アルファさん恥ずかしい台詞禁止っ。
これはすごい。ほとんど予備知識なく観てみましたが、全編に流れるゆったりとした雰囲気、何も起こらない一日を定点観測する手法、まるで「ARIA」アニメーションをほうふつとさせます。主人公の名前がアルファさん@椎名へきるというのも、もはや偶然とは思えない暗合。ちなみに今回のは1998年に製作されたもの(監督は「かみちゃまかりん」の安濃高志監督)。来月は2002年版も放映されるようですが、そちらは望月智充監督(これもこれで、どういうものが出てくるか楽しみですが……)。もし今後再々製作されるとしたら、佐藤順一監督&ハルフィルムメーカー制作に違いありません。
といいつつ、実際には「ARIA」の世界観とは似て非なる部分があるようです。エンディングのモノローグで明かされるとおり、この作品の舞台は「夕凪の時代」とよばれる、朽ちてゆく世界。いわば熱力学的死を迎えていく過程を緩慢に眺めているようなもの(ラプラスの魔の出る幕はない)。それに対し、「ARIA」の世界は、なんとなく明け方というか、朝霧の世界という感じ(巫女の出る幕はない)。とはいえ、あちらもアクアはともかくマンホームはけっこう終わりかけの世界のような気もしますし、結果として見えてくるものは近いのかもしれません。判りやすく比喩で言うと、明けの明星も宵の明星も実体は同じ、の逆みたいなもんでしょうか(よけい判らん)。