそのメンバーに名を連ねる。前回のラストのあと、けっきょくハチマキはハキムを撃ったのか(そして、タナベたちはどうなったのか)というのを隠したまま進むストーリィは、まるで極上のミステリィを観ているかのようでドキドキもの。しかし、なんにせよハチマキの精神状態はかなり酷い様子。宇宙服を着たまま月の大地を彷徨うあたりは、かなりハラハラしました(擬態語が多いな)。まさか無いとは思いつつも、そのままハチマキが半年前タナベが力尽きた地点まで誘われ……という最悪の展開を想像してしまって。回収されたハチマキは父親のゴローによっていったん地球に戻されることに。
ハチマキの乗った船はチェンシンが操縦していた模様。お互い接点はなくとも、ちゃんと復活している様子がさりげなく描かれているのがいいですね。そして、こっちはまだ復活していないハチマキ、ふと耳にしたテクノーラの名前に誘われるようにデブリ課へ。
無人のデブリ課。タナベのいた席には荷物と遺書が……。うわーもう、このへん怖すぎです。しかし直後に課長とラビィがやってきて、タナベはテクノーラを辞めたものの、ともかくも生きていることは明かされます。何故荷物が起きっぱなしになってるのかはよく判りませんが。ところでフィーもいなくなったと言ってますが、どうなったかは最終回で描かれるんでしょうね? ドルフとロックスミスの「大切な話」も絡んできそうな予感。
そして地球へ降り、ひさびさに星野家一家揃っての夕食。九太郎とゴローが、互いにトンカツを奪い合ってるシーンがほほえましかったです。いまだに野球中継もやってるみたいですし(ノートPCっぽかったんでWeb配信かもしれませんけど)、縁側でスイカを食べてたりと、地球(というか日本)の様子はほんとに変わっていないことが強調されてます。前回ハキムが主張した飢餓や難民という格差の問題が悪い意味で「変わっていないところ」だとすれば、こちらはまさに良い意味での「変化のなさ」なわけで。
タナベの遺書を持ってきてしまったことに気づくハチマキ。そこに書かれていたものは……。否、そこにはなにも書かれていなかった。書かれていないからこそ、それはあまりにも重い。
思わずバイクを走らせるハチマキ。蘇るタナベの言葉。ここ、回想がたんなるシーンの使い回しだけじゃなくって、ちゃんとハチマキ視点に再構成されてたのがすごいと思いました。むしろ、このために今まで物語をタナベ視点中心で紡いできたのかなとすら思いました。
しかし、ふたたびハチマキの前に「もうひとりの自分」が現れ、ひとりであることを確認する。と、ガードレールに激突し、海へと放り出される……。
なにもない世界。否が応にも16話での空間喪失症を思い起こさせます。そしてあのときと同じく、目の前に現れる宇宙服。そこから現れた顔は……。
おおお! ついに来ました。ようやく前回の「つづき」が語られます。前回執拗に排除されてきた「ドラマティックな展開」が、まさに最後の最後で起こったのですね。ハキムを撃つため、引き金を引いたハチマキ。しかし彼の命を奪ったのは彼自身ではなかった……。人殺しになることは避けられたものの、ある意味もっとも中途半端な結末。だからこそハチマキはあんな虚脱状態に陥っていたのですね。
そして、ここからの演出がすごいです。ハチマキに手を差し伸べるタナベ、そして友人たちが次々に現れる。えー、まさかこのアニメでも「おめでとー、おめでとー」展開!? なんて思ってしまいましたが(おい)、そんな人々が手をつなぎ合い、螺旋となって、宇宙へつながる。なんか、「火の鳥」OPというか、「ニニンがシノブ伝」OP逆バージョンというか(それは違う)。いっそ、DNA構造みたく二重螺旋にしてくれたらもっとよかったと思いますが、それをやると「驚異の小宇宙」になるか(意味不明)。
なんとか陸に上がったハチマキ。そしてタナベとの再会。タナベの変貌ぶりがやはり衝撃的……。しかし、肉体的なことより、精神的なショックのほうは大丈夫だったのかというところが気になります。彼女の話から察するに、彼女もまた「最後の決断」は下していなかった(下せなかった?)ようで、とりあえずは安心ですが。
