2007年07月01日(日)

「おジャ魔女どれみ」第4話 みんな魔女なら怖くない(テレ朝チャンネル)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 37/40 平均 9.3)

 ついにどれみちゃんに「よぉーしガンバるぞー」がっ。

 一話以来録り溜めてたのを一気視聴。他作品の消化はまだ全然終わってないんですけど。まあ今の状態なら、なのはさんやコゼットさんより優先されるのは当然です(何)。
 どれみに続き、はづきちゃんとあいちゃんもおジャ魔女の仲間入り、そしてMAHO堂新装オープンと、そろそろ序章の終わりといったところでしょうか。しかし序章でも助走は不要、全力疾走。ホントよく動くしテンポ良いし、安心して観られる作品ですね。
 東映アニメらしい丁寧な美術も素晴らしいですが、何よりキャラクタの魅力。どれみちゃん@千葉千恵巳の愛すべき直情径行は佐藤監督作品の継がれし血脈。
 そして最強なにわっこ・あいちゃん@松岡由貴さん。あいちゃんといえばアイちゃん@水橋かおりさんを連想してしまっていたこんな私ですみません。初登場の第3話では思わずSOS団に入るのかと思ってしまってすみません。
 とかいいつつ実は、それより何よりはづきちゃんが好きで好きで仕方ないのですが。その性格がその声がそのメガネが。全国の少年少女に萌えという感情の原初の芽生えを抱かせる、それはめがねっこでした。

 ということで、来週からは「カレイドスター」も終わってしまうことですし、今度こそ未だに積んでる「ふしぎ星の☆ふたご姫」といっしょにセットでいただきましょう。人生に佐藤監督作品は不可欠なのですよ。

19:43 Permalink

2007年07月04日(水)

「鉄子の旅」第2旅 130円・一都六県大回り(ファミリー劇場)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 20/20 平均 10.0)

 列車の描写がどれくらい性格なのかよりも、こういう車掌や駅員がホントにいるのかというほうが気になるのですが。

 相変わらず観てるだけで大笑いできる作品なのですが、なんとなくやってみたら楽しそうな気がするのが恐ろしいところ。名古屋に近郊区間がなくて良かったです(よくないっ)。まあオレンジですから(などと言いつつ、私は在名民鉄よりは好きですよJR東海)。
 「家に帰るまでが遠足です」という有名な慣用句がありますが、それにならって言えば、目的地にたどり着くまで、そのすべての行程が鉄旅そのもの。そして往々にして過程そのものが自己目的化してしまう。ケーニヒスベルクの問題にも似て、純粋にして崇高なるそれは知的遊戯。

 ちなみに「豊岡真澄の鉄分サプリ」は本編外という認識なので、実写でも全然問題ないですよ。アガサ・クリスティー紀行みたいなもんです。

田中ロミオ「人類は衰退しました」(小学館ガガガ文庫)感想

田中ロミオ_人類は衰退しました

 ちっちゃなようせいさんセカイに訪れたそれは革命。

 著者は寡聞にしてまったく存じておりませんでしたが、タイトルと表紙に惹かれて購入。これはまた、何という新感覚ゴシックホラー小説。ひとりのおんなのこと、ちっちゃなようせいさんたちの心温まる交流。特異な文章感覚に心地良く揺られていると、物語はあらぬ着地点へきりもみ空中3回転。こんな妙な名前の文庫レーベルでも、思わぬ掘り出し物があるものです。

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古野まほろ「天帝のつかわせる御矢」(講談社ノベルス)感想

古野まほろ_天帝のつかわせる御矢

 この本がいつまでも読み続けられたらと思う、至高のそれは読書体験でした。

 はふぅ。素晴らしい。破格の第一作をよすがとして、さらなる高みへ、天帝へと近づく寄る辺なきそれは絶対本格ミステリ空間。そりゃ竹本健治も推薦するはずです。メフィスト賞が終に知り得たそれは喪われた時への鎮魂の書。環大東亜特別急行「あじあ」、この文体に酔いしれた14日間の旅でした。

「カレイドスター」全26話+「カレイドスター 新たなる翼」全25話(AT-X)総評

 心洗われる すごい カーテンフォール。

 まだ第52話(OVA)があるそうですが、とりあえず今回の放映はこれで終了。翼はゆめ、そしてそらへ。さらに今後は、そらのひかり三千世界をあまねく照らし、ロゼッタちゃんへ。そしてPowerPCからの移行を進めるのですよ(いい加減にしなさいっ)。私もそろそろ、アンナさんのように華麗なる飛翔を試みるべき時が来ているのかもしれません。
 まあキャラクタについて言えば語り尽くせないほど魅力的な役者たち。そしてそれが、最後にすべてひとつのステージへと収束していくのが実に実に素晴らしい。そしてここには、ステージに立つべき者と、それを観客席から見守る者が厳然かつ屹然と分けられているのが注目すべき点。もちろん、演者のいないステージから感動は得られないのと同様、観客の喝采なくしてカレイドステージは成り立たないわけで。レイラさんですら、その瞳からはフールの姿が消え、一人の観客として拍手を送る立場に。まあ、その想いはメイドさん@島涼香に受け継がれたわけですが。シャーロットとジュリーのその後も気になるっぽーい。
 戯言三昧も何なので、早々に総評。終わってみれば、これもまた実に佐藤順一純度100%アニメ。伏線という伏線を消化し、ライバルというライバルを善人に転化し、鬱展開という鬱展開を感動に昇華する。開始当初はあまりテンションが上がらなかったのですが、最後はきっちり期待以上に盛り上げてくれました。第三クールが辛い辛いと言われてたからかえって覚悟できたのか、個人的にはむしろ第二クールのほうが辛かったくらいで、あとは高値安定(総集編除く)。換言すれば、いつも素直になれないメイちゃんが好きだぁ。

