評価: 10点[前回比: ±0](累計: 229/240 平均 9.5)
めがねっこ川澄舞とともに、奇跡が今ここに。
素晴らしい。途中までは割と普通に観てたのですが、病室に舞が現れたあたりから、涙があふれて止まらなくなりました(花粉症の季節ですね)。
last regrets. 最後の後悔。続く後悔。祐一くんの心の航海。あるいは、定冠詞がつかない故に、これは特定の人の経験をさすものではないともとれます。集合的無意識なんてものをここで引き合いに出す気はありませんが、「祐一くん」は視聴者のひとりひとりであり、私自身であって。
隠蔽された記憶、美化された思い出。どこまでも澄んで美しい世界、沸き起こる奇跡。それが、自分の弱さによって生み出されたものならば、果たしてそれは否定されるべきものなのか? 少なくとも私には、この作品は徹底した赦しの物語なのではないかと感じられました。
総評。原作ゲームは知らないので、その観点からの評価はさておいて。東映アニメーション版は決して嫌いではなく、むしろ個人的にこの手の深夜アニメを見始めた時期の作品としてはかなりの水準だったと思います。しかし、さすがに比べるのには相手が悪すぎる(もとい、良すぎる)というところでしょう。もちろん、それで先にあらかたの作品の構造が判っていたことも理解の一助になったということで、その功績は決して忘却すべきではないとも言えますが……。ともあれ京アニKanon。二クール(-2)という時のなか、くり返される旋律。すべてのキャラクタを遺憾なく描ききり、さらに個々が全体へと昇華し、組み上がった全体図には旋律ならぬ戦慄を憶えます。京都アニメーション万歳。
総点。昨年から導入した、「DVDを一巻でも買わなければ95点は超えない」という自分ルールを破ります。いや、それこそ買いたい勢いなんですけどね。むしろBlu-rayで出たら思わず買ってしまいそうな。たいやきを食べるあゆあゆや、たこさんウインナを食べる川澄舞がHDで観られるのならっ……(観れないって)。97点。

そして終了直後、「CLANNAD」のTVアニメ化も発表。当然BS-iでしょう、期待してます。「らき☆すた」(原作既読)のほうは、また「涼宮ハルヒの憂鬱」と同じ状況で観れないっぽいのが残念。DVDで追いますか(既定事項!?)。あ、「怪物王女」はなんとなくチェック。皆口さんも出ますし。
2007年03月16日 23:54 [◎ Kanon]