タナベに遺書を勝手に見たことを謝りつつ、宇宙について改めて考えたことを口にするハチマキ。しっとりと締めますなぁ。人がみんなつながってるというのは、まさにこの作品の構成そのものが体現していますね。ここでハチマキから「愛」という言葉が出るかと思いましたが、彼自身、まだ気持ちに整理がついていないようでうまく言えない様子。もちろん、それは以前の彼が忌避していた「分相応」に堕するというわけではなく、でもちょっとだけ余裕ができたということでしょうか。けっきょく人間は、地球の大地に立って、空を見上げてみてはじめて、いろんなことが見渡せるのかな、なんて勝手な解釈ですが。
ということで。いよいよ次回は最終回。ほんとに、たった半年とは思えないくらい、さまざまなものを見せてくれました。大河ドラマに匹敵すると言ってもいいくらいです。タナベやハチマキは言うに及ばず、この作品に登場したすべての人々の生の重なりがいったんは収束し、そしてまた未来に向かっていくことを感じ取れるような最終回であってほしいと思います。いや、この作品ならきっとそうであろうと、半ば予感しています。
2005年01月22日
「まじかるカナン」第3話 ちはやの恋の物語?(KBS京都)感想
「魔法戦士もつらいよ」(柊ちはや)
ビデオデッキの調子が悪くて、「レジェンズ」と「魔法少女隊アルス(天才ビットくん)」は久々に録画失敗。まあアルスは総集編だし……と思ったら、実は今回から通常放送だった模様(30話までしか進んでなかったんですね)。しかし、週末にアニメが多いせいで、「アニメ観る時間が減った」と心のどこかで逆にホッとしてるのが恐ろしいところ。たとえ時間があったとしても、気力的にも多量見にはなれそうもない私です。
で……。むしろこの作品こそ、録画失敗したとかいって見なかったことにしたい気分がちらほら……(リアルタイム視聴なんで無理ですが)。
うーーむ。私が視聴できる作品・出来ない作品を問わず、こういうネタを扱う頻度が最近多いんですが、これは意図がはっきりいって不明。タナベじゃありませんけど、描き方に愛が足りませんよ! 同様にとらのあなが協力してた、前期の現代視覚文化な作品が頂点だったのかな(あれは原作しか見てませんが)。まあ、頂点があればあとは下るばかり……二次曲線だと仮定すればですが。
何がすごいって、欲望を糧とする種を植えつけるために敵が秋葉原に目をつけるという展開ね。思わず最近話題になったあの言葉を連想してしまいましたが、あのワードはもう金輪際使うまいと決心してるので書きません。まあ、人間を襲わずに純粋にフィギュアに目を向けていただけ偉いです……って、倉庫襲ったのって種人間になる前では!? うーんと、もうちょっと前の流行語として、「自己責任」という言葉も浮かんできたり。
今回出てきた、ちはやの友人を名乗る男(名前なんて憶えてない)の態度からして、どうにも一般人らしい茶化し方をしてて気に食わないし。アニメの中でまで、こんな一般マスコミ(読売新聞文化部除く)みたいな見方を提供されても、全然面白くないなぁ、というのが私の感想。まあ実際、秋葉原に行ったこと無い故の印象なのかもしれませんけど(大阪の日本橋には数回ほど。まだメイド喫茶の出来る前)。
なんか、正直言ってまともな魔法少女ものをやってくれる気がしなくなってきたし、ちはやのお風呂シーンは別にあって悪いというわけではないけど、ほんとにそれだけで興味を引っ張れるものでもないし、OPはこのままっぽいし、どうも個人的にアニメ魂枠初の「切り」に一歩ずつ近づいているような気も。
まあでも、たかはし智秋さんの敵キャラしゃべりは面白いし、噂のセルリアンブルーも出てくるみたいだから、とりあえず次回までは観てみましょうか……(これを萌えアニメの術中にはまると言う)。
えむいち。