2008年07月18日(金)

「xxxHOLiC◆継」 (BS-i)感想

■アヤカシよりも暗きもの

 いろいろ大変なことになっていた「xxxHOLiC」第二期ですが、最後はしっとりと、善意の連鎖で幕を下ろしました。アヤカシよりも暗きもの、真に恐るべきはヒトの悪意。第一期以上の辛辣な描かれ方に、正直観るのが辛いところもありましたが……。こはねちゃんを本気で引き取りたいと思いましたよ。わからないことをわからないままにしておけばいいのに、自分がわからないことをどうして否定しようとするのか。まったくもって侑子さんのおっしゃるとおり。

■ノミクイ

 ヤキニクで終わった第一期と呼応するかのように、今シリーズの最終回(外伝)もまた、おでんを肴に宴会で夜は更けていく。もちろん偶然はこの世になく、あるのはヒツゼンだけというCLAMP世界観に基づけば、やはりここに意味を見いだすべきでしょう。なにかを食べている、酒を飲んでいるシーンが非常に多い(しかも、一様にとても楽しそう)本作品。単に侑子さんが酒豪だからとか、四月一日くんが料理上手だからというだけではない理由。それは食物連鎖、いのちの循環。すべて「つながっている」世界。そんなことを考えてしまいました。相変わらず地味なんですが(地味って言うなぁ)、地味は地味でも心に染み入る作品、みたいな(わかりにくいなぁ)。

■ツナガリ

 さて、そんな物語の連鎖は、次はどこにつながるのか。水島監督的には「おおきく振りかぶって」第二期につながるような気もしますが、それは措いといて。CLAMPキャラ原案な「魍魎の匣」はマッドハウスらしいですし……(それはある意味、CCさくらからつながっているとは言えますが)。
 やはり、どうしても頭から離れないのが、西尾維新「化物語」をこのスタッフでやるんじゃないかという妄想。この作品の雰囲気が、個人的に「こういうふうにアニメ化されたら理想」というのに非常に近いこともあります。ま、それは実現しなかったとして、そういうイメージは自分の頭の中に既に確固としてあるんで、まったく問題はないのですが。っていうか「xxxHOLiC◆継」の感想でまで西尾維新の話をするなんて我ながらどうかと思うのですが、それもまた斜め上のランドルト環、ランドルトとランドセルって似てるよねということで。とりあえず「CLAMP学園探偵団」でも観て待ちます。
2008年07月18日 23:07 [xxxHOLiC]