評点グラフ: カレイドスター

 さてさてさて、これで今度こそ「ぐっどだよ!ぐぅーっど!」を楽しめそうです。

2007年07月05日(木)

「カレイドスター ぐっどだよ!ぐぅーっど!」(AT-X)感想

Aパート 評価: 9点[初見比: +1]
Bパート 評価: 8点[初見比: -1]
Cパート 評価: 9点[初見比: ±0]

 っていうか、OPだけで すごい 笑える……。やったねアンナさん。

 なるほどー、ちゃんと全編観てからだと、そこかしこに胸にこみ上げるものがあるわけですね。レイラさんとロゼッタちゃんとメイちゃんがいっしょにいるステージというのは本編時空上はありえない気もしますが、それは言うだけ野暮というものでしょう。そして必要ない人は徹底的に存在を消されているそれは争いのないステージ(違!)。マッコリーってのはメイドさんのことっぽいですが。
 ロゼッタちゃんのディアボロステージって実は本編ではあまり観られなかったような。それよりケンくんに対する扱いの酷さがどうにも。ケンくんは天然でそらにあしらわれるところが魅力なのに(酷いのは誰だ)。マリオンちゃんにマホの子の気配が見受けられるのも気になりつつ、やっぱりメイちゃんに殊勲賞・最優秀助演女優賞だぶるあわ〜ど・ぷりーず、ということで。ステージの中心で技の名前をさけぶ貴女が大好きでした。

2007年07月06日(金)

西尾維新「刀語」 第七話 悪刀・鐚 (講談社BOX)感想

西尾維新_刀語_7評価: 9点[前回比: -1](累計: 63/70 平均 9.0)

 とっ……とがめさん、素敵んぐー(はいそこ恥ずかしいちぇりお禁止)。

 刀語の第七巻。七花と七実の姉弟対決。すべてがナナになる。おっきな大仏とななみすぺしゃる。口絵で幼少時代のふたりがスイカ持ってるのは竹さんなりの遊び心だったりするのでしょうか。
 そろそろ、各巻につき刀一本、ひとりの対戦相手と相まみえるという、ありがちフォーマットから外れてきた感じです。いい意味で。それとも悪い意味で……とかいう戯言はこの場合必要ありません。鑢七花という、刀である宿命を背負った人間の、これは見事な成長物語。あるいは堕落物語。
 それにしても否定姫ですよ。仮想CVを導入したおかげか、とてつもなく魅力的なその口調。来月の直接対決が楽しみです。

「ななついろ★ドロップス」第1話 魔法はなにいろ?(CBC)感想

評価: 8点[前回比: -](累計: 8/10 平均 8.0)

 ちびキャラがいいのです。

 宇宙的傑作「Φなる・あぷろーち」で一世を風靡した山本天志監督の最新作。完璧に「ひぐらしのなく頃に解」とかぶってて、同じ時間に二本あるんだよ〜。でもどっちを先に観るかすごく迷うなんてことはなくて、当然こっちを先に観てみました……がしかし。山本監督としては意外なほどにふつー。うーむ。まあ、Bパートは早々に窓から降ってきたり(美少女じゃなくて変なぬいぐるみがですが)、ちびキャラ多めだったりでそれなりに面白かったですが。お約束の、説明台詞は面倒なんで飛ばしますね〜が出たのはいいものの、それ故に世界観が未知のままになってしまって、とらえどころのない初回という感じ。
 なんにせよ、キャラデザはもはや言うまでもなくめちゃめちゃ好みで、それはもお「はぴねす!」も軽く超えるくらい。だからこそ、お話自体も楽しませてくれることを期待したいところです。島田満シリーズ構成の手腕はよく判りませんが、ラストにライバルっぽい松岡由貴さんを出すあたり、ツボは外してなさそう。あと、つわぶきくんはユキちゃんになると後藤麻衣さんにレベルアップするというのもポイント高いです。すもももユキも。

2007年07月07日(土)

「ひぐらしのなく頃に解」第1話 サイカイ(東海テレビ)感想

評価: 8点[前回比: -](累計: 8/10 平均 8.0)

 変わらぬ梨花ちゃんとのサイカイ。ひぐらしのなく頃にStrikerSではなくて安心です。

 はふぅ。いきなり解説役と愚鈍な助手という悪い意味でのミステリフォーマットに則られて(あるいは乗っ取られて)危惧しましたが、器具と言えば釘(あるいは供儀)。「危」の字からク(苦)を除けば厄になる。厄醒し編、別なる宇宙へのそれは sa i ka i.

