評価: 10点[前回比: ±0](累計: 48/50 平均 9.6)
金田朋子迫真のねこ演技に全米が泣いた。
傑作。今回は今まででいちばん原作の雰囲気に近づいた感じですね(それが良い悪いというレベルの話ではなく)。web拍手で質問もいただきましたが、原作の面白さというのは、4コマならではのギャグのキレにあると思うのです。そこに関しては、ほぼ涼風コンビに集約されて、かなり比重が小さくなってる感のあるフルカラーズ。その分、連続的な時間を描くことで得られる世界観の広がりは圧倒的ですが。ただし今回は、非4コマ短編集の「スケッチブック出張版」を基にしてるからか、その差異はあまり目立ちません。ちなみに、この巻、ねこ比率がとくに高くてオススメ。クマさんは原作でもあんな感じです。
ねこメインの話ということで、ねこ世界には立ち入るまいとする空。まあ、ずんたかぽこてんと入っていくと、たまに恐ろしいことになったりしますから。ねこが人語を解する物語というと、最近では真島悦也「コイネコ」、古くは、ちばあきおの「ふしぎトーボくん」あたりを思い出したりするのですが、どれもけっこう切ない話ですからね。それは近くて遠い、人間世界の向こう側。せいぜい、昨今巷を賑わす賞味期限切れの何かをあげて、さざ波を立てるくらいにしといたほうが無難です。初音島名物の手から和菓子は大丈夫かなぁ。