2007年12月01日(土)
「こどものじかん」第7話 りんかんがっこう(BIGLOBEストリーム)感想
評価: 9点[前回比: -1](累計: 67/70 平均 9.6)
そこはやはり「よこぼうだー」で(あれは声優さんのアドリブですから)。
都会の喧噪を離れた山に、ひととき響くこどもたちの喧噪。小鳥のさえずりもひっきりなしに聞こえてた気もしますが。なんだか幸せオーラが見えます。今回はくろちゃんが実に魅力的。原作でも、電車の中で「このひとちかんでーす」と言うシーンが、何故か妙に好きなのですよ。ちなみに私は民間でも、車内で騒ぐこどもは(一番線列車がまいりますご注意ください)。
いわゆるひとつの萌えアニメでは、海とか温泉に行く回は、いっけんどうでもいい話に見えて、実は裏で各キャラクタの壮絶なつばぜり合いが演じられ、物語の転換点となることが往々にしてある。この話でもそれが当てはまり、こどものじかんとおとなのじかんがせめぎ合う。青木先生と同じ目線に立つことのできる宝院先生に対し、見上げることしかできないりんちゃん。いっぽう、りんちゃんと同じ目線にありながら、流されてしまうくろちゃん。あるいは、目線が違う故に見なくていいものを見てしまったみみちゃん(っていうか、この子の将来がすごく心配なのですが!)。それでも、草原に寝転がれば、みんな同じ目線でいられる。たとえ、見ているものが違うとしても。後半戦に向けての仕込みは着々といったところでしょうか。
ということで次回はりんたろうくん誕生。ってか、りんたろうって。
湖西晶「エデデン!」(芳文社まんがタイムKRコミックス)感想
きららレーベル恐るべし・その2。
「かみさまのいうとおり!」で、いつも幸せいっぱい夢いっぱいの物語を届けてくれている湖西晶先生。とうとう、新たな新世界の創造主となられられされました(感激のあまり重複表現)。絶体絶命四面楚歌、もうそうするしかない。禁断の果実を味わいつくす間もなく、この一冊だけで終わってしまったのが惜しいところ。次回作も期待してます。
「電脳コイル」全26話(NHK教育)総評
パズル完成。
終盤はいろんな意味で大変なことになっていましたけど、なんとか最後までたどり着きました。振り返ってみれば、最初から最後まで完璧なジュブナイル。や、ジュブナイルというものがどういうものなのかよく判りませんけど。ただ確かに言えることは、これは少年少女のための物語、大人がいつの間にか忘れてきてしまった、扉の向こうの物語。ビルドゥングスロマンと言い換えてもいいかと思いますが、まさにその類のおはなし。
イサコが見た、大好きなおにいちゃんと一緒に、永遠に成長しない世界で暮らすという甘美な夢。しかしたとえ物語の中であろうと、否、物語の中であるからこそ、その誘惑は最後には断ち切らなければいけない。必要なのは痛みに立ち向かう強い覚悟。なんだか、「ひぐらしのなく頃に」にもきわめて近いテーマ性が感じられます(猫目がアレだという表面的な意味だけでなく)。まあ、ひぐらしの話はあっちの最終回後にちゃんと書きますが。
痛みの方向へ走る、ふたりのユウコ。胸の痛みを知ることで、少女は初めて大人への階段を上りはじめることができる。鳥居の並ぶ階段の途中、ヤサコとイサコが知った大切なこと。彼女たちの性別を考えれば、この「胸の痛み」というのは、ある現実的な比喩であろうことがうかがい知れます。それもまた、こどもたちの成長を肯定的に描こうとする意思の表れでしょうか。磯光雄監督も関わった「新世紀エヴァンゲリオン」が、(それが成功したかどうかはともかく)主に少年の魂の補完を目指したものだったとすれば、これは少女たちの補完計画だったのかもしれません。ダイチくんがいじられ役になるのもむべなるかな。
物語の「見せ方」という点で言えば、現実の中に、電脳空間というもうひとつのレイヤを重ね合わせて、二つの世界を描くその手法。古くて新しいユーザエクスペリエンスには毎回圧倒されました。ホラーだったりハードSFだったり、最後にはちょっとミステリだったり(よく考えれば「コイル電脳探偵局」だから当然か)。とか何とか考えてしまうのは、自分が悪い意味で大人だから。こういうものをジャンル分けを気にせず見られる、今のこどもたちは幸せです。NHK教育最高。
総点は90点。

2007年12月02日(日)
「MEZZO FORTE」ディレクターズバージョン(AT-X)感想
あ、キャスト非公表なのねのね。確実に聞き間違えようのない方がいらっしゃいますけど。
TVアニメ「MEZZO」以前に製作されたOVAの再編集版。っていうか、えろいシーン(推定)をカットしただけで、18禁がR指定相当になるというのもよく判らん話です。血の気の多い作品なことには変わりないのに。まあ、個人的にはそういうのにそれほど抵抗はないし、どうでもいいっちゃどうでもいいだっちゃですけど。全編に横溢する梅津泰臣監督の演出技法、そして広川太一郎(推定)節も健在。それでもう、十全に「MEZZO」の名を冠する作品だと言えるのではないかと。
で、TVシリーズも現在AT-Xで放映中。こちらはさらに、あさみちゃん@松来未祐という見どころ・聴きどころもあるので、もう一度見てみるつもり。当時とでは、みゆみゆ好き度が比べものにならないほど上がってますし。
2007年12月04日(火)
森博嗣「少し変わった子あります」(文藝春秋)感想
「子」っていうから12歳未満だと思ったのに(ここにも少し変わった人あります)。
なんて、かたなし君はほっといて。これは予想を裏切られました、いい意味で。相変わらず透き通った世界。たとえるなら、眼鏡の度が合わなくなって、新しく度の強い眼鏡に掛け替えたときの、「世界はこんなにも綺麗だったのか!」という新鮮な驚きというか。そもそも「視力が良い/悪い」という言い方からして、物事を一方的な善悪二元論で判じようとする、いかに硬直した思考かという……(長くなるので割愛)。
それはそれとして、この作品。毎回違った場所で、違った女性と、ただ一緒に食事をするだけという、不思議な店。デビュー当時から登場人物が食事をしないことで有名な森博嗣作品で、こういうテーマが描かれること自体にまず驚きました。いわゆる都市伝説に近いような話。それにしては、もはや意図的と思わざるを得ないくらい、この手のネタにありがちな「怖さ」が希薄なまま物語は進む。そして最終話、仕掛けが読めたと思ったら、またつじつまの合わない描写が出てきてプチ混乱(たぶん、「また少し変わった子あります」のオチが伏線になってる気がしますが)。徹底してアンチにこだわる森博嗣らしいとも言えます。そもそも、文春ノベルスなんてレーベルは存在しないのに、あえて新書判を出すところからして……。それを買う自分も自分です。べっ、別に、西島大介の表紙がかわいかったからってわけじゃないんですからねっ。
「GIRLSブラボー first season」第11話 ピンポンで♥ブラボー!(AT-X)感想
評価: 9点[前回比: ±0](累計: 104/110 平均 9.5)
おかしいのはこのアニメだ。
何回TVの前で「これはひどい……」とつぶやいたことか。途中から「ご愁傷さま二ノ宮くん」と続けて観るという荒業に挑戦したために、酩酊度さらにアップ。いったい何がやりたかったのやら……と問いかけたところで、あまりに直截的かつ退廃的な答えしか返ってこなさそうですが。こんなザ・ヴェリベスト・オブ・バカアニメを発掘するためにAT-Xに月1,575円払っているかと思うと、そこはかとなく最悪です。ごめんなさい嘘です、言いたかっただけです。本当は嫌いじゃありません。
