そして日はまた昇り、トマトしるこは生産中止の危機を乗り越えて蘇る。
ちょっと予想外の結末。いやまあ、水野さんちのベランダが伏線なんじゃないかと思ってた奴の言うことですからアレですが。私情を挟めば、依人くんを「キミ」とよんでくれる茉莉さん@能登麻美子が好きだったので残念。お姉ちゃんを「真名さん」とよぶこよりちゃん@清水愛のほうがもっと好きなので致命的ではありませんが。
というのは例によって半分冗談で……。存在は名前によって規定されるもの。人の名前、よばれかたが、相手と自分の人間関係を象徴する。空ノ名前も然り、積乱雲とか巻雲とか……。名前なんて便宜上の些細なもの、でも大切なものとおっしゃっていた薔薇乙女もいましたが。依り代であり、夜のヒトガタであった依人くんに、最後に居場所が与えられなかったのは悲しい宿命というところでしょうか。それでも、刻一刻と姿を変える空のように、それは形を変えてどこかに顔を見せる。ゆく雲の流れは絶えずして、しかももとの空にあらず。蒼穹のキャンバスに描かれた、それはうた∽かたの絵。
総点は77点。とりわけ久弥直樹脚本(第4話と第11話)の凄さが際立った作品でした。
