2008年03月30日(日)

「GUNSLINGER GIRL」(BS11)感想

総評: 83点(全13話 累計: 121/130 平均 9.3)
評点グラフ - GUNSLINGER GIRL

 はふぅ。自分の中で何かにくじけそうになりつつ、なんとか最後まで、目を逸らさずにいられました。結果的に、第二期と平行して追ったのは良かったのかどうか……。エピソード的には、第二期が第一期の補足になってることが多かったように思うのは、東海地方的放映日程の偶然のなせる業でしょうが(偶然なんてこの世にはないのよ)。
 しかし、ことここに至れば、もう第一期ってレベルじゃないくらい、完膚無きまでに終わってしまっています。ここは終わってしまった世界。アンジェリカちゃんのことだけじゃなく、みんなそろって断頭台に上がるような。しかも締めが第九だったので、「エヴァ」を思い出してちょっと笑ってしまいました(絶望した! ポロロッカ現象に絶望した!)。これを見越して「ANIME+」を組んだのでしょうかBS11(それもまたヒツゼン?)。
 世界の終わりへの前段階として、ヘンリエッタちゃんが探偵役を買って出た第11話は、いろんな意味で示唆的でした。「条件付け」は、担当官との固い絆を示すものとはいえないこと。究極的に、彼女たちの中だけで完結する物語。銃を持ってるおんなのこはふつーですか?
 じゃっかん大きな世界を描いているように見える第二期とは対照的に、この作品は、徹底して少女たちの視点で物語がつづられていたという印象を受けます。ジョゼさんたち大人の視点が入ることはあっても、それはあくまでドラマティックアイロニーを補完するためのもの。マジックミラーの向こう側とこちら側で、その世界は厳格に分けられている。プリシッラちゃんが「ちゃん」づけを強要してたりするのも、その壁を超えようとして超えられない皮肉のような。
 彼女たちに幸を願うのも間違っているような気もしつつ、この世界に愛を、と思わずにはいられません。願わくは、クラエスちゃんがめがねっこのままでいられる世界でありますように。

2008年03月30日 23:00