 「次回予告、番組詳細についてはHPへ」って、えぇ〜。次回予告くらい放映してくださいよ……と思って見に行くと、なんか大変なことになってました(セミっぽーい)。レナの日が終わったら梨花ちゃんのデスクトップピクチャください。

「CODE-E」第1話 転校生と告白のこと。(メ〜テレ)感想

評価: 9点[前回比: -](累計: 9/10 平均 9.0)

 めがねっこは正義。

 なんとなく「R.O.D」っぽいと思ってたけど、OPの字幕はふつーでした。謎プロローグとは裏腹に、少女・海老原千波美@橋本まいの転校初日を淡々とつづる本編。今期の新番は初回から謎を明かさないのが流行りなのでしょうか。そのうち1073号文書とか出てくるんでしょか。
 私もでんきのちからは大好きな人間なので、かんなぎくん同様海老原さんには興味があります。むしろキミのメガネに興味があるとか言ってしまいたくなります。電脳コイルの世界だったら大変でした。
 ちょい未来世界の描写も最近のアニメで頻出ですが、例によって現代の延長線上という感じで。2010年代なら全国津々浦々に電子マネーが普及していることでしょう。個人的にはPASMOたんが好きです。PCのUIがクラシックなのは逆にリアルかもしれません(ジニーエフェクトだけは妙にMacっぽいけど)。
 未来が舞台でも、人の心は変わらないのもお約束。見るからにいい人そうな小松菜さん@桃井はるこに、今後の大活躍が期待される九条さん@名塚佳織。古き良き学園ゆるゆるドタバタラブコメディを期待しています。

15:06 Permalink

「電脳コイル」第9話 あっちのミチコさん(NHK教育)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 86/90 平均 9.6)

 ウイスキーボンボンでよっぱらう先生がかわいいです。大人でもめがねっこは正義。

 例によって冴え渡る脚本に、もはや絶賛ペース。なんか「六番目の小夜子」みたいになってきましたが。ハラケンくんの怖すぎる怪談、現れるミチコさん、廊下の天井にぶつかって首曲がってるサッチーと、見どころ満載。っていうかイサコさん、「私と結合するのよ」って、どんな果たし愛ですか。

「瀬戸の花嫁」第九話 バトルランナー(AT-X)感想

評価: 10点[前回比: +2](累計: 86/90 平均 9.6)

 いいんちょさん、私はあなたの味方ですよ。めがねっこは正義(巡さんに社会のルール教えられます)。

 相変わらず神がかったテンション。ちびキャラも豊富だし、むしろこっちのほうがポストΦなるの座に近いのかもしれません(final に post など必要ない……!)。
 そんなこんなで三河海@小野大輔登場。えーと、えーと、名鉄三河海線?(あ、猿投駅なんてありますね……と思ったら山線側ですか、残念) いちおう言っとくと、名古屋弁(尾張弁)と三河弁とはまったく別物の方言です。っていうか名古屋弁ですらないんですけど。野川さくらさんは愛知県出身ですから、はじめから正しくあろうという努力を放棄してるのでしょうが。ギャグアニメなので、それで良いのです。同じく愛知県出身の岸尾大輔あらため岸尾だいすけのほうを呼ぶべきだったとかいうことも言いませんとも。

22:07 Permalink

2007年07月10日(火)

「鉄子の旅」第3旅 土合・湯檜曽…鉄子流デートコース(ファミリー劇場)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 30/30 平均 10.0)

 「でしょでしょ?」多いよ横見さん。越境でっしょでっしょ緑が青に変わる世界で。私のSuica あなたのICOCA どっちも使えない。

 レールクイーン候補・きなこちゃん@豊岡真澄登場。やっぱりホリプロアニメっぽーい。まあ別に気になりません。グリーン車に乗ったもんと思えばよろしい(意味不明)。
 それはともかく、傍から見ればどうでもいいことに頭を悩ます横見さんには共感をおぼえてしまいます。しかしキクチさん、モハやサハといった略称の意味が判るのは必ずしもムダなことではないと思いますが。211系(ロングシート車両)の場合、モハだと場所によってはかなり振動が激しいので、あらかじめ乗車位置を見計らってサハに乗るようにしてる私です。って、知識を役立てようとするなんてまだまだ修行が足りませんかそうですか。
 日本一の地底駅・土合。そして筒石駅。そんな場所に足を運ぶ鉄道ファンこそ、心にドリルを持つ人間。そんな彼ら彼女らを待って、今日も駅舎はそこにある。いよいよ感動巨編めいてきました。

2007年07月11日(水)

「DEATH NOTE」全37話 (中京テレビ)感想

 ミサミサの鎮魂歌よもう一度。もう、こなちゃんに歌ってもらうしか(台無し)。

 カーテンフォール。むぅ。最後の最後でちょっとしっくりこない締めになってしまいました。まあ、最終的にライトくんの思想を肯定するわけにはいかないのだとは思いますけど。ライトくんや魅上も、前回まであんなに威勢の良かったのに(いろんな意味で)と、残念な思いでいっぱいです。
 アニメ作品としての総評。一部非常にテンションの下がる展開やキャラ描写はありましたけど、それでも基本的に毎回楽しませてもらえました。ひとえにミサミサ@平野綾さんの天才的な演技と、ノートに名前を書くという行為に異常なまでのこだわりを見せる演出のたまものといっていいでしょう。総点は76点。

 評点グラフから導かれる結論は「やはりLがいないと、ぬるい」ということ?

