2007年09月02日(日)

「苺ましまろ オリジナルビデオアニメーション」 Vol.3 まいにち。(ジェネオンエンタテインメント)感想

苺ましまろOVA_3評価: 10点[前回比: +1]

 オーディオコメンタリーでチョーさん大人気。

 なんとかAT-Xで放映されてしまう前に観ることが出来ました。オーディオコメンタリーも含め、充分に満足のいく出来。作画面の素晴らしさもさることながら、演出も脚本もトップレベル。もうね、もうね、この第3話の話を考えた人は天才ですかと。「熟れすぎた若妻」には千佳ちゃんみたいにツボにはまって大受けしてしまった私ですが。熟れない、逃げない、苺ましまろ。
 伊豆へ旅行というシチュエーションにもかかわらず、そこに描かれるのはいつもと変わりのない日常。空間的移動が、そのまま時間的普遍性を際立たせる結果となっています。いつまでも変わらない、奇跡のような輝かしい一日が、そこにはある(はい恥ずかしい台詞禁止)。本当に、後の世に残すべき作品。万が一にも、こういう作品が観られなくなるような世の中にはなってほしくないと思いますなのですよ。李下に冠を正さず。すももももももも秋姫すもも。いつも当意即妙なことわざで場を引き締めるアナちゃん@能登麻美子が大好きでした。

「DEATH NOTE」ディレクターズカット完全決着版〜リライト・幻視する神〜(中京テレビ)感想

 まさかゴールデンで「じゅ〜しぃ〜」が聴けるとは(それ違うから)。

 これはすごい。さすがに長尺をまとめるという荒業、シリーズを未見の人には若干説明不足かと思えるところもあるけど、見どころはちゃんと押さえてまとめていると思います(ポテチとかミサミサとかミサミサとか)。何より、回収されなかった伏線まで活かして新たな結末を用意したところが最大の評価点。思わずプロローグを見返してしまいました。この平仄を合わせただけでも単発ものとしての必要条件はクリアしているといっていいでしょう。
 Lの最期で締めたのも個人的な好みとしては合致。まあ後半は生理的に受けつけないキャラクタがいたということもありますけど、ライトくんの言葉とは裏腹に、Lがいなくなってからは急速に面白くなくなっちゃった感があるので。

 で。アーヤ@平野綾さんのD/N 攻略マニュアル・ディレクターズカット版はDVD映像特典ですか?

23:18 Permalink

2007年09月03日(月)

「ARIA The OVA 〜ARIETTA〜」(AT-X)感想

 あ、藍華ちゃん恥ずかしい髪型禁止っ。

 ARIAシリーズの最新作はOVA。タイトルロゴの空と海がシリーズを重ねるごとに色を変えるのが「スカイ・クロラ」シリーズみたいで素敵。っていうか、これ、感想書いてしまって良いのかなぁ。でも、AT-Xで先行放映されてしまったからには、観るとなったら観るしかない、ない、ない、てなわけで(だから恥ずかしい他作品ネタ禁止だって)。
 まあ、相変わらずの佐藤順一印。ARIAカンパニーここにあり。OVAという性質上、まず間違いなく最後まで観てもらえることを前提とした、ちょっぴり大がかりな仕掛けを施してきました。まさか、ラストで灯里ちゃんとアリシアさんが幻の大技に挑戦するとは(恥ずかしいネタばれ禁止っ)。
 この作品もまた、日常に潜む小さな奇跡を顕然させる物語。「苺ましまろ」と違うのは、底に「成長」というテーマが流れていること。でも、それはとてもとてもゆっくりとした、傾きの小さいせせらぎ。あるいは未来へ、あるいは過去へ、行ったり来たりしながら、すこしずつ「その先」へ向かっていく。TVシリーズ第三期も決定したようですが、この流れが変わらなければ(変える必要もないでしょうが)、何も心配することはないでしょう。みらくる素敵んぐな藍華ちゃん@斎藤千和とアイちゃん@水橋かおりにまた逢える日を願って。

22:17 Permalink

「School Days」第八話 学祭(AT-X)感想

評価: 9点[前回比: ±0](累計: 72/80 平均 9.0)

