椎名高志「(有)椎名大百貨店 」(小学館サンデーGXコミックス)感想
■椎名高志短編集 2008
アニメ「絶対可憐チルドレン」が絶対無敵に絶好調なので、久々に椎名高志の作品に興味が湧いてきました。第一短編集「(有)椎名百貨店 」の頃に感じた巧さは健在。小説でもマンガでも、短編の良さのひとつは「終わりの余韻」をたくさん楽しめること。そしてそれは、短いページの中で、世界観の構築を十全に行い、キャラクタへの愛着も感じさせる描写があって初めて味わえるもの。「GSホームズ極楽大作戦!!」で言えば、「GS」という椎名高志の持ちネタと、ホームズ譚という借景をうまく利用して、安定感のある作品になっています。
■空から降ってきた人間じゃないおんなのこ最高
特筆すべきは「パンドラ」。これも、「空から降ってきたおんなのこ」というよくある素材と、パンドラの箱というモチーフの組み合わせですが、その開き直りぶりが素晴らしい。「空から降ってきた人間じゃないおんなのこ最高」という人たちに捧げられた、それは福音の書。
2008年06月15日 21:34
[マンガ]