総評: 73点(全13話 累計: 107/130 平均 8.2)

クラエスちゃんがめがねっこのままで安心しました。
いるてあも視聴完了。やはり、第一期と平行して観たのはもったいなかったかなと思います。スタッフが違う以上、見せ方も見せたいものも違う。それは当然なのですが、なかなか頭が切り替えられず、最初のほうは戸惑ってしまいました。第一期に比べて「おっとな〜」な描写が多くて受け入れがたかったというのも、個人的な事情としてありますけど。
それはさておいて、特筆すべきはOP。曲は昨期の中でもとりわけ好きでした。映像のほうも、最初から正式版を出してくれれば、この作品がどういう筋立てなのか理解できたかもしれません。ここで明らかに対比されている、ピノッキオとトリエラ。その一騎打ちのシーンに向かって、物語が収斂していく……という縦軸がもっと早く見えていたら、回想シーンの額縁うざいーとか余計なこと考えずに観られたのに。
OP曲の通りに、たった一つの想いを貫くピノッキオと、社会福祉公社の少女たち。その目線の先にある大人たちに対して、さしのべる手。届きそうで届かぬ想い。最後にピノッキオは人間になれたそうですが、では公社の少女たちはどうだったのか。パスタの国の王女さまは人間になれたのか。最終話でヘンリエッタちゃんが前線に立たなかったように、まだ世界は終わりを迎えていない。大きな円環のなかにある世界の、ひとつのエピソードを描いただけ、という印象も受けるシリーズでした。それは、完膚無き終わりを迎えてしまった第一期への、原作者なりのささやかな反抗だったのかもしれません。