評点グラフ : DEATH NOTE

22:51 Permalink

2007年07月12日(木)

「ぽてまよ」ぽて1 ぽてまよ/ぽて2 来襲!謎の生物!!(メ〜テレ)感想

ぽて1 評価: 6点[前回比: -](累計: 6/10 平均 6.0)
ぽて2 評価: 6点[前回比: ±0](累計: 12/20 平均 6.0)

 ここはやはりチョココロネに改変する蛮勇がほしかった(必要ない)。

 うぅむ、どうしたものか……。原作は「もえよん」に載ってた頃だけ既読。もえたんではないですよ(祝・AT-X 8月放映決定)。その前提知識と、この監督ということからして、まあこんなもんというか実にふつーというか。森山素直くんがいちばんかわいいというのも変わってませんね。オトコノコでもめがねっこは正義(どこの久米田だ)。そろそろ喜多村英梨さんもポスト川澄綾子といった感じでしょうか。
 しかし、そんな王道中道路線の中、ひとりだけ別次元のテンションを突っ走ってるのが春日乃ねね@釘宮理恵。どういうキャスティングですか。それとも私が未読の話で、これが活かされる展開が待ち受けてるのでしょうか……? それも期待材料にしつつ、とりあえず様子見。

 追記:ああ、やっぱり「ガムテ」ってテロップは未読者には必要ですな……。

22:36 Permalink

2007年07月13日(金)

「ななついろ★ドロップス」第2話 あじさい色の記憶(CBC)感想

評価: 9点[前回比: +1](累計: 17/20 平均 8.5)

 ちびキャラならぬ、ちび傘の登場には意表を突かれました。

 そんなちびキャラしか頭にない人間の裏をかく、よもやの展開。第2話にして宮崎なぎさを招いてのシリアス一直線。ユキちゃん……もとい、つわぶきくんを視点人物にしつつ、彼の周辺を描くよりまず先にすももちゃんと撫子ちゃんのことを描く。ちびキャラだけにミニマルな展開です(適当なことを言うな)。
 意外とマジメな話になるのかなと思いつつ、そう思わせてさらに仕掛けてくるのが山本監督。相変わらずキャラデザはかわいいし(毎回言う気か)、今後も目が離せません。

2007年07月14日(土)

「School Days」第一話 告白(AT-X)感想

評価: 10点[前回比: -](累計: 10/10 平均 10.0)

 発車間際のかけこみ告白は危険ですのでおやめください。

 「この青空に約束を」まだ観てないんですけど(AT-Xではまだ先月末はじまったばかり)、なんとなくこちらを先に。原作がいろんな意味で話題になったとかいう話を耳にしたもので。
 これはしかし、初回から飛ばしてますねぇ。美紀ちゃん風に言えば、「私の恋は超特急、海岸暴走ダイヤグラム、あなたの瞳に8カラット」みたいな。不穏な空気が漂ってます。最後には伊藤くんホームに突き落とされるのかと思いましたよ(そんなー)。なんか永澄さんみたいな幸薄そうな顔してるし(酷)。そして姫に助けてもらうのですね(ふがふがー)。
 通学線区であんなに空いた列車内というのが信じられないのですが、それはおいといて、言葉にしないと伝わらないこともきっとあるよ。その名の通りことのはさん。いかにもな舞台設定、出来過ぎな展開。そんな伊藤くんにとっての夢の扉を開いたのが西園寺世界さん@河原木志穂。なんかもう、かわいいなぁこの娘。髪も短いし、私が好きにならないはずがあろうか、いやない(反語表現)。普通なら眞子ちゃんになりそうなタイプなのに(まこちゃんは今回男のほうですが)、いきなり第一話から積極的に能動的。この先のうねりを予感させて期待大です。
 西尾維新系のネーミングセンスも暗示的で、陽気で陰鬱な救われないきみとぼく世界を見せてくれるのだとしたら、かなり注目の作品になりそうです。

00:37 Permalink

「ひぐらしのなく頃に解」第2(28)話 厄醒し編 其の壱 鬼ごっこ(東海テレビ)感想

評価: 10点[前回比: +2](累計: 228/280 平均 8.1)

 田村さんが珍しく男の子をやってらしたような。空耳ではないと思いますが。

 最初からリミッタ解除フルスロットル。くり返される失楽という匣の中、しかし何度観ても色あせることのない日常のとき。同じ舞台、同じ配役、少しずつ違う脚本に役者はデンキヒツジの夢を見るか。梨花ちゃんを除けば、この中でもっとも真相に近づいているのはカントクの言葉かもしれません。梨花ちゃんや沙都子ちゃんが、いつまでもこのままでいてくれればというそれは ne ga i.

2007年07月15日(日)

「すたチャンX」「双恋」第1話 双子塚のある街で/「フタコイ オルタナティブ」第1話 コロッケとヘリと地下ボクシングと私(AT-X)感想

双恋 評価: 7点[前回比: -](累計: 7/10 平均 7.0)
フタコイ 評価: 10点[前回比: -](累計: 10/10 平均 10.0)

 AT-Xオリジナル枠「すたチャンX」。先週までの「まなびストレート!」&「十兵衛ちゃん2」の堀江由衣アワーに引き続き、今回はふたこいあわー。サイコロは振らないほうが身のためのようです。次回は「ま!」と「ま!?」に違いない。

 本放送はともに視聴不可で、「フタコイ」だけDVDで全話視聴。あらためてセットでお召し上がりしてみると、まあ見事なまでに正反対の二卵性。人それぞれの好みというか、アニメというものに何を期待しているかの違いによって評価は変わるものだと思いますが……。
 最初から二人そろったふたごが次々に登場する、古き良きフォーマットを守った「双恋」。そーせーじがいいのですとばかりに「かわいい」を連発する主人公には頭が痛くなってくるのですが、そこにあるのはお約束的安心感。昔住んだ街の駅前に降り立って、目線は変われど建物が変わっていないという描写が何よりの証拠。建て増し・取り壊しといった変化・変貌からはとりあえず逃れている、そこは最後の楽園。(先の展開を知らずに書いているので、例によって超適当)
 対して、変わらないも何も、一話目から事務所ビルが崩壊している「フタコイ」。るるららは措いといて(しばらく本編に絡まないし)、ずっと別行動を強いられる白鐘沙羅・双樹のふたご。ふたご描写につきものな左右対称の構図も巧妙に回避しつつ、最後の最後で恋太郎を中心にしていっしょにフレーム・イン。ここに、最後まで続く「ふたりよりも、三人でいたい」というテーマが如実に示される。
 それにしても沙羅@水橋かおりさんはいつ聴いてもいいですね。みずはっしー最高。個人的には「双恋」で第1話から水橋さんを出さなかったことが何よりの失策。そのかわりに、たかはし智秋さんが気を吐いておられるのですが。