 ついに来週から視聴年齢制限が……。わざわざ第9話からというのは、もはや狙っているとしか。

 げに恐ろしきはSchool Days効果。その波紋は遠く「瀬戸の花嫁」から「CODE-E」、果ては「かみちゃまかりん」にまで至り、この界隈の視聴者をして心胆寒からしむるところとなっておりますが。もはや、ななついろだけが最後の砦。
 毎回毎回、この伊藤誠という奴は頭大丈夫かと思っておりましたが、ここにきて判りかけてきました。少なくとも今回は、まだしも了解可能な形で描かれています。主人公がハーレム状態にあることに説得力を持たせる努力を放棄しているのかとも思ってましたけど、どうやら違うみたい。ぱっと見、なんの取り柄もなさそうだけど、だからこそ、こういう状況に陥ってしまったというか。永澄さんほどの侠気もないけれど、目の前で泣いている子に手を差しのばす程度の神経は持ち合わせているという。無垢な刹那さんの背中を押してしまった、桜の木の下のそれは呪縛。
 だからこれはきっと、伊藤誠のせいだけじゃない。きっとみんな人として軸のぶれた世界(世界さんではなく)。誰もが誰かを必要として、自分は相手にとって必要だと思い込もうとして。そうしなければ立っていられない、重力に打ち勝てない。そんなあんなアンバランス。一方通行になってしまった原巳浜の駅名標が印象的でした。

23:25 Permalink

2007年09月04日(火)

「鉄子の旅」第10旅 祝・鉄子ご一行様四国初上陸(ファミリー劇場)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 95/100 平均 9.5)

 JR東海(オレンジ)管区だったら「秘境! スイッチバック!」という名言を残せたのに。

 そんな感じでスケッチスイッチ。あるいは「その 誰もいない駅を……」。前回と打って変わって、今回はひたすらなごみます。なんだかキクチさんがやたらかわいかったり。ちょっと「べっ、別に鉄道なんて好きじゃないんだからねっ」って言ってください。
 四国では快速列車にも愛称がついてるんですねぇ……あれ? JR四国ってあるよね? などと思わず検索してしまってすみません。横見さんに怒られますね。いくらJR各社に比べれば地味だからって(地味って言うなぁ)。でも、ウェブサイトのトップに「ALWAYS RAILWAYS」とか書いてあって一気に好感度アップ。「ICOCAで行こか」以来の衝撃です。行きたいなぁ。えっと……(時刻表を取り出す)あ、土讃線に朝倉駅がありますね。じゃあ「D.C.II」放映が始まったら探訪しよっと。けって〜い(って、名鉄にも朝倉駅あるやん)。

2007年09月05日(水)

「おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜」第36話 家族になれたらイイナ!(アニマックス)感想

評価: 9点[前回比: +1](累計: 332/360 平均 9.2)

 何故か奏姉@加藤夏希さんがノリノリです。

 愛と追憶の柊兄弟がかわいいなぁ……とか思ってたら衝撃のくるくるDays。伊藤誠より危険な柊潤くんをパブリックエネミーナンバーワンに認定しました。イッペン、駅寝シテミル? いたいけな琴ちゃんに吊り橋理論を応用して「おにいちゃん」とよばせるとは……。そうか、その手があったか、じゃなくて。なんでしょう、心にわだかまるこの思いは。なんか夢の扉が開きそうです。それもこれも、いつまでたってもチキンチキンの小暮くんが悪いのです。キミがしっかりしていれば、今頃琴ちゃんのおにいちゃんの座は安泰だったのに。まあ、それはそれで許せない気もしますが。次回、義理の妹を賭けて闘います。

2007年09月06日(木)

西尾維新「刀語」 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)感想

西尾維新_刀語_9評価: 10点[前回比: ±0](累計: 83/90 平均 9.2)

 地味って言うなぁ!

 や、もう今回は、とがめさんがシリーズ最高にカッコいいですよ。全然関係ないですが、実年齢より幼く見える女の子って、私すっごく憧れます。このところ否定姫の一人舞台でしたからね。自身が生み出したキャラクタに過剰な愛情を注ぎ込みがちな西尾維新のこと、あまりに否定姫の書き方に力が入っているのを自覚して、ここらで本来の主人公側を立てていこうという作戦に出たのではないかと思われます(作者の手を読むな)。覇道王道、駸々堂。信じて進め、己の道を。刀語も終盤戦、どんな譜面が描かれるか楽しみです。
 それはそれとして、今回の対戦相手の慚愧さんもなかなか良いですね。これも西尾維新の感性が私と似ているとしたら、80ページあたりが白眉かと。

2007年09月11日(火)

「鉄子の旅」第11旅 長野電鉄の魅力を味わう(ファミリー劇場)感想

評価: 9点[前回比: -1](累計: 104/110 平均 9.5)

 横見さん、恥ずかしい立ち入り禁止。

 もはや、すっかり「ARIA」の世界。人や街と同じく、鉄道との出逢いもまた、一期一会。それは、廃線という別れ、新線・新駅という邂逅だけではない。ふと立ち寄った駅、そのひとつひとつがかけがえのない出逢い。そしてそこに、自分だけの意味を見いだしていく。相変わらず、何てことない駅に感動できる横見さんが鉄の達人であるのもさることながら、そんな すごい 横見さんの能力を発見するキクチさんもまた、類い希なる眼の持ち主と言うことが出来るでしょう。

2007年09月13日(木)

「おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜」第37話 ダーリンって呼ばれたらイイナ!(アニマックス)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 342/370 平均 9.2)

 絶望した! くるくるデイズに絶望した!

