竹本健治「キララ、またも探偵す。」(文藝春秋)感想
■竹本健治どこへ行く
シリーズ第二弾。ちゃんと翌年に続編が出るなんて! しかし、これはなんとも……。文章は相変わらずめちゃめちゃ面白いのですが、もはやこれはミステリではないのではないかという気がします。第3話とか、どこがミステリなのか判らないのがミステリィ。これまでとは別のあぷろーちで、アンチミステリの可能性を探っているというのは深読みのしすぎでしょうか。「雨の公園で出会った少女」は、さながら終章に代わる光景。
というわけで冒頭の自問に対する回答は、どこへも行かないしどこからも来ない、けだしウロボロス。
2008年05月30日 22:13
[本]