2007年12月09日(日)

「世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット」第49話 私のお母さん(BSフジ)感想

評価: 10点[前回比: +3](累計: 421/490 平均 8.6)

 これを、だっこしてぎゅっ革命と名づけよう。

 もうすぐ終わりなので感想を復活させます。思えば遠くへ来たもんだ。しゃんしゃん。こういう振り返り話は一年ものアニメの独擅場ですね。コゼットさんが二クールも待たずに成長してしまったことを嘆いた自分が浅はかでした。大きくなった今だからこそ、あの頃見えなかったものが見えてくる。マリウス・ポンメルシーのポン助との結婚の報告に、母親であるファンティーヌがかつて暮らした街を訪れるコゼット。そこでついに彼女は、母親の死の真相を知ることに。正直村の住人なシスター・サンプリス@かないみかをこんな形で使ってくるとは、恐るべき知略家ですジャン・ヴァルジャン。放映当時には、もうちょっとしっかりしようよファンティーヌと思ったものですが、こうして客観的に語られるといい話になっているというか、まさにレ・ミゼラブルとしか言いようがありません。それにしても、アランくんには期待してたんですけどねぇ。まさかコゼットと逢うこともないとは。
 そして朽ち果てた旧ワーテルロー邸。託児所の「ファンティーヌとコゼットの家」に込められた願いとは対照的に、なんと嘘と虚栄で塗り固められた名前であったことか……。もはやその役目を果たすことのできないブランコ。第1話の段階では、となりに並んでブランコに乗るだけで、毎日の生活がちょっとだけ楽しくなるような気がしたんだみたいな、そんな雰囲気だったのに。エポニたんのことは本当に悔やまれます。ポン助を想い、コゼットへの嫉妬にかられる泥沼の展開になったときにはもう心配で心配で、あわや世界さん名作劇場になるかと危惧したというのも今だから言えること(最後まで黙っとけ)。
 さて、このまま暗黒面が出ずに幸せな結末を迎えられるかどうか。まだ伏線が回収されていないテナルディエが、次回予告でちらっと出てきたのが不安を誘います。まさかこの人にも、ジャヴェールのような一発逆転いい人化が見られたりはしないと思いますが……。佐藤順一監督ならありえなくもないですが、どうでしょう桜井弘明監督。とりあえず、いまだ獄中(?)のアゼルマには幸せになってほしいのですが。

2007年12月09日 22:43 [世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット]