2008年05月18日(日)

「ジャングルはいつもハレのちグゥ」(テレ朝チャンネル)感想

■こども向けアニメらしからぬメタギャグアニメ

 水島努初監督のTVシリーズ。以前から評判は耳にしていたので、この機会に初視聴。しかしまあ、すごいの一言。第1話から最終話までメタなネタをやってみたり、おっとな〜な話になったり。果たして今、この内容を地上波で、せーしょーねんのしちょーにはいりょすべき時間帯に放映できるのかと考えると、いろいろ思うところはありますが。大概の演出には驚かなくなった中、第19話で、魔法少女@田村ゆかりが出てきたのには驚きました。

■ヤマカンはいつも

 それでも、水島監督は言わば正統派のギャグアニメ作りをしているのに対し、ときどき明らかにテンションが異常な回があって、それがことごとく山本寛(通称ヤマカン)絵コンテ。あらためて、その才能を思い知らされました。ハレ晴レのち☆のちハレ! ということで、今後ますますのご発展をお祈りいたします。

■母と子の愛憎劇

 そんな刹那的ギャグアニメの側面だけでなく、二クールものらしく、ちゃんとシリーズを通したテーマが横たわっているのがこの作品。見え隠れするハレと母親のウェダの共依存、そしてウェダとその母の確執というお話が、思った以上に前面に押し出されてきました。そのおかげで、終盤ジャングルを出てから、じゃっかんテンションが下がってしまったのが残念ですが。や、ハレのテンションの高さは変わらないのですが、ジャングルという群像劇の舞台が壊れたこと、言い換えれば、マリィ@松岡由貴さんの出番が減ったというのが非常に惜しい。そんなマリィになつかれてるのが不本意ながら、保健医@真殿光昭というキャラが意外に好きでした。ダメな大人が頻出する本作品で、中でもハレにとっての諸悪の根源、元凶のようなキャラクタなのに、何故か憎めない、不思議な立ち位置でした。
2008年05月18日 23:31