15:46 Permalink

「魔法少女リリカルなのはStrikerS」第14話 Mothers & Children(ファミリー劇場)感想

評価: 8点[前回比: -1](累計: 110/140 平均 7.9)

 なのはがママなら、フェイトはお父さん。……ごめんなさいごめんなさい。

 ヴィヴィオちゃん@水橋かおりって、この娘のことだったのですね。いや、ちょっと前にweb拍手でコメントいただいて、積み録中だったので何のことだか判らなかったのです。えぇ、言うまでもなく素晴らしい。第一期のユーノくんもかくやというばかりに、なのはさんになつく愛らしさ。これがユーノくん第二形態だったら第一級二次元犯罪者。いよいよ物語の始まりを告げる予兆。1クールだったらはじめから彼女視点で物語が始まっていたに違いありません。
 ……というのは冗談です半分の月が。いや実際、いままでのシリーズだったら彼女を視点にしてもおかしくないところ。そこに、今回のシリーズが過去二作と決定的に違う手法を採っているということが見てとれます。ようやく明かされた「機動六課」設立の真相。そこに示されるのは、とてつもなく大きな物語。これまでの話では、魔法(の、ようなもの)と出逢った少女が、自分の中の運命を、世界を変えていく話だったのに対して、今回はそのような少女たちが、自分以外の世界そのものを変えていけるのかという壮大なテーマに挑もうとしているように見えます。もちろん、それは非常に困難な道。なんか不穏な話になりそうな予感も感じさせますし。それでも、無理と決まったわけじゃない。予言がノストラダムス方式なのは、未来は本質的に不定のものだから。自分たちの力で切り拓いていける、そう信じて。ただ見守るのみです。そう今こそ言いましょう、アイキャッチこそ希望の星だと。

16:00 Permalink

「苺ましまろ オリジナルビデオアニメーション」 Vol.1 けしき。(ジェネオンエンタテインメント)感想

苺ましまろOVA_1評価: 10点[前回比: 実質±0]

 桃源郷が、ゆーとぴあがここにっ。

 AT-Xで放映されてしまう前に、DVDを観るとなったら観るっきゃない、ない、ない。このレベルなら買って損はないと思えますです。OPからアイキャッチまで、すべてTVシリーズの雰囲気をインヘリタンスして違和感のない出来。まあ、みんなせーらーふくはまだ早いですからね。OVA規制緩和でお姉ちゃんが高校生に戻ってたら面白かったかもしれませんが。っていうか、おじいさんはそろそろ deprecated でもいいんですけど……とか思いつつ、あまりのしつこさに吹き出しました。池端隆史、相変わらず本作の演出だけはやけにツボに入ります。
 キャラクタの魅力も当然変わってないのですが、作画的な面で目の描き方がかなり改善されててとてつもないかわいさ。若干頭身が上がった気がしなくもないのですが、たぶん気のせいでしょう。「成長しない。進化する」とは、原作単行本5巻のオビにあった箴言。

2007年07月17日(火)

「鉄子の旅」第4旅 南東北・横見スペシャル(ファミリー劇場)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 40/40 平均 10.0)

 駅弁は匣。列車も匣。まさに匣の中の失楽。

 これは本当にすごい……。今期のギャグアニメとしては「瀬戸の花嫁」に勝るとも劣らない一分の隙もない構成。ハイテンションは大半が横見さん@檜山のおかげのような気もしますが。しかしキクチさん@富坂晶もまた素晴らしい。
 今はもうないスイッチバック、奥羽本線峠駅。標準軌なればこその、在来線のホームを山形新幹線が通過するという光景。現代と過去、世俗と彼岸が交差するそれは事象の地平線。あるいは地平駅。

2007年07月19日(木)

「ドージンワーク」初版 はじめての×××(AT-X)感想

評価: 6点[前回比: -](累計: 6/10 平均 6.0)

 絶望した! 禁断の三次元の扉を開いた八谷監督に絶望した!(キャラにないことはやめれ)

 だから……アニメに実写は必要ないと何度言ったら判るのですか……。まだEDや次回予告を先にやってくれたら、ちょっと長めのドージンワーク紀行あるいはサイドストーリーという体で逃げられたものを。いかな、斎藤桃子さんとこやまきみこさんといえど……まあ悪い気はしませんね(士道不覚悟)。
 あー、えーとえーと、何? なんかでるーなんかでるー、ああ、同人誌が出るんですか。戯言はこれくらいにして本編。原作は1巻のみ既読(最近このパターン多いな……)。それだけの印象から言うのも何ですが、どうもアニメは原作とはだいぶ違う方向を目指してるような気がします。同人誌というものをテーマに、商業作品としてどういうものを見せてくれるのか、気力が続くかぎり追ってみたいところです。気力が続く保証はありませんが。

23:13 Permalink

「School Days」第二話 二人の距離(AT-X)感想

評価: 9点[前回比: -1](累計: 19/20 平均 9.5)