 なんだこのデタラメな話は……。今まで以上にノリだけで突っ走るような演出、大田和寛でも召還されたのかと思いました。観てて正気を保てなくなってくるというか、ああもうなんか出そう。なんか出るーなんか出るー。ダーリンと言えば平野さんだっちゃ。
 琴ちゃんに「おにいちゃん」とよばれて気をよくした潤くん。ついに恐るべき陰謀が幕を開ける。こいつは……想像以上の……夢の世界の持ち主ですね。しかしまだ甘いなキミは、お姉ちゃんからは「ジュンくんジュンくん」とよばれてこそなのですよ(どこの桜田家か)。まあ、めがねっこじゃないお姉ちゃんはどうでもいいのですが……。
 どう考えても悪夢魔法にかかりそうな潤くんなのに、悪夢魔法の使役者は他ならぬ彼自身。であるが故に、悪夢魔法の力に頼ることなく自分の力でなにがしかを成し遂げてしまう、自分を変えてしまえるという、ムダにいい話(ムダって言うなぁ)。そのわりに、最後はチキンチキンな小暮くん以上の天然コケッコーぶりを発揮し、歌ちゃんにあっさりかわされてしまったのには逆に同情してしまいましたが。場末のバーで、ギャグを理解されないお父さんと飲み明かしてください(未成年の飲酒は法律で禁止されています)。
 いっぽう、相変わらず見せ場の少ない小暮くんですが、ここからどう巻き返すか。とりあえず、琴ちゃんが心ちゃんみたいに何も知らされない状況になるのは望まざるところです。まあ心ちゃんというよりは、むしろまりかちゃんですが(中の人ネタ禁止)。

2007年09月14日(金)

「瀬戸の花嫁」第弐拾話 男たちの挽歌(AT-X)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 183/190 平均 9.6)

 禁断の夢の扉を開く、それは桜魔法か悪夢魔法か。

 なんじゃこりゃ……。凄まじすぎる。各方面の懐の深さに痛み入ります。ああもう、「ななついろ★ドロップス」の後に観るんじゃなかった。この台無し加減がたまりませんね。盗まれた感動を返してください。いやその、「放課後ラブハーツ」とやらも本当は純愛ものなのかもしれませんけど。まだしも「School Days」みたいなもんじゃなくて良かったです(むしろ、それは次回?)。
 桃井さんを主役に据えながら、これまで萌えを封印してきたというだけあって、ここぞという場面でのねこみみも〜どは破壊力抜群(男連中とはまた別の意味で)。本来、「にゃ〜」という語尾は三河海なんかではなく貴女にこそふさわしいものなのですよ! もはや、ただの萌えアニメに興味はありませんな状態になってる私にとって、何もかも突き抜けたこの作品はまさに福音。宇宙人未来人超能力者が束になっても敵わない、この人魚たちにおめでとうおめでとう。

23:56 Permalink

2007年09月15日(土)

「NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION」TVシリーズ全弐拾六話(キングレコード)感想

新世紀エヴァンゲリオン_DVDBOX07

 相変わらずカヲルくんは何を言っているのか判らないよ。

 世代ですな。観測したかぎり、私のまわりにはエヴァに転ぶかCCさくらに転ぶかした人がやたら多い気がしますが……(いや、ネット外の話で)。これのおかげで、その後の人生が決定づけられてしまったといっても過言ではない気がします。時に西暦2007年、あれから12年ですか……そりゃ自分も年もとるはずです。新劇場版の前に、もう一度TVシリーズを見返したいという動機づけ充分のこの時期に、そして、当時中高生だった子供達も社会人となり、こういうDVD-BOXがさほど抵抗なく買えるようになったという、そんなタイミングを見計らって、それなりに手ごろな価格で出してくるという、それすらも人類補完計画の一部か(文長いよ)。
 まあ、今さらこのエヴァについて語ろうなんて思っちゃいないのですが。っていうか、観てると、当時の、とても書けないあれやこれやがどんどん記憶というディラックの海の底から湧き上がってきて、いろいろ辛いというか……。いや逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。なんて、そんな名台詞も、今ならネットですぐに消費し尽くされる時代(とか言ってる自分もそれに荷担するひとりなのですが)。つくづく、インターネットというものが普及する前に作られて良かったと思います。というかむしろ、そういうものがなかった時代だからこそ作られた作品なのでしょうが。今は、いい意味でも悪い意味でも、ネットという存在を意識しなければ物語が紡げない時代。電網の中の「もうひとつの現実」を見いだした現代社会に、こういう形での心の補完は用をなさないでしょう。そのへんは、新劇場版でどう再構築されるかを楽しみにしたいところですが。自動改札が非接触じゃないとか、シンジくんがSDAT聴いてたりとか(これは演出的な意図が大きいのでしょうが)、そんな表象だけじゃなく、やはり20世紀末に作られた「新世紀」の物語だったのだなぁと。
 語らないといいつつ、だらだら書くのが私なのですが……キャラクタ的には今も昔も惣流・アスカ・ラングレーさまが大好きな私です。やっぱりいいなぁこの人。そうか、私がぜのぐらしあの伊織ちゃんが好きなのは、彼女の系譜を受け継いでいたからだったのですね。それ以外に理由は考えられません。あとは、この年になるとミサトさんがかわいく思えてきたりするのですよ。第拾参話みたいな、エヴァが全然活躍しない大人の話の良さも判るようになったり。この回、プロットを磯光雄さんが作られたということで妙に納得。甚目喜一さんの正体にも今回初めて知りましたが(遅い)。やはり、今の自分のすべてはここに決定づけられていたということでしょうか。
 ちなみに、私はTVシリーズのラストは完全肯定派。まあ旧劇場版のアレもそれはそれで捨てがたいのですが。それはコインの表と裏。アスカちゃんが上になるか下になるかだけの違いです(何を言うか!)。

