2006年03月17日(金)

「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」第10話 小さな嵐(AT-X)感想

評価: 10点[前回比: ±0](累計: 30/30 平均 10.0)

 ええ、ええ、だだあまなのは承知してますよ。でもだって、これで評価下げられるわけないでしょうに! とまり@田村ゆかり一世一代の決断にもうめろめろですよあたしゃ。

 やっぱり、途中からしか観れなかったのが非常に悔しい、もったいない。ホントはちゃんとキャラの性格を把握してからでないと、各シーンの意味も正確に読み取れない可能性がありますからね。この状態では、D.C.S.S.に続いてまた堀江由衣キャラは辛い役どころだなーとかしょうもないことしか言えません(最初から観てたところで言うことは変わらない気がするぞ)。あ、明日太くんは蚊帳の外ということだけは判りました。
 とまりちゃんが他の部員たちから言われてた魅惑の言葉、「お約束」。言うまでもなく私の大好物であり、そもそも田村ゆかりが出てる時点でお約束を期待しないわけにはいかないんですが、思った通り来ましたよ勘違いシーン。と思ったらそれだけでは終わらない。後にもう一度配役を変えてくり返されるシーンで、その意味が反転されることに。さすが花田十輝、やはりこの人の脚本は油断ならない(原作由来エピソードだったらご容赦)。
 舞台は小さな駅のプラットホーム。通過する電車によって巻き起こされた小さな嵐が、三人の心をかき乱す。どうでもいいけど、駅員さんの「電車が通過する」ってセリフを聞いたときは、てっきり誰かが轢かれるのかという恐ろしい展開を予想してしまいましたよ(それじゃ「小さな嵐」どころじゃすまないって)。
 一度目の勘違いは、そのシーンだけをとってみればたしかにとまりの早とちりなのですが、そこから汲み取ったやす菜の心情自体は結果的に当たらずとも遠からずというのが、恐ろしいというか切ないところ。はずむに近づきたいと思いながらも、「なまえをよんで=友達に、なりたいんだ」というとまりの気持ち(違うけど違わない)に、心の扉を閉ざすやす菜。そして同様に、ふたりの仲を邪推しながらも、自分の感情を押し殺して、何食わぬ顔でふたりの前に現れるとまり。そんなふたりの思いやり(というか遠慮)によって逆に、第二の勘違いへのレールが敷かれることに。ああ、切ない。
 しかしこの展開、普通ならはずむくんに対し鈍感すぎるとか、あるいはうらやましいとか思ってしまうところですが、どうなんでしょうこれ。先に言ったとおり物語の前半を知らないんで確定的なことは言えませんけど、はずむくんが元・男の子の現・女の子という立場にいることで、この手の物語で避けがたい男主人公への反感を最小限に押さえ込んでいることに成功している気がします。しかも、今回の話に限っては、はずむくんが女の子になっているという事実は展開にそれほど影響してないんですよね。この期に及んで「はずむは今女の子だから」という方向に逃げないのは賞賛に値します。その上で、じゃあ男に戻ったらどうなるか、というのが次の(あるいは締めの)段階に来ることになるなら、かなり面白い話になりそうです。

 ところで、はずむくんがとまりの髪型を「ツインテール」じゃなくて「おさげ」って表現してて安堵(参考:ツインテール - Wikipedia)。

投稿者plateau: 2006年03月17日 19:42 [かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜]