ハードカバーでゲームブックって、通勤列車で読む身としては腕に優しくない本だこと。
考えてみれば、この作家ほどこのジャンルに合いそうな人はいないかもしれません。ミステリでゲームブックといえばすぐ思い出すのが岡嶋二人の「ツァラトゥストラの翼」(あれ、けっきょく私最後まで行けたんだっけ……)。それに比べれば、こちらは最後までたどり着くのはそう難しくない。それでも、すべてが終わったあとに気づかされる仕掛けの妙。読了後に思わず前のページを確かめたくなるのが良いミステリだと個人的には思ってますが、ゲームブックで前のページを読み返すなんてのは至難の業。どうせいっちゅうねん。清涼院流水ってこんなに本格だったっけ、とちょっと驚き。
2007年06月01日 23:34 [本]