2007年10月20日(土)

「こどものじかん」第1話 なかよしのいっぽ(BIGLOBEストリーム)感想

評価: 10点[前回比: -](累計: 10/10 平均 10.0)

 この作品も、ねこアニメだったのか……。

 うっかりキーボードを叩く手が滑ってDVD予約済なので(注: ランドセル狙いではない)、わざわざ放送修正版を見なくてもいいんですけどぉ……。制作側も半分自棄になってるような気もしますが、前後の文脈から明らかに類推できる放送修正はギャグ演出として是認できなくもないという肯定的評価を下すに足る状況証拠を収集するという目的に鑑みて(くどい!)。直截に。たかが現実が、アニメの放映を左右しようなどと、おこがましいとは思わんかね?
 っていうか、原作の雰囲気から覚悟はしてましたけど、重い。第一話からフィギュア17なみにヘヴィですわ。だからこそ、個人的には、けっして趣味に合致するというわけではないですが。しかし、これをどうハンドリングするかで、菅沼栄治監督と岡田麿里シリーズ構成の手腕が試されるというところでしょうか。わんわん(また放送修正?)
 つまるところ視点の問題なのですよ。この第1話では、まず新任の青木先生の視点で、担任を受け持つことになったこどもたちを「了解不能なもの」として描いている。それに対して、りんちゃんをはじめとするこどもたちの立場では、教師という大人を、明確な攻撃対象とするところから物語が始まっている。それら二つの視点のダイナミックなせめぎ合い、すれ違い、重なり合いこそが、この作品の核ではないかと思うわけです。だからこそ、やはり主たる視聴対象は、かつてこどもであった大人たちのような気がします。大人の立場にいる青木先生に多少なりとも共感できないと、作品の本質を理解することは難しいかも。だからといって、視聴年齢制限をかける必要があるとは思えないのですが。だいたい「もえたん」をふつーに放映しといて、これがダメだという理由が判りません。
 それはともかく、TVストリームアニメでもやっぱり、りんちゃんくろちゃんみみちゃんがかわいい。象徴的なのは、宇佐、鏡、九重という苗字が並ぶ出席簿(男女混合名簿にも思うところはなきにしもあらずですが)。囲われた世界である学校の中で、出席番号の近さは、そのまま児童同士の距離の近さにつながる。作劇上も三人組という設定は非常に扱いやすくて、もっとも互いの個性が顕著に描かれる、まさに黄金のとらいあんぐる。個人的な好みを言わせてもらうと、くろちゃんがいっとう素晴らしい。真堂圭さんの演技を聞くと、梨花ちゃまと同じく、黒くろちゃんと白くろちゃんがいそうな気がしますが……(わかりにくいな)。みみちゃんの真価が発揮されるのは次回以降ですかね。さいきん「おジャ魔女どれみ」を観ていて、はづきちゃんが白雪さんに見えることはなくなってきたんですけど、こんどはみみちゃんに見えるようになってきたのが悩ましいところ。そして、悩まし番長ならぬ悩ませ番長として今後ますますご多幸をお祈りすべきりんちゃん。最近の喜多村英梨さんのご活躍には目を見張るものがありますね。略称するのも畏れ多いということで、そろそろ喜多村さまとよばせていただきましょうか。
 なんだかんだと、いろいろ思うところはありますが、とりあえず、このEDですべて許せてしまえますね。勘違いした常識を越える作品になってくれることを願います。

2007年10月20日 15:21 [◎ こどものじかん]