 こでらかつゆき絵コンテが天才的。

 全般的に頭悪くていいなぁ。相変わらず今回も世界さん最高なのですよ。諸々のイベントが、今後伏線として効いてくる日が楽しみです。
 それにしても、またこんな引き。元永監督といえば、もはや伝説となった「だいすきーだよー」ですが、本作でもやらかしてくれたりするんでしょうか。

23:59 Permalink

2007年07月21日(土)

「ななついろ★ドロップス」第3話 金いろ願い星(CBC)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 27/30 平均 9.0)

 「よぉーし」のあとには「ガンバるぞー」が来ますように。お願いお星様。桜の木に願うのは禁止です。

 ついに来ました、アスパラさん@松岡由貴さん。素晴らしい。最後はしっかりお約束(権力って便利でしょ〜)を果たしてくれて、もう言うことはありません。とくにこの、結城ノナ形態の実に見事なめがねっこなことといったら。やはりキャラデザが最高……っていうか、ちょっと介錯っぽいと思ってしまったのは秘密です。そういえば、各地でCCさくらっぽいと言われていて驚いてしまったのですが。むしろ鍵姫物語だろうと(何度も言いますが介錯作品でいちばん好き)。
 まあ、なんか似てるーなんか見えてるーというのはどうでもいい話で(あれ一個が違ってるんるー)。見えないのは他人の心。ライバル登場なの? でユキちゃんのお役に立てないと落ち込むすももちゃん。それを気遣うつわぶきくん。なんかもう、このへんの機微がたまらんのですよ。お互いに目線を合わせることもできず、それでも、手探りで進む道を見つけていこうとする。憶えたての願い星の折り紙のような、不器用でも力強いそれは願い。
 自分以外の誰かの力になれない悔しさがありました。自分以外の誰かのことを想うやさしさがありました。誰かのために自分をがんばってみようとする強さがありました。ドロップスのような、小さくても色とりどりの想いを乗せて、ここぞという場面でのちびキャラという嬉しいオマケをつけて、いよいよ良い感じになってきました。

2007年07月24日(火)

「鉄子の旅」第5旅 岩手県の自然を味わう旅(ファミリー劇場)感想

評価: 8点[前回比: -2](累計: 48/50 平均 9.6)

 カミムラさん、あんたはルルくんか。

 先日、横見さんの「JR全線全駅下車の旅」という本を見つけて(三省堂@JR名古屋高島屋でというのは何かの罠か)、通勤中に読んでるのですが。横見さんが駅しかない駅、なんてことない駅にこだわる理由がよく判りました。って、そういうふうに頭で理解を示してしまうと、作中人物としての横見浩彦という存在とのウロボロス的混濁を起こしてしまって、ギャグアニメとしての純度が下がってしまうのが玉に瑕、玉川駅は八戸線ではありますが。まあ、この乗り鉄は実在するーーということなら、それはそれで。

2007年07月26日(木)

「さよなら絶望先生」第1話 さよなら、絶望先生(キッズステーション)感想

評価: 9点[前回比: -](累計: 9/10 平均 9.0)

 絶望した! 黒板ネタの見づらいキッズステーションの画質に絶望した!(いーかげんにしなさいっ)

 新房新喜劇最新公演にして、久米田の野郎大先生原作。実はそこはかとなく未読。同僚に原作ファンだと言っていた人がいたような……。私は「かってに改蔵」のほうが好きですが。
 まあ、見事なまでに新房演出との相性抜群。一コマの中に羅列型にネタを詰め込むのが久米田式ギャグマンガ。それをアニメ的に最適化するとすれば、このスタッフをおいて他にはないというくらい。ここ数作の新房監督の傾向は、このための布石だったのかもしれません(でも一クール)。もう、EDで「はぴ☆まて」のカラオケでも流すくらいの勢いでやっちゃっちゃってください。あとは「ハヤテのごとく!」とのコラボも期待していいのでしょうか。だって、井上麻里奈が入ってるのは、もはやそのためとしか思えないのですが。

20:48 Permalink

「CODE-E」第4話 秘密とバカのこと。(メ〜テレ)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 37/40 平均 9.3)

 武蔵野市水道局とポスターのこと……って架空の組織ですか。むしろモデルは旧三鷹市水道部のようですが。

 ぷろーみねんす、ただし女子高生にドレスアップなど必要ない……! 制服がいいのです。名塚佳織嬢は最高ですなぁ。小松菜さん@モモーイの出番が少ないかわりに大活躍です。それをさらに引き立てる、ちなみちゃん@橋本まいのあたふたとめがねっこのこと。いや、これはもはや、どっちが主でどっちが従かという問題ではないのです。両者の出逢いによって、単体では得られないエネルギーを発するそれは化学反応。物質が燃えるように、人もまた萌える。かんなぎくんは触媒ということでりょーかーい。
 でんきのちから少なめで和む朝食シーンは、これまでのちなみちゃんが家族以外に秘密を打ち明けられる人がいなかったということの裏返し。そして、そんな日常が少しずつ変わり始めようとする。スパイとか出てきて、それこそ「R.O.D - THE TV-」なみにハードな展開になったら嫌だなぁと思いつつ、ジョーカーさんかと思ったらむしろフールだったようで一安心。理科系純愛ラブコメディ、この調子で突っ走ってください。

20:52 Permalink

「ドージンワーク」第2刷 はだかのお嬢様(AT-X)感想

評価: 8点[前回比: +2](累計: 14/20 平均 7.0)