萌えアニメの記念碑的袋小路、がぶら小路のぶら小路。そのままロゼッタストーンとして歴史の闇にうずもれてもいいと思いますが(いやぁ、PowerPC はまだまだ現役ですよ<またそれか)。しかし、不条理な湯気だの KEEP OUT だの、ぐるぐる回るロゴマークだのはこの後も尽きることなくアニメ界を席巻するのでありました(一緒にするなぁ!)。フジに深夜アニメは尽きるとも……もういいですか。
とりあえず、話は全然終わっちゃいないし、続けて second season が放映されるので総点は保留。もちろん継続視聴しますとも。毒を食らわばおこさまランチ。トモカちゃん@齋藤彩夏が天才的すぎる。
2007年12月06日(木)
西尾維新「刀語」 第十二話 炎刀・銃 (講談社BOX)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 112/120 平均 9.3)
うわぁ……。
まったく、この西尾維新という作家は……。お約束というものをこの上なく知悉し理解し判っていながら、こういうことを平気でやってくるのですから。戯言シリーズが目も眩むほどのハッピーエンドだったのに対して、こちらは目眩がするほどのネガティブハッピーエンド。そして、こういう終わり方を否定できなくなくもない自分がいることもまた事実。ネタバレになりますが(今さら)、ちぇりおは小説より奇なりと申しまして(どこがネタバレだ!? と思った未読の方はぜひ第一話からお読みください)。あるいはこう言ったほうがいいでしょうか。ちぇりおはツンより出でてデレより強し。ただし三重否定には負ける、みたいなっ。三省堂書店で買えば良かったかなぁ(なんのこっちゃ)。
先月のお話を読んで、藤崎竜「封神演義」を連想したと書きましたが、あちらでラスボス的扱いを受けた「歴史の道標」のごとき存在は、しかし「刀語」にはついぞ登場しない。地を這う人間には、天上の存在にはけっして手が届かないという、あたかもそれは諦観のように。物語のクライマックスの舞台が天守閣であるのも、それを象徴しているかのよう。天を守るとは名ばかりで、地上から見れば高くとも、摩天楼にすら及ばない。そういう、大きな世界と主人公たちの切り離され方が、いかにも「きみとぼく」というか、戯言シリーズのころからやっぱり変わってないなぁと思ったりします。もちろんいい意味で。成長しない進化する、これぞ維新。こなゆきちゃんもきっとずっとあのままに違いありません(あれ、何の話だっけ……)。
ともあれ、そんなふうに変わらない歴史、終わらない世界の中でも、相変わらず、あまり悲壮感を感じさせない登場人物たち。壊れているのとは、囲われているのとは、やはり違う。だからきっと、この「物語の終わり」はネガティブであっても、けっしてアンハッピーではない。そんな二重否定で表現せざるを得ないお話だからこそ、否定姫さまがここまで輝いたのでしょう。や、ホント貴女、いろんな意味で最高でした(とがめさんには心からお疲れさまを言いたいことは確かですが)。第六話で書いたとおりのキャストでアニメ化を希望しなくもないです。
「バンブーブレード」第1話 竹ぼうきと正義の味方(AT-X)感想
評価: 9点[前回比: -](累計: 9/10 平均 9.0)
あ、OPが「R.O.D」っぽくない(もういいから)。
そんな感じで竹刀語。ホウキを持って強くなるのは魔法少女だけとは限らないのですよ。倉田英之脚本だから期待しないわけにはいかないと思っていましたが(また二重否定か)、とてもとてもお約束で良い感じの成長物語を見せてくれそうな気がします。
っていうかね、もう、あちこちでタマちゃんがかわいいかわいいと評判のお子さまで、楽しみにしてたのです。しかし、今回を見るかぎり、むしろ部長さんの千葉紀梨乃ちゃん@豊口めぐみがやたらかぁいいですよ。何故か豊口さんのキャラにはあまり縁がないんですが、こういう娘好きです。それ以前に、中田くんすらかわいいと思えてしまうので、キャラデザが全般的に好みなのかも。あとは「ef」にでも対抗してるのかと思うような、みやみやこと宮崎都の活躍も気になります(ああいう活躍はせんでいいけど)。で、めがねっこはいつ出てくるんですか?
2007年12月07日(金)
「ちっちゃな雪使いシュガー」#1 サガ、シュガーと出会う(AT-X)感想
評価: 8点[前回比: -; 初見今回比: 不明](累計: 8/10 平均 8.0)
わっふるの実体参照はHTMLで定義されていないので、「#」で代用しています。
ちっちゃな しゅごい シュガーさん。これ、この回だけTBS系地上波で放映されたのを観た記憶があります。いつか、ちゃんと観たいと思って WATCH OR DIE に入れてたんですが、ようやく叶います。例によってソースはBS-i版(テロップつき)、特別編も放映されるようです。まあ、理想を言えば、それなりにBSデジタルが普及した(という建前の)今こそ、BS-iで再放映してほしいところですが。対価は払うべきだと思ってるので、別にいいんですけどぉ。
それはともかく、案の定、内容は忘却のかなたこなた。最後のシーンになったら台詞は思い出しましたが。当時に比べたら、それなりにアニメの見方が判るようになった今。何より、「ちっちゃいは正義」という真理を発見した今。Bパートの一連の流れで、いかにシュガーさんのちっちゃかわいさが強調されているかというのが手にとるように判ります。いやむしろ、手にとって解りたいっ。いいなぁ、これから毎回、こんな素敵映像が楽しめるわけですか。人間はもうサガちゃんと真田アサミな子だけでいいです。お母さんが皆口さんだというのにEDではじめて気づいたのは我ながら不覚。この作品に限らず、名作フィルタはかけずに新作と対等の扱いで観ようと心がけているのですが、楽しませてくれることを期待します。
2007年12月08日(土)
「こどものじかん」第8話 だっこしてぎゅっ(BIGLOBEストリーム)感想
評価: 8点[前回比: -1](累計: 75/80 平均 9.4)
くろちゃん、商品化とか生々しいこと言わない。
りんちゃんとかりんくんとか言われて、なんだか SHUFFLE! 日和。気のせいかレイジ@杉田智和もはっちゃけ気味。ついでにロゴマークもいつもよりくるくるシャッフルしておりますが。ココロごとぶつかった結果ということでしょうか、会話も映像も全部伏せられると何がなんだか。もはや高度な虫食い算の様相を呈しております。考えちゅ! だけじゃ NoNo オトナ脳。
そうでなくても、いろんな要素が詰め込まれて、やや主軸が見えにくくなってる気もしますが。しかし中心に置かれるのは、第6話を受けてようやく明かされた、りんちゃんが心に抱える寂しさ。それを、大人がどう正面から受け止めてあげるべきか。女の子が男の子のふりをすることはできても、男の子になりきることはできないように、こどもがおとなになるにも長い時間がかかる。こどもだから抱く想い、おとなだから判ること。そのどちらもがかけがえのないもので、傷つけ合うことにはなってほしくない。だから、抱きしめることで、瞬間、心重ね合い、わかりあおうとするのかも。
2007年12月09日(日)
「世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット」第49話 私のお母さん(BSフジ)感想
評価: 10点[前回比: +3](累計: 421/490 平均 8.6)
