「おジャ魔女どれみ」(テレ朝チャンネル)感想
■正統派東映魔女っ子アニメ
無印、一年間楽しませてもらいました。やはり時代を経てもいいものはいい、小学生がかわいいのは変わらない、という真実はいつもそこに。魔法シーケンスの素敵ため息さは、さすがの佐藤順一監督作品。はづきちゃんも捨てがたいですが、個人的にはあいちゃんのぱめるくらるく派です。あ、マジカルステージじゃないほうね(他意はありません)。
■おねがいおねがいおんぷちゃん
しかし、関西弁松岡由貴さんなあいちゃんより、めがねっこはづきちゃんより、後半の文字通りトップスターとなったのが瀬川おんぷちゃん@宍戸留美。SOS団ならぬOOO団(おねがいおねがいおんぷちゃん)が結成されるのもむべなるかな。
最初は、自分のために魔法を使ったり、どれみちゃんたちとの違いがはっきり描かれていましたが、それだけに、終盤の心境の変化が印象的。また、アイドルという、どれみちゃんたちや主視聴者層のこどもたちとは違う立ち位置も、作品世界に幅を持たせていたと思います。それがまた、美空小のクラスメイトたちの日常話に対照的なリアルさを感じさせることにもなりました。
そして、最終回。そんなおんぷちゃんを助けるために、魔女をやめる決心をするどれみちゃんたち。この枠にしてはバッドエンドっぽい雰囲気でちょっと驚き(続編が決まっていたから、こういう話ができたのかもしれませんが)。でも少女たちは、失ったものより、もっと大きなものを手にした。それは、かけがえのない絆。
■そしてその先へ
物語自体はこの先「おジャ魔女どれみ♯」へと続いていくわけですが、もうすこしメタな視点で考えると、東映アニメ主体のスタッフ、佐藤順一監督、山田隆司シリーズ構成が、三者三様の道を進んでいくのが興味深いところ。佐藤監督の演出回が少ないとか、山田隆司のはっちゃけぶりが中途半端でKYグリーンだとか、青山充ひとり原画の回が怪しいとか、じゃっかんの不満も感じましたが、それがあってこそ、それぞれの今があるのでしょう。おジャ魔女の夢の続きは、解けない魔法の賜物。
2008年06月01日 21:25