21:47 Permalink

「劇場版AIR」(アニマックス)感想

 台詞には出てこないけど、なんとセミっぽい……。

 京アニ「AIR」にはとくに思い入れがなかったので、あまり期待していなかったのですが、思った以上に良かったです。出崎統監督といえば「雪の女王」しか知らない人間ですが、実に出崎演出だと思えるというのはすごいことかもしれません。鳥の一群が飛び立ったり、道行く群衆の時間の進み方が自在だったり、作品のテーマにもマッチしていたのではないかと思います。
 過去が頻繁にフラッシュバックする構成のおかげで、TV版よりも話は判りやすくなっています。まあ、東映「Kanon」を先に観ていたから京アニ「Kanon」をより楽しめたというのと逆の現象が起こっている可能性もあるかもしれませんが。劇場版という時間的・空間的制約を踏まえて、古の神話と現代の寓話を重ね合わせて一本道の物語を紡ぐという手法は功を奏しているといっていいでしょう。えぇ、そのために観鈴ちん以外の娘が……たとえば、みちるちゃんとかが全然出てこなくても、それは仕方のないこととあきらめましょう。ハヤテのごとくな春子さん晴子さん(ごめんなさいごめんなさい、修正しました)は素晴らしかったですが。

 てなわけで、劇場版「CLANNAD」は観に行きません(接続詞の使い方が不適切です)。

23:57 Permalink [AIR]

2007年09月16日(日)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(伏見ミリオン座)感想

 まさにエヴァ。変わらないのはトップクラスのユーザエクスペリエンス。エヴァというのはひとつの現象であり、コペンハーゲン解釈に従えば、それは観測されることにこそ最重要の意味がある。それゆえに、この体験というものが至高の価値を生み出す要。空間を埋め尽くすジオフロントの幾何学だとか、使徒の攻撃ギミックだとか、もう萌え萌えです。
 序盤ということで、今回はまだ元の系からのゆらぎは微弱。……と思いきや、後々の展開に影響を及ぼすと思われる差異がちらほら。具体的にはUCCとかローソンとか(違うと思うぞ)。や、後者はともかく、前者はミサトさんの今後に重要な示唆を含んでいるように思えるのですが。
 というわけで、アスカさまの出てこない「序」だったわけですが。まあ、シンジくんがかわいいからそれでいいのですけど。次回も楽しみです(予告形式が涙が出るほど嬉しかったり)。

21:27 Permalink

小箱とたん「スケッチブック」4(マッグガーデンBLADEコミックス)感想

小箱とたん_スケッチブック_4

 相変わらずねこねこ漫画。そりゃハルフィルムメーカーでアニメ化するわけです。

 今回も素晴らしい! 絶賛です。絶賛って「賛辞が絶える」って書くのに、なんで褒め言葉なの? みたいなそんなノリでお送りする「スケッチブック」。最近、何故か酒の席でオススメの漫画とかを尋ねられることが多いのですが、今度からはこの作品を挙げることにいたしましょう。こう、誰もが一度は思いつきそうで、そのままスルーしてしまうような日常からネタを持ってくるところが すごい のです。今巻だと、万有引力とペンギンのネタあたりが珠玉。
 で、アニメ化の話題。ふつうなら、この作品のノリをアニメで再現することなんて不可能に近いんじゃないかと思うところですが……。そこはそれハルフィルムメーカー、佐藤順一監修。アニメ「スケッチブック」を、原作とはまた別の魅力にあふれた作品に仕上げてくれると期待しています。シリーズ構成の岡田麿里さんなら、原作以上の日本語ネタを繰り出してくれることでしょう。「乳酸菌」「渋柿」に続けっ。
 それにつけても、「Solty Rei」つながりとはいえ不思議なキャスト。空閑さん@斉藤桃にゃんさんは「ドージンワーク」の露理さん路線で来そうな気がしますが……。それよりも栗原渚@田村ゆかりさまがなかなかの新領域のような。作品的には舞台が福岡だからぴったりなのですが、この人は博多弁でしゃべるキャラでもないんですよね。実は今回、声を想像して読んでみようとしたんですけど、修行が足りない自分にはちょっと無理でした。むー。とりあえず、放映を楽しみにしていますです。

