2007年11月19日(月)

「魔法使いTai!」第5話 七香と、油壷センパイと、告白魔法!?/第6話 沙絵と、ジェフくんと、大魔法(AT-X)感想

 最後の最後で桜魔法とは恐れ入りました。

 もう圧巻の一言。佐藤監督の底知れなさを感じさせられる作品でした。妄想の度合としては随一なんじゃないでしょうか。
 けっきょく、「地球を侵略しに来た宇宙人」というのが最後までヒトならざるものとして描かれていて、目的とか思考とかがよく判んないままに終わってしまったというのはあって。ここもやっぱり悪人のいない世界で、悪いのはみんなブラッククリスタルかマジョルカの魔法グッズのせいにしとけというのと同じように、この宇宙人もその類だという見方も出来ないことはない。でも、それで何が悪いのか? それこそ、悪いことは何もない。佐藤順一監督なら何をやってもいい……いや、むしろこう言ったほうが正鵠を射ているでしょう。何をやったところで佐藤順一ワールドになってしまうのだと。そこにあるのは日常と非日常の絶妙な切り返し。人を想う心の強さと弱さ。じゃっかん対象年齢が上がっているからといって、その素晴らしさは不変であり普遍である。
 総点は94点。短期決戦のOVAだから点数が高めになるとはいえ、10年以上も前の作品でこの新しさは特筆に値します。この後TVシリーズもあるらしいということで、またAT-Xでやってくれないかな……。いっそ、全部入りのDVD-BOXを買ってもいいかとさえ思えてきました。沙絵ちゃんはかわいいですし。七香ちゃんと茜ちゃんも素敵ですし。今のとこ、「御先祖様万々歳!」に匹敵する観たいレベル。

2007年11月19日 23:57