これを、だっこしてぎゅっ革命と名づけよう。
もうすぐ終わりなので感想を復活させます。思えば遠くへ来たもんだ。しゃんしゃん。こういう振り返り話は一年ものアニメの独擅場ですね。コゼットさんが二クールも待たずに成長してしまったことを嘆いた自分が浅はかでした。大きくなった今だからこそ、あの頃見えなかったものが見えてくる。マリウス・ポンメルシーのポン助との結婚の報告に、母親であるファンティーヌがかつて暮らした街を訪れるコゼット。そこでついに彼女は、母親の死の真相を知ることに。正直村の住人なシスター・サンプリス@かないみかをこんな形で使ってくるとは、恐るべき知略家ですジャン・ヴァルジャン。放映当時には、もうちょっとしっかりしようよファンティーヌと思ったものですが、こうして客観的に語られるといい話になっているというか、まさにレ・ミゼラブルとしか言いようがありません。それにしても、アランくんには期待してたんですけどねぇ。まさかコゼットと逢うこともないとは。
そして朽ち果てた旧ワーテルロー邸。託児所の「ファンティーヌとコゼットの家」に込められた願いとは対照的に、なんと嘘と虚栄で塗り固められた名前であったことか……。もはやその役目を果たすことのできないブランコ。第1話の段階では、となりに並んでブランコに乗るだけで、毎日の生活がちょっとだけ楽しくなるような気がしたんだみたいな、そんな雰囲気だったのに。エポニたんのことは本当に悔やまれます。ポン助を想い、コゼットへの嫉妬にかられる泥沼の展開になったときにはもう心配で心配で、あわや世界さん名作劇場になるかと危惧したというのも今だから言えること(最後まで黙っとけ)。
さて、このまま暗黒面が出ずに幸せな結末を迎えられるかどうか。まだ伏線が回収されていないテナルディエが、次回予告でちらっと出てきたのが不安を誘います。まさかこの人にも、ジャヴェールのような一発逆転いい人化が見られたりはしないと思いますが……。佐藤順一監督ならありえなくもないですが、どうでしょう桜井弘明監督。とりあえず、いまだ獄中(?)のアゼルマには幸せになってほしいのですが。
2007年12月10日(月)
歌野晶午「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」(光文社カッパ・ノベルス)感想
ゆるゆる〜っと……じゃないなこれは。
小学五年生の舞田ひとみは父親と二人暮らし。刑事をやってる叔父さんがひんぱんに家を訪れてはゲームの相手をしてくれる。そんな彼女の何気ない一言が、思わぬ捜査のヒントになって……。歌野さん自身がまえがきで「ゆるミス」だの「やわらか本格」だのと銘打ってるから、どんなまいだけ (maida-ke) が見られるかと思ったら。やっぱりこの人の言葉を信じちゃいけませんね。黒い夢の扉開きすぎです。そこはかとなく現代的で、それでも完璧な本格ミステリで、もはや後味がいいんだか悪いんだか判りません。
なんて、そんなことはぶっちゃけどうでもいいんです。とにかくもう、ひーちゃんがこの上なく魅力的に描かれている、それだけで洛陽の紙価を高らしむるに足る作品であると言えましょう(原油高だのう)。現代っ子ぽいんだか時代がかってるんだか判らんしゃべりかたも、あぁ、おばあちゃんっこでテレビっこだったんだなぁというのが行間から想像できます。そして、それがちゃんと伏線になっているという……。この作品はこの作品で大いに楽しませていただきましたので、真のゆるゆるミステリはまた別の機会に書いていただきたいところです。幸い、ふたごが主役のミステリは題材に事欠きませんし。や〜わらか本格の心はひとつ、生き延びたい 生き延びたい(お、クローズドサークル)。
2007年12月11日(火)
「魔女っ娘つくねちゃん」(AT-X)感想
チュルリラな話とチュルリラじゃない話の違いが判りません。
あはははは! ここまで何も考えずに笑えたのは久しぶりかも。こういうのに説明はいらない。まあ理屈をつければいろいろあるんですけど、ギャグ作品を解説することほど笑えないものはないので。OVA発売時から存在は知っていましたけど原作ともども未見。なんだってまたXEBEC(M2は別)の作品を観なければいけないのだと思っていた己の不明に恥じ入るばかり。
こういう短い作品ほど、絵コンテの善し悪しが如実に表れる。桜井弘明監督の天才性が存分に発揮されています。OPからして「ギャグマンガ日和」あたりの雰囲気がびしばしと感じられましたが、ホントに大地丙太郎監督が絵コンテ切ってる回もあるし。少々の実写やクレイアニメは問題なっしんぐ。
そして何より、つくねちゃん@桃井はるこというキャスティングが素晴らしすぎる。しかも、妹はマジカルハートココロちゃん@千葉千恵巳というのが完璧ですね。桃井さんにも、一度正統派魔法少女を演じていただきたいと思っているのですが。「コゼットさん☆」も終わることですし、桜井監督、休日朝のどっかの枠でどうですか?
2007年12月12日(水)
米澤穂信「インシテミル」(文藝春秋)感想
聞こえる聞こえる、ヴォイスオブワンダーランドが。ミステリに飢える若人たちの嘆きが。だっておばあちゃんに化けたオオカミの耳は長いんだもん。青春ミステリの皮をかぶった、これはとんでもなくコアなミステリです。キケンキケン。
とある求人広告誌に載った、誤植かと思うような多額の報酬。そうして集められた12人は、閉ざされた館の中で、一週間を過ごすことになる。ある非常識な条件を提示されて……。ミステリが容易に成立し得ない現代に、それを成立させるために組み上げられた、巧緻にして大胆な企て。最初は、阿藤先生とか伊藤先生とかいうたわいないレトリックにつられて笑っていたら、いつのまにか空気がすっかり入れ替わる。とりわけ、ラスト70ページがやたら面白くて、やっぱり自分はこちら側の人間だなぁと思った次第。異常な状況を経験した末に、何の変哲もない日常に戻るオチは西尾維新にも通じるところがあるかも(っていうか、麻耶雄嵩が「痾」で既にやってるんだけど)。お土産に、クローズドサークルに行ってきました饅頭はいかがですか?
2007年12月14日(金)
「バンブーブレード」第2話 ブレードブレイバーとお弁当(AT-X)感想
評価: 9点[前回比: ±0](累計: 18/20 平均 9.0)
どうやら、ねこアニメにはなりそうもないことは理解しました。
そんなことより、餌付けされてるタマちゃんがかわいい! 学校で何が起こってるかもつゆ知らず、娘の帰りが遅いことを気にするお父さんは、まさにうちのタマちゃん知りませんか? といった心境でしょう。こうして娘は巣立っていくのですね。←レ・ミゼラブル
巣立ちざかりは、しかして育ち盛りにあらず。なんだかちっちゃいタマちゃんがかわいいのです(なんか二回言った、この人)。ヒーロー番組に目を輝かせる幼き日のタマちゃんがかわいいです(三回)。
タマちゃんの幼さはそのまま純真さにつながる。ちっちゃいは正義で文字通り正解なのですが、それはお父さんの説く剣の道とはまた違うものなのでしょう。今まで彼女がどんな気持ちで剣道をしていたのかはまだ不明ですが、まさにお約束どおりの展開で悪の手先その1に正義の鉄槌を下したタマちゃん。突きから始まるミラクルだってあるよねといった感じで、今後彼女がどのように変わっていくかが楽しみです。
「SHUFFLE!」第11話 夏のお嬢さんたち(AT-X)感想
評価: 9点[前回比: -1](累計: 91/110 平均 8.3)
めがねっこを見た目だけで好きになっちゃダメですか?
