2007年02月03日(土)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第5話 涼宮ハルヒの憂鬱V(角川エンタテインメント)感想

涼宮ハルヒの憂鬱_3評価: 9点[前回比: ±0](累計: 55/60 平均 9.2)

 背景を眺めてるだけでこんなに面白いアニメは初めてです。

 涼宮ハルヒの憂鬱と、魔物を討つもの古泉一樹。小学生の頃の涼宮ハルヒは、かわいいというよりは美少女という、私がふだん使わない語彙でもって形容したくなります。平野綾さんのモノローグでの心情吐露も相変わらず素晴らしい。こういう処理をするなら回想シーンは必要ないですね。小学生な涼宮ハルヒ@平野綾さんのお声も聴いてみたかった気もしますが。まあ、「うさぎさんだぁ〜」とは言わんでしょうけど。
 ということでピンクの光に包まれた瞬間、自らのすべての使命を理解した古泉くん(違!)。このふたりの独白を一話の中に対置することで、この作品の核ともいうべきところがはっきり現れた感じですね。あれだけ饒舌だったキョンくんが、今回に限っては相槌を打つことにすら躊躇してしまう。それは、第1話の冒頭の独白通り、彼自身も涼宮ハルヒと同じ想いを抱いていたから。古泉のような異能力を、自分も持っていたかったという幼い夢想と、現実はそんなものではないという理性のせめぎ合い。神のいない世界で、不思議など何一つない世界で、夢物語を紡ぐための舞台装置。それが涼宮ハルヒと、その愉快な仲間たち。こうして映像で見ると、実にまあ見事なジュブナイルです。それこそ、十代の頃に出逢っていたら人生が変わっていたかもしれないと思うくらい。今回も京アニパワーに乾杯。

2007年02月03日 19:27 [涼宮ハルヒの憂鬱]