2007年09月19日(水)

白瀬修「おと×まほ」(GA文庫)感想

白瀬修_おと×まほ評価: 10点[前回比: -](累計: 10/10 平均 10.0)

 乙女は魔法少女に恋してる……。

 これはすごい。このレーベル、どこの出版社か知らずに買ってしまったんですが、こんなものを読ませてくれたからには、そんなことは酷く些細な問題だと思えます。愛と勇気と夢と希望を与えてくれるはずの魔法少女もので、こんな夢の扉を開いていいのか? いーんです。ゆく河の流れは絶えずして、押し寄せる時代の流れとともに変化を遂げてきた魔法少女も、ついにここまで……。いよいよ煮詰まってきたという感じ。正しい意味で。
 実際、魔法少女というものが元来、その主視聴者である少女達の変身願望を具現化したものだとするならば、そのターゲットが変わりつつある今、こういうあぷろーちはむしろ歴史的必然。「男だと判っていても萌えてしまう……!」それは、二次元でこそ実現できる、より純粋な萌えの原始のスープ。他ジャンルでも類例は散見されますし、ひょっとしたら当該ジャンルで先例もあるかもしれませんが。私としては、こういう作風の小説でそれが実現されたことが嬉しいのです。ヤスさんのイラストと相まって、このストイックな一人称文体が、かなたくんの魅力を引き立たせていると評価できます。魔法少女的お約束と、ライトノベル的お膳立ての理想的な融合。白姫かなたこなた母子が紡ぐそれは上位魔法。白石涼子さん主演でアニメ化する日を心待ちにしています。

21:58 Permalink []

「CODE-E」全12話のこと。(メ〜テレ)総評

 そのそのに幸あれ。

 ……って、え? これで終わりですか? ホントは全13話で、都合により最終話は放映休止とかいうわけでもないですよね(危ないことを言うな)。てっきりED後に「第二シリーズ決定!」とか出るものだとばかり。
 むー。チョココロネとかサマースクールデイズとか、そのその@名塚佳織嬢ちっちゃかわいいとか、道行きは素晴らしかっただけに、詰めの甘さが惜しいところ。最終的に「きみとぼくのこと。」で話をまとめること自体には異存はないのですが、それならあの大人達はなんだったのかと疑問に思ってしまいます。それこそ「何がしたいんだ、あんた」みたいな。アドちんとミリスさんは良いキャラだったのですが。
 ということで、ぜひとも続きが観たい! という想いを込めて、総点は辛めに75点とさせてもらいます。それとは別に、榊一郎という作家性には「神曲奏界ポリフォニカ」に続いて、惹かれるものを充分感じたので、この方の小説をちょっと読んでみようと思います。

CODE-E

 来月からは「もっけ」。原作既読ですし、当然チェック。

23:57 Permalink

2007年09月21日(金)

「ななついろ★ドロップス」全12話 (CBC)総評

 おともだち宣言されてしまったアスパラさんに幸あれ。

 ……というのはともかく。ううむ、素晴らしい。ちびキャラ封印しても→山本天志監督。「時」と「記憶」に彩られた、それは空から舞い降りた奇跡。空から降ってくるのは自称許嫁だけとは限らないのですよ。
 以前に指摘したとおり、やはりこの作品は狭義の「魔法少女もの」の枠にくくれない作品だったようです。ななつの星のしずくを集めて、すべてが終わった、その後から始まる物語。すべての舞台は、今このときのふたりのために整えられていた。次々と伏線が収束していく最終話は感動の嵐。携帯端末のあの機能をこう使うかっ! と、思わず身震いしました。マジカルホンとはわけが違うのですよ。
 いろいろと絶望することの多い昨今、まっすぐゴーにだだあま純愛路線を貫いてくれたスタッフに心の底からありがとう。けっきょく出てこなかったホントのプリマ・プラムにさようなら。そして、つわぶきくんとすももちゃんにおめでとう。コンシューマ版の pure の名称はダテじゃありません。
 総点は91点。ツッコミどころがあるとすれば、CBCがぜんぜん定刻放送をしなかったことだったりしますが。局として枠がぶれている。

ななついろ★ドロップス

2007年09月22日(土)

「瀬戸の花嫁」第弐拾壱話 恋のからさわぎ(AT-X)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 193/200 平均 9.7)