誰だ、こんな脚本書いたのは! と思ったら高山カツヒコ。飛行船もこれ見よがしに飛んでるし、どこの ef かと。お約束満載ラブコメディなノリで進むAパート。しかし、その裏でひそかに進展する事件の謎が、Bパートで明かされる……かと思ったら別に何もないし。オチは●だまりスケッチになったのには驚き。かみさまよりゆのさま。
それこそ、眞子ちゃんみたいな髪型だという見た目で好きになった麻弓ちゃんですが、きっかけは何であれ、そこからいくらでも新たな魅力を知っていけると思うのですよ。出逢い方がそんなに問題ですか! みたいな。あぁ、まあ、この作品では出逢い方が問題なのかもしれませんけど。ともあれ、いつもと違った麻弓ちゃんのあれやこれやを楽しめた今回。でもやっぱり、ふだんの制服姿が一番かぁいいと思いました。それにしても前々回の「限定的な視線を独占」といい、今回の「売り手市場」といい、名言の多い娘ですね。たった一言で首都を壊滅に追い込むリムちゃんもきゅ〜とですが。
2007年12月15日(土)
「SHUFFLE!」第12話 凍てついた夏(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: +1](累計: 101/120 平均 8.4)
穏やかだった時間は、ねこいアイキャッチと共に去りぬ。
なんたる唐突であることか! 物語的には、ようやく本番といったところでしょうが。病床のリムちゃんの枕元に置かれたぬいぐるみ。リムちゃんが止めた庭の時。生物と無生物のあいだに横たわる、それは深くて暗い海溝。出逢いが唐突で不条理なら、別れもいつだって唐突で、不条理で、無情なもの。でも、積み上げられた記憶があるから、それは悲しいもの。海の回で、リムちゃんが何度も潮に流されながら砂の城を建てていたのが印象に残ります。果たして、ふたたび彼女の元気な姿を見られることができるのか。そして、微妙なのよバランスが崩れたとき、他の土見ラバーズにどのような影響が出るのか。次回からは積まずに毎週追いたいところ。
「Myself;Yourself」#4 子供じゃないよ(AT-X)感想
評価: 9点[前回比: ±0](累計: 35/40 平均 8.8)
まさか「こどものじかん」になるとは。
雑破業の妙技炸裂、妙にねじれた面白さが出てきました。主人公の友人にフラグが立つという珍しいパターンで登場の新キャラ・持田雛子ちゃん。なんか、ものすごく好きな声なんですけど……と思ったら村田あゆみさんですかっっ。あまり10歳には見えないんですが、それは私の目がおかしいのかな、かな? 自分なら絶対にこども扱いはしませんが、むしろ、こどもだからこそ……まあいいや。
ひなちゃん乾坤一擲の告白も、子安の人は田村ゆかりな双子の姉に夢中だったというオチ。いや、それはすっごく説得力があるのですが。朱里ちゃん、売り手市場だったり、お料理下手だったり、まるで守屋美紀の生き写しを見ているかのよう。やっぱり、税込1,680円もするキャラソンCDを買うべきでしょうか(何の話だ)。
しかし、この話が本筋にどう絡んでくるのかよく判らないところ。いつのまにか、ななかちゃんがみんなといっしょに下校してたりもしますが、台詞ないし。とりあえず、さなちゃんに対する私の心証がさらに悪くなったことは確かです。雛子ちゃんへの不用意な発言と行動の数々、捨て置けん。伊藤誠(プロデューサじゃないほう)よりよっぽど許せんのですが。次回はひぐらしがなきそうだし、なにやら不穏な空気。
2007年12月16日(日)
「ちっちゃな雪使いシュガー」#2 ちっちゃなルームメイト(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: +2](累計: 18/20 平均 9.0)
きらめき組結成。
うわぁ、うわぁ。素晴らしい! OPから幸せオーラ出まくり。「Sugar Baby Love」を聴いてたら、ふいに新京極の喜久屋書店IIを思い出しました。本放映時、店頭で流れてたのを聴いたのかな? って、この店舗、今はもうないのですか! 丸善京都河原町以上に、時の流れを思わせますなぁ。
シュガーさんと出逢ったことで、サガちゃんの計画は狂いっぱなし。今回もシュガーさんの一挙手一投足がもうかぁいくてたまりません。そして、さらに嬉しい誤算とばかりに、ソルト@サエキトモ&ペッパー@水橋かおりの登場。ますますしゅごキャラめいてきました。とくにペッパーさん、季節使いなのにめがねっこという、かがくのちからを超越した圧倒的な存在感。季節使いの世界にだって学校もあれば眼鏡屋さんもある。なんとも地に足のついた描写ではないですか(空飛んでるけど)。
「劇場版 カードキャプターさくら」(アニマックス)感想
まさに、クロウ・リード・オア・ダイ(いらんことを言うな)。
ようやく観れました、劇場版第一作。どう考えても観る順番を間違えている気がしますが……。どうやら、苺鈴ちゃんと小狼くんが転校してきた直後のお話のようで、その時制まで頭の中をまきまき。このころの苺鈴ちゃんも、それはそれで魅力的だったのであります。出番少ないけど。チャイナドレスを楽しむ間もあればこそ、ノースリーブだったりスカートだったりで香港の街を縦横無尽に駆けめぐるさくらちゃんにドッキドキ。知世ちゃんは、なんでまた完全防水の服なんて用意してきたんですかっ。
公開時には、まだTVシリーズが継続中だったということもあってか、さくらちゃんたちの事情には深入りせず、林原さまな魔導師を通して「大切な人への想い」を間接的に描くという手法を採ってる様子。この段階では、その瞳に映るのは雪兎さんなんですけどね。しかし、相変わらず傍迷惑な奴ですねクロウ・リード。侑子さんとはうまくいってたんでしょうか。
「世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット」第50話 永遠のリング(BSフジ)感想
評価: 9点[前回比: -1](累計: 430/500 平均 8.6)
ガブちん恥ずかしい髪型禁止!
