評価: 10点[前回比: ±0](累計: 40/40 平均 10.0)
第4巻は夏休み、海辺の別荘アバンチュール編。フナムシまで出てきて渚もロマンティック。燦ちゃんにも負けず劣らずハイエナジーなみのりんが素敵でした。
そんなみのりんの、これまで見せなかった一面が明かされる今巻。いやまったく、見事に騙されたというか、驚きました。それというのも、視点がずっと高須くんに寄り添っていて、小説として軸がぶれていないからこそ。三人称の小説でも、誰の視点で物語がつづられるかというのは重要で、それによって各キャラの印象がまるで変わってきます。第1巻では高須くんの視点で「憧れの女の子」として登場したみのりん。それが、第2巻くらいからだんだんはっちゃけてきて、今回、彼女自身が感情を吐露することで、人物描写にもう一段深みがかかる。一面的ではないキャラクタを描いてくれる小説が好きなので、嬉しいかぎり。というか、もともと、高須くんにしても大河さんにしても、第一印象と内面が違うというのが特徴にされているので、そのへん意識的なキャラ造形がされているのかなぁとも思います。
何にせよ、個人的には大河さんイチ押しなのは変わらず、この先さらに混沌とした戦況が予想され、実に楽しみです。