2007年11月03日(土)

「こどものじかん」第3話 すくすくそだて(BIGLOBEストリーム)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 29/30 平均 9.7)

 小鹿書店、全国チェーン展開希望。

 あぁ、もう心臓止まりそう。これを見てもまだ心が動かない人は伊勢湾に沈。くろちゃんなら「三重」という字面からでも九重りんちゃんを連想しそうです。
 和菓子の製造日はごまかせても、体の成長は隠しきれない。サブタイトルとは裏腹に、まだ育ちたくないと願うみみちゃん。それは、こどもでいたいというよりはむしろ、まわりとの異化を恐れる情動。どこの世界でも、マイノリティは迫害されるものですからね。他人と違うことを恐れないように見える、りんちゃんくろちゃんとは対照的に描かれています。といいつつ、このふたりについても、「それはそれで問題が……」という、今後の展開を示唆する留保が入っているわけですが。
 原作を参照するというのは反則ぎみなのですが、時間軸上、青木先生がりんちゃんに相談するのが、三人のオカイモノの後にずらされているのがポイント。大人の思惑をよそに、こどもたちだけでなんとかするというのが強調されています。そこで描かれているのは、大人の無力感ではなく、むしろ、こどもへの憧憬に近いもの。だからこそ、青木先生の「大人がしっかりしないと」という決意につながる。なんか、アニメ版「こどものおもちゃ」が最終的に示した課題に、大人の視点から応えようとしているふうにも見えます。重いテーマを扱いつつ、あくまでまっすぐゴーと前向きなのが好印象。
 ところで、前向きといえば、妙なポジティブさをかもし出している宝院先生がだんだん好きになってきました。この人の存在だけでも、この作品が単なる○○○○アニメでないことはたしかでしょう(雑音が多いな……)。

2007年11月03日 12:38 [こどものじかん]