2008年07月23日(水)

私屋カヲル「こどものじかん」Vol.5(双葉社アクションコミックスHigh)感想

■レイジーブルー

 まず原作本編の感想から。アニメに引き続き、原作でもレイジーブルーな展開に。しかし、アニメのレイジーは「秋さんが守れなかったりんを自分が守る」という純粋な理念で動いている(と思われる)のに対し、こちらのレイジーは「秋さんにしてあげられなかったことをりんに対して行う」という執念で動いているので、より根が深そう。アニメ版でレイジーがりんちゃんを遊園地に連れて行ったところが象徴的で、おそらく原作のレイジーは、そういう意味でりんちゃんをこども扱いはしないような気がします。「こどものまま大人になれなかった」のと「こどものまま大人になってしまった」の違い、みたいな……。この差異が、今後の物語全体にもどう影響してくるか、注目です。あと宝院先生と白ちゃん先生の謎バトルにも。

■きりーつ

 そして特別限定OAD(というのは講談社の商標?)。どうせ第二期も全巻DVD買うので別にいいかと思ったのですが、店頭で見かけたので買ってしまいました。……ごめんなさい本当は10軒くらい本屋さん回って捜しました。
 しかし、存外に良かったのが、「りんの学級日誌」と銘打った、アニメ第一期をりんちゃん視点で再構成する一時間三十分のノンストップ小学生デイズ。Vol.4の先行OVA(BS11でいう「やすみ時間」)まで入れて完璧です。基本的に青木先生目線だった物語が、視点を変えるだけで、ここまで印象が違って見えるのか。というか、一気に観ると、きわめて特殊なビデオのような気分になってきそうで怖い(何それ?)。DVDのオーディオコメンタリを聞き慣れたせいで、OPに「きりーつ」「れい」「ちゃくせーき」の声が入らないのが不思議なくらいです。第二期先走りPVのほうはそんな感じでしたけど。先走りより、ねこ走りのほうが(ゆきのゆきかぜではなく)。
 そんな感じで第二期も、菅沼栄治監督・岡田麿里シリーズ構成以下、スタジオバルセロナ改めディオメディアの皆様の全力に期待です。
2008年07月23日 22:21 [マンガ] [◎ こどものじかん]