あんたは泡坂妻夫か!
……という感じで、まさかこのレーベルでこんな陥穽が仕掛けられてるとは思わなかったので、ものすごくびっくりしてしまいました。いやまあ、冷静に考えたら、「ハヤテのごとく!」でもやってるんですけどさ。
まあそれは別にしても、実にしあわせの書。タイトルに込められたバカっぽい含意が世界観のすべてを表しているといってもいいくらい。読み心地の良さは今年読んだ作品のうちでもトップクラス。ライトノベル版「化物語」という評価を下しても、けっして褒めすぎではないでしょう。
それにしても、何この人外魔境。人外の描写にこそ愛情を注ぐべし、これもまた好印象。とにかく、小鳥遊ゆかりさんのキャラ造形が素晴らしい。ゆかりさんなのに愛称がコトリさんだなんてもったいない……!!!(そこまで強調することか) これはぜひとも続編で、幸せな結末を迎えてもらいたいところです。とか言って、次巻になって、押しかけ幼妻吸血鬼とか出てきたりしたらどうしよう。