評価: 10点[前回比: ±0](累計: 203/230 平均 8.8)
iEPGに入ってた番組説明、「【今週のみどころ】ガラスの靴を履いたりんごがクルクルと回る!」って、誰だこれ書いた奴(笑)。
といいつつ、その「かたっぽのくつ」が、「ふたつでひとつ」というところにつながっていく脚本には舌を巻きました(そりゃもお、クルクルと)。ガラスのくつといえば、これまた「シンデレラ」を想起させますが、見事な新解釈です。私も気づきませんでしたよ、ガラスのくつは素足のままではくと、なんか妙にかわいいということに(新解釈にもほどがある)。
草太くんをめぐるりんごちゃんと白雪姫のさや当て、さらにおにいさまをお慕い申しておりますグレーテルといった描写が、実に物語の根幹に関わるものだったことに、あらためて感嘆します。同じように人を愛する心を持っていた幼い灰かぶりの少女。そんな純粋な気持ちが、二つの世界の壁に砕かれる。
たしかに、所変われば品川駅のお土産屋さんではSuicaが使えるけど名古屋のTOICAは電子マネーやる気なしと言いまして、エルデとファンダヴェーレでは多くの違いがある。ファンダヴェーレではしゃべる魚も当たり前、もちろん大根だってしゃべるでしょうし、それを食べるのも当たり前(それはまた違う世界だ)。でも、そんな当たり前が別の世界に行くと当たり前じゃない、それに直面したとき、どう受け止めるかというのもやはり人それぞれなのでしょうね。すべてを受け入れられる草太くんという人格もやはり、希有な存在。