ふーちゃんのお姉ちゃんより一足先に幸せになりましたコゼットさん(注: BS基準)。ヒトデ配らなくても大勢の人が駆けつけました。プレソール@三瓶由布子とユーグ@徳永愛には後半ひたすら癒されました。この前観た「魔女っ娘つくねちゃん」で、同じくコンビのキャラを演ってらしたのには受けましたが。何こっそり仕掛けてるんですか桜井監督。修道院からストパニ仲間もご参列。えぇ話なんですが、やっぱりあの修道院の話で一クールやるべきだったと今さらながらに思います。こうなったら、OVA「コゼットさん☆ナ・イ・ショ」で補完してもらうしか。
教会の外でもなつかしい人が出てきましたよ。おかみさんはすっかり別人になってます。アゼルマちゃん、お姉さんとは対照的にすくすくお育ちになって……なんでもないです。強く生きましょう。そしてテナールディエ。何故地下道でジャンを見逃したか疑問だったんですが、誰だか気づいていなかったんですか。最後まで悪巧んでおるようです。ほかのキャラクタが、互いに絆を強め合いつつ、それぞれ己の道を進み始めようとしているのに、彼だけは変わらずひとりきり。果たして、どんな結末が用意されているのでしょう。
2007年12月17日(月)
ANIME+「トップをねらえ!」第一話〜第四話(BS11)感想
第一話 評価: 9点[前回比: -](累計: 9/10 平均 9.0)
第二話 評価: 8点[前回比: -1](累計: 17/20 平均 8.5)
第三話 評価: 7点[前回比: -1](累計: 24/30 平均 8.0)
第四話 評価: 8点[前回比: +1](累計: 32/40 平均 8.0)
若本規夫さんがまともなキャラだー(まともか?)。
今月より発進したBSデジタル11。開局早々いいコンテンツを揃えてくれます。今まで手が出なかったこのシリーズでしたが、さいきん庵野監督づいてることだし、いい機会なので視聴。次の残り二話と「トップをねらえ2!」は今週の金・土に放映予定。さらに別途、NHKのBSハイビジョンで先週放映された劇場版も録画済なので、あとで観るつもりです。
何というか、いかにもGAINAXというか庵野監督というか岡田斗志夫というか。パロディの塊なのに、登場人物はみんな大マジメにやってるところが、市井のバカアニメと一線を画すところかもしれません。回を経るごとにふつーにマジメになっていって面白くないなと思ったら、第四話できっちり第三艦橋が大破してくれました。そして腕組みで出撃するガンバスター。うわぁ、これだったのかグレンラガンの元ネタ。
作られた時代が時代だから、いろんな描写が多少古く見えるのは仕方ないとして。冥王星が惑星じゃなくなる日が来るなんて予想出来ないでしょうし。JALのロゴマークが変わる日が来るなんて(もういいから)。それより、第四話のあとの次回予告が Old Mac な UI だったのが驚き。本編でも、ちらっと「ウォズニアックが語るMac」なんて本が出てきたり。あ、「Apple Confidential」が書かれる日が来るなんてことを予想してたのか!!
2007年12月18日(火)
豊島ミホ「日傘のお兄さん」(新潮文庫)感想
「ロリコン的には0点」(お兄さん)
なんという妄想純度。
これはすごい。この手のテーマを、おんなのこ視点で真っ正面に描くことで、逆にファンタジィ度を高めるという手法があったとは。阿部和重の「グランド・フィナーレ」が、きわめて男性的な、ある種のえろげ的雰囲気を感じたのとは対照的です。ちなみに個人的には、あっちは「ぐらんど☆ふぃな〜れ」とよんでたりします(怒られるぞお前)。
表題作以外も、そういう年頃の女の子の姿をきわめて健全に、そして切なく写しとっていると感じました。最後の「ハローラジオスター」は女子大生が主役で、なんでラストにこんな話を……と思ったら、実は声萌えだったという驚天動地の Radio Days(らじ☆すたは不可)。
自分にとって異性だからというのもあるかもしれませんが、なんだかとっても神秘的な感じのする青春幻想文学でした。この作家の本、ほかにも読んでみよっと。
2007年12月19日(水)
「ひぐらしのなく頃に解」全弐拾四話(東海テレビAT-X)総評
みよちゃん……。
人の作りし祟りは、人の手によって閉じられる。赤坂さんが活躍したり、鷹野さんが後期クイーン問題の犠牲者になったり、野村さんが雲隠れしたり、いろいろありましたが、とりあえず劇終。梨花ちゃまと羽入ちゃんのおそろいの笑顔が見れて何よりです。中の人的にはレナだったようですが(誰もいませんよ?)。
物語の中の惨劇は終わっても、現実はまだ続く。この作品を語るには、東海テレビ(と、てれたま)での放映中止に触れずにはいられないわけで。ある意味ちやほやされたスクイズと違って、こっちは局地的な現象だったのがまた何とも。それこそ、ババ抜きのババと目されて排除されてしまったようなもので、ある意味作品のテーマをリアルに体現しているとも言えなくもなくもなく頃に。ちゃんと最後まで観れたから言えることですけどね……。
総点は86点。「解」と銘打たれるだけあって、第一期とは比べものにならない腑に落ちる感(字面どおりの解釈禁止)。梨花ちゃん梨花ちゃん、そしてみよちゃんみよちゃん。終盤は悪い意味で「おっとな〜」な展開になってしまったのが残念ですが(前回の入江所長の行動は本当に謎)。

で。エピローグに何か恐怖映像が出てきたと思ったら、何故か既に第3期が決定したらしいですが……。そこはかとなく不安だったりして。とりあえず、今度は中京テレビでやってください。
2007年12月20日(木)
「ヨコハマ買い出し紀行 - Quiet Country Cafe」(チャンネルNECO)感想
ロボットの人なのに、なんという肉感。
あぁもう、ぷにぷにしすぎです。ゆったりとした時間の流れは先月観た第一作とも共通するところはなきにしもあらずですが、その空気の密度が数倍濃い。しかも局所的。そりゃ低気圧も発達するはずです。望月智充監督だからという先入観のせいだけとは到底思えません。アルファさんといい、ココネさんといい、やたら素足ばかり映すカメラワーク。第1話のCパート(と便宜上よぶ)では、急にマッキちゃんって娘が出てきて赤すくみずを披露。果ては、出てくる必然性がまったく不明なキャラクタまで登場したり。相変わらず投げっぱなしですか望月監督!
アニメ作品としては望月監督らしさが存分に発揮されていると思いますが、キャラクタやエピソードが基本的に原作由来のものだとしたら、それを許容するだけの原作力もあるんじゃないかなと思います。なんか、原作読みたくなってきました。漫画で読むと、また双方のアニメとも違った雰囲気を感じられる予感がします。こういうのは、時期を逃すとけっきょく積ん読にしてしまうから、早々に……。べっ、別に、マッキちゃんがかわいいからってわけじゃないんですからねっ(それは積ん読じゃなくて以下略)。
倉田英之・スタジオオルフェ「R.O.D」第十巻(集英社スーパーダッシュ文庫)感想
妄想学園シリーズのはじまりです。
一年かけて第10巻まで来ました。メインのお話は、おばあちゃんがかわい……もとい、いろいろ盛り上がってますが、今回は外伝。それにもかかわらず、読子史上最大の衝撃。何やってんですか倉田英之。さりげなく本編中で斎藤千和とメル友であることをアピールしていたり(あとがきじゃなくて、本編で)。これも文才というんでしょうか、いい意味で。
しかし、相変わらず本好きの心をくすぐる描写。まったくもって、純文学だろうとライトノベルだろうと、一生のうちで巡り逢えて良かったと思えた時点で、その本は自分にとって絶対なのですよ。読子さんの汎神論的愛書精神に、私も書泉ちゃんといっしょに拍手。……それにしても、このネーミングセンスが素晴らしすぎる。あおいちゃんとか星野さんなんてキャラの出てくる「Myself;Yourself」より一枚上手です(たぶん、あっちは意図してないと思う)。今度から三省堂に行くたびに萌えてしまいそうです。そしてやっぱり、きのくーは敵役なのですね(やっぱり?)。
「スケッチブック〜full color's〜」Page.12 スケッチブックの日(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 116/120 平均 9.7)
根岸ちゃん乳酸菌取ってる〜?
岡田麿里さん恐るべし。この作品がアニメ化されると知ったときには、今回の原作話を最終話に持ってくるのではないかと予想していたのですが、相変わらず膨らませ方が卓越しています。このために、根岸ちゃんとデジカメの少女ことみなもちゃんの話があったのですね。まっしろなスケッチブックに蘇る、幼き日の純粋な記憶。がおーは画王に通ず。
さてこれで、最終回ではどんな話を描いてくれるのか、ますますもって楽しみです。とりあえず、まさかのふくだとくのすけにも先を越されたあの人の出番はなんとかありそうですが。
2007年12月22日(土)
「こどものじかん」第10話 ひとにやさしく(BIGLOBEストリーム)感想
評価: 10点[前回比: +1](累計: 94/100 平均 9.4)
ひかりのまほう。
ランドセルDVDを観てしまうと、やっぱりデチューンが気になってしまいます。や、ビットレートの低さが、ですよ? いろんなまほうがかかった状態も、それはそれで楽しめると思うのです。オーディオコメンタリでもツッコまれてましたけど、くろちゃんが青木先生をよぶときのSEは、もはやひとつの芸と言えなくなく。くろちゃんと言えば、白ちゃんの話は残り話数的にカットでしょうかね。まあ白井先生だからいいや……(おいおい)。
そんな感じで今日もめいっぱいかわいいくろちゃんの横で、真のダークサイドに堕ちていきかけるりんちゃん。みみちゃんのメガネを借りた姿にときめかないかと言えば嘘になりますが、めがねっこの資格を持たない者がメガネをかけるという禁を犯した代償は大きい。目の痛みは心の痛み。見たくないものも見えてしまう。
素直になれない自分が変わる、ちょっと特別な場所、それは学校の階段。恋のライバルであるはずの宝院先生に、ひとりの児童として相談に乗ってもらう、皮肉のようなお話。それでも、それによって救われるりんちゃん。あぁ、なんていいこなんだ。宝院先生もよぉーしガンバるぞーやってる場合じゃありません。
対する青木先生。少しずつ教師であることに自信を持ち始めてきたところで、揺らぐ心。りんちゃんとふたりっきり教室のシーンは第1話を彷彿とさせるけど、お互いの抱く感情はずいぶん変わってしまっている。備えあればうれしいなとはよく言ったもので、まさに無防備な状態で不意打ちを食らわされた青木先生。レイジとの差は、自覚的であるか否かのような気もします。果たして、このふたりの直接対決が見られるのかどうか。
「Myself;Yourself」#5 咲かない桜(AT-X)感想
評価: 8点[前回比: -1](累計: 43/50 平均 8.6)
黒猫にポオなんて、誰がそんな不吉な名前をつけたのかと思ったら。
ななかちゃまの桜演舞。聞こえる聞こえる、ひぐらしのなく声が。誰か、綿流し編の圭ちゃん並に選択肢を間違えてるさなちゃんをどうにかしてあげてください。あそこでイエティくんをななかちゃまにあげていたら、惨劇は回避できたのにっ……みたいなことにはなりませんように。
いろいろ怪しげな雰囲気の中で、いつもどおりの朱里ちゃんとあおいちゃんにひとときの安らぎを得ます。ゆかたは朱里ちゃんのほうが似合うんじゃないかな、かな。桜の伝説を語る朱里ちゃんは意外どころか納得至極です。
で、次回はまたひなちゃんの話ですか。……えーと、これって視聴年齢制限番組じゃないよね。
2007年12月23日(日)
「世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット」第51話 明かされた真実(BSフジ)感想
評価: 10点[前回比: +1](累計: 440/510 平均 8.6)
テナールディエ……。
なんという伏線処理。ジャン・ヴァルジャンから過去を告白されたマリウスくん、さらに飛んで火に入るテナールディエから、あの革命の日の真実までをも知ることに。テナールディエの悪巧みが、よもやこんなヒョウタンからポン助を生むことになろうとは。まあ、ジャンがさっさと正直に言えば、どうということはなかったという話ではありますが。
そして颯爽と現れるジャヴェール。悪あがくテナールディエに「人は変わることができる」と、かつてジャンが語った言葉をかける。ちょっ、あなたカッコ良すぎですよ! ここまでいい人化すると、なんかズルいです。
そんなこんなで、いよいよ次週で最終回。次回予告の二人とは今回でお別れでしょうか。いろいろはっちゃけてたので、この次回予告だけ毎回保存してたのです。一足お先にお疲れさまでした。
2007年12月25日(火)
「こどものじかん」DVD 1科目(バンダイビジュアル)感想
オーディオコメンタリも全力全開でした。
まほうがとけたDVD版。初回特典ランドセルの出来が意外に良くて、まあ、その、なんていうか良かったです。思ったよりちっちゃくて、DVD全巻収納BOXのはずなのに、この1巻だけで既にきついですが。「砂沙美☆魔法少女クラブ」のてんこ盛りパックだったら全然入りませんよ(脚本が岡田さんつながりということで……)。実物だったら余裕で入ると思うんですけどね。この時期、イオンとかに行けばいっぱい並んでますし(実行しません)。
round shell featuring Rin の話はこのくらいにして。本編、改めて観ても完成度高いです。のの字が回らないとか、変なSEが入らないとかいうレベルではなく。ツッコミが過激なオーディオコメンタリでもしっかり指摘されていましたが、作り込みが実にきめ細やか。新任教師である青木先生の目線と、りんちゃんたちこどもの目線のせめぎ合い。それが、OPの演出から本編の情景描写、あらゆるところで読み取れるようになっています。
今回気づいたのは「階段」の使い方。後の話でも重要な場面で出てきますけど、第1話から、青木先生に「ごほうび」をあげる三人組というシーンで、階段が効果的に使われています。さらに第2話、こんどはりんちゃんが先生にごほうびをねだるシーン。体育館裏ですが、ここでもわずか数段しかない石段の上に座るりんちゃんが描かれています。どちらも、りんちゃんが上の段にいるのに注目。大人だけど教師としては新人の青木先生と、こどもなのに大人びた言動で、こっそり先生の授業進行を助けるりんちゃん、その立場の逆転がここに明確に現れている。そしてそれは、危うい微妙なのよバランス。「止まれ」のラインを踏み越えたらもう戻れない。今はまだ、スクールゾーンの内側だけれど。この先、いろんな意味で大変なことになっていく物語ですが、もう一度ちゃんと追っていくのが楽しみです。
「ご愁傷さま二ノ宮くん」第8話 食べさせてよ(BS朝日)感想
評価: 10点[前回比: +1](累計: 68/80 平均 8.5)
もう、アバンと本編、どっちがどっちでも全然問題ないような。どっちの二ノ宮くんショー。先生と二ノ宮くん、ご愁傷さまなのはどっち!(作品が違います)
誰だ、こんなバカっぽい話を書いたのは……って原作者ですか! なるほどなぁ。こういう、どうでもいい話こそが真骨頂ということですか(鶏ガラ?)。どうでもいい話ができるのは実は幸せなことなのだと「スケッチブック」(原作)の栗ちゃん先輩も言ってます。何かというとすぐ重い話になったり修羅場ったりするアニメの多い中、ひとときの心のオアシス。いやまあ、この作品も終盤はどうなるか知りませんけど。名店ラーメンもいいけど、スガキヤラーメンも必要なのです(あやまれ!寿がきやのスーちゃんにあやまれ!)。
がぶら以上に、この絵柄が好きで好きで。綾川さん(ひなちゃん)かわいいなぁとか思いつつ、月村さん@門脇舞以はどういう声出すんだとか思いつつ。ちなみに私もOPとEDは大好きです。
2007年12月27日(木)
白瀬修「おと×まほ」3(GA文庫)感想
なんて全力全開いいんちょストーリー。
まさか、この出版社の本を年に3冊も買う羽目になるとは……と嘆く暇もあらばこそ、もうそうするしかないとばかりに妄想街道暴走ちゅ。かなちゃんこなちゃんコンビがいいのです。
