めがねっこはすばらしい。逆ナイロールはすばらしい。「目が悪い」なんて言葉でネガティブに捉えられてしまうけれど、先端技術とデザインの粋を極めた眼鏡というアイテムを身につけられるのは、誇るべき特権なのです。眼鏡は、現代の様々なストレスから身を守る、心のガーディアンなのですよ(恥ずかしい台詞禁止)。
しかるに、コンタクトレンズというオルタナティブの存在によって、その可能性にみんな気づけないでいるのです。本来なら日本国民の半分以上がめがねっこであってもおかしくないのに、コンタクトレンズによってそれがデチューンされてしまっているのですよ! 絶望した! なんでもちっちゃくすればいいと思ってる軽薄短小社会に絶望した!(どの口が言ってるの?)
久米田メソッドはこのくらいにして。この物語は、そんなめがねっこの皆さんの秘めたポテンシャルが最大限に発揮された、お約束満載のめがねっこらぶこめでぃ。略してめがらぶ。ギガやテラがもてはやされる時代だけど、やっぱりメガがいいのです(何のこっちゃ)。レーベルに購入を迷いつつも、店頭で第一話のサンプルを読んで一目惚れ……もとい、一眼鏡惚れしてしまいました。オムニバス形式ですが、どのお話も期待通り実にステキ妄想純度。みんな、眼鏡が実にポジティブに描かれていて、たとえダテメガネであっても、そうまでして「めがねっこ」である意味のあるお話になっています。「CLANNAD」の智代さんも、こんなふうだったらメインルートになったかもしれないのに。