2008年01月18日(金)

竹宮ゆゆこ「とらドラ2!」(メディアワークス電撃文庫)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 20/20 平均 10.0)
竹宮ゆゆこ_とらドラ!_

 あみちゃん、つよいこっ。

 第二巻読了。ちょっと読むスパンが短すぎるかな……。そろそろ、西尾維新の小説みたく、通勤列車で読むのを控えたほうがいいかもしれないと思えてきました。実際、この素晴らしくテンポの良い掛け合いと、ときどき出てくる特異な言語感覚、そしてなによりツボを外さないキャラクタ造形、ライトノベルとしても圧倒的な読者へのやさしさに満ちた小説です。もう、どのページを開いても幸せな気分になれますね。
 まあ、あみちゃんは今回措いといて(次巻以降の展開が目に浮かぶようだ……)、みのりんがなんかすごいキャラづけされてます。ちょっとこれは反則気味じゃないですか奥さん!(だーれが奥さんか) しかしそれでも、大河さんの魅力にはまだまだ敵わないのだから、恐ろしい作品です本当に。
 というか、物語における登場人物は互いの関係性の中でしか生きられないのだから、どっちが上とかいう話では本来無いのですよね。みのりんがいて、大河と出逢った竜児。その逆もまた然り。ありていな三角関係ともまた違った、微妙で絶妙なバランス。まあつまり、何が言いたいかというと、あんなふうに虐げてくれる同級生がいてくれたらという、それは淡い空想の世界なのでした。次巻も近いうちに。

2008年01月18日 23:12 [] [竹宮ゆゆこ]