相変わらず、この作品に関しては冷静になれないというか、とにかく全力で絶賛するモードに入ってしまいます。お約束の守り方、外し方、すべてが素晴らしい。エピローグなんか泣きそうになりましたよ、別の意味で。来年も期待しております。
「妖怪変化 京極堂トリビュート」(講談社)感想
この世におもしろくないはずがないことなど何一つとしてないのですよ(オビにツッコむの禁止)。
あんまりアンソロ本は好きじゃないんですが(アンソロ本言うな)、執筆陣に西尾維新が入ってるので購入。この人の文章は可能な限り蒐集することにしてるというか、せざるを得ないというか……。「MORI LOG ACADEMY」も、西尾維新特別講義が入ってる巻だけ買うつもりです。
で、トリビュート維新「そっくり」。「ニンギョウがニンギョウ」以来の、抑えた西尾文体もいいもんですね。よりにもよって出してくるのが「あの人」というのがマニアックすぎて好きです。文字数制限でもあったのか、窮屈そうな終わり方になってしまっていたのが惜しいところ。
で、西尾維新だけ読めればそれでいいと思いつつ、買った以上は、それ以外の部分も読んでしまうのが本読みの業というもの。といいつつ、う〜ん……。なんだか構成を間違っている気がするのですが。これはどう考えても、落語家の人(柳家喬太郎)で落とすべきでしょう。
落語つながりでいえば、すごいのが牧野修。この方の作品は未読だったのですが、ここまでとは。ホントに原作の京極堂シリーズがこういう終わり方を想定してたらどうするんですか(京極夏彦がそんな暗黒面を開くとは思えないけど)。メインストリームを外して安全側を通った西尾維新に対して、ある意味逃げずに真っ正面から挑んでいるといえるかもしれません。作家としての格の違いというよりも、単に作風の違いな気もしますけど。
ということで、「魍魎の匣」劇場版は観ません。
「スケッチブック〜full color's〜」Page.13 ひとりぼっちの美術部(AT-X)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 126/130 平均 9.7)
大庭さんがこっそり出てたのに気づかなくてごめんなさい。また性別を勘違いしていてごめんなさい。
美術部にひとりぼっちの空だけど、彼女は世界にひとりぼっちではない。もちろん、ここで「ef」を引き合いに出すような無粋な真似はしません(っていうか、向こうまだ最後まで観てないし)。なんか空閑さんが意味深なこと言ってましたけど。見えなくてもいいものを見なくて済む世界だったらどんなにいいことか。
スケッチブックに色をつける行為は、世界に意味を見いだすことにほかならない。空が見た世界、空が見た美術部のみんな。それを、枠組みの外側から行っているだけだとしたら、ねこねこの世界に勝手にナレーションをつける行為と変わらないけれど。そしてそれは、ねこねこたちに賞味期限切れの餌をあげていた、かつての空にも通じたりして。
でも、今や彼女は世界の中にいる。世界の中にいて、互いに交わっていける。ちょうど、絵の具の色を混ぜ合わせるように。交差点の向こうに見える友人に、ためらいながらも声を張り上げる空が、見ていて実にいじらしく、愛おしい。見ず知らずの人にも、自分の名前を言う勇気をもてるようになった彼女に、最大級のエールを。
総評。正直な話、原作が好きで好きで、あのままの形でアニメ化するのは不可能だと思っていました。だからこそ何度も書いたとおり、アニメならではの魅力を描き出してくれることを期待してました。その通り、見事な一枚絵を描いてくれたスタッフに拍手。何より、みなもちゃんを見いだしたことこそ最大の功績(次点は金田朋子)。欲を言えばきりがないけど、それは続編を待望することにしましょう。もうね、毎クール「ARIA」と交互にやってくれればいいんじゃないかとさえ思います。なんか初期あにたま枠みたいですけど。
総点は88点。

そして「ARIA The ORIGINATION」に橋渡し。引き続き、ハルフィルムメーカーの起こす奇跡から目が離せません。
2007年12月28日(金)
「おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜」第52話 夢がかなったらイイナ!(アニマックス)感想
評価: 10点[前回比: +1](累計: 482/520 平均 9.3)
こども向けアニメにあるまじき行為禁止!
最終回最終回連呼してたり、相変わらず常軌を逸した話だったのですが、最後の最後でとんだサプライズ。こんな破廉恥許しませんわよ(沢城さんつながり)。あぁもうなんでもいいや、小暮くんおめでとうおめでとう。
伏線アニメというならば、これも大概なもので。それがあまりにも適当に見えてしまうのもこの作品らしさというところですが。一年間、潤くんをベースに描いているように見せかけて、実はギターだった、みたいな。そしてやっぱりボーカル歌ちゃん。ピアノちゃんはすっかり出オチキャラになってしまって……というのはおいといて。いろんな要素があって、じゃっかんまとまり切れてない気もするのですが、よくぞここまで好き放題やってくれました。一時は琴ちゃんに「おにいちゃん」とよばれたこともあったのに、ご愁傷さま潤くん。
総点は87点。楽しめつつ、やはりこども向けとして逸脱しているというか、どこか割り切れなさを感じてしまうのは、私が中途半端におっとな〜でこどもだからでしょうか。

で。本編終了後、田村ゆかりさまからひぐらしのなきそうな落ち着いた声で紹介があったとおり、来年からは引き続き「すっきり!」なのですが……。しょうがないなぁ、見ないといけないかなぁ。まあ二話連続ですし。だだあまカップルな二人を見るのはあんまり気が進まないけど(えー)。
2007年12月29日(土)
湖西晶「ソーダ屋のソーダさん。」(一迅社4コマKINGSぱれっとコミックス)感想
なんて鍵的世界。
「かみさまのいうとおり!」で、いつも(以下略)。「エデデン!」に続き、これも素晴らしい新世界。4コマにしておくのがもったいないというか、伏線の張り方、最後に見える世界の大きさが感動的。「おっとな〜」な小ネタをミスディレクションに使ってくるとは恐れ入りました。
瀬戸内海の小さな島に訪れた、小さな奇跡。しかも、ここで語られているのは、奇跡そのものが貴重なのではなく、その後に訪れた日常こそが真に貴いものなのだということ。ラムネほどは甘くない、それは胸に染み入るソーダ味。とりあえず私には、なっちゃんをください。
「こどものじかん」第11話 みんななかよく(BIGLOBEストリーム)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 104/110 平均 9.5)
みみちゃんの「かいしんのいちげき」が空振ってしまったことだけが残念。
レイジー、君はレイジーブルー。この段階でこのエピソードをやるというところから、薄々予想はしてましたが。これまた見事なシリーズ構成。
思うに、教室の壁に貼られた「みんななかよし」は、一種の結界を成していたのですね。その効力が届かない、たいくかんそうこでの出来事。ちょうどDVDで見直したばかりで印象に残ってる、第2話のラストとも平仄が合います。あのときは気づかなかったりんちゃんの想いを、いまや知ってしまっている青木先生。そして、あのとき以上の想いを先生に抱くりんちゃん。あの日湯船に立てられたさざ波が、大きな波紋となってレイジーとりんちゃんに襲いかかる。包丁はやめてー。
最終回は新年に持ち越し。みんなの想いのその先を、そして、跳梁跋扈する「の」の字の行方を、しっかりと見届けたいところです。
2007年12月30日(日)