 なんか、Bパートで加点したくなってきた……。

 まあ、15分アニメ+声優バラエティ番組という新機軸と思えば悪くないかも、かも、かもー。正直な話、斎藤桃子さんとこやまきみこさんの生み出すWボケ空間が想像以上に面白いので許せてしまえます。期待通りのことをやってくれる桃子さんが好きだぁ!
 えっとえっとー越美北線(全線復旧)。もとい本線。っていうか、とらのあな秋葉原店かよっ。まあ山手線E231系が出てきた時点で予想してしかるべきでしたが。原作ではパロディにしてたのにアニメではちゃんと提携してきましたか(まあ、この場合、原作のままのほうがいろいろと問題ありそうですし)。お話も八谷監督らしい、まじかるでぽか〜んな仕上がりに。個人的には、こういうノリはアニメ版「げんしけん」よりもよっぽど性に合います。しかし、15分アニメでこれだと、いつまでたっても話が進まないんじゃないかとは思いつつ、別に進まなくてもいいような気がしてくるのが恐ろしいところ。なじみが同人誌を完成させるのが先か、桃子さんとこやまさんが完成させるのが先か、なんて緊張感あふれる展開にはならなさそうです。そういえば、ようやくOPとEDの本当の意味に気がついて、ひとしきり笑ったりもしつつ。けっこう楽しめそうな気がしてきました。

22:05 Permalink

2007年07月28日(土)

「ななついろ★ドロップス」第4話 夏色のプールサイド(CBC)感想

評価: 9点[前回比: -1](累計: 36/40 平均 9.0)

 それでっ。結城さんのメガネはダテなんですかっ。そこんとこ重要ですよ奥さん!

 あ、名和監督ー。なんかもう、てれりこてれりこですよ。めがねっこ道としては悖るし、欲を言えば皆さんもう少し小さめでお願いしますというところですけど(何がだ)。もう、すももちゃんものなちゃんもかぁいいのですよ。その上でこんならぶらぶすとーりぃを繰り広げられたら、すももちゃんのレシピは幸せレシピに違いないと思うわけなのですよ(桜魔法禁止)。
 すももちゃんに続いて、アスパラさんの正体もあっさり見抜いてしまう撫子さん。アスパラさんのほうは正体がバレたらどうとかいうことはないのでしょうか? つわぶきくんも気をつけないといけませんね(実際、そういうオチになりそうな気も……)。それにしても、撫子さんはつわぶきくんと撫子さんのことをどう思ってるのか。つわぶきくんのほうの友人ともども、そろそろ周辺キャラの描写を期待したいところです。あくまでベタに、だだあま堅持で。ちびキャラも必須(注文多いな)。

「School Days」第三話 すれ違う想い(AT-X)感想

評価: 9点[前回比: ±0](累計: 28/30 平均 9.3)

 パンタグラフの多さは、ことのはさんの押しつぶされそうな心を象徴しているかのようだ……。

 「なまえをよんで」ネタで、ここまで不安を駆り立てられようとは。心ちゃんの「おにいちゃん♥」攻撃に Ba〜n Ba〜n というわけではないですよ。それはイノセントな笑顔。誠くんをパブリックエネミーナンバーワンに指定した方も多いのではないでしょうか(客観的に言うな)。
 ことのはさんも世界さんも、刹那ちゃんも、誰も彼も本当の想いを口にしないから、観てるこっちはドラマティックアイロニーがどんどん降り積もっていく。すごく緻密なシリーズ構成に思えてきました。怖いけど目が離せない。そろそろひぐらしのなき声が聞こえてきそうです。

10:01 Permalink

「らき☆すた」DVD Vol.2(角川エンタテインメント)感想

第3話 評価: 8点[前回比: -1](累計: 27/30 平均 9.0)
第4話 評価: 9点[前回比: +1](累計: 36/40 平均 9.0)

 皆様にご愛顧いただきました「らき☆すた」も、残念ながら今回を含めあと1回となりました。

 山本寛監督最終回だけに圧倒的なパワー。絶望した! みゆきさん好きな人はマニアックってこなちゃんに言われて絶望した! こなちゃんなら何でもいいのです。らき☆すたのすたは status のすた。ぼんぼんたんてー団。そりゃ富豪刑事ってことかい。原作がいいのです。宮部みゆきか北村薫を読みましょう。9月11日はツインテールの日。ツインテールという逸般用語が判ったら、かがみんも立派なこっち側です。泉かなたこなたって漫才コンビっぽいよ。

 まあ、コストパフォーマンスが悪くなってきたこともあり、いい区切りなのでこのへんで小休止。今のままだと、第二クールに入ったあたりで衝動的に見切ってしまいそうですし。もう少し大人になってからということで。大人になんてならなくていい? そうそうそのとーり。にゃーん。サブタイとアイキャッチのねこい物体が好きでした。

18:19 Permalink

「BACCANO!」第1話 副社長は自身が主役である可能性について語らない(WOWOW)感想

評価: 8点[前回比: -](累計: 8/10 平均 8.0)

