西野かつみ「かのこん」(MF文庫J)感想
■彼女はコンサバ
アニメが終わったのでさっそく原作に手を出すという、自分にしては珍しい手続きを踏んでみました。しかし、まだ第一巻だからなのか、思った以上にふつー(ふつーって言うなぁ)。文章も癖がないし、谷川流やおかゆまさきや竹宮ゆゆこに比べたら、ずいぶん映像化しやすかったのではないかと思います(いい意味でかどうかは知りません)。この作品のタイトルは「彼女はコンサバ(保守的)」の略だったのですね。あ、それで思いついたけど、そのうち「ねおこん」っていうタイトルの新感覚ラブコメでも書こうかなぁ(既にありそう)。
■ふたりの愛の証
アニメの展開と原作を比べることに、どれだけの意味があるのかとも思いますが、途中のエピソードはずいぶん違います。砂原先生がこんなステキな方だったとは……! 砂原☆魔法先生クラブの結成を提案します(否決されました)。
そして薄々予想していたとおり、最終話のラストシーンはこの第一巻由来だったのですね。あれだけいろいろやらかしておいて、最後はずいぶんピュアな展開だなぁという印象だったので。そのぶん、アニメではそのシーンに至るまでの耕太くんの「決意」が先延ばしにされる形になりましたが、小説ではむしろ、ここがスタートライン。ふたりの愛の証を先に決定的なものにしておいて、さてこれから、どんな話が紡がれていくのか。2巻以降を追っていくかどうかは未定ですが、まあ、また縁が合ったら(西尾維新的用法)。
2008年06月27日 23:30
[本]