2006年08月19日(土)

「R.O.D -THE TV-」全26話(AT-X)総評

 さんしまいー、さいこー!

 無事、最終話まで視聴完了。良かったです。20話までで打ち切られたことを想像してみると大変なことになりますが、最後はちゃんとこれ以上ないハッピーエンドで満足。「THE TV」の名に恥じない映像的な見せ場満載の壮大なストーリィ。倉田英之を見直しましたですよ。原作は未読なんですけど、おそらく小説は小説、アニメはアニメでメディアの特性をしっかり理解した書き分けが出来る方なんじゃないかと思います。いずれ小説も、そしてOVA版にも触れたいところ。
 特筆すべきは、やはり声優の存在感ですね。菫川ねねね@雪野五月の演技巧者ぶりは言うに及ばず、読子・リードマン@三浦理恵子も、まさかこういう声質の方だとは思ってもみませんでした。そして、なんといってもアニタ・キング@斎藤千和ですよ。いつ聴いてもこの人の演技は……否、もはや演技とかいうレベルじゃありませんね。一冊の本が、人の心に深く染み入る、心を揺さぶるだけの力を宿しているのだとしたら、声優という存在もまた然り。この作品は一面ではアニタの物語であると言っても過言ではないと思いますが、その価値をこのうえないまでに高めてくれました。
 そんな感じでなだれ込むエピローグ、妄想中学の復活に感涙です。あぁまったく、「かみちゅ!」より先にこっちを観るべきだったかもしれません。ここからさらに純度を高めて培養したのがあの作品だと流れをはっきり理解できました。しかしまあ、向こうでは肝心の中学生な斎藤千和や田村ゆかりは観られないんですよね……(ん? 一人多いぞ?)。
 本好きの一人として、秋葉原なんかより神保町のほうがはるかに落ち着く空気を感じた者として、このような素晴らしい作品に出逢えたことを嬉しく思います。91点。

 評点グラフ。後半、続き物になってしまうと各話単体での評価はしづらくなってしまいましたが、終始安定した水準を保っていたと思います。

評点グラフ - R.O.D -THE TV-

投稿者plateau: 2006年08月19日 16:09 [R.O.D -THE TV-]