 むしろ、No Megane No Life にこそYESを返したいところ。

 ローゼンメイデン陣営最後の良心こと、いいんちょ@力丸乃りこさまも、ついにこのハイテンション時空の渦に飲み込まれる日が来てしまいました。それはイノセントなアマゾネス。
 顧客リストに伊藤誠が名前を連ねてそうなマジカノショッピングからはじまるミラクルだってあるよね。ハーレムや修羅場展開を全力で投げ飛ばすそれは1000%岸誠二印。まあ巻ちゃんには全力でかわいいと思ってしまったりするのですが。巡さんは現実と妄想の区別がつかない一部勢力にアニメのルール教えてあげてください。この話が放映できるのなら、まだAT-Xには希望が持てるような気がしてきましたよ(たぶん気のせい)。第拾七話の失点が取り返せるか、ここが瀬戸際(「瀬戸の花嫁」だけに)。

00:49 Permalink

「こどものじかん」Vol.4 特別限定版 やすみじかん「〜あなたがわたしにくれたもの〜」(EMOTION)感想

 ここのえいろのじかん(変換禁止)。

 今んとこTVシリーズが観られそうにないので購入。ちゅーか、どうしてふつーにOVAとして売れーせんの。どっかに再録されないかぎり、将来的に観たくても手に入らない状況が生まれてしまうわけで、これはもはや社会的損失。まあ、対象を限定することで可能になることもあると思うので、それはそれで良いのですが。ツッコんだらヤバそうなマークがつかなかっただけマシといいましょうか。
 内容的にはもお、これ以上なく素晴らしい。やっぱり すごい 岡田麿里さん。スタジオバルセロナに金メダル(恥ずかしい台詞禁止)。実を言うと、原作はちょっと趣味に合わないかなと思って未読だったのですが。ここまでやってくれれば趣味の違いなど酷く些細な問題だと……じゃなくて、これこそ今の社会に必要とされる作品。これを観ても心が動かない奴は東京湾に沈です。
 とにかくまぁ、りんちゃんとくろちゃんとみみちゃんが動く動く(アニメだから)。そしてしゃべるしゃべる(アニメだから)。声優陣はもはや言うまでもなく合格。見せて魅せて、そして開かれる小さなゆめのとびら。原作未読でも、この30分弱で三人の特徴をすぐにつかむことができて、同時に深い作品のテーマも垣間見せてくれる。悩ましい……これがもっと多くの人の心に届かないというのが悩ましい……。

2007年09月23日(日)

「鉄子の旅」第13旅 これが北海道だ!(ファミリー劇場)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 124/130 平均 9.5)

 まさか、この作品で修羅場が見られるとは。Always Rail Days.

 アニメ「鉄子の旅」終着駅は北海道。でも、終わりは始まり、そしてそれは永遠に続く。この大地に線路があるかぎり。そしてその上を、列車が走っているかぎり。否、たとえ廃線になったとしても、そこに鉄道が存在していたという記憶は、誰かの胸の中にきっと残る。あるいは、こうして物語の中に描かれることで、存在は永遠となる。まるで、アニメの中の魔法少女が永遠に小学生のままであるように。
 総評。毎年数多く生まれ続けるアニメ作品の中でも、極めて特異な作品といっていいでしょう。ノンフィクションという域を超えた、それは現実が虚構を凌駕する奇跡の一瞬。鉄道というのは、人々の生活に身近なものでありながら、ふつうは単純な移動手段としてしか捉えられていない。それを横見さんという「鉄」の目から見ると、ふつうでは気づかれない魅力が立ち現れてくる。そしてさらに、そんな横見さんを冷静な(というか冷徹な)目で見つめるキクチさんというフィルタの存在。さらに言えば、そうして生み出された原作マンガをアニメへと昇華するアニメ版スタッフ。二重三重のフィルタを通すことで、現実はその姿を変える。
 そういう意味で、アニメ化にあたって、駅舎や車両とかがどれだけ忠実に再現されているかとか、鉄音がリアルかとかいうのは副次的な要素に過ぎない。というのは、私が鉄ではないからそう思うだけなのかな? かな? もちろん、素人目でも情景描写は良かったと思いますし、すくなくともわたらせ渓谷線と竜飛海底駅と土讃線はそのうち行きたくなりましたが。
 ともあれ、「鉄子の旅」の主役はあらゆる意味で横見さんであり、それに巻き込まれる人々の存在があってはじめて作品が活きるわけで。であればこそ、やはり声優陣の方々にこそ賛辞を送るべきでしょう。いま第1話を見返してみると、最初の横見さん@檜山修之のテンションの低さに驚くくらい。他のキャスト陣も含め、回を経るごとにテンションが上り坂になっていった気がします。声優にスイッチバックなど必要ない……! みたいな。あと2クールくらい続けたら、「瀬戸の花嫁」とまではいかないまでも、マイメロくらいにはなれたんじゃないかと惜しいかぎり。
 総点は90点。本当に、この一クールで終わらせるのはもったいない。ぜひ続編を期待しています。

