評価: 9点[前回比: -](累計: 9/10 平均 9.0)
うたまるさんの血は絶えてしまったのでしょうか……。
アニメ「D.C.」「D.C.S.S.」を高く評価する私ではありますが、月日は白菜の価格高騰と申しまして。正直、今回はそれほど視聴テンションが高くなかったりします。そのぶん冷静な目で、フラットな気持ちで観られるということでしょうが。フラットくんではないですよ。ジュテーム愛の言葉は杉並@岸尾だいすけにでも任せておきましょう。
さてしかし、やはり企みに満ちた第一話。文化祭、そして告白という、最終話にもってきてもいいようなシーンを最初に提示する。終わりは始まり、そしてそれは永遠に続くという、作品のタイトルが規定するそれは枷か。「D.C.S.S.」が、ひとつの愛の詩が終わりを迎えた、その先を描いた物語だったとするならば、今回はまたそれとは違った形で、終わりの向こう側のはじまりを描こうとしてくれることでしょう。まさか、最終話から逆順放映してるとかいうわけでもないでしょうし。咲き誇るのは桃ではなく桜の花。
それにしても。えいえんはきっとあるよ。芳乃さくら嬢@田村ゆかりさま、ご機嫌麗しゅう。枯れない桜よりも、貴女の存在こそがこの初音島を規定する、それは長い鯨幕が支配する奏鳴曲。こういうしゃべりかたをする田村ゆかりほど、素晴らしいものはない……。これぞすなわち、「さくらキミにm」(自意識過剰)。「よしゆきくん」っていうのがまた新鮮なのですよ。前作でも、たまにはそういうよびかたをしてくれればよかったのに。学園長ともあろうお方がツインテールでにゃははなんて……貴女はそれでいいんですっ(そろそろ頭冷やそうか)。
はい。えっと、他のキャラクタについても触れておきましょうか。といいつつ、ここちゃんゆめちゃんおとめちゃんより、水橋かおりな委員長とか、おっきなリボンのちっちゃな雪村杏さんのほうが気になるわけですが。雪村杏@岡嶋妙、妙に懐かしい声質の花咲茜@柳瀬なつみ、そしてここちゃんこと月島小恋@南條愛乃、この3人はけっこう強力かもしれません。まあ、サブキャラが活躍する機会も、そう多くはない気もしますが。そんな機会を逃さず、山本天志演出カードを切ってほしいところ。
ところで、何十年も先の話のはずなのに、ちっとも未来を感じさせない描写なのは意図的なんでしょうかね。天枷研究所のロボット技術が民生用に公開されて、大量生産されててもおかしくないのに(それは次回のお話?)。むしろ、実は前シリーズのほうが未来の話で、今回のほうが時系列的に前の話だという叙述トリックでも仕掛けられてたり……なんてことはないでしょうね。それだったらまるで、くろね(ネタばれ禁止!)……ちょこくろねはどっちから食べる?(そんな食べ物はありません)
ともあれ、枯れない桜を舞台に、幕はみたび開けられる。楽しみに見守りたいところです。