評価: 9点[前回比: ±0](累計: 189/200 平均 9.5)
あゆあゆの入浴シーンに合わせてわざわざタイミングを遅らせる、字幕テロップ妙技が久々に炸裂と思ったら。
きっと、「恥ずかしい台詞禁止!」とツッコんでもらいたかったであろう祐一くん。しかし君が恥ずかしい台詞を言うたび、ひとつの奇跡が終わりを告げるのですよ。眠り姫の名雪ちゃんが覚醒したのもひとつのサイン、とうとうあゆあゆの最後の夢の扉が開かれる。
この物語が、誰かの夢の中の世界なのではないかという問題提起は、東映版や(おそらく)ゲーム版を既知なら必然のものでしょうが、ここで、その夢の主は名雪ちゃんなのではという可能性が浮上してきましたよ。見果てぬ夢の中にいる名雪ちゃん。祐一くんと愉快な仲間たちの饗宴を、静かに見守る。そうであれば、むしろ自分がヒロインになろうとするのではって? いやいや、けっして夢見の本人の意図通りにはならないのが夢の世界なのですよ。黒音符が出るかピンク音符が出るかは当たるも八卦当たらぬも八卦。それでも、いつかは祐一くんが自分に振り向いてくれることを願って、幾度となく他人のハッピーエンドとバッドエンドをプレイし続けているのかもしれません。そう、ざっと15498回くらい。