評点グラフ: 鉄子の旅

2007年09月25日(火)

歌野晶午「女王様と私」(角川書店)感想

歌野晶午_女王様と私

 好みとしては姫のほうが(生きる価値なーし)。

 God Save the Queen, and the Queen should Save Me. みたいな。めくるめくこどものじかんが、なんでこんなに切ないのでしょう。うたのしょーごだからです。けつろん。
 そりゃ、読んでる途中ずっと、絶対まともなハッピーエンドにはならないだろうなぁと思ってましたよ。それでも一縷の希望にすがりつつ、ページをめくる手を止められない自分。まさか、それすらも作者の手の内のことだったとは……。あぁ、相変わらず歌野晶午作品は、何書いてもネタばれになりそうになくていいなぁ(おいおい)。そういえば、この方の某作品も昔、とある事件のとばっちりを受けて、新聞に結末を(それも間違って)書かれたことがありましたっけ。それは、ネタばれされずにすんだと喜んでいいものなのかどうか。まあ、現実すらも虚構のひとつではないかと、考えたこともない人が世の中にはいるんだろうなぁということで。

23:33 Permalink []

2007年09月27日(木)

白瀬修「おと×まほ」2(GA文庫)感想

白瀬修_おと×まほ_2評価: 9点[前回比: -1](累計: 19/20 平均 9.5)

 ほ、ホントに乙女が魔法少女に恋してるっ。

 だいにかーん。今回のポイントはグレ子さんこと樋野留真さんですよ。おやくそくがいいのです。CVはぜひとも矢作紗友里さんでお願いします。あれ、ってことは、かなたくんのキャストには白石さん以上にふさわしい方がおられるような……。それはそれで、かしましいことでございます。
 なんて、わけの判らん夢の扉は閉めといて。シリーズの先を見据えた、いい話の広げ方をしてるんじゃないでしょうか。ライトノベルらしいですね、いい意味で。というのは悪い意味もあって……。前巻はたしか荒げ派だったのが荒らげ派になってるのは、どうせろくな校正じゃないだろうから措いといて。かなたくんの一人称視点の章で、グレ子さんの視点が混在してたりするのが気になるところ。小説として視点がぶれている。まあ、今回は三人称の章も多いし、かなたくん以外のキャラも立たせることに一役買っているというふうに評価しておきましょう。圧倒的な破壊力を見せつけられた第一巻からすれば、少々物足りないところではありますが。って、もしかして慣れてる自分!? むー、まあ、そこはそれ、ある程度巻を重ねたところで、もう一度どーんとやってくれることを期待しましょう(何をだ)。

23:04 Permalink []

「School Days」第十二話 スクールデイズ(AT-X)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 109/120 平均 9.1)

 な……。

 現実と虚構が一瞬で反転する、ここが事象の地平線。細かい理屈はいらない、観れば判るさ。これはむしろ、地上波最終回を観た方こそ楽しめるかもしれません。でも、あの台詞だけは意地でも言わないぞ。
 はじまりは、ごくごく普通のスクールデイズ。それが、小さな偶然と嘘を積み重ねるうちに、取り返しのつかない状況に追い込まれてしまう。ある種の青春ミステリを読み慣れた人間なら見覚えのある光景ですが(自分のことです)、みごと水準以上の作品。原作者は浦賀和宏あたりのファンでしょうか?(ネタばれはやめれ) それをアニメで実現した(元はゲームですけど)、しかも地上波で放映しようとしたという心意気こそ素晴らしい。心ちゃんの行く末が本当に心配です。
 まあ、回を追うごとに本気で頭おかしいのかと思えてきた伊藤誠さんですが、けっきょく最後まで本気で嫌えるキャラクタではありませんでした。自分の中にもきっとある、人としての弱さを投影しているから。その描き方がまだ性に合っていたということなんでしょうねぇ(こんなもんに性が合いたくはないけど)。これが、ちょっと感性がずれただけで逐一癪に障って見ていられなくなるところで。まあ、小説の例は挙げませんが……。
 総点は90点。本来「殿堂入り」相当である九十点台をこんなに連発していいのかと思わなくもないですが、評価しないわけにはいきません。

評点グラフ: School Days

 最後に、なんだかんだ言って、とにかく放映してくれたAT-Xに敬礼。その後番が「スケッチブック〜full color's〜」というのもたまりません。「スケーズ」とかいう略称は禁止です。

23:27 Permalink

2007年09月28日(金)

「SHUFFLE!」第1話 神にも悪魔にもなれる男(AT-X)感想

評価: 8点[前回比: -](累計: 8/10 平均 8.0)

