2007年09月15日(土)

「NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION」TVシリーズ全弐拾六話(キングレコード)感想

新世紀エヴァンゲリオン_DVDBOX07

 相変わらずカヲルくんは何を言っているのか判らないよ。

 世代ですな。観測したかぎり、私のまわりにはエヴァに転ぶかCCさくらに転ぶかした人がやたら多い気がしますが……(いや、ネット外の話で)。これのおかげで、その後の人生が決定づけられてしまったといっても過言ではない気がします。時に西暦2007年、あれから12年ですか……そりゃ自分も年もとるはずです。新劇場版の前に、もう一度TVシリーズを見返したいという動機づけ充分のこの時期に、そして、当時中高生だった子供達も社会人となり、こういうDVD-BOXがさほど抵抗なく買えるようになったという、そんなタイミングを見計らって、それなりに手ごろな価格で出してくるという、それすらも人類補完計画の一部か(文長いよ)。
 まあ、今さらこのエヴァについて語ろうなんて思っちゃいないのですが。っていうか、観てると、当時の、とても書けないあれやこれやがどんどん記憶というディラックの海の底から湧き上がってきて、いろいろ辛いというか……。いや逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。なんて、そんな名台詞も、今ならネットですぐに消費し尽くされる時代(とか言ってる自分もそれに荷担するひとりなのですが)。つくづく、インターネットというものが普及する前に作られて良かったと思います。というかむしろ、そういうものがなかった時代だからこそ作られた作品なのでしょうが。今は、いい意味でも悪い意味でも、ネットという存在を意識しなければ物語が紡げない時代。電網の中の「もうひとつの現実」を見いだした現代社会に、こういう形での心の補完は用をなさないでしょう。そのへんは、新劇場版でどう再構築されるかを楽しみにしたいところですが。自動改札が非接触じゃないとか、シンジくんがSDAT聴いてたりとか(これは演出的な意図が大きいのでしょうが)、そんな表象だけじゃなく、やはり20世紀末に作られた「新世紀」の物語だったのだなぁと。
 語らないといいつつ、だらだら書くのが私なのですが……キャラクタ的には今も昔も惣流・アスカ・ラングレーさまが大好きな私です。やっぱりいいなぁこの人。そうか、私がぜのぐらしあの伊織ちゃんが好きなのは、彼女の系譜を受け継いでいたからだったのですね。それ以外に理由は考えられません。あとは、この年になるとミサトさんがかわいく思えてきたりするのですよ。第拾参話みたいな、エヴァが全然活躍しない大人の話の良さも判るようになったり。この回、プロットを磯光雄さんが作られたということで妙に納得。甚目喜一さんの正体にも今回初めて知りましたが(遅い)。やはり、今の自分のすべてはここに決定づけられていたということでしょうか。
 ちなみに、私はTVシリーズのラストは完全肯定派。まあ旧劇場版のアレもそれはそれで捨てがたいのですが。それはコインの表と裏。アスカちゃんが上になるか下になるかだけの違いです(何を言うか!)。

2007年09月15日 21:47