 さすがブレインズ・ベース、「CODE-E」よりOPが「R.O.D」っぽい。

 あまり事前知識もなくスルーしようと思ってたけど、なんとなく観てみたらなんじゃこりゃ。若本規夫・斎藤千和コンビによるバッカーノの基礎論って、不意打ちにも程があります。CMで今さら「吉永さんちのガーゴイル」を流すのも狙ってるでしょう。ふと、このコンビで「ドグラ・マグラ」でもアニメ化したら面白いんじゃないかと思ってしまいました。若林博士@若本規夫! 「ブウウーン……」もアフレコで。
 この調子で一話終わってもらっても一向に構わなかったのですが、BパートはふつーにWOWOW深夜アニメ、いい意味で。第1話でこの手の趣向をやられると、次回以降どういうノリで進むのか測りかねるところがあるのが困ったところ。こういうときに「とりあえず様子見」と言ってしまうのは、とりあえずビールに次ぐ人類の悪癖だと思わなくもないのですが、対案もないのでとりあえず様子見。

18:33 Permalink

「電脳コイル」第12話 ダイチ、発毛ス(NHK教育)感想

評価: 10点[前回比: +1](累計: 114/120 平均 9.5)

 西暦2007年、アニメの歴史にまた新たな一ページが。

 なんなんだこのアニメ……。こちらの想像を絶する展開はここのとこ毎回ですが、今回はさらにその数段上を行く飛びっぷり。思わず筒井康隆を連想する、もはや文学の域に達しているようにも思えてきました。
 例によって京子ちゃんになつかれてるダイチくんですが、ここで「おにいちゃん」攻撃なんて生やさしいことにはならないのがNHKアニメの矜持。「School Days」もびっくりの展開にみんな揃ってイノセントブルー。話題騒然のサブタイトルが鮮やかなミスディレクションとなって、最後は今後の展開への伏線もはらみつつ寓話オチ。えいえんはきっとあるよ。

2007年07月29日(日)

「絶対少年」全26話(NHK BS2)総評

 マッキーのその後が気にかかります。

 10話連続視聴で一気消化。つ、疲れた(笑)。むしろ(マテリアルフェアリーに)憑かれた、あるいは(世界観に)浸かれたというべきでしょうが。相変わらず望月智充監督のマニアックな構図は微妙に苦手だったんですけど、だんだんどうでもよくなったというか。理絵子ちゃん、いいよね。髪型もかわいいし。
 ……えーと。総じてキャラクタは田菜編より横浜編のほうが好感度高く観られました。まあ美玖ちゃん@斎藤千和さえいれば百人力という説に賛成するのはやぶさかではないのですが。ほぼ歩くん一人に焦点が絞られてた田菜編から、少年少女それぞれに役割が分散されて、テーマは同じでもより意図がはっきりしてきたというか。とくに冒頭でも書いたけど、マッキーの活躍は涙なしには観られませんでした。電話かけまくってみんなから無視されてたり、この短い期間に二回もふられてたり、最後は成長したなぁと思いきや、けっきょく理絵子ちゃんなのかマッキー! とか。オトコノコでも愛すべき子です。キミこそ絶対少年の真の主役。
 というのは半分本気なのですが。つまるところ、「絶対少年」とは何だったのか。「人間」とは人の間にあるものであり、「子供」もまた、人と共にあるもの。しかるに少年とは他人とのつながりを持とうとしない、持たなくても平気だと思いたがる存在。ひたすら携帯端末が鳴っていたお話だという印象があるのですが、目の前にいる人間より、どこか他の場所にいる人とつながりたがる彼ら。それでいて、それは自分が必要なときだけ。土岐宮のおばあちゃんが言ってたとおり、ひとりぼっちの集合体。常に自分が尺度だから、「絶対少年」だとか……。でも、歩くんの言うように、「真実はひとつではない」のだから、それぞれが自分だけの何かを信じていくことは、必ずしも否定されるものでもないのかなぁとも思います。
 かように、正しく言葉に出来ないあやふやなもの、須河原さん的ジレンマ。でも、そんなふうに自分と世界との折り合いをつけながら、ポジティブでもネガティブでもなく、少しずつ変わっていく、足を進めていくものなのかもしれません。これもまた、私自身が見たいと思っているものを観たに過ぎないのでしょうが、この物語に込められたなにがしかの想いは伝わったと思いたいです。
 総点は88点。ちなみに次回予告は評価に含まれません。

評点グラフ: 絶対少年

17:57 Permalink

「フィギュア17 つばさ&ヒカル」全13話 (AT-X)総評

 釘宮の子より萩原くんのほうがツンデレでした。

 こちらも何とか最後まで追えました。「ハヤテのごとく!」が長期放映休止の中、これとコゼットさんの積み録を崩す日曜というのが辛くてならなかったのですが。まあ最後は予想通りというか、収まるところに収まったので良しとしましょうか。やはりWウィッシュは完全なハッピーエンドは難しいのですね……。
 まあ戦闘パートのことは魅上輝なみに頭から削除削除削除して。謎の枯れ木現象を追う新聞記者さんが何のために出てきたのか最後まで判りませんでしたが。須河原晶(濁りません)に弟子入りして一から自分を見つめ直しましょう。
 北海道の自然を舞台にした、存在感・小学生の丁寧な描写こそが本作の最大の評価点。一時間枠だからこその微に入り細をうがつ描写には、もうごめんなさい許してくださいと言いたくなったりもしましたが。あぁ、それにしても相沢くん。つばさちゃんやヒカルちゃんに「ボクの竿使ってよ」とか「フランクフルト好き?」とか言い出したときには全力でツッコんでやろうと思ったのですが、まさかあんなことになるとは。あのエピソードも、つばさちゃんがヒカルちゃんという存在を喪うという過程に向けた通過儀礼(イニシエーション)。途中からシリーズ構成の意図が見えてしまって、巧い構成だと思いつつも酷な話だなぁという想いばかりが先立ってしまいました。
 総点は71点。

評点グラフ: フィギュア17