 これが遅れ視聴の弊害というものか……。もはやキョンくんにしか聞こえません(ゆーいちくんですらないのね)。

 「School Days」も無事に(?)終わったので、ようやく観れますよー(なんか恣意的なものを感じるとしても気のせいです)。それは雪のように降り積もった、くり返しの美学。お約束とも言える定番の展開で、日常に見え隠れする小さな違和感という足跡を消し去るアリバイトリック。推察するところ、この物語もまた、りんちゃんの「過去」の頸木が重要な要素となってくる気がしますが。第1話から回想シーンとか、夢の中といった手法を用いずに、地に足の着いた日常を描写する演出。神にも悪魔にもなれるのに、地に足の着いたとはこれいかに。今後の展開に、この雰囲気作りがどう活かされてくるかが見物です。
 ちなみに、ゲンミツに言えば、今回と第2話は初見ではないのですが。なんか眞子ちゃんみたいな髪型の娘がいたなぁということくらいしか憶えてないので、あまり気にしない方向で。っていうか、こんなにねこいアイキャッチだったなんてすっかり忘れてましたよ。この先、どんな展開が待ち受けようとも、これだけで許せてしまえそうです。
 とりあえずいちばん嬉しいのは、これで木村バナナ農園さんの「SHUFFLE!」本が読めること(本末転倒にもほどがある)。

23:01 Permalink

2007年09月29日(土)

「ロミオ×ジュリエット」全24幕(CBC)総評

 コーディリアに幸あれ。

 とどのつまり、あなたがいない世界を選べなかった二人。もうこの作品については、ごめんなさいというより他にありません。良い舞台を作るには、良い脚本、良い役者をはじめとした作り手と同時に、良い受け手も必要不可欠である。とするならば、私は良い観客にはなりきれませんでした。けっきょく、何故こんなファンタジィ要素を入れなければならなかったのかも汲み取れずじまい。「運命に翻弄される」というのが、まさかこういう意味だとは思いませんでしたけど。
 視聴意欲が下がってしまった要因はいろいろあるのですけど……。コーディリア嬢@みゆみゆはまだしも、川澄の子や斎藤千和の子の使い方が実にもったいない。アントニオ@広橋涼といっしょに、争いのない平和な世界を作るのは君たちの世代の役目なのですよ。あとは個人的に2ndEDが性に合わなかったのも残念。せっかく本編でロミオくんとジュリエットが必死になってるのに、開口一番「無理するなよ」って気は確かかと。
 っていうか、私は前々から、二クールあるからって途中で主題歌を変えるのは悪しき慣習だと思っているのですよ。主題歌は作品の顔であり、そのテーマを表す重要なもの。実写は論外として、そうやすやすと変えていいものではないと思うのです。たとえ物語の前半と後半で雰囲気が変わるとしても、それをも織り込み済みで作られるのが真の名曲アニソン。見なさい、「怪物王女」を。ちゃんと二クール通してOPもEDも不変ではないですか。けっして予算がないとか、そんな即物的な理由ではないのです。きっと。たぶん。

 総点は63点。やはり、世界名作劇場を作るのは難しいということで。けつろん。

評点グラフ: ロミオ×ジュリエット

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2007年09月30日(日)

「GIRLSブラボー first season」第1話 お風呂場から♥ブラボー!(AT-X)感想

評価: 10点[前回比: -](累計: 10/10 平均 10.0)

 あ、やっぱり湯気スッキリバージョンっぽい。

 あからさまに頭の悪いタイトルと、湯気湯気という前評判から、どんなもんが出てくるかと身構えていたのですが……。予想を超える酷い作品でした。いい意味で。花右京ファーストシーズンを思い起こさせる絵柄はけっして趣味ではないのですが、まあ勢いで笑わせてもらったので。お約束を通り越して既視感あふれる展開ですが……それがいい、とまで言えるかどうかは少々見極め期間を要するようです。
 いちおう松岡由貴さん目当てでチェックしたのですが、まだ出てこないようで。むしろ齋藤彩夏さんに視聴継続決定……というのは冗談です、気分2(えっちなのはいけないと思います!)。
 それにしても、ミハル@また川澄か、はすぐ判ったけど、佐々木雪成くん@能登麻美子というのにはED見るまで気づきませんでした。どおりで、雪成くんが妙にかわいく思えたわけです。斎藤千和な幼なじみとか、二次元でこそ理想的であれ、もし三次元で実際にいたらと考えると、そりゃ女性恐怖症にもなるわなと同情してしまいます。この作品はきっと、そんな現実と虚構の狭間を行ったり来たりする、少年の魂の旅を描く物語なのですよ(希望的観測)。そう考えると、湯船の水面は現実と虚構の境界線。っていや……雪成くんにとっては、向こうの世界のほうがむしろ悪夢でしたっけ。

11:49 Permalink