「世界名作劇場レ・ミゼラブル 少女コゼット」第52話 銀の燭台(BSフジ)感想
評価: 10点[前回比: ±0](累計: 450/520 平均 8.7)
えいえんはきっとあるよ。
見事でした。ジャヴェールの言葉どおり、数奇な運命を生きた男、ジャン・ヴァルジャン。ずっと胸に秘めてきたその過去を、ついにコゼットに打ち明ける。そして、その想いは、ジャンからコゼットやガブローシュ、さらにはコゼットの娘の代へと受け継がれていく。この世の来し方行く末を見渡すような、大きな拡がりを持った物語になったと思います。
前科者の証である、黄色い旅券。そのネガティブなイメージが、コゼットたちが歩いていく一面の菜の花畑によって、ポジティブなものに転化されていくラストは感動的。もうね、黄色いバカンスとか言ってる場合じゃありません(反省)。
総点は88点。途中、辛いお話や暗い展開も見られましたけど、それも含めて文字通り世界名作劇場。復活第一作にふさわしい作品だったと思います。もちろん、名塚佳織嬢の存在も大きなものがありました。

ということで、来年のこの時間は望月智充監督「ポルフィの長い旅」。いきなり二連続で予告を流したりなんかしちゃってツカミはオッケー、みたいな。世界名作劇場にはますますのご発展をお祈り申し上げます。いっそ絶対に地上波局には流さないくらいの心意気で。
2007年12月31日(月)
高原英理「神野悪五郎只今退散仕る」(毎日新聞社)感想
なんてコイル的世界。
夏頃に買った作品。今年中に読めて良かったです。いつもと違う棚で見つけた作品でしたが、あにはからんや、きょうだい愛にあふれた物語で僥倖。
前半の、紫都子ちゃんと妙子ちゃんに襲いかかる「怪異」の描写が、とりわけ映像的で面白い。対して後半は、なにやらオハコ様的な厄介なものが出てきて、むしろ粘着的な心理描写。文体も、最近あまり見ない、明治〜大正あたりの文学を思わせる感じで、それだけでも楽しめます。来年は、このあたりもちょっと攻めてみようかな。
2007年・音楽ベスト10
年末のお・や・く・そ・く。今年聴いた曲の個人的ランキング。評価基準は以下の通り。
- 2007年1月1日〜12月31日に発売された作品(ジャケット裏面の日付で判断)
- ただし、昨年より前に別形態で発売された作品の新装版は除く
- 特定ショップ限定発売品は除く
- オンライン配信された作品も含む(その場合の発売日は配信開始日とする)
- 原則としてランクインは一アーティスト・一タイアップアニメにつき一作品
例によって iTunes でスマートプレイリストを作成してみると……う、例の問題があって、英語ローカライズで動かしたままプレイリストをテキストにエクスポートすると、日本語が文字化けする……。まあ、相変わらずのApple仕様ですな。いったん日本語に戻してエクスポート。
- Little Non「ハナマル☆センセイション」(「こどものじかん」ED)101回
- LOVERIN TAMBURIN「mo・o!」(「ななついろ☆ドロップス」ED)93回
- DeviceHigh「イノセント・ブルー」(「School Days」OP)91回
- 田村ゆかり「Melody」(「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」ED)88回
- 詩月カオリ「Shining stars bless☆」(「ななついろ☆ドロップス」OP)84回
- 虹原いんく, 黒威すみ, 白鳥ありす「魔法少女マジカルたん!」(「もえたん」OP)84回
- 泉こなた, 柊かがみ, 柊つかさ, 高良みゆき「もってけ! セーラーふく」(「らき☆すた」OP)75回
- Buono!「ホントのじぶん」(「しゅごキャラ!」ED)72回
- SUN & LUNAR「Romantic summer」(「瀬戸の花嫁」OP)72回
- 九重りん, 鏡黒, 宇佐美々「れっつ!おひめさまだっこ」(「こどものじかん」OP)71回
- Buono!「こころのたまご」(「しゅごキャラ!」OP)70回
- 橋本みゆき「微熱S.O.S!!」(「アイドルマスター ZENOGLOSSIA」OP)70回
- みなみけ三姉妹「経験値上昇中☆」(「みなみけ」OP)68回
- 田村ゆかり「Beautiful Amulet 」(「魔法少女リリカルなのはStrikerS」ED)66回
- 中原麻衣「アネモネ」(「かみちゃまかりん」ED)62回
- 牧野由依「スケッチブックを持ったまま」(「スケッチブック〜Full Color's〜」ED)59回
- 大槻ケンヂ「人として軸がぶれている」(「さよなら絶望先生」OP)58回
- Little Non「愛情◎エデュケイション」(OVA「こどものじかん」ED)56回
- 九重りん, 鏡黒, 宇佐美々「オトメチック初心者でーす」(OVA「こどものじかん」OP)56回
- 島みやえい子「奈落の花」(「ひぐらしのなく頃に解」OP)55回
- 結城アイラ「colorless wind」(「sola」OP)55回
- 清浦夏実「風さがし」(「スケッチブック〜full colors〜」OP)54回
- 宮崎羽衣「WE LOVE YOU」53回
- 浅見ユウコ「夢、ひとひら」(「ひとひら」OP)52回
- yozuca*「サクラキミニエム」(「D.C.II」OP)51回
で、これを参考にしたようなしないような感じで、今年はあんまりアルバムを買ってないので(iTunes Store 経由で買った物も増えたし)アルバム/シングル区別を廃止して、ベスト10+1を決定。
- 特別枠: 中川翔子「空色デイズ」(「天元突破グレンラガン」OP)
- 10位: KOTOKO「ハヤテのごとく!」(「ハヤテのごとく!」OP)
- 9位: 月村真由, 北条麗華「ふれふれっぽんぽん!」(「ご愁傷さま二ノ宮くん」ED)
- 8位: みなみけ三姉妹「経験値上昇中☆」(「みなみけ」OP)
- 7位: Buono!「ホントのじぶん」(「しゅごキャラ!」ED)
- 6位: LOVERIN TAMBURIN「mo・o!」(「ななついろ☆ドロップス」ED)
- 5位: 橋本みゆき「微熱S.O.S!!」(「アイドルマスター ZENOGLOSSIA」OP)
- 4位: 牧野由依「スケッチブックを持ったまま」(「スケッチブック〜Full Color's〜」ED)
- 3位: DeviceHigh「イノセント・ブルー」(「School Days」OP)
- 2位: 田村ゆかり「Melody」(「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」ED)
- 1位: Little Non「ハナマル☆センセイション」(「こどものじかん」ED)
「東京ゴッドファーザーズ」(チャンネルNECO)感想
フェイントで今年最後の更新。
今敏監督の作品、これが初見。以前、NHK「アニメギガ」に出演されたときから、気にはなっていたのです。ちょっと前にチャンネルNECOで放映されたのを録っておいたのですが、期せずして大晦日に観るのにふさわしい作品でした。これぞ十全に映画的な面白さ。御都合主義というものを超越したノンストップホームレスハートフルコメディ。「お約束」というのとはまた違って、思わぬところからボールが飛んでくるんですが、それがまた実に遠投ストライクというか、とにかく外さない。楽しませてもらいました。
ただ、映像的な演出は申し分ないながら、江守徹以外の二人、たまに声が聞き取りにくいところがあったのは残念なところ。悪い意味でもアニメ映画的な……。といいつつ、能登麻美子が出てきたあたりでなんか許せてしまったりもしましたが。あと、スペシャルサンクスに名前が出てきた金田朋子はいったい。またねこねこの役でもやってらしたんでしょうか……。











