2006年09月23日(土)

「ハチミツとクローバーII」全12話(東海テレビ)総評

 私も、最後まで見続けて良かったと、心から思います。

 紆余曲折を経ての最終回。竹本くん役の神谷浩史さんは交通事故にあってしまわれるし、作中でもはぐちゃんが大変なことになってしまうし、途中はもうひたすら辛かったのですが。それを乗り切って、最後はこの上なく素晴らしい終わり方を見せてくれました。DVD版では正キャストということになるのか判りませんが、第一期のはじまりとの平仄という点ではやはり残念な気もしつつ、示されたテーマ的にはむしろ声が違うことにも意義を見いだせなくもなかったり。まあ、野島健児さんもたった一話でよくぞ、という演技を聞かせてくださいましたし。やはり声優は偉大なり。
 大学という場所の中、時が止まったように回り続けた彼ら・彼女ら。それで終わっていた第一期から、さらに続けようとするなら、やはりその閉塞からの突破を目指さなければならない。それには相応の負荷が当然かかるわけであって、先に言ったとおり見るのが辛い話もあったりしたわけですが。それでも、その先に見えた光。誰もが負っていた荷を、ようやく下ろそうとすることができはじめた。それでも、過ごした時間は消えない。過去の束縛と未来というテーマを、はからずもこの作品でここまで見事に描ききってくれるとは思いませんでした。
 総点は79点。評点グラフを見るとすごいことになってますが。終わりがすごく良かったので、途中の谷はあるべくしてあったのだと、今なら思えます。第一話の総集編はやっぱりどうかと思うけど。

hachikuro2

 ノイタミナ次作は「働きマン」ですが……。う〜む、安野モヨコ絵っていまいち好きじゃないんですよね。また庵野さんがOP作るということでもない限りパスで。

投稿者plateau: 2006年09月23日 14:08